SOULTRAIN

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2006.01.31 Tue
 UKで話題の新人R&BシンガーNate Jamesのデビューアルバム、「Set the Tone」。



 なんだか最近、期待の新人ばかりを紹介していますね(苦笑)。けれどまたこいつも相当にヤバイんです。紹介せずにはいられないテイスト。
 70年代の雰囲気で溢れる感性豊かなアーティストで、ソウルフルな1枚。リードシングルの「Universal」なんか、Stevie Wonderを彷彿とさせるテイストで、去年から注目を集めていたそうですが、ナルホドな1曲。(ちなみにUKではアルバムが8月に発売されていて、国内盤は2月8日発売予定)
 ニューソウルやネオソウルなど、ソウル好きには本当にたまらない(一応ネオソウルにカテゴライズされているようですが)。アーバンなR&Bを見事に歌い上げる26歳の実力派のアーティストで、ジャジーなのからファンクやロックを伺わせるテイストの曲、スムースなR&Bまで、幅広く歌っています。
 なんだか向こうでは「一人版Jamiroquai」だの、「ネクストCraig David」だの、「男版Joss Stone」だの好き放題言われているようですが(笑)、それも聞けば分かります。
 ソウルファンは必聴の1枚。

 リードシングル、「Universal」。
 このメロディーラインと良い、編曲と良い、Stevieを色濃く反映していますね。このキーボードの音色なんて、「So What the Fuss」と殆ど同じじゃないですか?(苦笑) 最初聞いたとき、一瞬「Stevie!?」と思いそうなぐらいですよ(笑)。
 ホーンを多用した明るいテイストで、とてもノリやすい雰囲気が良いですね。ドラムの刻みもシンプルな感じで、そうしたシンプルな中でもリズムにこだわりなから歌うNateの歌唱力も、さすがは「実力派」。
 ベースラインの遊び心とか、そう言う細かいところまで、素人ウケは元より玄人ウケもしそうな完成度です。
 これは生ライヴで聞けたら楽しいだろうな、の1曲。
 アルバムもソウルのテイストを色濃く反映していて、全体的に明るいテイストにまとまっています。
 冒頭の「Said I'd Show You」からさわやかに幕を開け、「Get Right」とか、まさにその場でジャムっているような、ポップなジャズのリズムの乗り方が秀逸。タイトルチューンの「Set the Tone」はまたスカスカなトラックで、シンプルながらもNateの歌唱力が光るし、アルバムで唯一バラードの「Justify Me」はまた、しっとりとした曲も相当な腕前であることを伺わせる大合唱の軽くゴスペルテイストトラック。「I'll Decline」にはDawn Robinson(元En Vogue、現Lucy Pearlのヴォーカリスト)が参加していて、女声とのカラミも抜群です。
 もう、本当に70年代のソウルやらディスコ調のやら、とにかく飽きさせない、楽しい1枚です。

 ファンク・ソウルファンはまず間違いなくハマリそうなアルバム。
 是非是非チェックして、そのアフロソウル(笑)を体感してみてください。


Nate James オフィシャルサイト

▽ Video 「Universal」を試聴する(WMP)。

▽ Audio 「Justify Me」を試聴する(MP3)。

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2006.01.30 Mon
 英国で人気が爆発しているEl Presidenteのデビューアルバム、「El Presidente」。



 スペイン語で「大統領」と言う意味の彼ら。日本での彼らのキャッチコピィは「人生は終わり無きパーティー。国民よ、踊れ!」になっているのですが、久々になんだか的を射た感じのコピィで、感心してしまいました。
 彼らと出会ったのは、Chris BrownのShowcase。ライヴ開始前に流れていたBMG JapanのプロモーションでそのPVを見て、一気にやられてしまいました。
 まず何に驚いたかって、ドラマーが女性(しかも美人(笑))だったこと。「Without You」のPVは初っ端から、Dawnのドラムを叩くカットから入っていて、最初「ギャルバンなのかな?」と思っていたら、また渋い男ヴォーカルが入る。これは結構、衝撃的でした。
 グラスゴー出身の男3人と女2人のバンドで、UKでは既にシングルで火が付き、Duran Duran、Oasis、Kasabian、Jamiroquaiなどのオープニングアクトを務めたほど。Led ZeppelinやThe Bee Gees、T-Rexなど、ファンクからグラムロック、踊りたくなるようなディスコ調のロックを体現する古くも新しいテイストは、本当にツボに入ります。フロントマンのDanteは、同じくグラスゴー出身バンドのGUNで、8年間ベースを担当していたというし、そのセンスも十分。
 一昨年吹き荒れたScissor Sistersに対するUKからの回答、なんてbounceでは記事を書かれていましたが、慥かに路線的な部分やメンバーに女性がいることでは似ている部分もあるとは思いますが、曲の雰囲気はちょっと違いますね。
 聞くと本当に踊りだしたくなるようなそのサウンドは、聞く価値アリです。

 最新シングル「Without You」。
 最初のドラムのフィルインから、ノリが良いですね。
 分かりやすいシンプルな刻み、シンプルなリフで、そうしたちょっと古っぽいけれどおかげで型にはまったテイストってとても聞きやすい。この刻みって流行じゃなくなってしまったためか最近めっきり聞かなくなったけれど、El Presidenteには見事にマッチしていますね。
 Danteの声がまた曲を素晴らしいものにしていて、病み付きになりそうな感じです。シャウト気味に癖っ気を付けて歌うのが、またカッコイイですね。曲後半ではLauraのコーラスも入って、曲にさらに深みが加わります。(話は逸れるけれど、Lauraって角度によってはAshleeに見えませんか(笑))
 がちゃがちゃした雰囲気はあるのですが、とてもノリが良くて、体全体で音楽を楽しめる1曲に仕上がっています。
 アルバムも、彼らの目指す音楽が確固としていて、楽しめる1枚に。
 「Without You」より前のシングルの「Rocket」も、緩いノリだけれど、それをだれた雰囲気にさせないDanteの歌いっぷりが凄いですね。セカンドシングルの「100mph」は、慥かにScissor Sistersと比較されるのも無理はないかと言うテイストなのですが(笑)、裏声と曲のリフがマッチしていて、また緩めのノリがたまりません。ポップで分かりやすいメロディーラインと、音がかなり絞られてしまっているけれど、遊びまくっているLauraのキーボードも良い感じです。「Honey」なんか、飛び跳ねるような裏メロがとても面白くて、ついつい聞いてしまいます。(Lo-Fidelity Allstarsの「Battle Flag」みたいな)

 今年のUKの注目株は、このEl PresidenteとArctic Monkeysなのではないでしょうか。
 今から目が離せません。
 国内盤も2月8日発売で、日本でもますます注目を集めそうですね。

[追加](2/8)
 気付いた。「Without You」の刻みって最近でも似た曲があった気がしたんだけれど…って考えてしましたが、Jetの「Are You Gonna Be My Girl」だ(笑)。


El Presidente オフィシャルサイト

▽ Video 「Without You」を試聴する(WMP)。

▽ Audio 「Rocket」を試聴する(WMP)。

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2006.01.29 Sun
 超期待のR&Bシンガー、Tony HussleのデビューEP、「Sexy, Freaky, Electric」。



 また渋くて、古くも新しいテイストがたまらない。
 なんでもTonyは、Parliament/FunkadelicのGlenn Goinesの甥っ子。21歳の時に家を飛び出してスタジオを点々としながら音楽活動を始めたのだとか。デビュー前のAlicia Keysと一緒に作曲したり、そのシンガーソングライターとしての才能は十分。(それにしてもツいてる)
 またこの人はかなりの楽器を弾けるマルチミュージシャンらしく、ピアノを弾くわギターを弾くわ、ベースも弾いている模様(PVからも窺い知れます)。そしてさらにこの歌声ときているから、素晴らしいですね。セクシーな声なんですよ。
 TonyはこれがデビューEP。7曲入りで1500円程度なのだから、かなり安いのではないでしょうか。内容も素人から玄人まで納得のいく仕上がりになっていると思います。リードシングルの「Come Again」なんて、本当に(いろいろな意味で)泣かせるし、こうなるとフルアルバムに期待が掛かりますね。
 そしてまた、風采が良いですね!!(笑) ちょっとなよっとした感じで、アフロになりきれなかったような脱力感あるヘアースタイルがたまりません(笑)。けれどこれが、なんとなく説得力がある気がします。
 将来間違いなく大物になるだろう片鱗をうかがわせる、ソウル、そしてファンクなどのミュージックが好きな人には必見の1枚。

 リードシングル「Come Again」。
 …来ましたよ、3拍子3連符トラック……!!
 ゆったりとしたトラックでまた気持ち良い。さすがは自分が様々な楽器を使えるだけあってか、とても様々な音が使われていて、一瞬も気が緩められません。アクセントの効いたハープ系の音がロマンチックだし、抑え目のホーンがムーディーでセクシーな曲。
 サビの盛り上がりがまたとてもセクシーで急き立てるようなハープとの追いかけっこがたまりません。そしてその後のブレイク。…これがまたしびれる!!
 Tonyの歌声も聴き声たえがあり、特にファルセットがヤバイですね~。最後は凄い低音を囁くように歌ったり、これも凄い。慥かに、競争率高くて歌唱力ある歌手の跋扈するアメリカの音楽業界に於いたら、そこまでがつんとくる上手さではないんだけれどそれでも聞かせる感じ。
 自分の声に合った曲とはどういうものかをよく分かっているようで、とても聞かせ方が上手い……。フックで唐突にファルセットになったり、そこからコーラスと共に下降してくるメロディーラインとヴォーカルには、かなりのセンスが伺えます。
 PVもとてもロマンチックで、冒頭の煙草を吐き出しながらピアノを弾くシーンが印象的ですね。別に曲にはピアノの音がちっとも入っていないのに(笑)その弾きっぷりを見ただけでも、ピアノの腕も相当であるのが分かります。
 一見レゲエのお兄ちゃんにしか見えないのに、カメラがズームアウトすると、その手にはベースが握られているのなども面白いですね(笑)。
 アルバムとしても、満足の聞き応え。Raphael Saadiqの影響がある感じ。
 不思議なテイストのイントロから幕を開けて、前述の「Come Again」。続く「In This House」も3拍子3連符でソウルを感じさせるトラックですが、これはエレキギターが大々的に使われていて、その「ミスマッチ」が良い雰囲気を奏でています。全体的にコーラスが面白く使われていて、浮遊感漂う感じと言うか、夜明け前の空が青みを帯びる瞬間の緊張感のような、心地良い曲です。これもかなりセンスある感じ。(高音を歌うTonyがJohn Legendに聞こえますね)
 「She's a Virgin」なんか、古臭いキーボート(この音何て言うんだっけ(汗))の音が、凄い上手く使われている。ファンクや70'sソウルの雰囲気を感じさせる素晴らしいテイストです。

 彼は本当に、いつか間違いなく「化ける」と思います。アルバムも本当に素晴らしい仕上がり。7曲しか入っていないのがとても残念なのですが、それでも大満足です。
 こいつは要チェック!!


Tony Hussle オフィシャルサイト

▽ Video 「Come Again」を試聴する(WMP)。

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2006.01.28 Sat
 Mos Defも在籍したBlack Starや、Hi-Tekを擁したReflection Eternalといった数々の伝説的グループでの活動を経てソロへと転向したコンシャスMCのTalib Kweliの最新アルバム、「Right About Now」。



 日本だとあまり知名度が無いかもしれませんが、Talib Kweli(読みは「タリブ・クウェリ」)とは、Jay-Zを始めとする超一流ラッパーからもリスペクトを集め、ストリートでも絶大の人気を誇る人物です。
 Mos DefとのBlack Star(再結成との噂あり)、Hi-TekとのReflection Eternalなど、まさしく「伝説的」グループで活動し、90年代後半のRawkus(NYのアンターグラウンドを代表するHip-Hopレーベル)の看板アーティストとして活躍してきました。
 ソロ転身後もスキルフルな作品を発表し、その実力は、「凄い」の一言。
 何語だかよく分からないこのアーティスト名は、Talib(アラブ語で「生徒」)と、Kweli(ガーナ語で「知識」)をくっつけた名前だそうですが、ここからしてTalibっぽい側面が伺えます。
 スキルフルで、リリカル。そしてコンシャスMCの代表と言って良い人物で、彼の深いリリックには、感服するばかり。社会問題までをもリリックに乗せるあたりが、その「一線を画す」地位を築き上げているのでしょう。
 そんなTalibが、ついにニューアルバムをドロップ。
 これがまた素晴らしい仕上がりで、彼らしいと言うか、がつんとした曲はないけれど、アルバムとしては最高の出来栄えなのではないでしょうか。
 前作「Beautiful Struggle」から僅かに一年と言うリリースで、最近だとBEPの「Monkey Business」にも参加していたTalib。その「Beautiful Struggle」では、Mary JにJohn LegendにFaithにAnthony HamiltonにCommon、そしてプロデューサーにはThe Neputunesという有りえないぐらい豪華メンツの1枚でしたが、今回もMos Def、Mf Doom、Strong Arm Steady、Jean Graeなどなどが参加。

 シングル「Fly That Knot」。
 これがまた良いんだ!!
 テンポの良いトラックで、フックのホーンを使ったノリノリのメロディーが秀逸。Ghostfaceの「Be Easy」等に通じる雰囲気ですが、このフックは本当にヤバイです。ホーンも多数使用していて、追いかけるようなメロディーが面白いです。
 しかしなんと言っても、Talibのラップが良いですね。ラップのリズムがとても聞きやすくて、フィルインのアクセントが効いたトラックに載せてラップするTalibがまた知的な感じ。
 曲後半のスクラッチなどはかなり聞き応えありで、遊び心も垣間見れます。別なトラックを合わせてみたり、気の抜けない面白さです。
 Hip-Hopの曲って、よっぽど3分程度の曲でない限りは「最後まで聞く前に飽きてしまう」というパターンが多いかと思いますが、そんなことを微塵も感じさせない秀逸なトラック。メインリフがかなりしっかりと作られているのもあるけれど、曲としての構成が上手いんでしょうね。
 アルバムとしてもももう文句なしの仕上がり。
 タイトルチューンにしてアルバムの冒頭を飾る「Right About Now」も、ちょっと南米っぽい雰囲気を伺わせるトラックで、蛇のようにうねるベースラインが面白い。またまたホーン使いの「Rock On」は緩いんだけれどドキドキとさせるようなトラックで、その微妙なバランスが絶妙。アルバムラストを飾る「Two & Two」はメロウな感じのトラックで、手拍子とキーボードだけのシンプルなトラックですが、けれどこれがまた凄い聞かせるトラックになっています。(The Isleysの「Between the Sheets」みたいな)

 とにかく、凄い充実したアルバムです。
 国内盤も3月発売予定で、今年の冬はこいつで間違い無しかな。


Talib Kweli オフィシャルサイト

▽ Audio 「Fly That Knot」を試聴する(WMP)。

▽ Audio 「Two & Two」を試聴する(WMP)。

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2006.01.27 Fri
 セクシー路線の期待のR&B新人シンガー、Trey Songzのデビューアルバム、「I Gotta Make It」。



 彼についてはかなり前から知っていましたが、記事が遅れてしまいました。彼を紹介する前に、まず映画「Coach Carter」のサントラを紹介しておきたいな、と思っていたもので…。
 若干20歳。ヴァージニア州ピーターズバーグの出身のTrey。聖歌隊で活動する信心深い祖母にムリヤリ教会に連れて行かれつつ、バスケットボールやパーティーを楽しむ普通の高校生だったそうで、当時はなんでもHip-Hopしか聴いていなかったのだとか。しかし、母親や友人の推薦で地元のタレントショウに出場し、最終的には20ものコンテストで優勝を果たして、強い薦めもあって音楽の道を志すことに。…慥かに、アイドル低年齢化指向の音楽業界に於いて、20歳と言うのは今じゃ「遅すぎる」デビューと言えるのかも。
 デビューアルバム製作に係わる傍ら、あのKevin Lyttle(話は逸れるけれどここで彼の記事を書いていなかったことに今気付いて驚いた!!(笑))のデビューアルバムを共同プロデュースしたり、前述の映画「Coach Carter」のサントラに「About the Game」を提供。Trick Daddy、Trina、Lil' Kimなどとも仕事をして、そして満を期してのデビューアルバムである。
 随所で「R. Kellyと似ている」などと評されていますが、慥かに全体を通してR. Kellyに通じるものを感じさせます。特にエロエロ路線の歌詞なんかは、しっかりと受け継いでいる感じ。(なんでもTrey自身の「アイドル」がR. Kellyなのだとか)
 「アトランティックのアーティストとしてはオーティス・レディング以来最も有望なR&Bアーティスト。彼には輝かしい未来が待っている」とアトランティックの創設者のアーメット・アーティガンが太鼓判を押すだけあって、その実力はお見事。ストレートなR&Bの中には、ソウルも垣間見れます(Anthony Hamiltonの雰囲気とかね)。
 個人的にはCraig Davidなどに通じる甘い声だと思うのですが、OmarionやMarioあたりが好きな人は、彼のセクシーなヴォイスは是非是非チェック。

