SOULTRAIN

「SOULTRAIN」 n. 名詞 : 魂列車

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2006.02.25 Sat
 カナダ出身なのに何故かフランス~ヨーロッパで大ヒット。それを経て現在世界的なヒットを見せているDaniel Powterのデビューアルバム、「Daniel Powter」。



 かなり紹介が遅れてしまいました……すいません。
 2005年、ヨーロッパを中心に大ヒットをして話題をさらったピアノマン、Daniel Powter。カナダ出身だというのにフランスでまず火がついたという彼。…と言うのも、フランスのコカコーラのCMで「Bad Day」が起用されたことが発端。それからヨーロッパを制覇するのにはさして時間が掛からず、ライヴ8への出演なども経て、現在世界的なヒットを遂げている注目株(と言うには遅すぎるかな(苦笑))。「遂げている」、というよりも「遂げてしまった」、かも(笑)。
 ヨーロッパから本国カナダ、オーストラリア、そして日本(3週間位前に国内盤が発売されてヒットしました)と世界を駆け抜け、残すはアメリカ。現在アメリカでも火がついて、こちらも制覇するまでさして時間が掛からないであろう情勢。今週も、R&R総合チャートで最も放送回数が増えた曲でしたし、James Bluntがあれだけ上位にいけるぐらいに「アコースティック指向」が受け入れられている感があるので、今後が楽しみです。ちなみにビルボードでは既に1位を獲得しています。なんだか、James Bluntと売れ方がそっくり。
 シンプルなピアノに心地良いメロディー、そして歌詞も良いし、これはまたツボに入る人はどっぷり入ってしまいそうな感じのアーティストです。ソウルじゃないピアノ弾きの曲を聴くのって久々だな~と思っていたのですが、Keaneがいましたね(笑)。ああいう路線が好きな人には本当に好きなことでしょう。MAROON5と似ている、との声も。
 「聴く人を選ばない」音楽の原点を行く感じのその歌は、大いに聴く価値ありです。

 スマッシュヒットシングル、「Bad Day」(邦題 : バッド・デイ~ついてない日の応援歌)。
 イントロからピアノがとても心地いいですね。ピアノだけなのにシンコペーション(裏拍が強いリズム)のリフが効いていて、とてもパーカーッショナブル(なんて言葉は無い?(笑))な感じ。
 またフックの飛び跳ねるようなメロディーがまた綺麗で、口ずさみやすい愛嬌のある、シンプルだけれど美しいライン。メジャーコードで引っ張れるのがすごいですね。この曲は他の編曲はありえないだろう、と思わせるぐらいにピアノが抜群で、とてもマッチしているのもすごい。
 フックがいいのももちろんなんだけれど、と言うよりはむしろ、全体としての雰囲気がとても良くて、彼独特のカラーと言うものが確固たるモノとしてまずあって、それが良いのではないでしょうか。
 それは歌詞にも顕著に現れていて、こういう「ありそうだけれどない」感じの前向きな曲って嬉しいですね。ちょっと泣ける。英語の出来ない人はちゃんと国内盤を買って対訳を見ることをオススメ。本当に良いから(笑)。
 またPVも面白くて、ストーリィが楽しい。Amiel(なつかしいなぁ(笑))の「Love Song」のようなコマ割りした画面が楽しいです。
 …なんか宣材のスチールやPVを見た限りではもっと男臭い曲を歌いそうな風采なのに、意外とポップでキャッチーな曲を歌うそのギャップが意外でした(偏見(笑))。
 アルバムとしても温かみに満ちてたやさしいアルバムに仕上がっていて、冒頭を飾る「Song 6」のキーボードのつかみからしていいですね。Danielの高音も美しい「Free Loop」や、イタズラっぽい細かな刻みとティンパニが楽しい「Lie to Me」、個人的には結構好きなラストを飾る「Give Me Life」などなど、魅力的な曲が詰まっています。
 どかん、と引っ張られる曲はなかったのですが、アルバム全体としてとても安定していて、1枚のアルバムとして聞けるアルバムなのではないでしょうか。こんな書き方を書き方すると反感を買うかもしれないけれど(笑)、それだけ実力があることだと思う。1曲が死ぬほど素晴らしくてもアルバムがダメなアーティストなんかよりも、断然安心して聞けますよね。

 日本、そしてアメリカでもビッグヒットとなりそうな予感たっぷしのDaniel Powter。
 今年も要チェックです。

 Special Thx : ★RuRu★さん


Daniel Powter オフィシャルサイト

▽Video 「Bad Day」を試聴する(WMP)。 日本語テロップ入り
     オフィシャルでならフル試聴が出来ます。

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2006.02.24 Fri
 「Pon De Replay」の大ヒットを経て、早くもニューアルバムをドロップ。そのリードシングルであるRihannaの「SOS」。



 本当はもっとアルバム発売が迫ってからアルバムとして取り上げようと思っていたのですが、あまりにこのリードシングルがヒットを飛ばしているので、単発でご紹介。
 ポストBeyonceやネクストChristina Milianとの謳い文句でデビューしたRihannaですが、アルバム発売が同時期であるChristina MilianのリードシングルのYoung Jeezyをフューチャーした「Say I」がまだランクインしてないことなどを考えると、Christina Milianは越えてしまった感じがしますね(笑)。チャートの順位的にも、「Pon De Replay」は「Dip It Low」と同じ最高位2位ですし(しかもChristinaの「It's About Time」からはシングルヒットが1曲しか出ませんでした)。
 「Pon De Replay」、そして「If It's Lovin' That You Want」がヒットし、一気に『クイーン・オブ・ダンスホール』としてスターダムへと駆け上ったRihanna。2005年の音楽シーンを振り返っても、Rihannaはかなり強力な新人でしたねー(未だに「Pon De」は個人的にお気に入りですし)。予想以上のヒットに、Def JamはNe-Yoのプロモーションが遅れてしまった、と言うほどのヒットぷり。最初こそ「こりゃ一発屋かなぁ」と思っていましたが、アルバムとしてヒットしたのは勿論、上手く時代の流れに乗った気がします。ここまでセカンドアルバムが早く発売されることを考えても、Def Jamも相当力を入れているのでしょう。
 そんなノリにノっているRihannaの4月発売のニューアルバム「A Girl Like Me」からのリードシングル「S.O.S.(Rescume Me)」が早くも大ヒット。現在チャート15位ですが、この調子ならまだ全然上位へと行くのではないでしょうか。これがまた楽しいトラックなんだ。
 2005年に引き続き、今年もRihanna旋風は続きそうです。

 シングル「S.O.S.(Rescue Me)」。
 1982年のヒット曲、Soft Cellの「Tainted Love」使いのこの曲。「Pon De Replay」に通じるリズム重視のトラックがまたいいですね。
 バルバドス出身なのに、バルバドスでメジャーなソカの要素を取り入れなかったサウンドで成功しただけに、今回もノリの良いダンスチューンです。ただ、前作よりも電子音の使い方が露骨になっている感じ。面白いサウンドですね。Ciaraの「1, 2 Step」を彷彿とさせる電子音なんかが使われています。
 リズム重視のトラックですが(クラブで爆音のウーハーで聞いたら気持ち良さそう)、また凄い。ほとんどフォービートですよ(笑)。そして3連符トラック。……かなり斬新ですよね。日本人がこの曲を歌ったら完全に「盆踊り」になってしまうところですが(笑)、Rihannaの歌唱力がまた見事にこの曲を生き生きとしてものに仕上げています。
 天性のリズム感と言うか、ちょっとリズムを取りづらそうなこの曲を、かなり細かく刻んでいて、前作よりも成長した感じのするRihannaの歌が秀逸です。1曲での音域もぐんと広がった気がして、さらに魅力的になっていますね。
 サビでのちょっと緩い感じもするメロディーがまた癖になりそう。そして「Lalala~Lalala~♪」のフレーズなんかは、きっとライヴでは大合唱必至でしょう。
 ちなみにRihannaはNikeとコラボレーションを展開していて、現在Nike Womanのサイトでこの曲のPVを見ることが出来ます。PVではまたダンスが披露されていますが、これがなんとなくChris Brownの「Run It !」路線です(笑)。体育館で女子グループと男子グループのダンス対決、みたいな(笑)。
 「Pon De Replay」の時もあのリズムに中毒になってしまいましたが、今回もかなり中毒になりそうな楽しいトラックです。要チェック。

 こうなると、アルバムにも期待が掛かりますね~。
 なんでも、
 「ヴォーカルの面では、すごく成長したと思うの。歌詞の面では、今まで歌ったことがない内容についても歌っているわ。他の18歳の女の子達と同じように、18歳の女の子として私が経験してきたことについて歌ってるのよ。つまり、進歩してるってことかしら」(from Universal Japan)
 と語っていて、実際このシングルでもヴォーカル面での成長はうかがえるので、本当に楽しみです。
 今年もRihannaは大活躍の予感です。期待大!!

