SOULTRAIN

「SOULTRAIN」 n. 名詞 : 魂列車

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by pilot-fish since 2005.09.13.

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2007.04.08 Sun
 Def Jam移籍後初となるアルバムをリリース。Fabolousの「From Nothin To Somethin」。



 ミックステープで大活躍をしていたDJ Clueが、01年に自ら創設したDesert Stormレーベルの第一号としてプロデュースして世に送り出されたFabolous。ダンストラック満載の1st「Ghetto Fabolous」が大ヒットを遂げて、一躍NYラップの旗手としてThug像を明確に打ち出し、最前線を走ってきました。
 Def Jamに移籍が報じられ、その後、06年10月にNYで発砲事件が起こり自らも怪我を負ってアルバム発売延期。2月に出る予定でしたが、さらに延びて、現在は6月12日発売の方向でフィックスしてる模様。期待が高いだけに、気になりますね。
 NYラップとしても元より、イーストコーストなギャングスターの要素を兼ね備えるFabolous。今回のアルバムでは、プロデューサーにScott Storch、Timbaland、Just Blaze、Neptunes、Trackmasters、Kanye Westなどが参加。さらには客演にJay-Z、Nas、Ashanti、Twista、Young Jeezy、The Game、Cassidy、Jadakiss、Ne-Yoらが参加。イーストコースト色も強くしています。
 昨年06年にリリースされたDJ Clueの「Professional Part 3」では、「Like This」と言う曲で緩いラップをして注目を集めていましたが、今回のアルバムもかなり期待できそうです。

 リードシングル、「Make Me Better」。
 まだ正式リードシングルがはっきりとしないのですが、当初の段階ではこの曲が1stシングルと報じられていました。
 Timbalandプロデュースによる、Ne-Yoが客演で参加した1曲。Def Jamに移籍したので、Ne-Yoとはレーベルメイトです。
 これが凄い味のある名曲。イントロからバックのグルーヴの大きいストリングスをサンプリングしたようなキーボード(?)が美しく、Ne-Yoの歌うフックもキャッチー。それらとは対照的に入るThugっぽい掛け声が印象的です。コード進行が「Sexy Love」「Because of You」と同じなので、曲はNe-Yoが書いたかと思われるのですが、それをTimbalandがこんな風に味付けできるのが新鮮です。Timbalandっぽくないサウンドがいささか残念に思える部分もありますが…。
 フックの「You Make Me Better~♪」のフレーズは合唱必至で、全体としてHip-HopだれどPopなイメージがあります。直球なドラムの刻みや懲りすぎないバックトラックなど、シンプルだけれど安心して聞ける1曲。
 また、続くシングルと報じられるYoung Jeezyをフューチャーした「Diamonds」では、ギミックを多用し、サグ感溢れる仕上がり。壊れたシンセのようなバックトラックと、Snapsのリディムに男臭い掛け声。そしてHip-Hopでは珍しくパルスを崩したフィルインの仕方など、とても面白い構成です。一昨年ぐらいに流行ったSwizz系のサイレンもインパクトがありますね。Fabolousのラップもリズムに踊らされることなく中央に鎮座していて、聞き応えがあります。
 他にも、Swizz Beatsの手による「Return of the Hustle」ではカンフー映画のようなイントロで幕を開け、ホーン使いが印象的。キーのあっていないようなストリングスが面白い。また、曲の中盤で大胆にBeyonceの「Irreplaceable」のメロディーを使い、Beyonceだと爽やかなあの曲もFabolousが対照的に男臭く歌っています。いささかそんなギミックの印象が強いですが、フックでは相変らずイーストコーストを感じさせるギャングっぽいノリが心地良く、緩いベースなのに勢いのある仕上がりになっています。アルバムが楽しみです。

 メインストリートなNYのサウンドを忠実に表現し、今回もアルバムの発売が楽しみです。
 発砲事件など様々なことがありましたが、今度こそ延期にならずに発売されますように。


Fabolous オフィシャルサイト

Fabolous feat. Ne-Yo 「Make Me Better」


Fabolous feat. Young Jeezy 「Diamonds」


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2007.03.04 Sun
 03年にフィンランドで空前の音楽現象を巻き起こしたDon Johnson Big Bandがついに日本にも上陸。Don Johnson Big Bandの「Don Johnson Big Band -日本上陸盤-」。