 リードシングル「Gotta Make It」。
 Twista参加のデビューシングル。
 印象的で軽やかなメインリフが耳から離れない、なんとも聴きやすい1曲。始まり方の唐突さが、また面白いですね。これはまた、PVでも効果的に使われているように思います。
 最初のファルセットがまたいきなり上手くて、さすがは、と言う感じ。歌唱力も十分のようで、フックでの既に「余裕」を感じさせる遊び心溢れるヴォーカルは素晴らしいです。
 また、Twistaのラップがこれまたこの曲には良く合っていますね。底抜けに明るいテイストだからかな(笑)。
 なんだか、レゲトンとかとは違って、こういう軽快なリフなのに、これが中毒になってしまうから不思議。とてもよく作られています。
 アルバムとしても、彼の歌の上手さ、そしてR. Kellyの影響っぷりを伺うことが出来ます。アップテンポな曲も、メロウでしっとりとした曲も、じつに上手に歌い上げている。
 続くシングルの「Gotta Go」ではメロウな曲で聞かせるし、「From A Woman's Hand」ではソウルを感じさせるヴォーカルを披露。「Make Love Tonight」なんか、曲調からしてR. Kellyちっくな彼の片鱗をうかがえます。

 なんか甘い声でとても聴きやすいのですが、「誰々に似ている」と評価されてばかりで、没個性的な側面もあるのも事実。
 けれど、さすがは期待される新人だけあって、とても気持ちよく聞かせてくれます。歌にも、相当力が入っている感じ。
 甘いしっとりとしたヴォイスが好きな方は、是非聞いてみてください。


Trey Songz オフィシャルサイト

▽ Video 「Gotta Go」を試聴する(WMP)。

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2006.01.26 Thu
 
R&R [CHR / Pop National Airplay]


 R&R (Radio and Records)とは、一週間に全米の全ラジオ曲で掛かった放送回数をもとにランキングを製作したチャート。専門局が作られて細分化され、ラジオが世界で最も浸透したアメリカならではの業界向け専門誌。純粋にラジオのオンエア回数で今一番アメリカのラジオで掛かる曲(=一番売れている曲)を現したチャートです。
 つまり、このチャートこそ、本当に「今、売れている曲」が分かるチャートで間違いない!



  今週 (先週)
  01位 (01位) →  Pussycat Dolls / Stickwitu  (8964)
  02位 (04位) ↑○ Beyonce' feat. Slim Thug / Check On It  (8548)
  03位 (02位) ↓  Chris Brown feat. Juelz Santana / Run It  (8543)
  04位 (05位) ↑  Kelly Clarkson / Because of You  (6953)
  05位 (03位) ↓  Mariah Carey / Don't Forget About Us  (6705)
  06位 (07位) ↑○ All-American Rejects / Dirty Little Secret  (6529)
  07位 (06位) ↓  Nickelback / Photograph  (5889)
  08位 (09位) ↑○ Ne-Yo / So Sick  (5634)
  09位 (11位) ↑○ Fall Out Boy / Dance, Dance  (4931)
  10位 (08位) ↓  Rihanna / If It's Lovin' That You Want  (4516)

 勢いに乗るPCDが2週連続首位。今年も女性陣がチャート1位を独占となるのでしょうか(まあ今年初っ端のチャート1位はChrisでしたが)。1位を獲得していますが、赤丸は取れてしまいました。放送回数も大幅ダウン。
 そして、猛烈にチャートを駆け上がったのが2位のBeyonce。やはりソロだと強いですね。来週あたり、首位獲得も見えています。 「Destiny Fulfilled」からのシングルでは1曲も1位を獲得できなかったし、ソロの「Naughty Girl」も最高2位。…ひょっとして、首位獲得したらBeyonceとしては「Crazy in Love」以来の快挙?(ちゃんとしたデータがないのですが)
 3位はChris、4位はKelly、5位はMariah。全てランクダウンしていますが、Mariahの放送回数の減り方が激しいために、Kellyが赤丸は取れているのに再浮上しています。やはり彼女は本当に強い。新曲も例の如くの勢い。この曲は元EvanescenceのBen作曲ですが、そのEvaは今年の8月にニューアルバム発売予定だとか(超期待)。
 6位はポップなパンクロックのAAR。7位は濃厚に聞かせるニッケル。解く大ヒットとはならないんだけれど、ロックもぼちぼち売れていますね。
 8位はゴリ押し中のNe-Yo。ここに来て、順位的にはちょっと息切れです。しかし、今週もこの曲が最も放送回数が上昇しているので、心配なさらずに。
 そして9位は「Sugar~」に続いて好調なFOB。10位はRihannaでした。

 10位以下の注目曲。
 「These Words」を越えるヒットとなっている12位のNatasha Bedingfieldの「Unwritten」、既にR&Bチャートでは久々に爆発中の14位のNellyの「Grillz」、新曲も好調な15位のJuelz Santanaの「There It Go (The Whistle Song)」、個人的には冬の季節にぴったりだと思う16位のRay Jの「One Wish」、今までのシングル3枚と比べると勢いのある感じがする17位のBlack Eyed Peasの「Pump It」、そして「いい加減にせぇ!!」の19位のKelly Clarksonの「Walk Away」、などなど。
 さらに下位では、Trinaの赤丸が取れたのがちょっと残念でした(結局Top20入りせず)。24位のEminem新曲が好調。また、25位のGorillazが、赤丸が付いて再浮上しています(!!)。もう何ヶ月も前にピークを迎えた曲だと思うのですが、どうして再浮上しているんだろう…。いや、良い曲なのですが。
 Gwenの6枚目のシングルが好調。また、40位にMary Jが初登場。T-Painの新曲も42位初登場。

 一方のR&Bチャート。
  1位はNellyの「Grillz」、2位はNe-Yoの「So Sick」、3位はBeyonce feat. Slim Thugの「Check On It」、4位はMariah Careyの「Don't Forget About Us」、5位はMary J. Bligeの「Be Without You」でした。
 Nellyが強いです。それをNe-Yoが必至で追いかけています。
 このR&RのR&Bチャートって、ラジオのR&B専門局の集計だから、総合チャートよりも一足先に曲がヒットする傾向にあるのですが、それを考えるとBeyonceが意外。総合チャートの方のヒットが先行しているし…。まあつまり、Beyonceの曲が掛かっているラジオ局は、ポップ局が多いということでしょうか(苦笑)。
 Mary Jが好調で、楽しみですね。

 来週あたり、Beyonce久々の首位が実現するかも。
 相変らず、Ne-Yoにも注目です!!


The Pussycat Dolls 「Stickwitu」を試聴する(WMP)。

Beyonce' feat. Slim Thug 「Check On It」を試聴する(WMP)。

Chris Brown feat. Juelz Santana 「Run It」を視聴する(WMP)。

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2006.01.25 Wed
 アルバムトータルセールス2500万枚以上を誇るSheryl Crowの5枚目、「Wildflower」。



 グラミー賞にもノミネートされたこのアルバム。(部門がPop Albumだったのがいささか解せないのですが←前作「C'mon C'mon」でポップに走っちゃったから?) グラミー賞の「常連」的存在である彼女ですが、この作品はそう言うことを差し引いても、十分に楽しめるアルバムなのではないでしょうか。
 02年の「C'mon C'mon」から、デビュー10周年の節目に発売されたベストアルバムを経てのニューアルバム。
 「The First Cut is the Deepest」以来、このアルバムからのリードシングルの「Good is Good」で久々に彼女の声を聴いたが、また初期の頃とは違った歌声で、良い感じですね。冒頭を飾る「I Know Why」のファルセットとか、伸びやかな感じ。
 Sherylって、ロックなのかカントリーなのか、それともポップなのか、どっちつかずな独特のテイストですが、やはりどのジャンルが好きな人でも十分聴けることでしょう。

 リードシングル「Good is Good」。
 出だしから、「良いものは良い、悪いものは悪い」ときっぱりとしたメッセージを打ち出すSheryl。
 これがまたアンダンテなテンポでとても聴きやすい1曲。聴いていると自分の周りの時間がゆったりと流れるようなこのやさしい雰囲気が本当にたまりません。
 アコースティクな編曲をベースとしつつ、ストリングスも入れたりと、曲の「聞かせ方」がとても上手いと感じさせられる曲です。またドラムのスネアの音が良いし、ギターもたまりませんね…。
 この曲を男性ヴォーカルでやられたら「くどく」なっちゃうようなところな気がするけれど、Sherylの伸びやかな声だからこそ、素晴らしい曲になっているのではないでしょうか。疲れたときに聴きたい感じ。
 アルバムとしても、1stからのファンなどには賛否両論があるかと思いますが、客観的に言って素晴らしいつくり。
 もうね、1曲目の「I Know Why」のアンニュイなテイストからして素晴らしいです。アコギに乗っかるSherylがセクシーな感じ。タイトルトラックの「Wildflower」も繊細なテイストで、しっとりと聞かせてくれます。個人的には、アコーディオン系のキーボードのイントロが素晴らしい「Lifetime」なんかが明るい気持ちになれて好きですね。サウンドが面白い「Letter to God」なども好きですが。
 全体的にメッセージがしっかりとしていて、解き放たれたようなSherylの声が光る1枚。アグレッシヴな雰囲気は薄れたけれど(結婚したから?(笑))、聴くと楽しい気持ちにはならざるを得ない「Live It Up」のようにアコースティクなテイストで明るくまとめられた長く聴けそうな1枚です。

 ジャケットや収録曲の「Chances Are」などに、そこはかとなく和風テイストが漂うのも面白いですね。
 今年はさらにアルバムが発売されると言うことで、さらに彼女の躍進に期待です!!(もともと2枚同時発売を予定していたのだか)


Sheryl Crow オフィシャルサイト

▽ Audio 「The First Cut is the Deepest」を試聴する(Real)。

▽ Video 「Good is Good」を試聴する(AOL Video)。

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2006.01.24 Tue
 Terror Squadの紅一点がついにソロデビュー。Remy Maの「There's Something About Remy : Based on a True Story」。



 あのFat Joe率いるTerror Squadの紅一点、Remy Ma(読みは「レミー・マー」)がソロデビュー。
 これまで、様々なミックステープに参加していただけに、ようやくのデビューです。そのミックステープに参加したアーティストと言うのも多岐に渡り、Eminemを筆頭にして、Lil John、Big L、R. Kelly、Maseなどにゲスト参加。そして、M.O.P.の「Ante Up -remix-」とTerror Squadの大ヒットシングルの「Lean Back」で、その名をとどろかせました。
 物凄いごっつく、アグレッシヴさ感じさせるフロア直撃の「Whuteva」がかなり前々から話題になっていたそうで、アメリカよりも先にイギリスでウケていたとのこと。
 この曲のプロデューサーは、プロデュース作品のトータルセールス8900万枚を誇るSwizz Beats。最近、奥様Mashondaがヒットしたり、Beyonceの「Check on It」、Busta Rhymesの「Touch It」などが軒並みヒットを飛ばし、再びキャリアのピークを迎えつつある彼のまた熱いプロデュースを聞くことが出来ます。
 Terror Squadのアルバム「True Story」に冠された副題が付いているこのアルバムですが、何より彼女自身のリアルなメッセージが込められているとのこと(Lil Kimにしろ、「true」って最近のキーワードなんですかね)。兄はドラッグディーラーで母親は刑務所送り、父親は見たことも無いという彼女のメッセージにも注目。
 熱いトラックはアゲアゲで、中毒必至です!!

 リードシングル「Whuteva」。
 Swizz Beatzが手掛けたこの曲はまた、本当に中毒になりそうなフックの連呼と、ドキドキさせられるようなバックトラックが秀逸の1曲。
 イントロはバウンスの大きなトラックを予感させるのに、ブレイクしてノリの良い曲に豹変。ベースのインパクトの効いたメロディーは本当にヤバイ。そしてそこに乗っかる警報音のようなキーボードサウンドが中毒必至の刺激的なものにしています。
 Remy Maもとてもノっていて、フックでの「Whuteva」の連呼は本当にクセになります。フックのサビもシンプルだし、思わず勢いに乗って歌って(というか叫んで)しまいそうなテイストになっています。
 Mashondaの「Blackout」も相当中毒トラックだったと思うけれど、こういう病み付きになってしまうトラックを作れるのは凄いですね…。
 続くシングル「Conceited」。
 Scott Storchの手によるオリエンタル風のこの曲は、Terror Squadの「Lean Back」を彷彿とさせるようなトラックでまたかっこいい。
 キーボードとヴァイオリンのサンプリングにドラムというシンプルなリフに乗るRemy Maがまた中毒系です。これもかなり入ると抜け出せないようなトラック。要注意の1曲。
 この曲のPVを見て実感しましたが、それにしてもRemy Maはナイスバディですね(笑)。
 アルバム自体はまだ発売1週間前で試聴できていないのですが、これまた楽しみな内容になっていそう。
 なんと言っても、個人的にとても驚いたのは、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのNe-Yoがゲスト参加している曲があるということ(!!)。…この意外な組み合わせには、本当に目からウロコでした。なんでもメロウでソウルフルなトラックだということなので、さらに期待感が持てますね!!

 中毒系の彼女から、目が離せません。
 かなり期待感の持てる仕上がりです!!


▼ 「There's Something About Remy」輸入版 06/02/07 発売予定

Remy Ma オフィシャルサイト

▽ Video 「Whuteva」を試聴する(WMP)。

▽ Video 「Conceited」を試聴する(WMP)。

▽ Audio Terror Squad 「Lean Back」を試聴する(WMP)。
  この曲のリフを歌おうとするとどうしても50の「Candy Shop」と混同してしまうのは僕だけ?(笑)

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2006.01.23 Mon
 Jermaine Dupri率いるSo So Defの秘蔵っ子で、また渋いR&Bシンガーソングライターがデビュー。Johnta Austinの「Ocean Drive」。



 まだ新人ですが、かなり前からソングライティングで活動をしていたJohnta。
 最近彼が手掛けた曲と言えば、なんと言ってもMariah Careyの「We Belong Together」です(!!)。
 もうこれだけでも「新人」とは言いがたい雰囲気がありますよね。他にも2Pacの「Changed Man」、Aaliyahの「Miss You」などを手掛けているし、Jermaineの「Gotta Getcha」のフックでフューチャーされているのも他ならぬJohntaです(曲名が判明ませんでしたが、Usherも手掛けています)。……So So Defがかなり力を入れてプッシュしているのも「ナットク」。
 元々デビューの話はかなり前からあったそうなので、コアなR&Bファンの人なら、「待ちに待った」1枚と言えるのではないでしょうか。お蔵入りになっていたそうで、それがようやく1月発売予定となっていたのに、現在3月に発売延期。デビューアルバムだし、「もうちょっと売れてから…」というところなのかな(笑)。リードシングルの「Lil More Love」自体は既にドロップしている模様。(けどPVが製作されていないのですが…(苦笑))
 またこれが渋いセクシィな声で(裏声と地声の間ぐらいの高音がJohn Legendに聞こるし、R. Kellyっぽくも聞こえないこともない)、スマースでメロウな曲を歌い上げています。
 今年注目のR&Bシンガーです。