 ……それにしても、やっぱり実物は可愛かったなぁ、ってつんつく思います(笑)。


Rihanna オフィシャルサイト

▽ Audio 「S.O.S.(Rescue Me)」を試聴する(WMP)。

▽ Video 「S.O.S.(Rescue Me)」を試聴する(Flash)。
  Nike Womanへのリンクです。Rihannaのダンスレッスンも見れます。

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2006.02.23 Thu
 
R&R [CHR / Pop National Airplay]


 R&R (Radio and Records)とは、一週間に全米の全ラジオ曲で掛かった放送回数をもとにランキングを製作したチャート。専門局が作られて細分化され、ラジオが世界で最も浸透したアメリカならではの業界向け専門誌。純粋にラジオのオンエア回数で今一番アメリカのラジオで掛かる曲(=一番売れている曲)を現したチャートです。
 つまり、このチャートこそ、本当に「今、売れている曲」が分かるチャートで間違いない!



  今週 (先週)
  01位 (01位) →  Beyonce' feat. Slim Thug / Check On It  (9032)
  02位 (02位) →○ Ne-Yo / So Sick  (7770)
  03位 (03位) →  Pussycat Dolls / Stickwitu  (6614)
  04位 (06位) ↑○ Fall Out Boy / Dance, Dance  (6083)
  05位 (05位) →  All-American Rejects / Dirty Little Secret  (6035)
  06位 (04位) ↓  Chris Brown feat. Juelz Santana / Run It  (5982)
  07位 (07位) →  Nelly / Grillz  (5716)
  08位 (09位) ↑○ Natasha Bedingfield / Unwritten  (5469)
  09位 (10位) ↑○ Kelly Clarkson / Walk Away  (5288)
  10位 (16位) ↑○ Mary J. Blige / Be Without You  (4961)

 Beyonce4週連続首位。久々に大ヒットとなっています。すでにこちらでは赤丸が取れてしまっていますが、R&Bチャートではまだ赤丸が付いていて、普通と逆のチャートが面白いですね。(普通R&Bチャートで火がついて、総合チャートでもヒットするものなのですが)
 2位はNe-Yo。ここに来て勢いが落ちています。Beyonceとの放送回数の差が結構あるので、もうひと頑張りといった感じでしょうか。とは言え、デビューアルバムからのシングルでここまでヒットしているアーティストってそうそう居ませんね。
 3位はPCD。粘り強く残っています。3rdシングルの「Beep」はまだ赤丸が付いているものの、この曲や「Don't Cha」に迫る勢いがいまいち無い感じです。
 そして4位がFOBの2ndシングル。これは凄い。AARを越えてトップ5入りしてしまいました。ロック曲はまずトップ5に入ることからして難しい情勢なので、このランクインは本当に凄いですね。上手くすればトップ3入りも見えています。新人ロックバンドとしてはかなりの成功を収めているのでは。
 5位はAAR。6位はChris。7位はNelly。やはりギミックっぽい曲だっただけに、Nellyは赤丸が取れましたね。
 8位はNatasha。英国女性アーティストとしては破格のヒットです。個人的には「These Words」の方が好きなのですが、アメリカでのヒットを考えるとR&B的な要素が強い「Unwritten」みたいな曲の方がウケるのでしょうか。
 9位はKellyのアルバムからの5枚目のシングル。グラミー効果か、5枚目でも飽きられません。「Since U Been Gone」に通じるテイストだけに、まだ上を狙える感じでしょうか。
 10位は今週もっとも放送回数が増えた曲でもあるMary Jの「Be Without You」。女王の貫禄とでも言うか、とにかく凄い勢いです。冬っぽいパワーバラードだし、時期が良かったのかな。まだかなり上までいけそうです。楽しみ。

 10位以下の注目曲。
 15位のRihannaの「SOS」(23→15)。またとても勢いがあります。アルバム発売前に結構なヒットとなりそう。どーんと伸びているわけではないのですが、じわじわと伸びている16位のCascadaの「Everytime We Touch」(18→16)。アメリカでも受け入れられた感じの18位のJames Bluntの「You're Beautiful」(21→18)、などなど。今週は10位台がいまいちでした。あ、Eminemも粘っていますね(ランクは変わらず13位)。BEPはランクダウン。
 さらに下になると、Gwenの「Crash」(22→21)が好調。既にR&Bチャートでは上位に入り込んでいるT-Painの2ndの「I'm N Luv (Wit A Stripper)」(26→23)もじわじわと伸びています。Pinkの「Stupid Girls」(31→26)もPVがウケているのか好調です(笑)。Sean Paulの「Temperature」(35→31)、Chris Brownの「Yo (Excuse Me Miss)」(36→32)、Jamie Foxxの「Unpredictable」(37→33)あたりも好調ですが、JamieはR&Bチャートではランクダウンしているので、このままの勢いで総合チャートをいけるのかちょっと不安。
 新曲では、J-LoをフューチャーしたLL Coolの「Control Myself」(50)などがランクインしています。

 一方のR&Bチャート。
 1位はBeyonce feat. Slim Thugの「Check On It」、2位はNe-Yoの「So Sick」、3位はMary J. Bligeの「Be Without You」、4位はNellyの「Grillz」、5位はT-Pain feat. Mike Jonesの「I'm N Luv (Wit A Stripper)」でした。
 Ne-Yoの赤丸が取れてしまったのが残念です。Mary Jがこちらでも押していますね。
 6位につけていたJamieがランクダウンして、Chrisの「Yo」が6位に来ています。「Run It」のような瞬発力はありませんが、そこそこのヒットとなりそうです。

 今週はいまいち大きな変動も無く、チャートが滞っていました。(Mary Jだけ飛びぬけていた感じがしますが)
 来週のトップはBeyonceがどこまで勢いが落ちるのか、もしかくNe-Yoがどこまで巻き返すのかで決まりそうです。


Beyonce' feat. Slim Thug 「Check On It」を試聴する(WMP)。

Ne-Yo 「So Sick」を試聴する(Flash)。

The Pussycat Dolls 「Stickwitu」を試聴する(WMP)。

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2006.02.22 Wed
 ふーば、待望のサードアルバムが完成。Hoobastnkの「Every Man For Himself (邦題 : 欲望)」。



 毎年、「夏のテーマソング」となってしまうぐらいの大ヒット曲と言うのが何故か7月~9月に掛けて生まれるのですが、去年の夏がMariahの「We Belong Together」だとしたら、一昨年の夏はHoobastankの「The Reason」でした。…個人的にも、未だにこの曲を聴くとあの夏を思い出すぐらい、見事に思い出とワンセットな1曲。
 セカンドアルバムからのサードシングルにしてタイトルトラック、「The Reason」は全米で大ヒット。R&R総合チャートで6週連続1位と首位を突っ走りました(意外や意外、ちゃんと調べてみるとビルボードでは最高2位なんですね)。それまでオルタナティヴな雰囲気をうかがわせる繊細なんだけれどちょっとハードなロックを歌ってきたフーバが一転、レコード会社から「次のシングルが売れなかったらクビ」と解雇通告の崖っぷちギリギリの状態で、起死回生を図ってドロップしたバラードの「The Reason」が大ヒット。アルバムはダブルプラチナを獲得するヒットとなりました。
 その後、BassであるMarkku Lappalainenが脱退、アルバムが発売延期などとゴタゴタが結構あったようですが、無事にニューアルバムが完成。ここにきて発売がまた一ヶ月ほど延期されましたが、5月3日にはちゃんと出る模様(日本先行発売)。前作もとっても不思議なジャケット(お気に入り!!)でかっこよかったですが、今回もまたしても不思議なジャケットですね…。誰の指紋なんだろう。ちなみに緑バージョンは初回限定版だとのこと。
 発売時期もどんぴしゃですし、またしても今年の夏をフーバがさらってくれるのでしょうか??

