SOULTRAIN

「SOULTRAIN」 n. 名詞 : 魂列車

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by pilot-fish since 2005.09.13.

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2006.08.03 Thu
 これも「いつ出るか」状態でしたが、ついに出ましたね。Outkastの「Idlewild」。



 思い返せば、03年は「Speakerboxx / The Love Below」からのシングルである「Hey Ya!」と「The Way You Move」の特大ヒットで(実際ヒットしたのは04年ですが)、アメリカではどのラジオ局を掛けても「Hey Ya!」が流れている(笑)、なんていう事態となっていたOutkast。そんな彼らが主演する映画のサントラが去年から「出る出る」と言われ続けて、延期になっていたもののようやく発売されましたね(当初は05年12月発売予定)。
 一応サントラではあるけれどオリジナルアルバム扱いでもあったり、ちょっと不思議なアルバム。内容はまた充実していて、多彩な音を聞かせてくれます。慥かに内容から言うと、サントラゆえに映画の内容(1930年代の禁酒法の時代の南部が舞台)を反映した曲が並んでいるものの、普通に一枚のアルバムとして聞き応え充分なCDです。
 さて。Outkastは頻繁に解散説が流れるグループですが、それは前作を見れば分かるはず。あのアルバムは2人のアルバムじゃなくて、それぞれがCDを1枚ずつ作って、それを2枚組みにして発売しただけですからね(笑)。うーん、けれど本人達はお互いが違うことをよく分かっていて、だからBig Boiが不動産業に手を出しても、Andre 3000は「またあいつ変なことを始めたな(笑)」みたいな悠然と構えているみたい。本当に不思議なグループですよね。けれど、互いに"違う"と言うことを分かっている上でグループを続けているのだから、解散はなさそうですね。
 そしてこのことが顕著に分かるのが、この映画、「Idlewild」。2人が主演の映画ですが、なんと、2人が一緒に出てくるシーンは数シーンしかないとのこと(!!)。ダブル主演でそんなことがありえるんですかね!? もう本当に驚きです。(そこまで徹底しなくても…)
 そんな彼らのサントラですから、今回もそれぞれがつくった曲が並んでいる感じ。Andre単体が8曲、Big Boi単体が7曲、そして2人が共演しているのが4曲です(Interludeを除く)。今回も進んで客演をするBig Boi路線と、がっちり自分路線のAndreと、その"違い"具合が面白いこと現れていて、楽しめる1枚。2人が違うからこそ、Outkastの音に広がりが出るんでしょうね。BluesからFunkっぽいのまで、ジャンルレスなパンチある1枚です。
 
 リードシングル「The Mighty "O"」。
 ラジオ「べストヒットUSA」で小林克也氏も言っていたけれど、Cab Callowayの「Minnie the Moocher」使いのこの1曲。まった古臭いけれど、ちゃんとOutkastっぽく仕上がっているんですよね。このなんか「インチキ臭い」感じ(って言うの?(笑))、ネズミ男とかが歌っていそうなテイスト(そうか?(笑))って、前作の「Roses」に通じるものを感じさせますよね。ユルい感じを上手く出していて、楽しい仕上がりです。
 セカンドシングルの「Morris Brown」も「The Mighty~」のような、このユルユルした刻みが堪らない(これはBig Boi曲)。Morris Brown大学のマーチングバンドをフューチャーしていて、これもOutkast色がちゃんと出ている。何ででしょうね、Outkastって色んな曲をやるのに、ちゃんと自分の"音"が確立されているから、聞くとすぐに分かるんですよね。…いや、凄い。
 アルバム全体もとても充実した仕上がり。1930年代が舞台の映画のサントラですから、それこそ20年代をコンセプトにしたAguirelaに対抗するかのような(笑)サウンドが目白押し。
 個人的には特にJazzyなセンスが光る「Call the Low」とと「When I Look in Your Eyes」なんて最高!! どっちもJazzはJazzでもビックバンドっぽい古さが良いですね。また、「The Mighty~」から全ての曲に受け継がれていて「Idlewild Blue」に収斂する根幹を流れるリディム感が雰囲気を盛り上げています。「Idlewild Blue」は聴いていて本当に楽しい(笑)。ギターが最高ですね。

 古臭いんだけれど新しい要素を取り入れていて、とてもOutkastらしいセンスが光る1枚です。
 これは「作れ」っていっても、並みのアーティストじゃ作れないことでしょう。
 温故知新じゃないけれど、古くからある音楽をとても上手い形で継承している、楽しい1枚。
 パーティーなんかでこのCDが掛かっていたら、さぞや楽しいことでしょうね(笑)。

 …しっかし、(説明が難しいですけれど)ジャケットの表裏と背の上下がズレているこのアートワークはどうにかならないんですかね(苦笑)。「Speakerboxxx | Love Below」と同じ表裏で上下が違うデザイン、と言うと伝わるでしょうか?