 リードシングル「Lil More Love」。
 この曲を聴けば、「ああ、この人がJermaineと一緒に『We Belong Together』を作ったのね」とどこか納得するはずです。
 イントロから、ギターとチェンバロをサンプリングしたような裏メロが美しい。そしそこに静かに乗るJohntaの声が物凄いセクシーです。
 曲の最初から最後まで、あえてピアノからフォルテまで使って強弱を表現するのではなくピアノからメゾピアノぐらいまでに抑えたような、大人っぽいトラックに仕上がっています。本当にセクシィな曲です。
 またベースラインの裏メロが良い味を出していて、ドラムと言うよりはパーカションだけのリズム系も曲と見事にマッチ。…この雰囲気だと、イントロのJermaineのドロップはいらないんじゃないかなぁ…(笑)。
 曲はメロウでしっとりとしたトラックなのですが、それを没個性的なものにせずにしているのは他でもなくJohntaの歌声。
 さすがは、製作者に留まらずに歌手としてデビューするだけあって、その歌唱力も素晴らしい表現力を持っています。この曲はコーラスまでも全て自分で担当しているそうで、
 まだこの曲だけしか聴けていないのですが、これだけの曲を聴かされちゃうと、アルバムにも期待が高まりますね。
 なんだかしっとりとしたイメージが漂いますが、アルバムタイトルが「Ocean Drive」ときているので、アルバムがどう仕上がるのかが楽しみでしかたがありません。

 今年注目の実力はR&Bシンガーソングライターです。早めにチェックしておいて、損はないでしょう。
 ちょっと寂しい夜なんかに聞きたくなる「Lil More Love」は、早くもハマリそうな予感大です!!
 是非ご試聴あれ。


Johnta Austin オフィシャルサイト

「Lil More Love」を試聴する(WMP)。

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2006.01.22 Sun
 ロック・パンクファン待望の1枚が完成!! Yellowcardの「Lights and Sounds」。



 YCが、メジャーデビュー作の「Ocean Avenue」よりもさらに音を濃厚に、重圧にして帰ってきてくれました!!
 「Ocean」では、「バイオリニストの居るパンクロックバンド」と言う衝撃が駆け巡り、全世界で200万枚のセールスを記録。最近のロック市場を顧みても、破格のセールスであること間違いありません。
 彼らがここまでヒットを遂げられたのは、ひとえにその「サウンド」でしょう。
 とにかく、このバンドのスキルの高いこと…。ギターサウンドはついつい爆音で聴きたくなる重圧感だし、それに乗っかるメロディーの分かりやすさ。そしてベースとドラムのリズム隊が素晴らしい。特に、ドラマーのLPの技術の高さには、どれだけ売れているバンドのドラマーでも感服せざるを得ないでしょう。切れ味の良さが光ります。
 初回限定盤についたDVDの中で、「Ryan(ヴォーカル&ギター)の中にはリズムがある」と語っていましたが、まさしくその通りで、このバンドはリズム感がとても良い。これだけキレのある演奏を出来るのも、メンバー各々が天性のリズム感を持っているからだと思う…。「Words, Habds, Hearts」の最初の10秒を聴いただけでも、それが分かると思います。
 今回も、そのリズムを生かし、痛快に駆け抜けるような楽曲がズラリ。
 そして前作よりもギターサウンドが重々しくなっている辺りが、ファンには嬉しいのではないでしょうか。
 また、オーケストラを使ったり(!!)、女性ヴォーカルを取り入れたりと、編曲にもこだわりが伺えます。着実にレベルアップしているのが分かる、「間違いない」1枚。
 勿論、彼らの持ち味であるシンプルで聞かせるメロディーラインと言うのも健在で、「あんまり煩い曲は…」という人でもも親しめるテイストに。
 早くも「名盤入り」と言っても過言ではないアルバムです!!

 リードシングルの「Lights and Sounds」については、試聴してすぐの速報の記事で書いているので、アルバム全体について。
 イントロから静かに幕開けるこのアルバム。1分半の短い曲ですが、ここら辺にも、ロックバンドでありながらメロディー重視の路線が伺えるのではないでしょうか。
 そしてそこから一気に「Lights and Sounds」に。改めてアルバムの中の曲として聴いてみても良い曲ですね、これは…。今のYCのサウンドを顕著に表現していて、たまらないです。この時速200キロでぶっ飛ばすような疾走感がヤバイです。ボーナスDVDでこのPVの撮影の模様を見ましたが、よくこんなハードな曲を2日間も演奏していられるな、と…(笑)。
 静かめのイントロから濃厚なサビへと盛り上がりを見せる「Down on My Head」、また初っ端から重々しいギターがたまらない「Sure Thinf Falling」、ここら辺にもリズム感の良さを伺わせるヴァイオリンの綺麗な3連符トラックの「City of Devils」へと曲は続いていきます。(「Ocean」の「Empty Apartment」にしろ、ハードなロックでよく3連符の曲を書けると思う…)
 そして「Rough Landing, Holly」。これはまた、凄いですね。物凄いハードなんだけれど、ヴァイオリンが自然なぐらい融合しています(DVDのメイキングでも、かなりサウンドに拘っていたようですが)。このハイテンポは、YCじゃないと出来ない1曲ですね。…もう、聴きながら悶絶(笑)。
 イントロからいささかアンニュイな感じの「Two Weeks From Twenty」など、彼らが「ただ爆音でいきゃいい」という考えではないことを伺わせる秀逸トラック。なんとなく田舎っぽい、ロードムーヴィーのようなテイストのこの曲、個人的にかなり好きですね。
 そして続いて「Waiting Game」は、「お、バラード?」と思わせておいて、それをギターが打ち砕く怒涛の展開。とてもドラムチックで、イントロがヤバイです。このバンドの武器であり特徴でもあるヴァイオリンが一番上手い形で活きている曲ではないでしょうか。そして中盤のロールしながらドラムを叩くテクニックは、本当に凄い…。
 そして、キレの良い「Martin Sheen Or JFK」、ギターのリフが美しい「Space Travel」、途中のヴァイオリンには目頭が熱くなりそうな「Grey」、ドラムがまた素晴らしく上手い「Words, Habds, Hearts」を経て、アルバムはフィナーレへ。
 「How I Go」はイントロからピアノの美しいメロディーが、いつもと違う感じをうかがわせていて、後半ではNatalie Mainesの美しい歌声が乗っかります。Ryanと絶妙の駆け引きをしていて、これには鳥肌が立ちますね……。この1曲だけでも、アルバムを買う価値があるのではないでしょうか。後半、ティンパニとかが入って、本当に凄い…。
 そしてラストの「Holly Wood Died」がまた、テンポの速い疾走感溢れるトラック。ラストにこれだけハードな曲を持ってきたあたり、彼らのアルバムに対する姿勢が伺えます。間奏のギターがまた凄いこと……。

 文句なしの、痛快な1枚です。「Ocean Avenue」もかなり好きですが、このアルバムもかなりヤバイですね……。
 ただ、結構サウンドが変貌しているので、前作が好きだった人には駄目な人もいるかもしれないけれど…。(個人的なことを書くと、好きなアルバムには変わりないんだけれど、僕もちょっと「あれ?」って(笑))
 さらなるYCの躍進に、期待大です!!
 ちなみに来日公演が3月にあるそうで、それも楽しみ。

[余談]
 これ、セキュアCDだったのが玉に瑕なのですが、簡単にガードを外せてよかった(笑)。CCCDはいっぱいあるけど、セキュアCDを買うのは初めてで。
 まあ、東芝のコピーコントロールは元々簡単に外せたし、これもあんまりちゃんとしたのじゃないのかも。…とは言え、ウザイですが。


Yellowcard / Ocean Avenue

Yellowcard オフィシャルサイト

「Lights and Sounds」を試聴する(WMP)。

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2006.01.21 Sat
 あのAlicia KeysとU2のBonoの夢の競演が実現。Alicia Keys & Bonoの「Don't Give Up」。

alicia bono.jpg


 アフリカの子供たちのチャリティのために企画された、夢の共演。
 最近Mary Jと共演したりと活動を広げているU2のBonoと、あのAlicia Keysが、ファンにはまさに「垂涎」モノの共演。
 元々Bonoはアフリカの貧困撲滅やエイズ問題などに積極的に取り組んでいる。スマトラ沖地震の際に「Asia Aid」というアルバムにも参加したり、社会的な慈善活動をとても活発に行っている。
 そんな彼が、Alicia Keysとデュエットである。
 なんでもAliciaは、「この曲もボノも大好きよ。彼がアフリカや世界のために行っている活動を本当に尊敬しているの。私もせめて(彼の)半分くらいはなにかしたいの。AIDSはアフリカが直面している深刻な問題だから、すべての人々に現状を理解してもらえるように努力するわ」とコメント。シンガーとして活躍するだけではなく、こうした活動もしていることは凄いと思う。
 この曲はiTunesミュージックストアで限定発売され、収益金は全てNPO団体「Keep a Child Alive」にエイズ患者/HIV感染者への医薬品配布のための資金として寄付されるとのこと。CD化されないのがいささか残念だが、それも「寄付」を前提として発売形態を考えた上でのことなのだろう。…寄付をする(まあ実際は「曲を買う」だが)側の人間としても、DL発売なら価格も10分の1近くにまで押さえられて、手軽で払いやすい。
 AliciaやBonoが好き、と言う人にも勿論だが、ちょっとしたチャリティーに参加したいけれど何から始めて良いのか…と言う人も、是非買ってみては。

 シングル「Don't Give Up」。
 こういうデュエット曲だと、大抵「キャリアが長い人」が先にクレジットされるのに、この曲は「Alicia Keys & Bono」なんですね(笑)。慥かにAliciaがメインっぽい感じなのですが。
 この曲は、元々1986年発売のPeter Gabrielのアルバム「So」に収録されたKate Bushとのデュエット曲。Peter Gabrielはまだしも、この曲を歌うKate Bushって想像がつきませんね(苦笑)。
 だからカバーなのですが、もうイントロからAliciaテイストに完全に染まってしまっています。
 どんな曲でも「自分の色に染めてしまう」らへんが、Aliciaの素晴らしさでしょう。
 原題では、副題に「Africa」と入っていたように、アフリカの土俗的な歌を連想させるフレーズから曲が始まり、そこに印象的なピアノのベースメロディーが乗っかります。
 このピアノのベースのメインリフが完全にAliciaテイストで、ファンにはたまらない感じでしょうか。
 そしてBonoの渋い声で曲が幕開け。またここら辺に彼のヴォーカリストとしての才を伺わせるフレーズで、わざと掠れ気味に歌い上げるところなどはさすがです。
 そしてサビでAliciaにヴォーカルをバトンタッチ。Bonoのキーに合わせて曲を編曲して高めになっているのか、Aliciaがかなり高音になっています(笑)。しかしまた、彼女も見事に歌い上げていますね。
 2番以降の盛り上がりがまた秀逸で、アフリカの民族楽器などを取り入れた伴奏に合わせて歌う2人が印象的です。ピアノも大振りだし、曲のメロディーもシンプル。けれど、それでも「聞かせる」あたりが、2人の実力でしょう。
 こんな2人に「Don't Give Up」と歌われたら、やはりぐっときて、「自分も何かしなければ」と思いますよね。
 夢の共演であるということを忘れて、純粋に曲として、メッセージとして味わえる作品になっています。

 ちなみにAliciaは既にサードアルバムの構想も固まっているとのこと。
 そしてそれ関連で調べていて驚いたのですが、Aliciaは映画「Glory Roads」のサントラであのLyfe Jenningsと共演しているんですね!! …どうしよう、こんな夢の共演を聞いたら、本当に鼻血ぶーになってしまいます…(笑)。
 アルバムにももちろん期待ですが、こうした単発モノのデュエットも、アーティスト同士の長所が乗算されて、また素晴らしいですね。


Alicia Keys オフィシャルサイト

U2 オフィシャルサイト

▽ Audio 「Don't Give Up」を試聴する(WMP)。

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2006.01.20 Fri
 あのGavinの新曲がついにドロップ!! Gavin DeGrawの「We Belong Together」。



 僕が一番好きなロック歌手といえば、間違いなくGavin DeGrawです。
 大御所のロックバンドや最近のロックシンガーまで好きな歌手はいますが、やはり彼はNo.1です。彼とであったときは、本当に「一生の歌手を見つけた」と思いました。
 日本ではまだ認知度が低いようですが、Gavinの「I Don't Want to Be」がR&R年間チャートで9位にランクインし、アメリカでは確実にその実力が認められています。何週間も1位を取るようなスマッシュヒットではなく、じわじわと何週間にもわたって、順位は低いながらもランクインし続ける彼の売れ方に、彼の認められ方が窺い知れるのではないでしょうか。1ファンの僕としても、そうやって1発屋になってしまう歌手ではなく、粘り強く人々の心を捉える売れ方をしていることは嬉しいですね。
 そんなGavinから、待望の新曲が到着。アルバム発売のインターバルが長いとされるロック(特に1枚のアルバムを丹精に仕上げるような印象のあるGavinなんか)にしては、予想以上に早い新曲の感じがありますが、考えてみれば、デビューアルバムの「Chariot」自体は2003年夏リリースなんですよね。そこから「I Don't Want to Be」がヒットするまでに1年半掛かっているし、時期としては妥当なのでしょう。
 現在アルバムもレコーディング中(めちゃめちゃ期待!!)という彼ですが、この曲はそのアルバムからのリードシングル扱いではなく、ピンでのシングル発売。映画「Tristan & Isolde」の主題歌として発売された曲です(映画もかなり売れているみたい)。
 R&Rチャートではまだランクインしていませんが、ビルボードチャートでは初登場38位と言う好位置。
 ロックが巻き返しているとは言え、未だにロック曲のヒットが厳しいアメリカのミュージックシーンに於いて、この曲がヒットを飛ばしてくれることに期待です!!

 シングル「We Belong Together」。
 別にMariahのカバーではありません(笑)。ちゃんとした、Gavin節炸裂の、ロック曲です。……ただ、Gavin関連でいつもお世話になっている「Gavin's Groupie」さんによると、「わざわざ流行ってる曲と同じタイトルにして、乗っかちゃおうって魂胆ぽい」とのこと(笑)。…オイオイ、とな(笑)。
 ライヴでは前々から演奏していた曲だそうで、まあMariahより先に作ってあった曲なのでは?(05年の夏から歌われているそうなので時期的には微妙ですが、製作はもっと前かと考慮すると) ちなみにライブでは「Mariah Careyの歌と間違えないようにね」と言って、Mariahの物真似までしたそうです。…想像がつきません、Mariahを歌うGavin……(笑)。
 そんな余談のあるこの曲ですが、また痺れるんだ!!
 アコギのイントロから入り、切々とGavinが歌います。Gavinの曲って、シングル曲は今まで全部長調の曲だっただけに、短調のサビにはちょっとびっくりしました。けれどそれがまたイイ!!
 アコギだけだった曲に、ドラムがフィルインして曲が幕開けますが、このドラムのスネアの音にまた感動……(コメントが細かい?(苦笑))。彼らしい力強い編曲に仕上がっていて、本当に嬉しい限り。
 語りかけるようなAメロ、秀逸ですね。この曲も、また歌詞が素晴らしいのですが、その歌詞が生きる歌い方となっています。
 そして繰り返されるサビ。メロディーがアルバム「Chariot」よりももっと洗練されて、歌いやすくなったような印象。けれど、その力強い心に刺さる彼の歌声と見事に融合して、ぐっと惹き付けられるテイストに仕上がってます。(またサビの歌詞も良いんだ)
 これまた、連日どっぷりはまって聞いています。最近ロックとちょっと疎遠になりつつあっただけに、新鮮です。そして何より、もう僕なんか「Gavinの新曲」というだけで、ひれ伏して「ははぁ」と聞いてしまう感じですね(笑)。
 アルバムに、さらに期待です。

 「Chariot」、「Follow Thorough」、「I Don't Want to Be」などのシングル曲は元より、アルバムとして濃厚に聞かせるGavinのアルバム、まだ聞いていない人は是非チェックしてみてください。
 そしてこのシングルもまた要チェックですね。まずこの曲から聞くよりも、先に「Chariot」を聞いてから聞いた方が楽しめる気がします。
 次のアルバムもレコーディング中とのことで、今年もGavinから目が離せません!!


Gavin DeGraw オフィシャルサイト

「We Belong Together」を試聴する。
  映画のオフィシャルサイトの試聴へと飛びます。

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2006.01.19 Thu
 
R&R [CHR / Pop National Airplay]


 R&Rとは、ビルボードチャートのようにシングル売り上げに左右されず(しかもビルボードシングルチャートはダウンロードが加味されていない!)、純粋にラジオのオンエア回数で今一番アメリカのラジオで掛かる曲(=一番売れている曲)を現したチャートです。
 つまり、このチャートこそ、本当に「今、売れている曲」が分かるチャートで間違いない!