 リードシングル、「If I Were You」(邦題 : 「イフ・アイ・ワー・ユー~もし僕が君ならば…」)。
 既にR&Rチャートにランクインしてますね。まだかなり下のほうですが、ロックにしては初動順位が比較的高かったし、じわじわと上を狙ってる感じで。
 大抵、最近の流行で邦題は英語のカタカナ表記だけのパターンが多いですが、今回は珍しく「もし僕が君ならば…」というのが副題扱いながらついています。
 ……ここで、ひとこと物申す!
 ロックバンドならば、一人称や二人称は「僕」とか「君」じゃなくて、「俺」と「お前」だろう!(苦笑) …まあいいけれどさ(笑)。
 ロックファンにはデビューアルバム当時から定評のあった彼らですが、普通に音楽を聴いている程度の人には「The Reason」一発屋の印象が強いのかな(次のシングルの「Disappear」もパッとしませんでしたし)。あの曲の「ダメ男っぷり(?)」の歌詞の印象をだいぶ引き摺っている感じがします。
 そしてさらに、曲もまたこれがバラード。バラードでヒットしたから、バラードをリードシングルに持ってきて掴んでおこうという作戦なのでしょうが、これはどうなのかなぁ…。個人的には彼らのサウントであるハードなロック曲を持ってきて欲しかったかも。っていうか、「バラードバンド」のイメージがつかなければ良いですが…(後期のシカゴみたいな)。
 とは言え、曲は良い感じです。
 イントロからグロッケンのような音とオルガン(?)のサウンドで静かに曲が幕開けます。しっかしこれが、歌に入ってびっくり。
 ……Dougの声が全然違う!!
 まるで別人ですよ、これ…。どうしちゃったんでしょう……。ボイトレでもしたのかな。なんか高音とコーラス以外は歌い方も違うんですけれど…。ちょっと正直なことを書くと、残念なことにライヴだともう「なんで~?」と涙が出るぐらい歌が下手なので、練習したのでしょうかね(日本人の血が入るとやっぱりダメなのかな(苦笑))。
 まあその声の変化が非常に気になったのですが、サウンド自体はフーバっぽい感じで、後半はギターもガンガン、パワーバラードの形相を呈しています。これがまた聴き心地抜群の盛り上がり。
 フックがまた絶妙で、「お、このまま王道的な展開を見せるのかな?」と思わせつつもコードをちょっと外してみたり(「Disappear」みたいな)、オシャレな感じ。後半でフックの後に付け足されているメロディーではまた玄人ウケのコード進行(A♭→B♭→Cのメジャーコードオンリーの進行)が使われていて、「メロディー重視」を掲げつつも毎回コードもオシャレなフーバに個人的にも大満足です。またサウンドも濃厚で良い感じですね。
 ちなみに歌詞は、Velvet Revolverとツアーを行ったときのことが元になっていて、今の地位や財産、才能といったものが当然のことと思ってる人間をテーマにした、とのこと。
 PVは最近だとNe-Yoの「So Sock」でもおなじみの大御所PV監督Hype Williamsが手掛けるそうで、これも楽しみ。彼らのPVは面白いですよね。「The Reason」のPVもとても味がありましたし。
 まだ発売前で情報が少ないのですが、アルバムには、「The Rules」「Born to Lead」「Moving Forward」「Inside of You」「The First of Me」などの曲が収録されるとのこと(>>BARKS)。ファーストシングルの予定だったのに変わってしまった「Inside of You」は恐らくロック曲ではないのかな、と勝手に想像して期待(笑)。「Out of Control」とかが個人的に好きなクチなので(笑)。
 「If I Were You」だけでも彼らのスキルの上達、サウンドの濃厚さが十分体感できるので、アルバムが楽しみです。

 さて、今回も大ヒットとなるのでしょうか。…頑張れ!!
 「If I Were You」を聴いた感じだと、期待通り「買い」の1枚となりそうです♪

 話はそれますが、パイナップルを食べるたびに、「The Reason」のDVD付き限定版(今やレア物?)に収録されていたEPK映像の「パイナップルの歌」をついつい思い出してしまいます(笑)。
 きっと同じ状態のふーばファンが大勢いることでしょう(笑)。


HOOBASTANK オフィシャルサイト

▽ Audio 「If I Were You」を試聴する(WMP)。

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2006.02.21 Tue
 マルチな才能を発揮するChristina Milianのサードアルバムがドロップ。Christina Milianの「So Amazin'」



 セカンド(「It's About Time」)を紹介しようしようと思っているうちに時間が過ぎて、気付けばサードアルバムが出ちゃいました(苦笑)。
 「Dip It Low」がヒットしたのって、もう一昨年なんですね。「Am to Pm」なんかになると、さらに昔なわけで。なんかもっと最近の感じがするのは僕だけかな。
 大ヒットした「Dip It Low」(あのPVのコンセプトはなんだったんだろう(笑))の時は、女性ソロ歌手がすごい旋風を巻き起こしていた頃でした。アイドルではAshleeやJoJoが出てきて、Avrilはセカンドアルバム好調、Ciaraなんかも出てきた頃です。デビューシングルの「Am to Pm」は見事にビルボード1位を獲得し、「Dip It Low」もR&Rチャート2位。それで、去年Rihannaが「ネクストChristina Milian」などと言う謳い文句でデビューしたわけですが、気付けばRihannaはMilianを越えてしまった感の売れっぷりで、今回のアルバムは勝負どころですね…。こういうちょっとアイドル路線の歌手って、1発外すと再起掛けるのが大変です。移り変わりも速いですし。
 …とは言いつつも、Milianは自分で作曲もこなしているというからすごい(アルバム全曲ではないようですが)。まさしく、「マルチエンターティナー」。ちょっと一線を画すアイドルとでも言えばいいのかな。元々ミュージカルで子役を獲得、テレビに出演し始め、映画も大ヒットの人です。
 今回のアルバムは、リードシングル「Say I」に旬のラッパーであるYoung Jeezyをフューチャーしたり、前作よりもR&B要素が強くなっているようで楽しみ。…タイトルが大物・Lutherとカブってても気にしない!?(笑) 強気ですね。

 リードシングル「Say I」。
 こりゃまたかなり中毒系の1曲。フックの「セイアーアー…」のフレーズはかなりヤバイです。「Dip It Low」もかなり中毒系の曲でしたが、今回はそれ以上な気が。
 そこはかとなくJamie Foxxの「Unpredictable」っぽいようなバックトラックから幕をあけて、ハイハットの心地よい16の刻みに乗せてMilianが歌います。シンプルなループをベースにしているのですが、これが飽きが来ない力作。Milianの音域も高音が広がっている気がして、またまた味があります。
 そしてフックの「セイアーアーアーアーアーイ♪」のあのフレーズのツボに入っちゃう感はなんなんでしょうね!!(笑) 最初の「I」の部分がちょっと音が外れて聞こえるスレスレの路線なところがまたツボというか…。上手く説明しづらいですが。
 後半はYoung Jeezyが結構大々的にフューチャーされて、曲もぐっと締まっている感じで。フックのインパクトがとにかく強いのですが、曲の構成とかも地味に凝っている雰囲気があります。
 とってもフロア受けしそうな、Hip-Hopのノリをベースにした感じのR&Bで、これは良い感じですよ。中毒者続出の予感。
 現在アルバム発売2週間前で、まだ他の曲は試聴できていないのですが、LAリードが太鼓判を押したというのだから、結構な仕上がりになっているのでしょう。楽しみです。

 現在「Say I」はチャート上昇中。Rihannaを落とせるかな? なんか全米よりも日本の方が売れている感のあるMilianですが、全米でも是非頑張ってもらいたいですね。
 アルバムも楽しみです。
 最後に話は逸れますが、HMVで「Dip It Low」がレゲトンと紹介されていた。……レゲトンなの!? あれ!!(笑)


▼ 「So Amazin'(国内盤)」 06年04月12日発売予定 (日本3週間先行発売)

Christina Milian オフィシャルサイト
  この写真、Sheryl Crowのベストのジャケットそっくりじゃ…(笑)。

▽ Video 「Say I」を試聴する(WMP)。

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2006.02.20 Mon
 色々と話題の絶えないBustaのニューアルバムがついにドロップ。Busta Rhymesの「Big Bang」。



 延期延期でしたが、5月16日に発売されるみたいです。うーん、けれど発砲事件があったりしたので、どうなることか……(尾を引かなければ良いけれど)。
 さて、Busta Rhymesのニューアルバム。待ちに待った人も多いことでしょう。彼の人気は衰えませんね。
 91年にLeaders of the New Schoolのメンバーとしてデビューした後、96年のソロアルバムで大ブレイク。新しいサウンドでシーンに斬り込む男で、もうデビューして15年とベテランの域なのに、毎回新鮮です。今回も楽しみな1枚。かなり昔から客演が多い気がしますが、最近だとPussycat Dollsのデビューシングル、「Don't Cha」でラップして、「美女と野獣」などと言われていましたね(笑)。
 しっかし、今回のアルバムでは、PV撮影中に発砲事件が発生、ガードマンが死亡するという物々しい事件があり、なんだか大変そうです(かなり前に「本日の一言」に書きましたが)。これは、G-UnitのメンバーがSwizz(リードシングルでプロデュース)を侮辱したことが原因だとか、Tony Yayoの車が事件現場から走り去るのが目撃されただとか、やれ証拠テープがどうしただとか、なんだか話が錯綜している状態。このまま話だけが膨らんで、結局有耶無耶になりそうな気配がしていますが…。もう少しピースにいけんのかな、としみじみしちゃいます。
 閑話休題。今回のアルバムのプロデューサーにはDr Dreを筆頭にして、Swizz Beatz、Timbaland、Neptunes、Just Blazeなどなど、強力なプロデューサーが軒並み顔をそろえる。Bustaは先日トレードマークだったドレッドをばっさり切り落として、並々ならぬ意気込みで今回のアルバムを製作している模様。DreのAftermath移籍後初アルバム、と言うのもファンには気になるかも。