Outkast / Speakerboxxx | Love Below

Outkast オフィシャルサイト

▽ Video 「Idlewild Blue」をフル試聴する(YouTube)。

▽ Video 「Morris Brown」をフル試聴する(YouTube)。

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2006.04.01 Sat
 殿下、傑作アルバムを見事に完成。Princeの「3121」。



 94年に発音不明な記号、に名義を変えてからは、些か地味な感じだった殿下ですが、前作04年の「Musicology」で原点回帰。見事なアルバムをドロップし、グラミーも受賞、そしてこの作品「3121」と、再び絶頂な感じのするPrinceの話題のニューアルバム。既に「3121」は全米初登場1位を獲得。進化し続けている殿下のサウンドは、本当にすごいですね…。(前作の「Musicology」、個人的にとっても好きで、もっと早く取り上げていればよかったですが…)
 それにしても、基本的なサウンドを持ちつつも少し保守的で、毎回似たようなアルバムになってしまっている「大御所」と呼ばれるアーティストなら大勢いますが、Princeのようにどんどんサウンドが変わっていっているアーティストは珍しいのではないでしょうか。前衛的(アバンギャルド)過ぎて、些かリスナーが追いついていけていないほどという気がします。本当にこんなに長く音楽活動を続けているのに、素晴らしいことですよね…。
 今回のアルバムは、改めてFunkを感じさせる1枚。…僕のように、Prince世代ではない人から親父世代まで、ノーバウンダリィーズで聴ける、
音楽を聴く者は全員必聴の1枚。
 「一体この4桁の数字は…?」と言うアルバムタイトルは、夜な夜な有名人を集めてジャムセッションしているという(設定?)ハリウッドにある殿下の自宅の住所がthirty-one twenty-oneからとったという噂。さらに「Te Amo Corazon」のデジタル配信日(12月13日)を逆さにした数字でもあり、セカンド・シングル"Black Sweat"を3分12秒、そして正式なアルバムリリース日を3月21日(3/21)にセッティングしたそう(>>HMV)。……さすがは殿下、芸が細かい!!(っていうか、細かすぎて気付けない(笑))
 もう本当に、堪らない1枚ですね。

 リードシングル、「Black Sweat」。(注・インターネットでの配信先行シングルは前述の通り「Te Amo Corazon」)
 とんがってますよ。…めちゃめちゃとんがっていますよ。
 ラジオ版「ベストヒットUSA」で小林克也氏も話されていましたが、PharrellとかのNeputunesのゴリゴリサウンドなんかよりも断然とんがっているからすごい!! …こんな曲を書ける40代(というかもう50歳)が居るって(良い意味で)怖ろしいですね……。
 一体Princeのこのセンスはどこから来るのか……そしてこの「最先端であり続ける」ステイタスっていうのはどうやったら出来るのか……もう本当にすごい。(嗚呼、今回のレビューは「すごい」の連呼になりそう)
 曲はとってもシンプルなメインリフのループで、殆ど打ち込みのドラムとオマケ程度のベースだけ。それに間奏でこれまた耳が痛くなるようなきついキーボードが使われているぐらいです…。
 なのにどうしてこれほど濃厚なんだろう。
 とっても重圧で、隙間の無い曲。どうやったらこんなサウンドを作れたものか……すごいです。
 シンプルにのにリズムがしっかりしていて、けれどどこか「揺らぎ」がある。時折変拍子になって、メロディーの前にフィルインし直すエロさ(とでも言うしかない(笑))や、ベースやキーボードに施されたさり気無いエフェクトもその雰囲気を最大限に発揮していますね。
 またPrinceの歌も素晴らしく、これだけ難曲を歌えちゃっているって、尋常じゃないというか…。
 この曲が雰囲気を決定付けているのは間違いなく、アルバムもまたヤバイつくりです。
 先行シングルの「Te Amo Corazon」のラテンとジャズが絡んだような曲も抜群のセンスが映えています。色々な方向へと走った彼だからこそ、どんなジャンルの曲であっても洗練されていますよね。バウンスの効いた「Incense and Candles」なんていう曲をやれてしまうのもすごい…。タイトルトラック「3121」ももちろんヤバイですし……このままだと全曲ベラベラと書いてしまいそうなぐらいで。というか、このアルバムなら1日1曲レビューくらいの勢い(笑)。
 とにかくすんげーアルバムなんですもう……。「Musicology」のその場でジャムっているような生っぽいサウンドもヤバかったですが、今回のシンセ使いもすごいですね…。
 いやー、、、誰もPrinceには追随出来ない…。
 まずレビューを書くことからして無謀だと、ここまで書いてきて痛感(笑)。

 老若男女、絶対必聴、「買い」のアルバムです!!
 このファンキーなサウンドをご堪能あれ!!