  今週 (先週)
  01位 (02位) ↑○ Pussycat Dolls / Stickwitu  (9194)
  02位 (01位) ↓  Chris Brown feat. Juelz Santana / Run It  (8966)
  03位 (03位) →  Mariah Carey / Don't Forget About Us  (7794)
  04位 (06位) ↑○ Beyonce' feat. Slim Thug / Check On It  (7753)
  05位 (04位) ↓  Kelly Clarkson / Because of You  (7339)
  06位 (05位) ↓  Nickelback / Photograph  (6527)
  07位 (07位) →○ All-American Rejects / Dirty Little Secret  (6270)
  08位 (09位) ↑  Rihanna / If It's Lovin' That You Want  (4739)
  09位 (15位) ↑○ Ne-Yo / So Sick  (4674)
  10位 (08位) ↓  Kanye West / Gold Digger  (4568)

 ついにPCDが首位獲得。彼女達最大のヒット曲となっています。既に48位にはBEPのwill.i.am.をプロデューサに招いたサードシングル「Beep」もランクインしていて、勢いを見せ付けています。
 首位転落して、2位がChris Brown。セカンドシングル「Yo (Excuse Me Miss)」も好調。さすがに6週連続首位とはなりませんでした。しかし、デビュー曲としては破格のヒットでしたね。何箇所にも書いていますが、彼のShowcase Liveのレポートはこちらから。
 3位はMariah。ビルボードでは1位を獲得した曲ですが、R&Rチャートでは放送回数も減って、厳しい情勢。ソロでの強さを改めて見せ付けている4位のBeyonceとも僅差でした。
 5位から7位までは変動なし。ただ、AARが結構放送回数を伸ばしていて好調。8位のRihannaも順位自体は上昇していますが、放送回数は減ってしまいました。
 そしてなんと言っても特筆すべきは9位のNe-Yo。ここでも早くから「ゴリ押し」してきた彼ですが、先週も書いたとおり、まさしく人気「大爆発」。今週、最も放送回数が増えて曲でもあります。チャート上位での6ランクアップは、破格の数字です。意外と上位がスカスカなので、来月あたり首位も狙える好位置。
 そんなNe-Yo情報ですが、先日も「本日の一言」で書いたように、Ghostfaceのニューアルバムのリードシングル「Like That」で客演をしています(Def Jam繋がりの上にアルバム発売日まで同じ)。記事にした「Be Easy」はプロモシングルで、正規シングルはこの曲だとのこと。これまた、サビではNe-Yo独特のメロディーを伺わせるたまらないトラックです。
 そして10位はKanyeでした。

 10位以下の注目曲。
 「Sugar, We're Goin Down」に続いて俄然好調な11位のFall Out Boyのアルバムからのセカンドシングル「Dance, Dance」、5ランクアップで13位のNatasha Bedingfieldの「Unwritten」、連日NYラジオ局でヘビロテと噂の17位のJuelz Santanaの「There It Go (The Whistle Song)」、個人的にお気に入りトラックである19位のRay Jの「One Wish」などなど。
 そして21位~26位が激しく混戦で、Nelly「Grillz」、BEP「Pum It」、Trina feat. Kelly Rowland「Here We Go」、Kelly Clarkson「Walk Away」、Relient K「Who I Am Hates Who I've Been」、Three 6 Mafia「Stay Fly」と全て赤丸付き。TrinaとThree 6 Mafiaに至っては、周りの曲の放送回数の伸びが大きいために、赤丸が付いているのに順位は下がってしまうという現象も。
 中でも、NellyとBEPが強い。Kelly Clarksonはさすがにいい加減にせぃって感じですかね(笑)。しかし、これまた相当強いです。28位のGorillazが、ランクダウンしたのに再び赤丸が付くという復活(と言うか底意地?)を見せています。
 また、30位台も10曲中9曲が赤丸付きで、かなり混戦。Eminem新曲とJames Bluntが、中でも躍進しています。アメリカでも受け入れられているようで一安心。
 さらに下位では、Gwenの6thシングルなんかもランクイン。(シングル出しすぎだと思うのですが…(苦笑))。
 現在、上位の勢いが衰えていて、中盤のチャートが加熱しています。新しい1年を迎え、チャートも2月にかけて一新という感じでしょうか。

 一方のR&Bチャート。
 1位はNellyの「Grillz」、2位はNe-Yoの「So Sick」、3位はMariah Careyの「Don't Forget About Us」、4位はChris Brown feat. Juelz Santanaの「Run It」、5位はJuelz Santanaの「There It Go (The Whistle Song)」でした。
 Nelly強し。しかしここでもNe-Yoが爆発しています。それを追随するMary JとBeyonceの勢いも凄いです。

 アルバム発売5週間前にしてNe-Yoのセカンドシングル「So Sick」が大ブレイク。
 総合チャートで首位を狙えるほどの彼の勢いに、今後も大注目です。


The Pussycat Dolls 「Stickwitu」を試聴する(WMP)。

Chris Brown feat. Juelz Santana 「Run It」を視聴する(WMP)。

Mariah Carey 「Don't Forget About Us」を試聴する(WMP)。

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2006.01.18 Wed
 ここでゴリ押ししてきたNe-Yo。ようやく発売日も近付き情報も増えたので、追加記事を♪



 既にここの読者の方なら、お馴染みのはずのNe-Yo。(Ne-Yoでググると、ここが4件目だし(笑))
 現在、彼のセカンドシングルの「So Sick」が飛ぶ鳥を落とす勢いでチャート上昇し(ようやくPVも公開されました)、期待の超大型新人です。あのMarioのヒット曲「Let Me Love You」の作曲者でもあり、その才能・センスは計り知れません。
 国内発売も決定し、ようやく日本にも情報が結構流れてきましたね。ちなみに2月2日に彼のShowcase Liveがあるそうです。「先着100名様ご観覧可」、という太っ腹Showcaseで(笑)、誰でもこのライヴを見られる可能性があるので、是非チェックしてみちゃってください。…僕も出来れば行きたい所存。
 連日、物凄い勢いでNe-Yo人気が広まっていて、早くから注目していた僕なんかは嬉しい限り。チャートもついにトップ10入りを果たし、このまま行くと首位達成も夢ではありません。
 アルバム発売は2月28日(国内盤3月1日)とまだ先なので、今からでも遅くは無いので、要注目です。…それにしても、もっとアルバム早く出せないんでしょうかね(苦笑)。なんでも、Rihannaが予想以上にヒットしたため、Def Jamのプロモーションが遅れたのだとか。
 また、Ne-Yoと言う名前の由来は、仲のいいプロデューサーから「君はNeoがマトリックスを見ているような感覚で音楽をやってるんだな」と言われ、それ以来呼び続けられたことからそのまま定着したとのこと(権利関係上、綴りはNeoからNe-Yoに)。

 既に出ている2枚のシングルに関しては前回の記事で書いたので、今回はアルバム収録曲について。
 僕はプロモ盤で流出している7曲(「Stay with Me」と「So Sick」を含めない)までを試聴出来たのですが、そのうちアルバムに収録されるのは2曲だけの模様(笑)。…一体どれだけ曲のストックがあるのでしょうか。
 ユニバーサルでようやくトラックリストも公開されていましたが(Def Jamではまだ公開されていない)、2曲ボートラ収録と言うことなので、そこには収録されるのかも。既にシングルヒットを遂げているからか、アルバム冒頭にシングルを持ってくる「アルバムとしてキャッチーとなる」ような曲順ではなく、「Stay with Me」と「So Sick」が最後の2曲と言う、アメリカとしては些か風変わりな曲順に。ラストに持ってきているあたり、やはり「So Sick」はNe-Yo自身も思い入れがあるのではないでしょうか。
 8曲目の「Let Me Get This Light」。
 アンダンテぐらいの心地よいテンポの1曲で、ポップで明るいテイストに仕上がっています。またNe-Yoのヴォーカルも炸裂で、とても聞きやすいトラックです。
 ドロップのように「Let Me Get This Light」というフレーズが随所に入るのですが、それがまたBow Wowの「Let Me Hold You」みたいな感じ(笑)。けれどBow Wowとは違って、この曲はかなり明るいさわやかなトラックです。
 ピアノとドラムの刻みに、遊びまくっているキーボード(ギターのサンプリング)が楽しい。ちょっと、サビがどこなのか分かりづらいけれど、「Let Me Get This Light♪」というフレーズはついつい口ずさんでしまうのではないでしょうか。
 9曲目の「When You're Mad」。
 ピアノのメロディーが美しいイントロから始まり、ブレイクして曲が始まります。これも明るめのテイストですが、刻みが緩いので、ゆったりと聞けるテイストとなっています。
 メロディーメーカーという言葉がまさに似合う、サビの美しいメロディーラインが秀逸。Ne-Yoの曲って、どの曲もベースラインにちゃんと裏メロがあって、そこらへんにも彼のメロディーセンスが伺えますが、この曲なんて顕著なのではないでしょうか。
 ポップテイストの曲なんだけれど、どこか切ない感じのする曲で、聴けば「あ、Ne-Yoだ」って一発で分かるあの彼独特の曲調が活きています。またこれもハマる人が多いのでは。
 けれど個人的には、アルバム未収録の「Don't Worry Me Now」と言う曲が一番好き!! イントロのキーボードのほんほかメロディーからして、ぐっとひきつけられてしまう!! メロウなポップバラードとでも言うトラックで、またサビがヤバイんですよ!! 是非是非国内盤ボートラに収録してもらいたいですね…。

 色々と試聴してみて、改めて彼の凄さを実感。
 他でも書きましたが、同じくDef JamのGhostfaceのニューアルバムのリードシングルにも彼は参加していて、そこでもセンスを遺憾なく発揮しています。
 ……Ne-Yoは間違いなく「本物」ですよ。
 本当に「ゴリ押し」。要チェックです!!

[追加](3/8)
 すいません、最終的なトラックの曲順、変わってしまいましたね(苦笑)。やはりアルバムの頭にシングルがどどーんと来ています。
 アルバムをちゃんと買いましたが、改めてNe-Yoにホレ直してしまいました♪
 それと、Showcase Liveで話題になった《ネックレス》ですが、CDのブックレットの最終ページ(CDケース開けて左)の写真でNe-Yoがつけているヤツのことですね。このスチールでつけているネックレスと同じのをShowcaseでもつけていましたよ。


Ne-Yo オフィシャルサイト

▽ Audio 「So Sick」を試聴する(MP3)。

▽ PV 「So Sick」を試聴する(Flash)。

▽ Audio 「Stay with Me」を試聴する(WMP)。

▽ Audio Ghostface feat. Ne-Yo 「Like That」を試聴する(WMP)。

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2006.01.17 Tue
 ビバ☆アフロ!! Leela Jamesの「A Change is Gonna Come」。



 ブルジーでソウルフル。聞き手を惹きつける魅力を兼ね備えた、大型新人のLeela James。これが去年のベストアルバムであった人もいるのでは?
 彼女の魅力は、何と言っても「声」。
 『Joss StoneとAnthony Hamiltonを足して2で割ったような声』、などと言われたりしている時点で、気になると思います。慥かに、Jossとは結構声が似ていて(Jossより少しキーが高くなった感じ)、Lauryn Hillなどにも通じる雰囲気。(話は逸れるけれど、アーティストの比較対象としてJossの名前が出てくるほど、彼女が有名になったことが嬉しい(笑))
 ジャケットを見た感じだと、野太いハスキーな声をしていそうな感じがあるが、これがさらっと高音も歌える声をしている。深みのある声で、パワフルなエナジーを感じさせる。
 そのLeelaは、この作品でデビューのLA出身。「高校の英語の授業中は教室の片隅でいつも歌詞を書いていたわ。書いてて興奮しちゃって、大声で歌い出したこともあったな」などとインタヴューで語る音楽好き(けれど「歌い出す」って……おいおい(笑))。元々は短距離選手を目指していたけれど、膝を故障して音楽に転進したとの事。
 ソウルミュージックが大好きとあって、ソウルをベースとしつつも、90年代的なHip-Hopサウンドも取り入れた、幅広く深みのある1枚に(他の人のレビューでは誰も比較していないけれど、ちょっとKeyshiaとかとも近くないかな)。
 シングル「Good Times」でデビューしましたが、なんとこの曲はGwen Mcraeの超大ネタ「Funky Sensation」使い。そしてアルバムタイトル「A Change is Gonna Come」と言えば、あのSam Cookeの不朽の名作のタイトルと同名!!(そしてカバーまでしている!!) ……物凄い自信を感じさせます。…恐ろしくて、普通出来ませんよ、こんなこと……。
 プロデューサーには、Eric Benetを筆頭に、Kanye West、Raphael Saadiq、Wyclef Jean(大好き)、などが参加。見事な1枚に仕上がっています。
 ソウルファン至聴の1枚。

 シングル「Good Times」。
 スカッとしたトラックに彼女の声がとてもよく映えている。
 ストレートな本当に直球トラックで、シンプルなドラムとキーボードに乗る彼女の歌声は、既に貫禄さえ漂う堂々としたもの。サマーチューンと言った感じで、夏にドライヴしながらラジオから掛かってきたらたまらないであろう。
 コーラスの上で遊びを入れながら歌う彼女は、本当に凄い。アルバム全体通しても、声を通じて彼女の色を貫き通しているが、その雰囲気はこの曲でも反映されていると思う。例えどんなプロデューサーを起用しようとも、どんな曲を歌おうとも、Leelaが歌えばLeelaの曲になってしまうパワーを感じさせられる出来栄え。
 アルバムとしても多彩な表現を見せて、彼女の魅力が詰まっている。ブルースっぽい演出があったり、ラテンテイストがあったり、ソウルやR&Bと言ったジャンルに捕らわれていない。
 セカンドシングルの「Music」なども、イントロからして土臭い!! そしてこの曲はまた顕著に声がJossに似ている(笑)。ちょっと抑え目なAメロから、サビに掛けてじわじわと盛り上っていく展開は、ドキドキとする。オルガンとLeelaの絡みも絶妙で、後半シャウト気味に歌う彼女には、本当に感嘆。
 「Ghetto」の裏拍ノリのホーンが心地良いラテントラックや、ハーモニカが心地良いその場でジャムっているような素晴らしすぎるInterlude……(これ、マジやばいですよ)。
 前半は90年代Hip-Hopを取り入れたような現代的なSoul/R&B路線だが、後半はソウル全開。
 哀愁漂う3拍子3連符トラックの「My Joy」なんか、とても渋い。これだけの曲を歌いこなせる技量はお見事。とてもソウルを感じさせられて、たまらない1曲である。
 Kanyeが手がけた「It's Alright」は、ちょっとKanyeさんっぽくないシンプルなトラックでこれまたLeelaの声が良いし、No Doubt(Gwen姐さんのバンド)のカバーである「Don't Speak」なんかはアコギと彼女の絡みが絶妙。
 最初から最後まで、Leelaの声に圧巻させられる、とても完成度の高い1枚となっている。

 これから一体どんな大物に化けるのか楽しみなLeela。
 要Checkです!!