 リードシングル、「Touch It」。
 Swizz Beatzプロデュースですが、これがまたヤバイ仕上がり!! もう、Swizzは最近凄いですね。キャリアの中で再び絶頂期を迎えていると思う。ポップなのではBeyonceの「Check on It」に始まり、MashondaからRemy Maまで、本当にどの曲も凄いスキル。
 「うわっ!!」ていう感じのトラックで(ほめ言葉です)、これまた中毒者が多数でるのでは。フロア受けしそうなシンプルなバックトラックに乗せてBustaがリリックを歌う、そして念仏のように呟かれるフックがかなりヤバイ。すっごい不思議なテイストの曲で、ついつい最後まで聴いてしまうインパクトと集客力(??(笑))がある感じで。ちょっとユルいフックとリフの盛り上がりの温度差も面白いです。Daft Punkの「Technologic」を遅回しにしてサンプリングしているとのこと。
 そしてこの曲は、とにかくRemixがすごい!! Lloyd Banks、DMX、Mary J. Blige、Papoose、Rah Digga、Ne-Yo、Missy Elliot……。そうそうたるメンツです(笑)。これがまた本当にメガミックスで、ラップ参加のMary J.とかもクールだし、Showcaseで歌っていたNe-Yoもヤバイです…(そう、思い返せばこの曲をライヴでNe-Yoは歌っていたんですよね(笑))。ベースのトラックがシンプルだけに、それぞれのアーティストがとても映えていて、とても面白い。これはチェックですよ(1曲がやったら長いんだけれど(苦笑))。
 他にも、「ジャジーなピアノループと哀愁漂うベースラインがいかにもDr Dreワークなトラックをバックに故ODBとBustaの振り切れまくったラップが堪能できる"Where Your Money"も収録」(>>HMVレビュー)とのことで、めちゃめちゃ気になるのですが、試聴を発見できず(泣)。セカンドシングルはDre作の「The Big Bang」になりそうらしいのですが、これも気になりますね……。Dreの仕事っぷりが楽しみ。……なんか、情報不足のままレビューを書いていて恐縮なのです(苦笑)。……だって、書かずにはいられないですよ、Bustaのニューアルバムとあっちゃ(笑)。
 とにかく、アルバムが楽しみです。

 リードシングルだけで、今年の強力な1枚となりそうな予感たっぷしのBusta。
 要チェックです!!


Busta Rhymes オフィシャルサイト

▽ Audio 「Touch It」を試聴する(Real)。

▽ Audio 「Touch It (Mega Mix)」を試聴する(Real)。

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2006.02.19 Sun
 何を間違ったのか大ヒットとなっているCascadaのアルバム、「Everytime We Touch」。



 2月ぐらいからじわじわとチャートを上昇してきて、ついに3月17日付のチャートでは第9位。トップ10と言う大台に乗ってしまったCascada…。「まさかねぇ」と、そこまで売れるとは思ってもいなかったのですが(笑)、やってのけちゃいましたよ、彼女……。現在、慌てて記事を書いている始末(笑)。音源自体は大分前から持っていたのですが(聴かないけれど)、全然情報が無くて…。
 さて。Cascada aka Natalie Horlerは、ドイツのケルン(どこ?)出身の21歳。生まれはUKらしいのですが。幼少から、聖歌隊で歌っていたりしていたとのこと。…聖歌隊で歌っている人でも、トランス歌手になりえるんですね(笑)。
 18の時にDJと出逢ってデビューにこぎつけたそうですが、これがモロ、トランスなんですねー。ユーロビートとかトランスとか(僕には違いが分からないんだけれど(笑))、一時期に比べて日本では下火になっているので、日本人的にはちょっと「懐かしい」サウンドかも。
 まあ、最近のアメリカでトランスと言えば、Mariahの「We Belong Together」を蹴落としてまさかのシングルチャート1位を取ってしまったD.H.T.が有名かと思いますが、彼らの成功あっての流れなのではないでしょうか。…まさかこのまま、こういうサウンドが流行ったりはしないと思うけれど……。そのタイミングの良さ、そしてCascadaがそれなりのルックスをしていることがあってのヒットなのかな? トランスって言うだけでも、ちょっとヒットしたことが驚きなのですが、しかもドイツ出身て……最近だとドイツ出身で全米で成功した女性歌手ってSarah Conner(ドイツだっけ?(汗))ぐらい?? 「Bounce」の人。「ターミネーター」のサラ・コナーと同姓同名の人(笑)。
 ぽっと出のイメージがある彼女ですが、どうやら前からシングルを出していたようで(トランス系のコンピレーションに結構収録されている模様)、ファンにとってみたらようやくのブレイクなのかな。……うーん、ここのブログを見ている人でファンの人なんていないと思うけれど(笑)。
 たまーに、こういうマイノリティーな音楽(失礼か?)がチャートに入ってきたりすると、面白いですよね(笑)。まあ大抵、シングル1枚で消えていってしまうわけですが(爆)。

 リードシングル「Everytime We Touch」。
 いきなり話は逸れますが、なんとCascadaのこのアルバム、国内版が出るんですよ、4月に(右の画像が国内盤ジャケ)。…うーん、ちょっとオドロキ。
 けれどそんなことより、このシングルの邦題がすごい。
 ……「いつでもタッチ!」(爆) → 証拠
 アイタタ。なんかやっちゃってますよ、ポニーキャニオン…(苦笑)。慥かにそゆ意味だけれど、なんつータイトルのセンスなんだか…(苦笑)。
 そんな既に「痛い」感溢るる曲な訳ですが、まあ言っている通り、トランスな1曲。キーボードがんがんのサウンドです。
 またPVがすごくて、何故か図書館を舞台に踊る、踊る、踊る……。トランス歌手だけに、ちゃんとダンスも鍛えられている感じがします。
 慥かに踊るには「イケ」る感じのする曲ですが、じゃあ音楽的にはどうなんだろう、と言うと、僕にはちょっと分からないです(笑)。トランスとかユーロビートって、どれも同じ曲に聞こえちゃうし、元々好きじゃないので(苦笑)。
 けどノリの良い曲で、Maggie Reillyのカバーらしいとのこと。オリジナルの曲もやっているそうですが、これよりも前のシングルもカバーだったみたい。
 この曲で爆発した彼女ですが、去年の10月ぐらいにアルバム収録曲の「How Do You Do」、5月ぐらいに「(I Need a) Miracle」(名曲と言われているらしい(笑))というシングルを出しているそうです。…うーん、どちらの曲もいまいち感想がないのですが(笑)。

 今回はヤケに鼻につくレビューでしたが(笑)、こういう音楽が好きな人はチェックしてみて損はないかも。まあアメリカで売れているだけなのだから、きっとトランスの「最先端」の曲なのでしょう。
 さて、一体シングルはどこまで売れるのか、と……。D.H.T.みたいに1位を取れちゃったりするのかな?(まさかね(笑))


Cascada オフィシャルサイト

▽ Video 「Everytime We Touch」を試聴する(YouTube)。

▽ Audio 「Everytime We Touch」他3曲を試聴する(MySpace)。

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2006.02.18 Sat
 ブロードウェイのミュージカル俳優にして、極上のシンガー。Heather Headleyのセカンドアルバム、「In My Mind」。



 ここ、「SOULTRAIN」では結構「甘~い男声R&Bシンガー」というのの紹介が多い気がするのですが、こういうハスキーな女性シンガーも大好きです(笑)。
 さて。
 ブロードウェイでは、トニー賞を受賞するほどの「実力派」として地位を築き、尚且つ歌手としても成功を収めているHeather Headley。それは他でもなく、本当に「実力派」だから。決して、名が通っているからCD出したら成功しちゃったとか言う軽いものではなく、ミュージカルで培った素晴らしい歌唱力の持ち主です。
 2002年に突然歌手に転身し、デビューアルバム「This Is who I Am」はアダルト・コテンポラリーチャートで大ヒット。
 「大人向けのアルバム」と言う雰囲気の強い彼女のアルバムですが、ハッキリ言って、メジャー路線でも全然いけるだけの野太い(!?(笑))声の持ち主で、Mary J.もびっくりの声なのですのよ(笑)。…そこでMary J.を引き合いに出すのかって言う話ですが(笑)。
 これだけパワーのある歌を、その歌に「負けない」で歌いこなせる彼女は、本当に真のsingerと言った感じ。今回のアルバムは、本当に大人から若者まで楽しめるつくりになっています。これを聴いてココロを動かされない人は、ちょっとおかしいんじゃないの、って突っ込みを入れたくなるぐらい(笑)。
 全体的に彼女の歌唱力を前面に押し出した、慥かにアダルトな雰囲気なのですが、トリニダード・トバゴ出身という経歴の持ち主だけに、レゲエな雰囲気の曲も収録していて、それもまた楽しい。ゲストにLil Jon、Shaggy、プロデューサーにBaby FaceやJimmy Jam & Terry Lewisなどが参加し、良質で「極上」のアルバムとなっています。