 今までにないスタイルで今までにないカッコいい音楽を作るDon Johnson Big Band(以下DJBB)。フィンランドで空前のヒットを飛ばした彼らですが、今夏のサマソニ出演もほぼ決まって、どうやら日本にも飛び火しそうな勢いです。これは今から超オススメのバンド。
 さて、バンドとは書いているものの、曲を聞けば一発、MCのいるHip-Hopバンドとでも言うべきグループ。さらに、バンド名に"Big Band"と入っている通り、Jazzの要素がありつつも、サンプリングを使う手法やエレクトロニック・ミュージックを取り入れたスタイルは、今までにない革新的なスタイルです。スタイルの基本は、生演奏とサンプリングにHip-Hopを乗せる、と言うものですが、そのサウンドにJazzが根ざしていたり、とにかく聞いていて飽きることを知らない素敵なバンドです。様々なことを取り入れていてもオリジナリティーあるサウンドとしてまとまっていて、ノー・バウンダリィーズな親しみやすいテイスト。敢えて言うなら、これも一種の"ミクスチャー"バンド。
 そのDJBBは高校時代の友人のLindgren(ヴォーカル/MC)、Saarilahti(ギター/ベース/ドラム)、Laiho(キーボード)に、Mikkonen(テナーサックス/フルート)が加わって結成された、なかなか多彩なパートメンバーによる4人組。ちなみにバンド名は、「Miami Vice」シリーズで有名な俳優Don Johnsonが由来だとか。
 サンプリングを使用することで4人組でもBig Bandを成立させていて、そのサウンドは、英語によるHip-Hop楽曲などフィンランドのチャートには全く影響しないはずが、01年の自主制作アルバムはゴールドディスクに迫る売り上げ。03年のメジャーデビュー作の「Breaking Daylight」は見事1位を獲得し、ついにプラチナアルバムを獲得……と、フィンランドのミュージックシーンを覆す大成功となりました。
 そんな彼らが、満を期しての日本デビュー。世界に通用するサウンドだけに、これから日本で火がつくことも間違いなしと思えます。また、国内盤は日本独自編集となっていて、フィンランドで発売された2枚のアルバムを1枚にまとめているのでさらにお得。
 要チェックの、ハイ・クオリティーなアーティストです!

 シングル「One MC, One Delay」。(1stアルバムからのシングル)
 ドラムのリズムから入り、ピアノの軽快な刻み。そしてブレイクして、ホーン隊が総動員。これだけの音を4人で作り上げてしまうことに、頭からブッ飛ばされます。慥かにJAZZサウンドをベースにしているんだけれど、フックはHip-Hop炸裂でスクラッチが入るほど! これにはHip-Hopファンならずとも、一同が驚かされるつくりかと。
 何より、とにかくノリが良くてカッコイイ! シンプルなのに、フックが耳にこびりついて離れません。個人的には、この遊びっぷり、ノリの良さにはBeestiesを思い出してしまいました。
 普段Hip-Hopを聞かない人にこそ聞いてもらいたい、1曲。これだけで、DJBBの凄さが窺えます。
 シングル「Road」。(2ndアルバムからのシングル)
 こらちは一転して、哀愁感の漂うクールなトラック。雰囲気としては、Gnarls Barkleyの「Crazy」に似ているかもしれません。
 シンセドラムとピアノのシンプルな刻みから入るのですが、フックのフレーズがとてもお洒落。また技巧的にホーンも取り入れていて、曲がぐっと締まっています。
 これは生で聞いたらかなりヤバいかもしれません。ちなみにアルバムやギグにはサポートメンバーとしてさらに4人が常時参加しているので、さらに凄いみたいです。
 アルバム全体としても、技巧的で多岐に渡るサウンドがお洒落で秀逸な1枚に仕上がっています。
 "オモチャ箱をひっくり返したような"サンプリングサウンドがお洒落な「Salt Water」、そんなHip-Hopな曲があるかと思いきや、哀愁漂うサックスにやられてしまう「Northbound」、緩いノリとエキゾチックなテイストが見事にマッチした「Cocoa Cacao」、そして自らのバンド名を関したお洒落なJAZZの「Don Johnson Big Band」などなど、どれも秀逸な曲ばかり。今までにないサウンドだけに、飽きずにアルバム最後まで聞けてしまいます。
 これは本当に色んな意味で凄いアルバムで、早くも07年個人的ベストアルバム候補。お洒落でありつつも遊び心を忘れず、それでいてサウンドとしてしっかり作り上げられたJDBBには感服です。

 日本で本当にいままさに"火がつく寸前"のJDBB。
 一度聞くと病み付きになる中毒必至のオススメのアルバムです。
 是非是非試聴してみてください。
 また、DJBBのプロモーションを行っているSTREET TEAMさんへもどうぞ。


Don Johnson Big Band オフィシャルサイト

▽ Video 「One MC, One Delay」をフル試聴する(WMP)。

▽ Video 「Live At Tavastia Club 2004 (Web Edit)」を試聴する(WMP)。

▽ Video 「Road」をフル試聴する(YouTube)。

▽ Audio 「Penguin」他アルバム収録曲を試聴する(WMP)。

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2007.03.01 Thu
 「諦めない美学」の美しさ。Steph Pocketsの3rdアルバム、「Can't Give Up」。