Leela James オフィシャルサイト

「Good Times」を試聴する(WMP)。

「Music」を試聴する(WMP)。
  またすごいアフロで…(笑)。

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2006.01.16 Mon
 全米初登場1位を記録した映画、「Coach Carter」のサウンドトラック。



 サウンドトラックを取り上げるのは初めてですね。
 けれどそのサントラ、錚々たるメンバーが集結し(しかも「Hope」を除いて全員書下ろしの新曲)、かなり充実した1枚となっているんですよ。なんか、「外せない」感じの1枚なので、ご紹介。
 個人的には、「8 Mile」よりも「The Longest Yard」よりも好きな1枚で、ノリの良い曲が集まった1枚になっていると思います。
 参加アーティストには、Fabolous、Mike Shorey、Chingy、The Game、Lil Scrappy、Ciara、Common、Kanye West、Twista、Faith Evansなどなど……。どのアーティストも、また良い仕事をしています。
 そして隠し玉は、Letoya。先日解散したDestiny's Childの初期メンバーである彼女のソロ曲も収録されています。
 充実したサウンドトラックで、「なんか良いHip-Hopのアルバムないかな?」という人にオススメ。かなりオトクな1枚だと言えるのではないでしょうか。
 僕は映画も見ましたが、これもなかなか面白いですよ。実話に基づいている話だけに、ストーリーに説得力があります。Samuel L. Jacksonの演技は凄い。
 映画には随所にHip-Hopの音楽が使われていて、突然Nina Skyの「Move Ya Body」が流れてきたかと思えばHoustonの「I Like That」(久々に聞いた!!(笑))が使われたり、ダンスパーティーのシーンではAliciaの「You Don't Know My Name」が流れたりして、Hip-HopやR&Bに詳しい人には2倍楽しめるのではないでしょうか。今見ると、ちょい古い選曲(映画公開は丁度1年前)なので、「そう言えばこんな曲が流行っていたな~」とまた面白いです。
 ……しっかし、個人的に気になるのはAshanti。
 この映画が何で音楽シーンで話題になったかって、Ashantiの初出演映画だからです。ヒロインである妊娠してしまった女子高生役を好演しています(いささか「まだ演技は下手かな?」と思うシーンもありましたが(笑))。
 なのに何故Ashantiはサントラに曲を入れてもらえなかったのか。(笑)

 主題歌、Twista feat. Faith Evansの「Hope」。
 この曲は、Twistaのアルバム「Kamikaze」にも収録されていますが、オリジナルバージョンよりも断然素晴らしいテイストになっています。(後にFaith Evansの「The First Lady」にも収録されました)
 Twistaって、早口ラップの元ギネス記録保持者とあって、かなりガツガツしたラップのイメージが強いですが(と言うかここまでくるとなんにも聞き取れないからラップにすら聞こえませんが(苦笑))、この曲ではTwistaのラップに味わいがあるんですよ。タイトルから喚起させるイメージの如く、優しげな雰囲気のラップで、それがまたFaithと絡んで、良い曲となっています。
 アコギとパーカッションだけのシンプルなトラックですが、綺麗なコード進行で聴かせてくれます。TwistaのラップにもFaithのフックにもマッチした絶妙のバックトラックで、メロウな聞きやすい曲です。
 日溜りの中で聴きたいような曲ですね。
 アルバムの中でしっとりとしたトラックはこの曲とVan Huntの「Your Love」だけで、あとは残り全てアゲアゲになる活きの良いトラックが満載。(まあ映画の内容がかなり勢いのある展開だからなのでしょうが)
 冒頭を飾るRed Cafiの「All Night Long」からして、アゲアゲ必至の1曲です(ただ50の「Disco Inferno」にしか聞こえないんだけれど(苦笑))。なんだか久々に名前を見た気がするChingyもあの詐欺師っぽい声(笑)は健在で、ビートが効いたハイハットの細かい刻みのトラックに乗せてラップしています。The Gameも緩めのトラックで飛ばしているし、cRunkではないCiaraのトラックもパンチが効いています。
 KanyeさんはMalik UsefとCommonと共に、相変らずな曲を展開。Ak'sentの「This One」も名前の通り、アクセントのあるメッチャかっこいいトラックを披露。そしてLetoyaもHip-HopテイストのR&Bを聞かせてくれます。さすがは元デスチャだけあって、その歌唱力は健在。
 本当にオトクな1枚となっています。

 Hip-HopとR&Bが大々的にフューチャーされているので、サントラと合わせて映画も要チェック。オススメです。


Coach Carter オフィシャルサイト

Twista feat. Faith Evans 「Hope」を試聴する(Real)。

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2006.01.15 Sun
 ソウルミュージックたるものを感じさせる、Anthony Hamiltonの「Ain't Nobody Worryin'」。



 こういうアルバムが今と言う時代に発売されて、そしてそれがちゃんと認められていることに感動せざるを得ません。
 やっぱりアメリカって懐が深いと思う。と言うか、アメリカが生んだ音楽を今でも忘れていないことが嬉しい、とでも言うのかな。
 どれだけR&BやHip-Hopが売れても、どれだけアーティストの低年齢化が進んでも、彼のようなアーティストがメジャーからしっかりとプロモーションもしてアルバムをリリース出来ている限り、ソウルというジャンルを信頼できますね。HMVのレビューにも似たようなことが書いてあり、「うんうん、そうだよね」、と1人納得してしまいました。
 さて、ノース・キャロライナ州シャーロッテのハーレムに生まれ育ったAnthony Hamilton。96年にアルバム「XTC」でデビューを飾り、99年には新レーベルSoulifeと契約。再度アルバム製作をしていましたが、Soulife閉鎖という苦境に立たされます。(実はそれ以前にも契約レーベルが潰れるという悲劇を経験している彼)
 その後、レーベルを探しつつも数多くのアーティストの作品にゲストとして参加。グラミー賞にノミネートされたNappy Rootsの「Po' Folks」をきっかけに、ついにSo So Defと契約を交わし、2004年に「Comin' from Where I'm from」でメジャーデビュー(ちなみに、あのJermaine Dupriの父親Michael Mauldinが彼のパフォーマンスを見て契約が決まったとのこと)。シングル「Charlene」などがヒットを飛ばし、その泥臭く、渋くて力強い彼の作品は一躍脚光を浴びました。
 そんな彼が満を期して放つニューアルバム。2005年に未発表に終わっていたアルバム「Soulife」を改めてリリースして高い評価を得ていたし、客演でもSyleena JohnsonやYing Yang Twins、最近ではSantanaなどとコラボレーションをしてまた期待が高まっていましたが、この作品も涙が出そうな素晴らしいソウルアルバムに仕上がっています。
 70年代のソウルを彷彿とさせるこの作品は、当時の世代から新しい世代まで幅広く聞ける1枚。John Legendをもっと渋くした感じと言うのかな。
 とにかく感動のアルバムです。

 シングル「Can't Let Go」。
 前作にも関わったMark Batsonとの共作の1曲。
 この1曲だけでも、彼がいかに素晴らしいソウルミュージシャンであるかがわかると思います。イントロのね、たった数秒のオルガンからだけでも、漂うソウルの哀愁を感じさせてくれますもん。
 オルガンをベースにした、シンプルなトラック。最近だとJaheim(最近だとNellyの「My Place」の人と言えば分かる?)と並んで特徴的だといわれるAnthonyの声ですが、これがまた凄い「聴かせ」ます。
 静かに歌い始めるAnthonyと、キーボードの追い立てるようなフレーズで極が盛り上がっていき、サビでの彼の歌は本当に素晴らしい。
 まさしくこれぞソウルと言った感じで、ちょっと言葉を砕いて書いちゃうと、「マジ目頭が熱くなりそうだ」。
 最初から最後まで心地よい緊張感が漂っていて、聴いていて飽きない。背後で抑え目に使われているコーラスや、彼に実に合ったオルガン使いが秀逸。Anthonyの声を活かす編曲となっていて、素晴らしい完成度です。またシンプルなメロディーラインが良いですね。
 今時のR&Bで耳が慣れちゃっている人には「これがリードシングル?」という地味な印象を受けるかもしれないけれど、この曲をリードシングルに持ってきたあたりに、彼の自身と音楽に対する姿勢が伺えますよね。
 アルバムも最高の1枚です。
 もうね、1曲目の「Where Did it Go Wrong」のワウギターにハモンドオルガンというところからして、素晴らしい。全編に渡ってソウルで押し通していて、トラックがどれも秀逸です。彼の歌の上手さも、勿論言うまでもありません。
 ゴスペルな雰囲気も伺わせる「Pass Me Over」や、Aliciaの「If I Ain't Got You」以来聴いたソウル炸裂3拍子3連符トラックの「Change Your World」なんて、本当に正座して聞かないといけないような素晴らしさ。続く「Never Lover Gone」の高音を歌うAnthonyになんか、鳥肌が立ってしまう。個人的にもとても好きな1曲だ。ありえないぐらいシンプルなサビのフレーズなのに、どっぷりはまってしまう。

 心が揺さぶられるというのはこういうことだと実感させられる、感動的なソウルアルバムと仕上がっています。
 Jamie FoxxやJohn LegendがHip-Hop的なテイストを取り入れたソウルR&Bで成功を収めているのを気にもせず、こうして古典的ソフルクラッシックを行くAnthonyは素晴らしい……。
 これは、「持っていないとおかしい」ぐらいの、一生の1枚です。
 国内盤も1月25日発売なので、是非チェックを。
 ちなみにこのCD、輸入版はLPを模したつくりになっていて、表も裏も黒なのですが(笑)、国内盤では実現するのでしょうか? またここら辺にも彼の音楽に対する姿勢が窺い知れて好きだなぁ…。


Anthony Hamilton オフィシャルサイト

「Can't Let Go」を試聴する(WMP)。

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2006.01.14 Sat
 現在塀の中の元祖ビッチ・ラッパー、Lil' Kimの「Naked Truth」。



 先日Trinaを紹介したので、やっぱりこの人を紹介しないと……。
 さて、最初に書いたように、現在Lil' Kimはお勤め中です。(早期保釈の可能性があるとかニュースで報道されていたっけ)
 ご存じない方のために一応説明しておくと、Lil' Kimは2001年、マンハッタンのラジオ局Hot97の外で起こった発砲事件で、友人をかばうために偽証を行ったとして有罪が確定。Lil' KimとFoxy Brownの間に起こった抗争が元で起こった、事件を担当した検察官曰く「西部劇のような撃ち合い」だったこの発砲事件は、Lil' Kim御一行がHOT97のビルを出た際に、敵対していたCapone-N-Noreaga(CaponeとN.O.R.E.)とその仲間に遭遇したことで発生したとのこと。
 有罪を確信していたようで、前からアルバムをレコーディングしていて驚かせたLil' Kim。なんか話題性でアルバムセールスに拍車が掛かると予想した強引な感じも否めないんだけれど…(アルバムタイトルも絶対に狙っているしね)。っていうか、まず発売されちゃうことが驚きなんだけれど(日本なら発売禁止ですよね(苦笑))。
 そんな話題の絶えないLil' Kim姐さんですが、このアルバムに関してはもう1つビッグニュースが。
 この「Naked Truth」は、ヒップホップ専門誌「Source Magazine 10月号」で最高ランクの「マイク5本」を獲得。女性としては至上初の快挙を成し遂げました。
 この「Source Magazine」って、ヒップホップで最も影響力のあるメディアのひとつだから、発売前の時点でマイク5本を獲得し、相当話題になっていました。だってマイク5本を獲得したアルバムって、Nasの「Illmatic」など歴史に残る名作ばかりですよ。「時代を変える、歴史に残る一枚」っていうぐらいの扱いですからね。
 ……ただ、マイク5本は過大評価しすぎ(あちこちで叩かれちゃいましたね(苦笑))。減点法で採点したら抜かりなく5本かもしれないけれど、じゃあ普通に得点を付けたら5本になるか、っていうとそうでもないと思う。これも裏でビジネスの匂いがするなぁ…。なんか残念。
 と言っても、アルバムは普通に良い感じなので、要チェックです。

 リードシングルの「Lighters Up」。
 ラテンな雰囲気を漂わせるパーカッションで始まり、そこに歯切れの良いキーボードが乗っかるすかっとしたバックトラック。マイナーなコードが良いですね。恋人Scott Storchがプロデュースとのこと。
 彼女のパワーを感じさせるトラックで、はまるとどっぷりいっちゃいそうな曲です(ラテンテイストなだけはある?)。シンプルだけれど、聞くと忘れられないトラックです。
 Lil' Kimのラップも良い感じなのですが、個人的には「なんかLil' Kimがちゃんと歌ってない!?」と衝撃的だったのですが(笑)。でもって、フックの歌詞が「Put ya lighters up!(火を掲げろ)」ですもんね。さすが…(笑)。
 ちなみにPVには、Mary Jが特別出演しています。
 アルバムとしても、大ネタ使いのトラックありで、よく仕上がっています。(入所が9月19日で発売が9月13日というギリギリだったあたりを考慮しても、かなり短期集中で頑張ったのでは)
 プロモシングルの「Shut Up B***h」は些か不評でしたが(僕は嫌いじゃないけれど)、かつての恋人であるBiggieの大ヒット曲「Mo Money, Mo Problems」を使用した歌っぽい「Spell Check」や(ちなみに「All Good」でもBiggieの「Juicy」を使用していて、ファンにはたまらない感じ?)、彼女にしては意外なメロウで聴かせる「Slippin」、The Dramaticsをモロ使いのソウルフルな「I Know You See Me」などなど。ウェッサイなSnoop客演の「Kronik」などもはまる人は多いのでは。

 完成度が高く、Hip-Hopが好きな人にはどれか1曲は気に入る曲があるような、しっかりとしたアルバムになっています。
 前述の事情でプロモーションが出来ないので、純粋に「曲だけ勝負」という状況だけで、彼女の真価が問われていますね。(まあ実際R&Rチャートでは伸びませんでしたが(苦笑))
 チェックの1枚です。 
 …それにしても、ジャケットの変化が凄い…(笑)。(フォトショップの修正技術が進化したのかな?)

[追加]
 ビルボードでは、ちゃんとトップ10にランクインしたそうですよ(笑)。


Lil' Kim オフィシャルサイト

「Lighters Up」を試聴する(WMP)。

「Shut Up B***h」を試聴する(WMP)。

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2006.01.13 Fri
 行ってきました!! 先日お伝えしたとおり、Chris Brownのショーケースライヴに!!




撮影NGだったので、ニュース記事で発見した画像から


 今、帰宅して直ぐにPCに向かい、この記事を書いています。興奮冷めやらぬ状況です。
 正直、「っていうかアイドルじゃん」位にしか思っていなかったのですが(ごめんなさい!!)、ハンパなく、超ど級で歌が上手かった!! ショーケースライヴだと言うのに、カラオケではなく、ちゃんと歌っていましたよ!! 正確に書くと、伴奏と一緒に歌も流れていたのですが、それを消し飛ばすぐらいのボリュームでChrisが歌っていました。…いや、本当に凄い……。
 やっぱりライヴはいいな、としみじみ実感。
 では早速レポート。