 リードシングル、「Wait a Minute」。
 いかにも彼女らしい、美しいバラードです。とにかくこの曲でも、彼女の歌唱力が凄いのが分かります。このイントロの「Wa~it a Minute♪」のフレーズからして、そのパワーには鳥肌モノ。
 シンプルな曲で、たくさんの楽器が使われているような濃厚な雰囲気を感じさせるにも拘らず、結構曲自体はスカスカ。本当に、彼女の「声」で押しています。遊び気味の後ろのキーボードとか、目立ちすぎないけれどこだわっているドラムの刻みが美しいですね。
 けれどやっぱり、「声」。低音から高音まで(この曲ではあんまり高音出てこ無いけれど)、なんなく歌いこなしていて、とてもアダルトな歌い方にうっとり。途中の転調でも、ますます彼女のハリが出て、良い感じです。
 この曲がリードシングルなのはなんとなく頷けるのですが(フックの盛り上がりとインパクトが強いから)、けれどアルバムにはもっとメロディーで押したり、素晴らしい曲がたくさん。
 タイトルトラックで冒頭を飾る「In My Mind」(Pharrellのソロアルバムとタイトルが同じなんだよね(笑))とか、最初のハミングからして、とても綺麗です。ギターとのカラミがまた絶妙な1曲。
 半音階のウォーキングベース(ツェッペリンの「天国への階段」みたいなね)がまた分かる人にはとっても分かる「I Don't Meant to」なんか、本当に堪らないですね(個人的にはとってもシビレました)。バックの切なげなストリングスがまたHeatherの声を引き立てていて、マイナーのコード進行に彼女の声が見事にマッチ。壮大さに負けない彼女の歌唱力は、改めて「凄い」のひとこと。
 そして個人的にアルバムで一番お気に入りは「What's Not Being Said」。アルバム中では珍しく「メロディーで押す」楽曲で、このフックの美しさはなんなんだ!! …もうエンドレスリピートですよ。コーラスとの声の使い分けが素ん晴らしく、ピアノやドラムの編曲も絶妙。とにかく編曲がとても上手い曲で、後半のストリングスやチェンバロなんかかメチャメチャオシャレです。彼女の曲はやったら転調が多いですが(笑)、この曲でも見事ですね(いささか終わりまで転調があると歌い手泣かせで可哀相な気もしますが(笑))。高音も見事なこの曲は、本当に「一生の1曲」レベルの、歌良し声良しの1曲。
 他にも、Shaggy参加でばりばりのレゲエテイストがアクセントが効いていて(いささか「浮いている」感もあるんだけれど(笑))面白い「Rain」なんかも彼女のこういう曲での歌唱力がうかがえて楽しいし、ダンスホール系の「How Many Days」なんかも面白い。ソウルテイストの「The Letter」、王道をゆくバラードの「Change」(なんだ、この曲のコード進行(笑))などなど、本当に充実した1枚。
 とにかく、パワーのもらえる1枚で、「持っておきたい」CDです。

 久々に、ここまでパワーのあるアーティストと出会えて、とても興奮。
 素晴らしい、「Real Singer」です。
 とにかく試聴を!!

 Special Thx to ★RuRu★さん


Heather Headley オフィシャルサイト

▽ Audio 「Wait a Minute」を試聴する(MP3)。

▽ Audio 「In My Mind」を試聴する(MP3)。

▽ Audio 「Am I Worth It」を試聴する(MP3)。

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2006.02.17 Fri
 デビューアルバム「Javier」で一躍脚光を浴びたJavier待望のセカンドアルバムが完成。Javierの「Left of Center」。



 ★RuRu★さんのブログで1stが取り上げられていてJavierを知ったのですが、これがまた良いんだ。(1stのヒットがそこまで「アタリ」では無かったので、意外と「今まで知らなかった」的な取り上げ方をしているブログが多いですね)
 デビュー当時、「ボストン出身の25歳」として取り上げられていたから、今年で28歳? スチールを見ている限りでは、もっと若そうに見えますが…。この読みづらい名前は「ハヴィエアー」と読むとのこと。ドイツ系なのかな。
 前作「Javier」からは「Crazy」などのシングルヒットが出たのですが、今回もまた先行試聴できる曲を聴いた限りでは相当ヤバイ仕上がり。「Dance for Me」のレゲトンミックスが日本ではプロモ盤として出回ってじわじわとヒットしているようですが、それもいい事ながら、「実力派」と謳われるシンガーだけあって、やはり通常のシングルもたまりません。前作でもR&Bをベースにソウルフルなのからラテン調なのまでありで驚かせた彼ですが、今回もゴスペルテイストなトラックから南米系のトラックありで、幅広いセンスを伺えます。
 プロデューサーにIvan And Calvin、ゲストヴォーカルにAnthony Hamiltonが参加し、ソウル・R&B好きには堪らない仕上がりになっています。要チェックです。

 シングル「Indecent Proposal」。
 この歌い出し、「誰かに似ている」って結構考えてしまったのですが、声が最近のR. Kellyに似ていますよね。
 緩めのトラックで、遊んでいるようなギターがオシャレな1曲。この曲がリードシングルなのかははっきりとしないのですが(これか「The Answer Is Yes」のようなのですが)、だとしたら相当渋い選曲です。ちょっと「キャッチー」とは言いがたい曲だし、けれどコーラスから高音から低音まで幅広く歌っているので、「歌唱力」で勝負、なのかな。
 フックでのコーラスとJavierの駆け引きがまた絶妙で、彼の高音の甘い声には悩殺モノなのではないでしょうか。むしろもうちょっとテンポを早くしたほうが曲が冴える気がしますが、そこをこのテンポで歌いきって見事に聴かせていますね。
 シングル「The Answer Is Yes」。
 美しいピアノからしっとりと幕開け、フックではゴスペル的展開をみせて、R. Kellyの中期(って言うの?)とかの「Gotham City」や「I Believe I Can Fly」などを彷彿とさせる壮大なバラード。
 とてもシンプルなドラムだけれどこれがまた音が綺麗で、サウンドもこだわりを感じさせます。ちょっと籠ったようなハイハットの音が粋ですね。ピアノを殺さないサウンドで、編曲がとても上手い。
 フックのメロディーは「合唱系」で、ロマンティックなブリッジのメロディーからフックへと通じる展開はあまりに壮大で綺麗です。後半で手拍子が入るのは、また「Gotham City」と同じですね。
 シンプルなメロディーだけれど、コーラスやアドリブを活かしてとても聞き応えのあるものにしていて、発売前から「名曲入り」と言える仕上がり。この曲を聴いて心を動かされないなら、ちょっとどうかと…。
 他の曲も秀逸で、リミックスを除いてアルバムのラストを飾る「Loving U」はギターの静かなサウンドに乗るJavierがまたセクシー。Anthonyにも通じる雰囲気があり、静かだけれどとても情熱的なテイストです。またJavierの声がとても良いですね。「Dance for Me」はラテンテイストの彼の幅広さが伺える1曲で、なるほど、レゲトンバージョンが作られるのにも納得。ここら辺のジャンルは詳しくないから分からないけれど、サルサっていうかボサノヴァというか(違うか)、「ラテン」の雰囲気がとても生きていて、ギターとJavierのカラミが絶妙です。フックは切なげに高音を歌うJavierにどきっとさせられてしまいます。

 もうアルバムもかなりの仕上がりを予感させる素晴らしい曲がズラリ。
 これは「買い」の1枚でしょう。
 輸入盤が3月7日、国内盤が3月23日(但しセキュアCD)発売と言う事で、とても待ち遠しい。3月は甘い男性R&Bシンガーの新譜が多数発売で楽しみですね。


[追加更新](05/16)
 ずっと知らなかったのですが、「Dance for Me」のクレジットにはS.Smith(つまりNe-Yo)の名前があったのですね…。プロデューサーはNe-Yoのチームだそうですし。こんなところにもNe-Yoの息がかかっていたとは、とても驚きです…(けれどいわれてみると編曲こそ違えどNe-Yoっぽいメロディーライン)。それにしても、Ne-Yoさんたら、働き者です(笑)。


Javier オフィシャルサイト

▽ Audio 「The Answer Is Yes」を試聴する(WMP)。

▽ Audio 「Indecent Proposal」を試聴する(WMP)。

▽ Audio 「Dance for Me」、「Loving U」を試聴する(MySpace)。

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2006.02.16 Thu
 
R&R [CHR / Pop National Airplay]


 R&R (Radio and Records)とは、一週間に全米の全ラジオ曲で掛かった放送回数をもとにランキングを製作したチャート。専門局が作られて細分化され、ラジオが世界で最も浸透したアメリカならではの業界向け専門誌。純粋にラジオのオンエア回数で今一番アメリカのラジオで掛かる曲(=一番売れている曲)を現したチャートです。
 つまり、このチャートこそ、本当に「今、売れている曲」が分かるチャートで間違いない!



  今週 (先週)
  01位 (01位) →  Beyonce' feat. Slim Thug / Check On It  (9103)
  02位 (04位) ↑○ Ne-Yo / So Sick  (7635)
  03位 (02位) ↓  Pussycat Dolls / Stickwitu  (7181)
  04位 (03位) ↓  Chris Brown feat. Juelz Santana / Run It  (6755)
  05位 (05位) →○ All-American Rejects / Dirty Little Secret  (6515)
  06位 (07位) ↑○ Fall Out Boy / Dance, Dance  (6000)
  07位 (08位) ↑○ Nelly / Grillz  (5727)
  08位 (06位) ↓  Kelly Clarkson / Because of You  (5185)
  09位 (09位) →○ Natasha Bedingfield / Unwritten  (5180)
  10位 (11位) ↑○ Kelly Clarkson / Walk Away  (4868)