steph2.jpg


 久々に大ヒット。"ジャケ買い"に近い衝動で買ってしまいました。(dragonさんのペイントからしてこのアルバム、ヤバいですよね)
 普段、HMVとかタワレコを回っていて、R&Bを衝動買いすることあっても、Hip-Hopってなかなか手を伸ばせません。それは、サウンドも重要だけれど、Hip-Hopってリリックが命だから、試聴しても英語聞き取れなかったりすると、家に帰ってから歌詞を検索して、「ああ、こういうことを歌っているのね。それでこのサウンドなのね」と納得してから買うことが多いからでしょうか。
 けれど、Stephは聴いてもう一発! 1曲目でタイトルトラックの「Can't Give Up」なんて、歌詞は簡単だから聞き取れるし、その意味がすんなりと心に染み入ると同時に、サウンドの泥臭さに衝撃ですよ。「きー!! もう、なんで今まで俺はこんな素敵なアーティストを知らなかったんだろう!!」って、何か分からないものに対して抱く激しい衝動(笑)。
 そんな"吸引力"のあるアーティストです。Steph Pockets。
 フィラデルフィア出身の女性(フィメール)シンガー/ラッパーで、彼女のルーツである力強いラガマフィン・スキルと、幼少からヒップホップを聴いて育ったタイトなフロウ、音楽都市フィラデルフィアという土壌で培われたソウルフルな歌声を武器に、流行り廃りの激しいシーンにおいて異彩を放つ存在(HMVより)。何でも1stは現在入手困難(廃盤)、2ndも輸入盤は入手困難で、04年に発表したデビューアルバム「My Crew Deep」、05年の「Flowers」の両作がヒットし、Aiやカルカヤ・マコトなどの日本人アーティストとも絡みの多い存在。(だから逆に知らなかったのかも…苦笑)。
 アメリカでヒットしているLil KimTrinaなどのフィメールラッパーとは一線を画して、あくまでストリート。電子音を排除した泥臭いサウンドが胸を打つ、とてもビビッドな1枚。Hip-Hioではなく、レゲエなどのラテンサウンドが好きな方にもたまらないかもしれません。これは聞き逃せない1枚です!!

 リードシングル、「Can't Give Up」。
 アルバムのタイトルトラックであり、全編を貫くテーマである、"諦めないこと"。それを直球に歌っています。Arrested DevelopmentのSpeechが参加。
 このサウンドが、まず電子音慣れした身には斬新。うねるようなベースライン。シンプルなキーボード。そこにガツンと来るシンセ(でも基本はアコースティックサウンド)。
 そして幕開け最初のHookが「I can't give up, though the road is rouh. I gotta keep on doing my thing (どれだけ困難な道だって私は諦めらんないのよ/私は私のことをやりつづけるの)」と、明確で直球のメッセージ。これには痺れます。女性とは思えないパワフルなところも凄いですね。
 こういう、ありそうで、でも、ない。直球のメッセージって、歌詞負けというか、それだけのパワフルさを兼ね備えていないとリスナーの琴線に触れるまでの曲に仕上がらないと思いますが(Gavinの「I Don't Want to Be」とか)、それをStephは見事に歌いきっています。
 そして個人的には、スペシャルサンプラーに収録されていたSteph Remixが凄い!! 完全にサウンドがロックで、「反則だよー」と言いたい位にさらにカッコよく仕上がっています。そんじょそこらの"ガールズ・ロック"歌手なんか太刀打ち出来ない太さ。(アヴリルなんとかさんとか、アナなんとかさんとか…笑) これはHip-Hopじゃなくて完全にロックで、彼女のサウンドの引き出しの多さにも驚かされるRemixです。アルバムに収録されていないのが残念。
 アルバムもすごい充実した仕上がりで、ここまで1枚のHip-Hopアルバムを繰り返し聞いたのって初めかも、と言うぐらい。サウンドが耳に優しい、と言うのもあるかもしれませんね。
 「Can't Give Up」から打って変わった、心に沁みる、朝日の中聴きたいような「Thank You」。…名曲じゃないですか。ラテン調の「Stay」も心をがっしり掴まれてしまいます。ゴリゴリしてのも歌えて、こういう暖かい曲も歌えるって、彼女の力量の凄さが分かりますね。「Rock Stars」では完全にロックのギターリフに乗るStephがカッコイイ!!
 そしてアルバムの最後は「The Beginnig」。アルバムの最後に「始まり(Beginning)」と言う曲を持ってくるあたりがStephらしい(曲の中で"これが終わりなんだけれど"と本人も歌っています)。ピアノの低音ループが渋く、そこに乗るフルートがまたかっこいい。
 アルバム全体を通して、「諦めないこと」と言うメッセージを前面に押し出していて、リリックに本当に感動してしまう。そして、その唯一無二のサウンド。泥臭くて、だからこそStephの言葉が生きていて、個人的に本当にマスターピースです。

 諦めないこと。シンプルなことなのに、それでもやっぱり色んな事情で諦めざるを得ない場面ってありますが、それを「私は諦めてなんからんないのよ」と一刀両断して突き進むStephの姿勢と心意気が詰まったこのアルバムは、色んな意味で突き刺さります。
 今年1枚目の、"出会えてよかった"アルバム。
 必聴です!!


Steph Pockets オフィシャルサイト

▽ Video 「Can't Give Up」を試聴する(WMP)。

▽ Audio 「Can't Give Up」、「Stay」、「Thank You」を試聴する(MySpace)。

▽ Audio 「Highway to Heaven」を試聴する(WMP)。

▽ Audio 「Rock Stars」を試聴する(WMP)。

▽ Audio 「The Beginning」を試聴する(WMP)。

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