 場所は渋谷DUO。BEPのリスニングセッションの「例の場所」のすぐ隣ですね(笑)。
 開場は19時だったのですが、僕は19時15分ぐらいに到着。「出遅れたかな~」と思っていたのですが、意外と中はガラガラで(笑)、Amerieの時と同じく、丁度前から3列目ぐらいの好位置を陣取ることが出来ました。そしてまた今回も、なんか僕が観客で最年少くさかったな(苦笑)。20代位のB-Girl中心で(当たり前か)、ちょっと浮いてた僕(笑)。
 まあ「ガラガラ」とは言っても、もともと開場がそこまで大きくは無いし、3分の2以上がメディア関係者とディーラだったので、開場前に来ているのは当選した一般組だったのでしょう(来てたのは200人ぐらいかな)。っていうか、BMG Japnのオフィシャルサイトでさえ5組10人しか抽選で招待してないし、相当ツいていたのだと改めて実感…。
 そして20時過ぎ、ついに開演。iaさんのMCの元、ライヴ前にダンスパフォーマンスなどがありました。(これについても書きたいけれど、ここでは割愛しますね)
 そしてついに!! Chris登場!!
 ショーケースライヴだと言うのに、わざわざバックダンサーを4人も引き連れての登場。
 バックダンサーが登場した後、「Gimme That」のイントロと共に、ステージにChrisが!! もう会場のボルテージは早くも最高潮。
 「Gimme That」はサードシングルの予定らしいのですが、最初からキャッチーな曲を持ってきて、かなりぶっ飛ばしていましたよ!!
 歌いながらもバックダンサーと絡みつつChrisが踊る、踊る、踊る!! 半ば唖然としてしまうほど踊りまくっていて、レッスンに通うことなく自己流でダンステクニックを磨いたとはにわかに信じられないパフォーマンス。
 最初から歌も素晴らしく、前述の通り、バックでヴォーカル入りの曲が流れていたとは言え、それ以上のヴォリュームでChrisが歌っていました。(それはマイクの問題だと思う人もいると思うけれど(笑)、生声が聞こえるほどの近距離で熱唱していました)
 とにかくアドリブが抜群のセンスを感じさせる素晴らしさで、曲後半はダンスとアドリブが素晴らしかった!! 音を本当にちっとも外さないでアドリブを入れるさまはデビューしたてとはにわかに信じられないし、CD以上の高音も難なく歌っていて、彼の実力が嘘ではないことが分かりました。
 「Gimme That」を歌い終えて、マイクスタンドをバックダンサーが運んでくると、今度は「Young Love」を熱唱。これもまた突き抜けた高音のアドリブが素晴らしく、感嘆してしまいました。
 そのあと、今度は椅子に座って、3曲目をしっとり熱唱。
 ……ごめんなさい、これだけ曲のタイトルが分からなかった(苦笑)。結局CDを買わずにライヴに挑んだ不埒な僕(苦笑)。…だって、コピーコントロールCDだったからさ。とは言え、数曲はちょっとした方法で手に入れていましたが(笑)。おそらく「Ya Man Ain't Me」だと思うのだけれど……。
 椅子に座りながらも、「じっくり歌で聴かせる」のかと思いきや、座りながら踊るChris!! …凄すぎます……。
 そして、「I'm Looking for a girl」などとコメントを乗せつつ、セカンドシングルの「Yo」を披露。
 この曲に限らず、終始Chrisは前列の女の子と握手をしまくっていて、「さすがは教育されている」という感じのサービスっぷり。特に、中央前列の女の子がこの曲の途中で、手を握られながら本気で目を見つめられて歌われたら、信じられないような黄色い悲鳴を上げていましたよ(笑)。会場から笑いが起きるほどの絶叫でした(笑)。
 Chrisはファンに握手もしっぱなしだったし、歌の「キメ所」のたびに、観客を見つめてポーズをとるので、サービス精神旺盛なのだけかと思ったけれど、後のトークの感じからすると、単純にお茶目で若いのかな、という気も。
 話が行ったり来たりしますが、生Chrisはスチール以上に子供っぽい容姿。幼げな顔に不釣合いな躯を生かしたダンスは、16歳とは到底信じられない感じでした。ちなみに服装は、黒のTシャツをB-Boyスタイルで着て、下はジーンズ。迷彩柄のキャップを被っていて、ダンス中の帽子の「被りなおし」も相当決まっていました(ジャケットを着てたり、何回か衣装も変わってた)。腕にはでっかい時計(めっちゃキラキラ輝いてた(笑))で、ピアスは1つ。ライヴ中はしていませんでしたが、トークの時はシルバーのネックレスも。(付け忘れ?(笑))
 閑話休題。「Yo」ではMichael Jacsonもびっくりのすんごいムーンウォークを披露し(っていうか足が動いて無かったよ?(汗))、例の如くアドリブも悶絶素晴らしい。
 その勢いのまま、おなじみ「Run It」へと移行。これもまたパフォーマンスとして素晴らしく、歌いこんでいるだけあるのか、今まで以上にアドリブも冴えまくりでした。
 曲ラストでの帽子を使ったダンス(っていうの?)は目を見張るものがあり、バックダンサーもたじたじな感じのものでした。最後では、バックダンサーが「Chris Brown」と書かれたキャップを観客席に投げていました。
 ……これで終わりかと思いきや、最後にアルバムのラストを飾る「Thank You」を披露。まさか6曲も歌ってくれるとは思ってもみなくて、単純に感動してしまいました。
 トークで語っていましたが、これがアルバムの中でも一番聴いてもらいたい曲だそうで、歌に力がこもっていましたね。高音のファルセットはヤバ過ぎました。歌唱力が抜群だから、「Run It」とは打って変わったこうしたメロウなトラックがまた似合う!!
 ライヴはこれで終了し、そのあと若干のインタヴュー&トーク。MCのAyaさんが「ではChrisに出てきてもらいましょう!!」と観客を煽っているときには既に彼女の後ろに登場しているというお茶目っぽさ。
 しかも、いざ話し出したら、マイクを忘れてくるという、またお茶目っぷりを発揮(笑)。仕草の一つ一つがまだあどけなさが残る感じで、チャート1位をとっても高飛車な感じがせず、凄い「素」なChrisクンには好感でした。
 インタヴューでも「普通の16歳」を感じさせるコメントが多く、「テレビゲームが好き」だとか答えていましたよ(しかも「ドラゴンボール」の漫画も好きだそうで(笑))。途中、ステージ袖にChrisママが来ていることを暴露し(笑)、ママもちょこっと顔を出していました(笑)。本当に普通のちょっとぽっちゃりしたママだった(笑)。ママは嬉しいようで、涙ぐんでいた気がしますが(笑)。……まだ書きたいこともあるけれど、1つの記事の字数制限が10000字なので、割愛させてね?(ごめんなさい(笑))

 そんなこんななイベントで、Chrisの凄さを知ったライヴでした。
 とにかく、「生はヤバイ」。
 彼の歌唱力は並大抵のものじゃないし、曲を歌っている間もずっとダンスしっ放しなぐらい、ダンスも凄い。(PV以上と言っても過言ではないかも)
 実力十分で、記事を書く前はちょっと不安だったんだけれど、そんなのは杞憂もいいところで、太鼓判を押してオススメできるアーティスト、そしてパフォーマーでした!!
 Chris Brown、要チェックですよ!!
 「Next Michael Jacson」や「ポストUSHER」という文句に負けないだけの、素晴らしい才能を兼ね備えたChris Brownでした!!
 
[余談]
 なんとライヴ会場で、高校の同級生と遭遇!!
 激しくびっくりなのでした。。。

[追加]
 会場には700人来たそうです(笑)。人数も数えられないのか>自分
 一般向けのライヴの後に、業界向けのインタヴュータイムもあったので(僕らは追い出されましたが)、それを含めた人数かな?

Chris Brown / Chris Brown

Sowcase Live 映像(WMP)。



Chris
 ライヴ後に配られた、Chrisの宣材パンフ。(業界用?)
 紙質が豪華で(笑)、ここらへんからもBMG JapanがいかにChrisに期待しているか分かる感じ。
 しっかりとした作りで、4ページにわたり、インタビューや実績が掲載されています。
 最初気付かなかったけれど、CDのジャケットと写真が違うんですね…。

会場
 ライヴ後の会場前。
 Amerieの時は大丈夫だったし歌うChrisの写真を取れるかと期待していましたがNGでした(苦笑)。
 分からないと思うけれど、写真のもっと右に沢山の人だかりがありました。
 ……前を横切るお姉さん、ブレて心霊写真みたいになっちゃいました(苦笑)。


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2006.01.12 Thu
 
R&R [CHR / Pop National Airplay]


 R&Rとは、ビルボードチャートのようにシングル売り上げに左右されず(しかもビルボードシングルチャートはダウンロードが加味されていない!)、純粋にラジオのオンエア回数で今一番アメリカのラジオで掛かる曲(=一番売れている曲)を現したチャートです。
 つまり、このチャートこそ、本当に「今、売れている曲」が分かるチャートで間違いない!



  1位  Chris Brown feat. Juelz Santana / Run It  (9067)
  2位  Pussycat Dolls / Stickwitu  (8788)
  3位  Mariah Carey / Don't Forget About Us  (7851)
  4位  Kelly Clarkson / Because of You  (7514)
  5位  Nickelback / Photograph  (6740)
  6位  Beyonce' feat. Slim Thug / Check On It  (6727)
  7位  All-American Rejects / Dirty Little Secret  (5643)
  8位  Kanye West / Gold Digger  (5130)
  9位  Rihanna / If It's Lovin' That You Want  (4747)
  10位  Fall Out Boy / Sugar, We're Goin' Down  (4669)

 2006年1回目のチャートです。2週間ぶりですが、意外と変動が無かったですね。第1週目のチャートなので、ランクのアップダウン、赤丸の表記はありませんが、あしからず…。
 今年最初のNo.1は、Chris Brown。年を跨いで、5週目の連続首位。デビュー曲にしては破格のヒットとなっています。「俺は明日、この人のライヴに行くのか」、と、ちょっと感慨(笑)。
 2位はPCD。Chrisクンがさすがに勢いが落ちてきているので、来週あたり首位もありえるかもしれません。彼女達の最大のヒット曲となっていますね。
 3位はMariah。ビルボードではチャート1位を達成したようですが、R&Rではいまいち放送回数が伸びていません。前2作と比べると、ちょっと勢いが減ってしまいました。
 4位はKelly Clarkson。5位はニッケル。どちらもお役目ご苦労ですね。
 6位はBeyonceソロ新曲。順調に放送回数を伸ばしています。やっぱりソロの方が売れているなぁ、と言う感じが。
 7位はAAR。予想以上に粘っています。まだまだチャート上昇中の模様。FOBにに比べて、少しポップっぽいテイストを取り入れたパンクロック調の曲がキャッチーで受けているのかも。
 8位はKanye。10位はなかなか順位が落ちないFOB。
 その間に挟まっている9位がRihanna。「Pon De Replay」の時はてっきり一発屋になるかと思いましたが(苦笑)、かなり健闘しています。はたして、「Pon De」をしのぐヒットとなるのでしょうか。

 10位以下の注目曲は、以下の通り。
 15位のNe-Yoの「So Sick」、17位のD4Lの「Laffy Taffy」、18位のNatasha Bedingfieldの「Unwritten」、19位のJuelz Santanaの「There It Go」、21位のRay Jの「One Wish」、22位のTrina feat. Kelly Rowlandの「Here We Go」、24位のThree 6 Mafiaの「Stay Fly」。
 今、Ne-Yoが凄いんです。
 ここでもかなり早い時期から紹介している(そしてゴリ押ししている)Ne-Yoですが、人気爆発の模様。昨年最後のチャートで32位だったので、脅威の17ランクアップ。これは並大抵のことではありません。
 この曲だけ、飛びぬけて爆発的に売れています。
 また、Ray Jもじわじわと放送回数を伸ばしています。Beyonceでソロとしては一歩先を越された感のあるデスチャのKellyが参加しているTrinaの「Here We Go」も好調。
 さらに下位では、久々にNellyの新曲が売れています(個人的にはNellyらしくない曲なので好きではないですが)。Black Eyed Peasの「Pump It」も好調。「そろそろ飽きないのかな…?」と疑問を抱いてしまうKelly Clarkson人気も相変らず根強い模様(笑)。
 Eminemの新曲、Santanaの新曲(結構スキ)、Lifehouseの新曲、Weezerの新曲もランクインしています。
 また、「アメリカでも火がつくか?」のJames Bluntの「You're Beautiful」が46位に初登場しています。期待です。ただ、イギリスとは違ってアメリカではこういう曲のウケって悪いからあんまり順位が伸びない気もするんだけれど……John Mayerとかの例があるから頑張れ!!
 「New & Active」の欄には、PCDのサードシングル(BEPのwill参加曲)、Ryan Cabrera、Mary Jの名前も。

 一方のR&Bチャート。
 1位はNellyの「Grillz」、2位はMariahの「Don't Forget About Us」、3位はNe-Yoの「So Sick」、4位はChris Brown feat. Juelz Santanaの「Run It」、5位はRay Jの「One Wish」でした。
 Nellyが強いですね~。うーん…ちょっと意外です。この曲って、あんまりNelly路線ではない気がするもんなあ…。
 こちらでもNe-Yo強し。本当に売れています。今からでも遅くないので(アルバム発売は2月28日)、必ず試聴あれ!!
 ちなみにこちらでは、早速T-Painの新曲がランクインしています。Jamie Foxxも16位と好調。けれど一番放送回数が増えているのは、Chrisのセカンドシングル「Yo (Excuse Me Miss)」でした(笑)。
 
 一体今年はどんなチャートになるのでしょうか!?
 今から楽しみです。


Chris Brown feat. Juelz Santana 「Run It」を視聴する(WMP)。

The Pussycat Dolls 「Stickwitu」を試聴する(WMP)。

Mariah Carey 「Don't Forget About Us」を試聴する(WMP)。

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2006.01.11 Wed
 Jamie Cullumのセカンドアルバム、「Catching Tales」。



 まず最初に言っておきましょう。彼の音楽のジャンルはJazzです。
 ……けれどここで注目。
 彼はなんと、N.E.R.D.の「Frontin」をデビューアルバムの中でカバーしています(!!!)。
 これ、物凄いことですよ。Pharrellの作るあの変なコード進行の曲が、ちゃんとジャズテイストになっちゃっているんですから!! …いや、僕自身「Hollaback Girl」ぐらいならなんとかピアノで弾けますが、この曲を聴いたときには本当にぶっ飛びました。まず、Pharrellの曲がピアノで弾けることが凄い。そしてそれをジャズにしちゃうことが凄い。そしてCDにしちゃうことが凄い(笑)。
 これ、N.E.R.D.を知らない人が聞いたら、どう聞いても純粋なジャズ曲にしか聞こえないと思う。全くテイストに仕上がっていて、凄いセンスを感じさせます。
 さて、そのJamie Cullunは、今注目の英国出身のジャズシンガー。2003年のメジャーデビュー時には、「100万ポンド」の男と言われ、その契約金が話題に。デビューアルバムはわずか5年で世界で250万枚を売り上げています。
 「10代の前半はNirvanaやMetallica、Rage Against the Machineなんかが好きだったんだ。でも、その頃やっていたヘヴィー・メタル・バンドは最悪だったな(笑)。ジャズという音楽のなかには、ポップスやロックの要素を持ち込むことも可能だし、そんなジャズの雑種性に強く惹かれたんだ」とインタヴューで語るJamie。セカンドアルバムでも、彼のその幅広い音楽が伺えます。
 歌良し、ピアノ良し、ルックス良し(童顔なんだけれど(笑))。イギリスのメディアを色めき立たせたこの男。ただものではありません。映画「ブリジット・ジョーンズの日記 切れそうな私の12ヶ月」の主題歌にも抜擢され、彼の人気は留まることを知らない感じ。
 今回のアルバムでも、その人気に拍車を掛けることでしょう。けれどそれに負けない、確かなアルバムとなっています。
 ちなみに、今までピアノ5台を破壊。12台のピアノを破損・賠償したというJamie(笑)。そのライヴパフォーマンスも必見。

 シングル「Get Your Way」。
 もとはAllan Toussaintのもので、今回はGorillazのDan The Automatorと一緒に曲を書いたということ。……なんだか、全然Jazzの紹介をしている気分にはなれない紹介文の出だしです(笑)。
 これがまたオシャレな曲なんだ!! Jazzと言うよりも、ちょっとSoulなテイストも伺わせるし、もちろんHip-Hop的な要素も。ジャンルレスな1曲。彼のことを知らずに耳にしたら、R&B歌手の曲だと思うのではないでしょうか。
 彼のピアノテクニックが終始冴え渡っていて、煩すぎない細かい装飾音のループが曲を味のあるものにしています。抑え目なピアノの上に乗るJamieの声がまたセクシーな感じを漂わせています。Jazzではあるけれど、彼の歌には癖がない感じで、特にこの曲なんかは自然とリズムに乗って歌っているようなテイストが聞きやすい。
 大振りなドラムの刻みと、随所に挿入されるホーン、そしてピアノというシンプルな構成で、だからこそJamieの凄さが分かるのではないでしょうか。
 アルバムとしても秀逸。
 Jamieのお気に入りだというThe Dovesの「Catch The Sun」をカバーしたり、Guy Chambers、Ed Harcourtとのコラボ曲も。Jazzだっていうのに打ち込みを使ってみたり(!!)、女性コーラスが入ったり、編曲も多彩。どれも良い曲なんだけれど、個人的には「Twenty Something」の雰囲気を継承している「7 Days To Change Your Life」なんかが好きですね。
 話は逸れるけれど、「My Yard」っていうタイトルを見たときには、一瞬D12の「My Band」カバーかと思いましたよ(笑)。……それぐらいのことをこいつならやりかねないぞ、と思わせてしまうあたりが凄い(笑)。
 スタンダード3曲以外は彼自身作曲に携わっているということで、その稀有なセンスが光ります。

 普段Jazzなんか聞かない人にもオススメできる1枚。
 是非是非チェックしてみてください。国内盤はボートラ4曲入りでお得です。
 ……しっかし、Metallicaを聞くジャズシンガーなんて、君しかいないと思うよ(笑)。うん。


▼ Jamie Cullum 「Catching Tales」 国内盤 2006年1月25日発売 (ユニバーサル)

Jamie Cullum オフィシャルサイト

「Get Your Way」を試聴する(WMP)。

「Frontin」を試聴する(MP3)。

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2006.01.10 Tue
 60年代後半からギタリストとして比類無き成功を収めているSantanaのニューアルバム、「All that I Am」。



 ……別に前日の記事でJuelz Santanaを紹介したからじゃないのよ?(笑)
 Carlos Santanaと言えば本当に稀有な才能を兼ね備えたギタリストで、ソロ名義の作品を含め、60年代から精力的に活動を続けているスパンの長いアーティスト。
 これだけキャリアが長いと、飽きられたり、新たなファン獲得が難しくなったりすると思うけれど、Santanaは実にグラミー9部門制覇(史上最多)をした、奇跡のアルバムとさえ呼ばれた99年の「Supernatural」から、新たなアーティストとのコラボもにも取り組み、新しい世代の音楽を取り入れつつも、Santana自身の持つ素晴らしいセンスと融合させて成功を収めています。
 この作品は、そのコラボレーションシリーズの第3弾。第2弾の「Sharman」は、全世界で3000万枚と言う破格のヒットとなりましたが、今回は3部作完結形とも言える、充実した、また素晴らしいアルバムで、古くからSantanaを知る世代の人から、今時の音楽が好きな人まで幅広く聞くことの出来る親しみやすいアルバムに。
 今回の参加アーティストには、The Black Eyed Peasのwill.i.am.や、Mary J、OutkastのBig Boi、AerosmithのSteven Tyler、Saen Paul、Joss Stone、Los Lonely Boys、Anthony Hamiltonなどなど……。
 ここのブログを見ている人は、最近のR&BやHip-Hop好きの人が多いと思いますが、このアーティストなら聞いてみようという気になるのでは?