 Beyonce3週首位。結構なヒットとなっていますね。放送回数の差を見ても、来週も首位確実の情勢。Beyonceが出演した映画「ビンクパンサー」も週間興行収入ランク1位を達成し、そのマルチぶりを発揮している模様。ちなみに彼女は次の映画のために、現在7キロダイエットしているとのこと。
 2位は4位からランクアップのNe-Yo。ついにここまで来ましたねー。しかしここにきてちょっと勢いが落ちていて、来週の首位は難しそうです。ただ、Ne-Yoの下がないので、このままの調子なら首位を取れると願っています。3rdシングルは「When You're Mad」に決定し、こちらも近々ラジオオンエアが始まる模様。オフィシャルサイトで試聴できていたので、ファンならもう聞きなれた1曲かな?
 3位はPCD、4位はChris、どちらもランクタウン。5位はAARが粘っています。6位はFOBで1ランクアップ。ロック勢が「大ヒット」とならないまでも結構ヒットしていますね。
 7位がNelly。ワンランクアップしていますが、そろそろこのテイストの曲だと辛いかなぁと言う雰囲気。8位はKelly。
 9位は先週と変わらずNatashaなのですが、ビルボードでもトップ10入りを果たし、これは英国人女性ソロアーティストとしては4年ぶりの快挙とのこと。言われてみたら、R&Rチャートでも英国のアーティストがランクインすることってかなり珍しいですね。
 10位はKelly。これで「Breakaway」からのシングル全曲がトップ10入り。シングルも5枚目となると飽きられがちですが、グラミー効果もあって、まだ売れそうな感じ。

 10位以下の注目曲。
 11位のBlack Eyed Peasの「Pump It」(12→11)。Eminemのシングルとしては「Mocking Bird」以来の好動向となっている13位のEminem feat. Nate Doggの「Shake That」(17→13)。猛烈な勢いでヒットを飛ばしている16位のMary J. Bligeの「Be Without You」(23→16)。18位のCascadaの「Everytime We Touch」など。
 また20位台も混戦で、既にビルボードではシングルチャート2位であるJames Bluntの「You're Beautiful」(25→21)。ニューアルバム発売2ヶ月前にして絶好調のRihannaの「SOS」(29→22)。やっぱりどうしてもこのタイトルを見るとSWVを思い出してしまうStaindの「Right Here」(26→24)。ビルボードチャートでは既に5位と好調なT-Pain feat. Mike Jonesの「I'm N Luv (Wit A Stripper)」(28→26)。BEPのWill参加で拍車のかかる3rdシングルのPussycat Dolls feat. will.i.am.の「Beep」(35→30)など。
 また、Pinkの新曲が18ランクと大場場に上昇して31位。Sean Paulの新曲も好調です。意外と勢いがないのがJamie Foxxの「Unpredictable」、Chris Brownの「Yo (Excuse Me Miss)」、Biggieの「Nasty Girl」。
 そして久々に50位にRob Thomasの文字も見れました。

 一方のR&Bチャート。
 1位はBeyonce feat. Slim Thugの「Check On It」、2位はNe-Yoの「So Sick」、3位はNellyの「Grillz」、4位はMary J. Bligeの「Be Without You」、5位はT-Pain feat. Mike Jonesの「I'm N Luv (Wit A Stripper)」でした。
 こちらでもようやくBeyonceが1位を取りましたね。
 T-Painに押されてJamieがランクダウンしてしまいましたが、赤丸は取れていません。CHrisも7位にぴたりとつけています。Dem Franchize Boyzの「Lean Wit It, Rock Wit It」が17位から10位と、かなり大幅ランクアップ。

 早くNe-Yoの画像をこの記事に貼れる日が来ないかな、と毎週ドキドキです。
 ジャンルの偏りもないし良い曲は多いしで、チャートが充実していますね。来週も要チェック。


Beyonce' feat. Slim Thug 「Check On It」を試聴する(WMP)。

Ne-Yo 「So Sick」を試聴する(Flash)。

The Pussycat Dolls 「Stickwitu」を試聴する(WMP)。

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2006.02.15 Wed
 またしても方向転換でさらにパワフルになったNelly Furtadoの3rdアルバムが完成。Nelly Furtadoの「Loose」。



 私事ですが、まだ僕自身洋楽を聴き始めて日が浅いので、前のアルバムもリアルタイムで知っているアーティストの次のアルバムが出ると、どうしても嬉しくなってしまいます。
 Nelly Furtadoは僕が洋楽にハマるきっかけとなった人物とも言えるので、今回は楽しみでしょうがありませんでした。(日本語が変?)
 さて、そんな個人的に思いいれの深いNelly嬢ですが、聴いてみてびっくり。また全然サウンドが違う!
 デビューアルバムの「Whoa, Nelly !」でグラミーを受賞して華々しくデビューし、続くセカンドアルバム「Folklore」では打って変わって、オーガニックでエキゾチックな、カントリーっぽい雰囲気も伺えるとても幅広い音楽を展開し、そして3rdアルバム。「今回はどう来るのかな…?」と思っていましたが、これが……Hip-Hopじゃないですか!
 正直、Nellyが元々Hip-Hopにも造詣が深いことは知っていましたが、ここまでのサウンドで来るとは思わなかった。
 まあもう少し正確に書くと、Hip-Hopをベースにしたポップっぽい感じで、明らかにGwenの「Hollaback Girl」を意識したと思えるサウンド(笑)。製作時期を考えてもその影響が少なからず合ったことが明らかですが、けれどGwenの比じゃないパワーを持っているNellyですから、これがまた凄い炸裂系中毒トラック。パワーだけで言ったら、Gwenをはるかに超えていそうな感じです。
 プロデューサーに縁のあるTimbalandが参加(1曲でフューチャーもされています)、また、PharrellやSwollen Membersなどとのコラボレーションもアリ、と言う事で、本当に彼女がHip-Hopサウンドに方向が向いていることが分かりますね。
 よくアーティストで「次のアルバムでは同じことをしたくないんだ」とか口先で言って、結局はまったく同じアルバムを作って落胆することがありますが(Coldplayとか顕著だと思うけれど)、Nellyは完全に方向転換で、元々デビュー当時からHop-Hop的なリズムセンスをうかがわせていただけに、その方向転換っぷりもとても鮮やかで素晴らしいです。デビュー当時からのファンももちろん楽しめるし、GwenやPharrellが好きな人、Hip-Hopなどが好きな人もいける、かなりヤバイ仕上がりとなっています。
 こいつは要チェックです!!

 リードシングル「Maneater」。
 イントロから「え?? これがNelly Furtado!?」な曲です(笑)。
 ドラム…と言うより大太鼓とシンバルと言った雰囲気のマーチングドラムが4拍子を刻み、普通こんなあまりに直球の4拍子で来たら間抜けになってしまうところですが、Nellyの歌が見事に曲を完成させています。
 最初からNellyのあの独特な声が健在で、ちょっと粘度を高めに歌っている感じ。これがまたAメロなのにメチャメチャ癖になるメロディーで、早くも中毒必死ですよ!! バックのうねるキーボードとの絡みがまた絶妙で、Nellyのリズム感がうかがえる1曲。
 曲自体は4拍子と言うか、もはや(そんなものはありえないんだけれど)1拍子と言った全部が頭拍状態の刻みなのですが、Nellyの歌はとても細かく刻んでいて、彼女のセンスが光ります。
 特に後半での「Ahah~Ah~Ah~Ah~♪」というフレーズなんかはちょっとやそっとじゃ素人には歌えない抜群のセンスで、この曲のメインリフでもあるメロディーですが、とてもNellyが光っています。今までのNellyとは打って変わった曲なのに見事に彼女の雰囲気とマッチしていて、中毒必死のHip-Hopとしても全然「イケる」ヤバイ1曲です。
 プロモシングル「Promiscuous Girl」。
 何となくこの徹底したサウンドを聞かされちゃうと「このタイトルもGwenを意識しているのかなぁ」と勘繰ってしまいますね(笑)。
 この曲はTimbaland参加。また彼のセンスが光り、こちらもHip-Hop路線で、Nellyのラップっぽい歌が秀逸。
 シンプルな1小節のメインリフがまたクセモノで、これが病みつきになる。このキーボードのサウンドには少し「Folklore」の雰囲気が残っていますね。「Force」に近いキーボードです。バスドラ以外は全てパーカッションで、リズム重視の曲だけに、そうしたリズム楽器にも拘りがうかがえます。
 またフックでキーボードをバックにTimbalandとの絡みが絶妙。彼女は滅多に裏声を使わずに、高音でも張りのある声で歌っていますが、珍しくこの曲では裏声を使っていて、それが斬新です。
 また、凄い細かいのですが、曲の終わり方に感動。Nellyのメインリフをなぞる歌声が消えてドラムだけになるのですが、一瞬どこが頭拍か分からなくなるような「小細工」が仕掛けてあって、最後まで気が緩められません。最初聞いたときは「おぉ」と、結構驚いてしまいました。

 アルバムは3月17日発売予定ですが、まだオフィシャルでも1曲も試聴出来ないし(僕は運良くプロモ盤を聴けましたが)、とは言えこうなるとアルバムにも期待が掛かります。個人的にはやはり、Pharrell参加の曲がどうなるのか……気になる。
 Gwenをしのぐパワフルさは圧巻です! 公式ファンサイトでは早くもスチールが公開されていましたが、髪を切ってちょっとAlanis Morissetteみたいになっていたし、本当にパワーが漲っている感じ。
 今年の春先から夏にかけて、Nelly旋風が巻き起こること間違い無しでしょう。
 前々からNellyが好きな人も、Hip-Hopが好きな人も、中毒系トラックが好きな人も、とにかく全員要チェックです!!