 話は逸れるけれど、結局日本で初回特典の「パープルチケット」を当てた超幸運な方はいずこ……。


Prince 「3121」 特設サイト

▽ Video 「Te Amo Corazon」他を試聴する。

▽ Audio 「Black Sweat」を試聴する。

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2006.02.14 Tue
 Slyの超豪華トリビュートアルバム。全音楽ファン必聴の1枚。Sly and the Family Stoneの「Different Strokes by Different Folks」。



 ブラックミュージック、ファンクを語る上では欠かせないSlyのトリビュートアルバム。彼らの活動時期なんて僕の生まれるだいぶ前だけれど、それでも知っている曲がたくさんあるグループ。未だに全然「聴ける」、名曲とは古くならないと痛感させられるサウンドの彼らですが、そんなSlyのトリビュートアルバムが完成。
 そしてこれがまた、Sly世代ではないイマドキの音楽に慣れている僕らでも十分楽しめて、そしてSlyの良さも改めて楽しめるファンキーな1枚に。最近、トリビュート系のアルバムがとても充実していますね(HMVの記事でも書かれていたけれど、LutherとかSergio(これはちょっと違うが)とか)。トリビュートアルバムって、ちょっと抵抗があるけれど、みんな本当にそのアーティストのことが「好き」だと分かる仕上がりで、とても良い雰囲気です。特にこのアルバムはジャンルにとらわれない作りで、参加アーティストも多彩なのがまた良い。
 ざっと参加アーティストを列挙すると、BEPのwill.i.am、MAROON5、Roots、OutkastのBig Boi、John Legend、Joss Stone、Van Hunt、Nikka Costa、Devin Lima、Wylde Bunch、Moby(!!)、Buddy Guy、John Mayer、Public EnemyのChuck D、Isaac Hayes、D'Angelo(!!)、AerosmithのSteven Tyler、Robert Randolph、Janet Jackson。……本当に、そうそうたる顔ぶれです。トリビュート系ではおなじみのwillやJohn Legensから、MobyとかJohn Mayerまで、本当に多彩な顔ぶれ。
 誰かこの中に好きなアーティストがいてアルバムを買うのも良いけれど、きっとそうしたらSlyの「とりこ」にもなること間違い無しの、本当に楽しいアルバム。

 まず、何が良いって、冒頭のBEPのwill.i.am.参加の「Dance to the Music」。
 この一撃が、アルバム全体に効いているように思います。
 最近、プロデューサーとしてや客演で、PCDからSantanaにSergioと、本当にwillの才能が見事に開花していて、そのアーティストの「良さ」を引き立てつつも、彼独特のサウンドが生きていて、効けば一発で「あ、willだ」と分かるところがすごいですね。
 この曲も、最初のアカペラのところのノリがメチャメチャカッコイイ。このイントロのインパクトはかなりだと思うし、これを1曲目に持ってくるトラックメイキングとかが憎いですね~(笑)。…いや、まさに「大正解」。
 フックの印象的なサンプリング(って言うのかな)は絶妙で、ファンキーなシャウトの使い具合とか堪らない。凝ったホーン隊の使い方も見事で、色々なパートがごちゃ混ぜになって、「おもちゃ箱をひっくり返したような」つくりになっているのに、曲としてちゃんと繋がっているから不思議です。…このノリ、たまらないなぁ。。。
 そして、2曲目のMAROON5も「うんうん」なつくり。慥かにMAROONなんだけれど、アルバム全体に反映されているこの「ノリ」が堪らないです。Big Boi手掛ける「Runnin' Away」とかも、とってもよく出来ていて、これまたついつい「くちずつむ」系のあったかトラック。原曲に忠実であの雰囲気を壊さずによくここまで出来たよな、と感じるような素晴らしさ。玄人ウケしそうな繊細さです。(こういうのをカバーするのって、よっぽど自信が無い限りかなり嫌われそうな曲だと思う)
 John LegendとJoss Stoneの「ソウルの期待の新人男女ペア」が参加の「Family Affair」はおそらくJohnのものであろうイントロのピアノが印象的。原曲よりもファンクな感じで、また体を動かしたくなるテイスト。続く「Smilin'」なども、スクラッチなどの「小ネタ」を取り入れた雰囲気が新しくも良いですね。個人的にはMobyの仕事っぷりも楽しくてしょうがなかったかな。とにかく、みんな参加の仕方が上手いんだ(笑)。
 Buddy GuyとJohn Mayerも素晴らしいカバーだし、Chuck DにIsaac HayesにD'Angelo(!!)と来たら、これもまた堪らないトラックでしょう。この「Sing a Simple Song」もとってもノリがよくて、いやー、体が動いてしまう。
 また、ラストのJanetの「Rhythm Nation」と「Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)」のマッシュアップはお見事。今回のアルバムはSlyの音源を使って、リミックスやSlyとの擬似共演、はたまたSlyのトラックに別のリリックを乗せるなどの様々なアプローチがあったけれど、「こう来るか!!」とあんぐり(笑)。
 とにかく秀逸なトリビュートアルバムで、素晴らしい1枚です。全体的にパーカッションとホーンにこだわっている感じがして、アルバムとしての「ノリ」がとても良い!! やはりSlyの原曲が素晴らしいだけはあるのでしょう。

 最近では、グラミーの授賞式でSlyがパフォーマンスをし、61歳のモヒカン(!!)として驚かせましたが、まだまだ元気な模様でこれからもまだあるのかと楽しみです。
 いやー、本当に熱い1枚!!

 Special Thx to ★RuRu★さん♪


Sly and the Family Stone オフィシャルサイト

▽ Audio アルバムを試聴する。
     オフィシャルサイトへのリンク。

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