 シングル「Just Feel Better」。
 ……これがまた良いんだ。
 Santanaの曲は、ブルーズとロックとラテン音楽の要素を兼ね備えていますが、この曲はロック寄り。
 ロックの曲って、キャッチーなものを作ろうとするとポップなものに成り下がってしまうし、メロディーを重視しつつもロックとして聴かせるのって意外と難しいと思いますが、この曲はそれを見事に成功させています。
 メロディーラインがとても美しくて、またそこに乗っかるSteven Tylerがメチャメチャかっこいい。辛口なことを言わせてもらうと、Santanaがって言うより、Steven Tylerが良い(笑)。
 渋い曲ではあるんだけれど、口ずさみやすいしっかりとしたメロディーラインと、Santanaのギターの駆け引きが絶妙です。特にサビ直前の「I'm gonna try anything to just feel better~♪」のフレーズは天才的でしょう!!(そしてドラムのフィルインも良い!!) このたった1小節だけでも、相当に「聞かせ」ます。引き込まれてしまう物凄く悩殺のフレーズで、Steven Tylerが見事に歌い上げていますね。
 泣かせるSantanaのギターも冴えていて、遊び心溢れるフレーズが心をくすぐります。もう、彼のギターの上手さについては説明不要ですが、やっぱり間奏などを聞くと、感嘆してしまいます。……それにしても、これだけのギターに負けずに歌えるSteven Tylerは凄い(笑)。
 アルバムとしても多彩な側面を見せて、楽しめるアルバムになっています。
 Mary JとBig Boi参加でブラック寄りの「My Man」なんか、とっても斬新。Mary Jの声って太いから、こういうギターに乗せても冴えていますね。前作に引き続き参加のMichelle Branch参加の「I'm Feeling You」も、彼女の声が曲をとても明るく聞きやすいものに仕上げていて秀逸。
 will.i.am参加の「I Am Somebody」はラテンな感じで、元々BEPが異国テイストを含有する曲を書くだけあって、面白い感じに。フロアで掛かっていてもおかしくない感じの、ノリの良い曲。Sean PaulとJoss Stoneというありえない組み合わせ(笑)の「Cry Baby Cry」もラテンテイスト炸裂で、面白い。Anthony Hamiltonもまた彼の声が素晴らしいし、Los Lonely Boysは元々彼らもラテン音楽をやっているだけあって、自然と融合。アーティストをフューチャーしていない「El Fugeo」も聴かせています。
 ヴォーカルがしょっちゅう変わるので、誰のアルバムを聞いているのか分からない感じがするけれど(笑)、それぞれの曲の完成度はどれも非常に高いです。
 ただ、やっぱりコラボも3作目となると、Santanaファンには些か飽きがくるかもですね……。そこらへんが、このアルバムの評価を二分しているのかも。Santanaファンには不評だけれど、このアルバムで彼を知った人にとって見たら傑作って思えるんじゃないのかな…。

 R&B、Hip-Hop好きから、ロック好き、ラテン好きまで幅広く聞けるアルバム。
 大御所のアルバムって、ちょっと手に取りづらいけれど、驚く程すんなりと入れる、彼を知らない人にもオススメの1枚♪
 ギターを勉強中の人なんか、是非堪能してみて。


Santana オフィシャルサイト

「Just Feel Better」を試聴する(WMP)。

「My Man feat. Mary J. Blige & Big Boi」を試聴する(MP3)。

「I Am Somebody feat. will.i.am.」を試聴する(MP3)。

「Cry Baby Cry feat. Sean Paul & Joss Stone」を試聴する(MP3)。

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2006.01.09 Mon
 Diplomatsの主要メンバー、Juelz Santanaのセカンドアルバム、「What the Game's Been Missing」。



 かなり早い段階から、「There It Go」が爆発していましたね。今、NYのHip-Hop系ラジオ局ではこの曲が相当ヘビロテらしいですよ。…慥かに、そうして売れていることが納得できるだけの会心作。
 DiplomatsのメンバーであるJuelz Santanaがセカンドアルバムを発売。ファーストは些か受けなかった気がするけれど、今回は相当ヤバイ。
 元々Diplomatsとは、中心メンバーのCam'ron(あのBiggieに見出されたという人物!!)が「Oh Boy」などの特大ヒットを放ったことで、注目を集めたHIPHOPクルー。グループだけれどソロ活動が盛んで、Juelzもソロをしています。ちなみに、Biggieのアルバムにも参加していますね。
 今までDiplomatsの一番の出世株といったら、間違いなくCam'ronでしたが、このアルバムで「JuelzがCam'ronを越えるかも」と囁かれているほど。それほど今回のアルバムの完成度は高く、爆発的ヒットとなっています。なんせ、Juelz Santanaのサイン会には、なんとSWATが出動する騒ぎも(凄っ)。注目新人Chris Brownの「Run It !」にラッパーとして参加していることも、拍車を掛けているのかも。
 今、メチャメチャ超ホットな彼は、要チェックです!!

 シングル「There It Go (The Whistle Song)」。
 プロモシングル段階で既に火を付け、僕も相当前から何度もラジオで耳にしていました。…今回、ようやくこのかっこいい曲がJuelz Santanaの曲だと知り、「こいつか!!」と大興奮しました(笑)。←Ne-Yoと全く同じパターン(笑)。
 「The Whisper Song」ならぬ「The Whistle Song」とサブタイトルがつけられているこの曲。その名の通り、バックトラックはドラムと口笛だけ!!
 シンプルなドラムトラックに、中毒必死の口笛が使われている。Snoopの「Drop Like It's Hot」で舌を鳴らす音が使われたときも相当なアイディア賞だと思ったけれど、この作品もハンパ無いセンスですね。(てっきりこの曲も、最初はPharrellが絡んでいるのかと思った)
 この口笛のメロディーがとにかくクセモノで、聞きながらついつい僕自身も口笛を吹いてしまいます。
 鳥肌モノの抜群のセンスで、口笛だけでここまで聞かせることって凄い…。独特なトラックはオリジナリティ溢れていいですね。ラップが入るときだけに使われるドラムも曲にアクセントを添えていて良い感じ。
 この曲は、Hip-Hopど真ん中であるけれど、Hip-Hopを聞かない人でも聞けてしまうぐらいの魅せつけるモノを持っていると思う…。「そりゃ売れるだけあるわ」と痛感させるような、本当にヤバイトラックです。
 アルバムとしても、Hip-Hopファンをうなされるような垂涎の仕上がりに。
 Diplomatsファンをも魅了し、プロモ段階でも話題となった「Mic Check」のバウンスっぷりは凄い。「超ド派手なストリングス使いのバウンス・チューン」などとHMVで紹介されていたけれど、その言葉に負けない派手さ加減(笑)。刻みが細かくなりがちなRapだけに、こういう大振りな曲って新鮮で聞きやすい。
 Damian Marleyの「Welcome to Jamrock」の出だしを拝借した「MURDA MURDA」なども、センスが光る。…僕、初めて三連符のラップ曲を聴きましたよ……。凄いですね、これ…。
 ゲストにもレゲエからSizzla、サウスのLil' WayneやYoung Jeezy、そしてDiplomats周辺アーティストも参加で、大満足の仕上がりとなっています。

 Hip-Hopが苦手な人も、「There It Go」は必ず聞いてもらいたい!!
 久々にHip-Hopで感動してしまいました。
 とは言え、最近飽和状態にあるのか、アイディアで攻めるHip-Hopが多い気がして、これもいつまで続くのか不安ではありますが。
 それにしても、最近Def Jamが熱いな~。。。
 このアルバムは国内盤が発売されないのだろうか。


Juelz Santana オフィシャルサイト

「There It Go (The Whistle Song)」を試聴する(WMP)。

「Mic Check」を試聴する(WMP)。

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2006.01.08 Sun
 ジャマイカ発!! また熱そうなグループが日本デビュー。Voice Mailの「Hey」。



 2004年、ジャマイカの各賞を総なめにしたVoice Mailが日本デビュー。
 ジャマイカのスーパー・グループ、T.O.K.のフォロワーとして高い評価を受けていて、その実力は凄い。本場ジャマイカでシングルがチャート1位を達成し、程なくNYに飛び火。日本でもデビュー前に来日公演を果たし、その人気を見せ付けている。NYのレゲエ専門音楽チャンネル「レゲエ(ダンスホール)TV」では、なんと7週連続1位をキープしたとのこと。
 メンバーは、Oniel、Craig、Kevinの3人。Onielの父はジャマイカで著名なアーティストでプロデューサー。
 グループは2000年に結成され、日本でも人気のダンサーBogleをフューチャーした「Weddy Time」で2004年に大ヒットを遂げる。
 しかし、その直後の2005年1月の夜、Bogleはダンスホールから出てきて近所のガソリン・スタンドに立ち寄ったところを2人組みに襲われ、拳銃を乱射され、14発もの弾丸を受け死亡する。
 Voice Mailは彼の死を悼み、追悼版を発売。Bogleの渾名、Mr. Wackyにちなんだタイトルの「Wacky Dip」が、またジャマイカで大ヒット。哀しげでマイナーなメロディーラインでも、明るいレゲエのリズムに乗って、彼らなりの弔い方を伺わせる。
 苦難を乗り越えて現在に至る彼らが、満を期して放つデビューアルバム、「Hey」(読みは「エーイィー」)。
 今年はこいつらで決まりか……!?

 シングル「Weddy Time」。
 キーボードと、レゲエ独特の刻みが効いたパーカッションで曲は始まる。レゲエ炸裂のアゲアゲなテイストで、細かく刻むピアノの裏メロがリスナーを掻き立てるように奏でられていて、バランスのいいトラックメイキングになっていると思う。
 彼らはあまり弦楽器を使わずに、キーボード系のサウンドで押していく感じがするが、それもまた雰囲気が出ていて良い感じである。サビに対してAメロが少しバウンスのあるようなキーボードサウンドになっていて、またそこからサビへ戻るときの流れが絶妙。
 サビのメロディーはかなりシンプルで、踊りつつも歌いたくなるようなフレーズ。キャッチーで分かりやすく、親しみやすい。
 アゲアゲ必至の、レゲエファンにはたまらない1曲といえるだろう。
 シングル「Wacky Dip」。
 故Bogleに捧げられた1曲。ドラムの効いたフレーズで始まり、ドラムとピアノの追いかけっこのような盛り上るイントロからして、ぐっと引き込まれる。
 手拍子のようなリズムとドラムだけのスカスカなトラックなのに、メロディーがしっかりしているだけに、物凄いメロディアスな印象を受ける。これもキャッチーな曲で、口ずさみやすいテイストだろう。
 この曲でもキーボードがフューチャーされ、ダンスホール・レゲエ直撃のたまらないトラックとなっている。
 来日公演では彼らの歌以上にダンススキルも観客を驚かせたと言うが、PVでも彼らのそのダンスを伺うことが出来る。…ただ、このPVの低予算加減ってなんなんだろう…(苦笑)。ホームビデオみたいです(苦笑)。
 僕自身、まだ3曲しか試聴できていないのだが、また熱いモノを感じさせるグループだ(というか、オフィシャルサイトが見つからない(苦笑))。「Jamaican Jiggas」という曲も、レゲエの雰囲気を活かした、またたまらない1曲。
 アルバムにも期待が掛かる。

 「日本ではまず俺達の先輩T.O.K.とのガチンコだね。関係者に聞いたら、もう軽く10万枚突破っていうじゃない。見ていてよ、夏までには追いついてみせるぜ!」と豪語するVoice Mail。
 果たして、旋風を巻き起こすことが出来るのでしょうか…!?


Voice Mail 日本オフィシャルサイト

「Wacky Dip」を試聴する(WMP)。

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2006.01.07 Sat
 Queen of Hiphop-Soul、Mary J Bligeの7作目、「The Breakthrough」。



 1992年、「What's the 411」でデビュー以来、「Queen of Hiphop-Soul」の名をほしいままにしてきた、1990~2000年代を代表する歌手、Mary J Blige。様々なアーティストとの客演で期待が高まる中発売されたニューアルバム、「The Breakthrough」。
 タイトルからも分かるように、さらに躍進する彼女の姿がうかがい知れる本作。前作よりもまとまり、厳しいレビューでは「あまり冒険していない」との反応もあるけれど、彼女の魅力が詰まった、素晴らしいアルバムといえるのでは。
 もう「当然の如く」と言うべきか、アルバムは全米初登場1位を獲得。初動売り上げ72.7万枚という破格のセールス。反応はマチマチながらも、改めて彼女がいかに注目されているかを示す数字だと思う。
 本作では、プロデューサーとしても着実にステップアップし続けるThe Black Eyed Peasのwill.i.am.、Rodney Jerkins、Jam & Lewis、Bryan-Michael Coxなどのプロデューサーが参加し、彼女のソウルフルな歌声を遺憾なく発揮している1枚。
 マスターピースと言っても過言ではない、唯一無二の、素晴らしいアルバムと仕上がっている。

 リードシングル「Be without You」。
 泣き節炸裂のメロウなトラック。Trina嬢にしろ、最近女性シンガーのバラードが充実していますね。前作のアルバム「Love & Life」では、リードシングル「Love@1st.Sight」がアゲアゲなダンスナンバーだったのに対して、今作ではこうしたバラードを持ってきたあたりに、彼女の歌声に対する自信と、多少の路線変更を思わせます。
 イントロから、とてもどきどきさせるようなストリングスでぐっと掴まれ、曲は幕をあけます。シンプルながらも、お洒落なピアノのメインリフがまた秀逸で、思わず聞き入ってしまうメロウなトラック。
 彼女の歌声を活かした編曲で、トラックとしてはかなりスカスカ。たまに挿入されるアコギや、ずっと続いていくピアノのメインリフに乗るMary Jの歌声はお見事で、パワフルでソウルフル。サビでのメロディーラインは地味ながらも、Mary Jでこそ出来る「聴かせる」仕上がりに。
 曲後半のブリッジでの、ピアノとMary Jの駆け引きから最後のサビに向けての盛り上がりがまた素晴らしく、泣かせる仕上がりに。ベタな曲ではあるけれど、情熱的なMaryには感嘆するばかり。
 アルバムとてしても、たまらない仕上がりといえるのでは。
 慥かに、Mary Jファンには、ガツンとくる曲は無かったのかもしれないが、Jay-Zのネタを使った彼女の素晴らしさが伺える「Take Me as I am」や、最近様々な方向に活動を広げているU2との異色のコラボの「One」(どうしてもタイトルを聞くとメタリカを思い出しちゃうんだけれど(笑))、など、充実の仕上がり。
 また、50とGameの「Hate It Or Love It」のバックトラックに乗せてMaryが歌う「MJB Da MVP」などは、フロア直撃のたまらないチューンである。
 ただ、全体的にHip-Hopの要素が薄れて、少しSoulの路線に寄っている気がするテイストに。「Alone」などのパワフルな歌声にしろ、彼女が声を重視していることを伺わせる。
 それを、アグレッシブさが薄れたと受け取るファンもいるかと思うが、デビューから13年と言う歳月を経て、熟成したヴォーカリストとしての素晴らしさで聴かせるアーティストへと変貌を遂げようとしている雰囲気を伺わせる。