Nelly Furtado オフィシャルサイト

▽ Video 「Poweless」を試聴する(WMP)。
  ごめんなさい、まだどこにも試聴が無いので前回のアルバムのシングルです。

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2006.02.14 Tue
 Slyの超豪華トリビュートアルバム。全音楽ファン必聴の1枚。Sly and the Family Stoneの「Different Strokes by Different Folks」。



 ブラックミュージック、ファンクを語る上では欠かせないSlyのトリビュートアルバム。彼らの活動時期なんて僕の生まれるだいぶ前だけれど、それでも知っている曲がたくさんあるグループ。未だに全然「聴ける」、名曲とは古くならないと痛感させられるサウンドの彼らですが、そんなSlyのトリビュートアルバムが完成。
 そしてこれがまた、Sly世代ではないイマドキの音楽に慣れている僕らでも十分楽しめて、そしてSlyの良さも改めて楽しめるファンキーな1枚に。最近、トリビュート系のアルバムがとても充実していますね(HMVの記事でも書かれていたけれど、LutherとかSergio(これはちょっと違うが)とか)。トリビュートアルバムって、ちょっと抵抗があるけれど、みんな本当にそのアーティストのことが「好き」だと分かる仕上がりで、とても良い雰囲気です。特にこのアルバムはジャンルにとらわれない作りで、参加アーティストも多彩なのがまた良い。
 ざっと参加アーティストを列挙すると、BEPのwill.i.am、MAROON5、Roots、OutkastのBig Boi、John Legend、Joss Stone、Van Hunt、Nikka Costa、Devin Lima、Wylde Bunch、Moby(!!)、Buddy Guy、John Mayer、Public EnemyのChuck D、Isaac Hayes、D'Angelo(!!)、AerosmithのSteven Tyler、Robert Randolph、Janet Jackson。……本当に、そうそうたる顔ぶれです。トリビュート系ではおなじみのwillやJohn Legensから、MobyとかJohn Mayerまで、本当に多彩な顔ぶれ。
 誰かこの中に好きなアーティストがいてアルバムを買うのも良いけれど、きっとそうしたらSlyの「とりこ」にもなること間違い無しの、本当に楽しいアルバム。

 まず、何が良いって、冒頭のBEPのwill.i.am.参加の「Dance to the Music」。
 この一撃が、アルバム全体に効いているように思います。
 最近、プロデューサーとしてや客演で、PCDからSantanaにSergioと、本当にwillの才能が見事に開花していて、そのアーティストの「良さ」を引き立てつつも、彼独特のサウンドが生きていて、効けば一発で「あ、willだ」と分かるところがすごいですね。
 この曲も、最初のアカペラのところのノリがメチャメチャカッコイイ。このイントロのインパクトはかなりだと思うし、これを1曲目に持ってくるトラックメイキングとかが憎いですね~(笑)。…いや、まさに「大正解」。
 フックの印象的なサンプリング(って言うのかな)は絶妙で、ファンキーなシャウトの使い具合とか堪らない。凝ったホーン隊の使い方も見事で、色々なパートがごちゃ混ぜになって、「おもちゃ箱をひっくり返したような」つくりになっているのに、曲としてちゃんと繋がっているから不思議です。…このノリ、たまらないなぁ。。。
 そして、2曲目のMAROON5も「うんうん」なつくり。慥かにMAROONなんだけれど、アルバム全体に反映されているこの「ノリ」が堪らないです。Big Boi手掛ける「Runnin' Away」とかも、とってもよく出来ていて、これまたついつい「くちずつむ」系のあったかトラック。原曲に忠実であの雰囲気を壊さずによくここまで出来たよな、と感じるような素晴らしさ。玄人ウケしそうな繊細さです。(こういうのをカバーするのって、よっぽど自信が無い限りかなり嫌われそうな曲だと思う)
 John LegendとJoss Stoneの「ソウルの期待の新人男女ペア」が参加の「Family Affair」はおそらくJohnのものであろうイントロのピアノが印象的。原曲よりもファンクな感じで、また体を動かしたくなるテイスト。続く「Smilin'」なども、スクラッチなどの「小ネタ」を取り入れた雰囲気が新しくも良いですね。個人的にはMobyの仕事っぷりも楽しくてしょうがなかったかな。とにかく、みんな参加の仕方が上手いんだ(笑)。
 Buddy GuyとJohn Mayerも素晴らしいカバーだし、Chuck DにIsaac HayesにD'Angelo(!!)と来たら、これもまた堪らないトラックでしょう。この「Sing a Simple Song」もとってもノリがよくて、いやー、体が動いてしまう。
 また、ラストのJanetの「Rhythm Nation」と「Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)」のマッシュアップはお見事。今回のアルバムはSlyの音源を使って、リミックスやSlyとの擬似共演、はたまたSlyのトラックに別のリリックを乗せるなどの様々なアプローチがあったけれど、「こう来るか!!」とあんぐり(笑)。
 とにかく秀逸なトリビュートアルバムで、素晴らしい1枚です。全体的にパーカッションとホーンにこだわっている感じがして、アルバムとしての「ノリ」がとても良い!! やはりSlyの原曲が素晴らしいだけはあるのでしょう。

 最近では、グラミーの授賞式でSlyがパフォーマンスをし、61歳のモヒカン(!!)として驚かせましたが、まだまだ元気な模様でこれからもまだあるのかと楽しみです。
 いやー、本当に熱い1枚!!

 Special Thx to ★RuRu★さん♪


Sly and the Family Stone オフィシャルサイト

▽ Audio アルバムを試聴する。
     オフィシャルサイトへのリンク。

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2006.02.13 Mon
 またブラックミュージック好きにはたまらないサウンドトラックが発売。オフィシャルサウンドトラック、「Glory Road」。



 1曲目に、Aliciaの新曲が入っているというだけで買ってしまいました(笑)。
 ……しかも。

 Alicia Keys feat. Lyfe Jinnings !!

 これは買うしかないでしょ~(笑)。
 もうどちらもハンパなく好きなアーティストなので、堪らないですよ。Lyfeのあの声とAliciaの艶っぽい声が絡んでいるというだけで、鼻血ぶーモノであります(興奮して口調が変(笑))。
 このアルバムは、アフリカ系移民を先発メンバーに起用し大旋風を起こし、1966年のNCAAチャンピオンになった、史上初めて黒人だけのスターティング・メンバーでプレイしたテキサスウエスタンのバスケットチームを描いた実話に基づく映画、「Glory Road」のサントラなのですが、ブラック系でまとめられたアルバムはまた懐かしい曲満載で、とても楽しめる仕上がりになっています。今こうしたアルバムで聞くと、また古い曲の良さを痛感しますね。
 参加アーティストは、Alicia Keysを中心にして、Stevie Wonder、Shirley Caesar、Marvin Gaye、The Isley Brothersなどなど。
 若い世代からかなり年配の方まで楽しめる、充実したサウンドトラックになっています。

 主題歌(なのかな?)、「People Get Ready」。
 (個人的に)夢の共演、Alicia KeysとLyfe Jinningsがデュエットしています。Impressionsの名曲のカバーです。
 これがもう、たまりません。
 イントロのちょっと緩いギターから良い雰囲気。そこに乗るAliciaがまたさらっとした感じで上手く歌っています。対照的にLyfeのちょっと掠れ気味の声も秀逸。
 転調がまたムードを盛り上げていて、フックでの2人の歌は悶絶必死。シンプルなメロディーだけに、2人の歌唱力が遺憾なく発揮されていて、最後のちょっとしたブレイクとかは、ただただ「上手いなぁ~」としみじみとしてしまいます。
 とっても短い曲で(2分43秒)それがちょっと残念なのですが(笑)、またその「小品」っぽい感じで味があります。BGMにももってこいだし、しっとりと聞いても良い曲です。とても相性抜群のデュエットだと思うので、今度はオリジナルでコラボして欲しいですね(笑)。
 またアルバムも全体的にちょっと「懐かしい」、映画の舞台となる60年代の雰囲気が生きていて、とても楽しい1枚に。
 The IsleysにしろStevieにしろ「ああ、ああ。当時はこういうサウンドにリズムだったんだ」と言った感じで、現在50歳弱ぐらいの方にはたまらない懐かしさなのではないでしょうか。個人的に好きなIsleysはTwistのリズムでもう聞いていて楽しくてしかたがありませんでした。Billy Joe Royalなんかは今聞いても新鮮だし、「サントラ」と言うよりは、「コンピレーション」として世代を越えて楽しめるつくりになっています。
 また、「Glory Road」という曲では、歌詞のない曲をハミングを中心してAliciaがしっとりと歌い上げていて、これがまた良い曲です。歌詞なしでここので「聞かせる」アーティストは、そうそう居ないものだな、と痛感させられます。中盤のゴスペル的な盛り上がりもたまりません。映画は見ていませんが、その雰囲気が伝わってくるパワーのある曲です。

 本当に充実したサウンドトラック。
 今の所、Alicia feat. Lyfeはこのアルバムではか聞けないので、要チェックですよ!!