 歌声で魅せる、素晴らしいソウルでR&BでHip-Hopのアルバム。
 ますます磨きが掛かるMary Jの魅力を再確認できる、充実したアルバムとなっている。


Mary J. Blige オフィシャルサイト

「Be without You」を試聴する(WMP)。

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2006.01.06 Fri
 今年も吹き荒れるか、cRunk旋風。Youngbloodzの「Ev'rybody Know Me」。



 前作「Drankin' Patnaz」からは、Lil JohnプロデュースによるcRunk大革命を齎すきっかけとなったサウザン・バウンス・クラッシックの「Damn!」が特大ヒット。R&B / HIP HOPアルバム・チャート1位を獲得しました。
 Youngbloodzは、MCのSean Paul(レゲエのSean Paulとは別人)とDJのJ-Boから成るアトランタ出身ののラップグループ。Lil Johnを筆頭に、まわりのアトランタ勢が次々とブレイクしていくのに、何故かYoungbloodzは評価がイマイチで、ちょっとメジャーではない感じが。
 2年ぶりにドロップする新作は、そういう状況に対する意気込みなのか、「Ev'rybody Know Me (みんな俺を知ってる)」というタイトル。
 アルバムは、さすがはクランク・オリジネイターによるアルバムだけに、cRucnk炸裂。フロアを熱くさせるようなトラック満載で、cRunkの緩さとアゲアゲ感が渾然一体となった曲が目白押し。
 cRuckファンは要注目。

 リードシングル「Presidential」。
 まさしくcRunk。Lil Johnプロデュースの1曲。
 USHERやPeteyでお馴染みのキーボードのシンプルな裏メロがまたヤバイ中毒系。かなりスカスカなトラックで、そこにシンプルなドラムとベースがあるだけ。あとはUSHERの「Yeah」でも使われていた装飾的な縦笛と、浮遊感の漂うスペーシーな電子音だけである。
 一段と緩めのテンポでまたハマルとかなりどっぷりハマってしまう一曲である。シンプルだからこそ、ここまでキャッチーでリスナーを捕まえるって凄い。
 後半でのスクラッチがまた悶絶で、お見事としか言いようがないような技を披露している。とにかくこのスクラッチは凄い。
 PVもとても面白いつくりになっているので、是非是非ごらんあれ。
 アルバムとしても、アゲアゲ間違いなしの1枚。
 「Presidential」路線だけれど、もう少しメロディーがしっかりとしている「Haterproof」や、Ciaraに通じるcRunkを感じさせる「Chop Chop」、「Datz Me」ではアクセントの聞いたホーンのサンプルが絶妙だし、「It's Good」のミステリアスな雰囲気もクール、「Sum'n Like A P***」のCasiddyの「B-Boy Style」を彷彿とさせるような高いキーボード音のスパイスが効いたトラックも秀逸。
 また、「Presidential」のリミックスではAkonをフューチャーしているが、最早完全に違う曲にまで変貌を遂げていて、凄い…。バックトラックが変わると、こうも違ってしまうのか、と唖然とさせられる。

 最後まで息を付かせぬテンポでアゲアゲの曲を収録したたまらない1枚。
 是非是非ご試聴あれ。


Youngbloodz オフィシャルサイト

「Presidential」を試聴する(WMP)。

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2006.01.05 Thu
 Aventuraの最新アルバム、「God's Project」。



 昨年大ヒットを遂げたFrankie J.の「Obsession (No Es Amor)」はこのAventuraのヒット曲のカバーだとご存知でしたか?(実はこの曲、結構色々な人にカバーされているんですね)
 また原曲も異国情緒漂い、すごい良いテイストなんですよ。サビが女性で新鮮です。
 ヨーロッパでは絶大な人気を誇るそうですが、日本ではあんまり有名じゃない彼ら。ブロンクス出身のAnthony、Henry、Max、Lennyからなる男性4人組で、ベタなラテン歌謡からR&Bまで、甘く、セクシーに震わすノドで哀愁タップリに歌い上げる人気バチャータ・グループ。
 NYはブロクンス出身とは言っても、メンバーは元々ドミニカ出身であったり、両親がドミニカ人またはドミニカ人ハーフであったりとほとんどがドミニカン。
 流れるようなリズムに乗った「Bachata(バチャータ)」というドミニカ独特の音楽を聞かせてくれます。
 とは言え、この最新アルバムではDaddy Yankeeとレゲトン人気を二分するDon Omarをフューチャーしたり、レゲトンの要素も。他のアーティストとは違ってあまり激しくないレゲトンは聞きやすさも抜群。
 様々な音楽を継承しつつも、独自のスタイルを失わないAventura。
 日本では「穴場」的な存在だけに、知っているとお得かも。

 シングル「Ella Y Yo」。
 Don Omarをフューチャーした1曲。
 レゲトン特有の大きな二拍子に、よくは知らないがマンドリンやバンジョーを彷彿とさせる弦楽器の刻みが哀愁を引き立てていてとってもクールなテイストのレゲトン。
 レゲトンなのだが、レゲトン版「バラード」とでも言えばいいのか、比較的スローなテンポに、Aventuraの綺麗な声と、Don Omarの男臭い声が被さり、絶妙なテイストと仕上がっている。
 なんか、どっか異国の酒場とかで聞こえてきそうな感じの、夜っぽいムーディな雰囲気が漂う1曲。アゲアゲと言うほどまでにはいかずに、しっとりと聞かせるレゲトンはまたクセになる。ゆっくりとステップを踏み、男性と女性が夜の帳の元で情熱的にダンスを繰り広げる姿が目に浮びそうだ。
 本当に良く出来た1曲で、素晴らしいと思う。やみつきになるシンプルなメロディーラインに、レゲトン独特のリズム刻みが心地良い。
 アルバムとしても、多彩な側面を伺わせる秀作。
 冒頭を飾る「Angelito」のさわやかでシンプルながらもスケールの大きい雰囲気からして、ぐっと引き込まれてしまう。パーカッション系の打楽器の使い方が絶妙で、ついつい聞き入ってしまう。その雰囲気はアルバム中程の「Our Song」にも引き継がれ、ラストの「You're Lying」へと続いていく。
 この「You're Lying」と言う曲がまたクセモノで、レゲエサウンドが好きな人にはたまらないだろう。女性ヴォーカルとAventuraの駆け引きが絶妙で、ノリの良いリズムに乗って、アゲアゲになる1曲だ。

 レゲトン好きの方は是非是非チェックのAventura。
 これだけレゲトンが吹き荒れている今、彼らが日本で本格的にヒットする日もそう遠くないのでは……!?


Aventura オフィシャルサイト
  なんかページを開けないんですけれど…(苦笑)。

「Ella Y Yo」を試聴する(WMP)。

「Obsession」を試聴する(MP3)。

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2006.01.04 Wed
 心地よいサーフミュージック。Tristan Prettymanのデビューアルバム「Twentythree」。



 南カリフォルニアのビーチ・タウン、デルマー出身の23歳。アルバムが発売されるときに23歳となるので、アルバムタイトルが「Twentythree」になったとのこと。
 12歳のころからサーフィンを始めた傍ら、ギターを手にした彼女。1日中サーフィンしたりBBQをしたりする中、友人の前でパフォーマンスするよう頼まれるようになり、それがJack Johnsonの映像運営会社のムーンシャイン・コンスピラシーの目に留まり、それをきっかけにメジャーデビューすることに。
 伸びやかな歌声と、余計な音を排除したすらっとしたサウンドが印象的。サーフミュージック独特の温かみで溢れ、音を通じて彼女の真っ直ぐな雰囲気も伝わってくる。
 デビューアルバムとしては、充実の仕上がりではないだろうか。

 シングル「Love Love Love」。
 …別にドリカムのカバーではない(笑)。
 イントロからスネアのフィルインで始まり、そこに彼女の声が被さる。明るくPopなテイストで、聴いているだけで気分がハッピーになるような雰囲気。アコギの生っぽさと装飾的なサウンドを排除したシンプルな編曲と、分かりやすいメロディーラインが良い。
 サビでそれまでメジャだったコードがマイナになり、曲がぐっと盛り上る。けれど切々と歌いあげる感じではなく、辛いことがあっても前向きに取り組むような姿勢を感じさせる、明るい彼女の声が良い。
 そして最後の「Love, love, love」というリフレインは、ついつい口ずさみたくなるような感じだ。
 聴き心地抜群で、悪くはない出来なのだが、唯一問題があるとしたら彼女の「声」だろうか。伸びやかな感じはするが、あまりに普通すぎるというか、いまいち説得力に欠けるような声だと思う。ただ、曲調には彼女の声が合っているので良いとも思うが、聴いた途端聴いたことを忘れそうな気も(苦笑)。もう少し胸の真ん中を掴まれるような何かが欲しい。
 アルバムとしても、さらっとした仕上がり。語りかけるような「The Story」や、波の満ち引きを感じさせるようなギターのリフの「Electric」、ファンキーな感じを漂わせる「Please」、ギターだけのサウンドがぐっとくる「Simple As It Should Be」など、多彩な側面を見られる。

 個人的には買うまではいかないが、夏にビーチでラジオをつけて聞こえてきたら間違いなくハマリそうなアルバムだと思う。(女版Jack Johnsonとか紹介されているページがあったけれど、Jackのが断然好きだな。Norah Jonesと比べられたりもしているみたいだけれど、Lisa Loebの方が近いと思う)
 っていうか、もっと早く、こんな真冬に紹介すべきではなかったか(苦笑)。


Tristan Prettyman オフィシャルサイト

「Love Love Love」を試聴する(WMP)。

「Electric」を試聴する(WMP)。

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2006.01.03 Tue
 メンバー5人のうち、3人がゲイ。紅一点も元ショーパブ嬢、という凄いメンバー。地味に2004年の全英年間アルバムチャート1位。Scissor Sistersの「Scissor Sisters」。



 左が国内盤ジャケ。右が輸入版ジャケ。
 2005年、全英で最も売り上げたアルバムはJames Bluntでしたが(てっきりColdplayかと思っていましたが)、2004年はこいつら、Scissor Sistersでした。(とは言っても、2位のKeaneとは僅かに500枚差でした)
 こういうグループが年間チャート1位を取っちゃうあたりがイギリスらしいって言うか、面白いですよね~。(2位のKeaneがちと可哀相な気もするけれど(笑)) なんかここら辺にイギリスの音楽に対する姿勢が垣間見れる気がして、「やっぱイギリスっていいな~」とか思ってしまいます。
 男性4人、女性1人の5人組。そのうち、3人がゲイで、紅一点のAnaも元ショーパブ嬢(そして彼女の父親もゲイ)。ヴォーカルのJakeはバリバリのゲイファッションで、なんと、男性ストリッパーとして働いていたことも(!!)。
 そのメンバー構成も強烈だが、サウンドも凄い。最近80年代サウンドが流行っていたりしますが、彼らのディスコテイストは凄まじいパワー。古臭いけれど、新しい。Pink Floydの「Comfortly Numb」をハイトーンボイスでディスコ調にアレンジしたカバーなどを聞けば、彼らの姿勢がすぐにわかるはず。
 いかにも「派手好き」っぽそうなメンバーが集まっただけあって、ジャケットデザインなども面白い。
 全体的に、よく「ブッ飛んで」いて、心の底から楽しく1枚となっている。

 シングル「Laura」。
 アルバムの冒頭を飾る1曲。ピアノにアコーディオンをサンプリングしたキーボードが重なる。凄いシンプルな刻みだけれど、イントロからなんか聞いてしまう。
 編曲が単純な割りにコード進行が凝っていて(「Take Your Mama」もそうだけれど)、不思議な雰囲気が漂う。
 さらっとした1曲だけれどなんか癖になっちゃうテイストで、自然とリズムを取っちゃっている自分に気付いたりする。またJakeの少し粘っこく歌う声がヤバイのだ。
 シングル「Take Your Mama」。
 日本でもかなりFMを中心にヘビロテされていたので、耳にしたことがある人も多いはず。
 イントロからギターのエッヂが利いていて、そこに被さるピアノがまたいい味を出している。タブラ(だったかな?)のパーカッション系の音がまた曲とマッチしていて、絶妙。
 そこにさらにギターが乗っかり、サビでのJakeのファルセットがお見事である。もう耳にこびり付いてはなれないメロディーラインとヴォイスで、中毒系だと思う。
 ディスコサウンドをロックで表現しようとしたというだけあって、もう自然と体を動かしたくなるようなめっちゃファンキーなテイストで、厭なことも全て忘れて踊りたくなるようなパワフルな曲である。
 特にワンフレーズごとに挿入されるシンコペーションのリズムが曲に素晴らしいアクセントを添えていて、素晴らしい。こういうリズムって単純ながらも「ノッて」聞かせるのが難しいところだが、彼らは見事に聞かせている。
 アルバムもエルトン・ジョン、デヴィッド・ボウイ、ロキシー・ミュージックなどに影響を受けたサウンドを取り入れていて、往年のダンスミュージックを彷彿とさせる楽しい1枚。また、「Take Your Mama」もそうだが、ユーモアのある歌詞も面白い。

 なんかOasisに毛嫌いされちゃっていますが(苦笑)、そんなことはどうでも良い!!
 ポップ・カルチャーとグラム・ロックの合体結合、と絶賛されましたが、まさしくその通り。
 なんかこのアルバムを聞くと、悩み事なんかも「どーでもよくなっちゃった」と思わせるような、凄いパワーがあります。


Scissor Sisters オフィシャルサイト

「Laura」を試聴する(WMP)。

「Take Your Mama」を試聴する(WMP)。
  PVもまた面白いんだな(笑)。

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2006.01.02 Mon
 映画「Ray」でアカデミー主演男優賞を獲得したJamie Foxxが「本業」に復活。Jamie Foxxの「Unpredictable」。



 映画「Ray」は素晴らしかったですね。「Ray Charlesが乗り移った」と言われたほどの、素晴らしい演技でした。
 そんなJamie Foxxがセカンドアルバムを発売。実に11年ぶりとなるアルバム。てっきりこれがデビューアルバムかと思っていたし、というか歌手が本業だとは知りませんでした(苦笑)。TV、映画、音楽という3つの舞台で活躍している彼ですが、TVで成功を収めるより僅かにデビューCD発売の方が早かったみたい。デビューアルバム「Peep This」は現在廃盤ですが、Amazonで中古で10000円以上の値段が付いています…。かなりプレミアものの模様。
 歌手業はそうして長らく休業していたわけですが、その間も客演が絶えませんでした。Mc LyteやKeith Murrayの作品に参加。グラミー授賞式ではAlicia Keysとデュエットしたし、最近では、Kanyeの「Gold Digger」が特大ヒットとなりましたね。
 J Recordsのクライヴ・デイヴィス氏の前で弾き語りをし、その場で契約を交わしたというJamieが放つ、待望のセカンドアルバム。とにかくこれが素晴らしく良いんだ!! Ludacris、Common、Kanye West、Twista、Mary J、The GameにSnoop Doggと、客演も豪華。

 リードシングル、「Unpredictable」。
 またのびのびとしたJamieの声が良い。イントロが面白くて、なんかヤクザ映画みたいだと思うのは僕だけか(笑)。
 ドラムとコーラスがベースの、Jamieの声が映えるトラック。声に温かみが籠っていて、とても聞きやすい。こういう曲を歌えるって、とても難しいと思うけれど、Jamieは難なく、さらっと歌い、そして聞かせますよね~。たまらないテイストに仕上がっています。何度聞いても聞き飽きないし、そして聞けば聞くほど味が出てくる感じ。
 アルバムとしてももう本当に素晴らしい仕上がりです。スロウでメロウな曲を中心に収めてあり、彼の声の存在感が光ります。
 個人的には、Timbalandプロデュースの「Can I Take U Home」なんかぐっときてしまう。フレームプレイのスネアの音が気持ちよく、そこに乗っかるJamieがまた良い。
 また、Mary Jをフューチャーしている「Love Changes」なんか悶絶モノですよ…。2人が良い掛け合いをしていて、聞き応え抜群です。再びKanyeとだっぐを組んだ「Extravaganza」や、Interludeにしておくのが勿体無いようなCommonとの「U Still Got It」など、どれもヤバイ仕上がり。

 正直、二足のわらじ…もとい三足のわらじを穿く人がアルバムを出したところで中途半端になるのでは、と危惧していたけれど、そんなことを微塵も感じさせない会心作。めちゃめちゃ素晴らしいです。
 棄て曲なしの抜群のアルバムです。


Jamie Foxx オフィシャルサイト

「Unpredictable」を試聴する(WMP)。

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