映画 Glory Road オフィシャルサイト

▽ Audio 「People Get Ready」他全曲を試聴する(Official)。

▽ Video 「People Get Ready」を試聴する(YouTube)。

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2006.02.12 Sun
 Sergio Mendes、10年ぶりのフルアルバムはThe Black Eyed Peasのwill.i.amプロデュースのすんごい内容!! Sergio Mendesの「Timeless」。



 ブラジル音楽を世界に知らしめたSergio Mendes、実に10年ぶりとなるフルアルバム。デビュー40周年を迎える「大物」ですが、なんと今回のアルバムではThe Black Eyed Peasのwill.i.amをプロデューサーに起用し、斬新かつ画期的な「ブラジル meets ヒップホップ」のすごいアルバムになっています。
 もうね、最初から最後まで充実。1曲目と3曲目を試聴して「即買い」してしまったのですが、とにかく良いアルバムです。
 僕はSergio Mendesなる人物を知らなかったのですが、まず彼の「ブラジルサウンド」が良い。そしてそこにプロデューサーとしてのwillのセンスが光っていて、強烈な1枚。アルバムとして聞き応えのある、「買い」の1枚です。
 なんでもBEPのwillはSergioの大ファンなのだそうで、彼がSergioにコンタクトを取ったことから今回のプロジェクトが動き出したとのこと。willは凄い量のSergioのアナログレコードを所持していて(16~17歳のころから大ファンなのだとか)、 「Elephunk」の「Sexy」で彼とコラボを果たし、それがSergio自身の求める伝統的なブラジル音楽ほ重んじつつも「違うこと」があると感じて、今回のアルバムへと繋がったのだそうです。
 なるほど、そういわれてみると、BEPの「ノーバウンダリィーズ」な異国情緒漂うサウンドはここにも影響を受けているのが分かります。最近willはBEPの成功を契機に、プロデューサーとしても如実に成長を遂げていますが、今回のアルバムではまたアーティストを生かしつつも自身のセンスを上手く取り入れていて、ブラジル音楽でもあるし、ヒップホップでもある。Sergio Mendesでもあり、The Black Eyed Peasでもある。両者が相乗効果を齎して、最高のアルバムとなっています。
 またこのアルバムは客演が豪華。BEPを筆頭にして、Stevie Wonder、John Legend、Jill Scott、Justin Timberlake、そしてそして個人的に本当に感激したのはQ-Tip(!!)。もう本当に充実の1枚です。

 リードシングル、「Mas Que Nada」。
 BEPのフューチャーされたこの曲。本当に良い曲です。
 イントロにちょっと「インターリュード」っぽい部分がくっついているのがいかにも「The Monkey Business」でのwillの雰囲気が継承されています。
 もうこの曲が最高で、ブラジルな雰囲気がとてもいきていて、凝りに凝っているパーカッションなどは素晴らしい。けれどそこに「Hey Mama」のリズムが上手に取り入れられていて、しかも「Hey Mama」の「Lala~la~lala~♪」のフレーズが上手にサンプリングされています。これは凄いですよ。(曲の終わりまでそのフレーズなのはちょっと「BEPで押しすぎじゃない?」とも思えますが(笑))
 そしてサビの分かりやすいメロディーも中毒系。何度聞いても飽きないし、「Wow~♪」の部分も「Lala~♪」の部分もどちらもついつい口ずさんでしまいます。…本当に最強のトラックですね。
 アルバム全体にもこの雰囲気が反映されていて、ブラジル音楽だけれどヒップホップなノリがとても気持ちいいです。
 ハーモニカが美しく、もろブラジルで機嫌のいい朝なんかに聞いたら最高の「Berimbau / Consolacao」なんかは、またStevie WonderとGracinha Leporaceの歌がたまりません。ピアノとパーカッションがこじゃれていて、本当に素晴らしいです。「The Frog」はQ-Tip万々歳ですね(笑)。willとは「Monkey~」の「Like That」でその相性のよさを証明済みですが、またブラジルテイストをバックにラップするQ-Tipが新鮮。John LegendもR&B-Soulしていないミディアムバラードが悶絶に斬新で、この曲の聴きやすさと言ったら!! シンプルだけれどオシャレなバックトラックがまた良いですね。タイトルトラックの「Timeless」なんか、india.arieのあのフックが耳にぴこりついちゃって…(笑)。もう最初から最後まで、秀逸な曲の連続です。
 ブラジル音楽のアルバムを買ったのが僕自身初めてなのでその「良さ」に興奮しているのもありますが、それにしても良いアルバムです。ちょっとゆったりしたやさしいアルバムの雰囲気がたまりません。

 久々に言います。……「買え(命令)」のアルバムです(笑)。
 ブラジル音楽が好きな人にはもちろんのこと、今まで聞いたことの無かった人でもすごい楽しめるアルバムです。特にBEP好きの人は要チェックでしょう!!
 いやー、このアルバムと出会えてよかった、の1枚。


Sergio Mendes 日本オフィシャルサイト

▽ Audio 「Mas Que Nada」を試聴する(WMP)。

▽ Audio 「Berimbau / Consolacao」を試聴する(WMP)。

▽ Audio 「Please Baby Don't」を試聴する(WMP)。

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2006.02.11 Sat
 Sean Paulの客演でも存在感を発揮していたTami Chynnがデビュー。Tami Chynnの「Hyperventilating」。



 すいません、「デビュー」と言っても、まだLPしか発売されていません。アルバムタイトルも不明です。全然情報がなーい(泣)。…ただ、Universalとの契約にサインしたそうなので、近々デビューするのかな。
 Beenie Man(ここでまだ紹介していなかったと気付いてびっくり)、Lady Saw、Assassin、そしてWayne Marshallらとのコラボや、最近ではSean Paulの「All on Me」で参加していたことでも知られるキングストン出身のレゲエシンガー、Tami Chynn。(読みが分からん(汗)) 白人に中国系、チェロキー、アフリカンアメリカンと様々な血を引いており、そういった多様な民族性が、一見、外見からは想像つかないReggaeシンガーへと導いたのでしょう。
 これがまたですね、相当美人です。宣材のスチールはちょっとツンとしたb*tchな雰囲気も伺えるのですが、オフショットを見ると、これがまた普通に可愛い。ReggaeとかHip-Hopシンガーと言うよりも、カントリーシンガーに見えそうなぐらいです(笑)。美貌だしスタイルも抜群だし、こりゃそう言った面でも売れそうな感じがしますね。
 そんなカントリー姉ちゃん風采のTami嬢ですが、曲はバリバリのレゲエです。歌モノ路線で、これがまたイイ感じ。レゲエ好きにはかなりイケるテイストの曲を歌っています。
 今年の夏辺り、Tami嬢旋風が巻き起こるかもしれません。

 リードシングル「Hyperventilating」。
 …やったら長い英単語ですね(笑)。
 最初聞いたときは、一瞬「『We Be Burnin'』のサンプリング?」と思いましたが、このリズムは「Stepz」というものなのだそうです。2拍子のような4拍子のクセになるタムタムが特徴的な刻みですよね。
 とは言え、モロ「We Be Burmin'」と言う感じで(笑)、けれどこれが結構印象的でした。やっぱりヴォーカルが女声になるとぐっと曲の雰囲気が変わりますよね。男声よりもぐっとドラマティックです。
 またTami嬢がセクシーに曲を歌っていて、全編歌っています。リズム自体が中毒的な上にフックが印象的。「We Be Burnin'」が入った人にも入らなかった人にも、レゲエ好きにはかなり刺さる1曲なのではないでしょうか。
 まだアルバム自体も発売になるのか定かではないですが、MySpaceの方で4曲試聴できて、他の曲もイイ感じになっています。「Be Mine」はスカスカトラックで異国情緒漂うノリのいいトラックだし、「Looky Looky」もスカスカ2拍子トラックで電子音のアクセントが効いた中毒系トラック。
 こうなると、アルバムが楽しみですね。

 レゲエ期待の新星です。
 きっとそう遠くない将来、大ヒットなること間違いなし!!

 参考元>>Shortyさん


Tami Chynn オフィシャルサイト

▽ Audio 「Hyperventilating」を試聴する(MySpace)。
  他2曲と、「All on Me」も試聴できます。

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2006.02.10 Fri
 Jaheim待望の新作。Jaheimの「Ghetto Classics」。



 本当に待望のニューアルバムでは。
 最近のR&Bシーンに於いて、Anthony Hamiltonと並んで声が特徴的であり、実力派と謳われるJaheim(読みは「ジャヒーム」)。かなりヤバイ渋い歌声でR&Bファンの耳を釘付けにし、そのストリート臭さでHop-Hpoファンを魅了した、「本物の」R&B歌手です。
 前作、「Still Ghetto」もかなりの傑作であると話題を呼びましたが、セールス的には100万枚程度に留まり、その評価にセールスが追いついていない状態。
 しかし、「Still Ghetto」の後、Nellyの「Suit」からのリードシングルである「My Place」(名曲!!)にフューチャーされたことで、さらにその名前が浸透したことでしょう。また「My Place」ではやわらかいNellyのラップと、フックでのJaheimのカラミが絶妙で、何故かこの曲もR&Rチャート的には冴えなかったのですが(最高位は40位ぐらいだったと記憶)、日本でも相当掛かっていたし、彼の実力たるものを知った改めて人も多いはず。
 改めて書くまでも無いことかもしれませんが、この人、本当に歌がうまいですよ。ダテに「実力派」と言われる存在ではない。1回、生で「My Place」を歌っている時の音源を聞いたことがあるのですが、本当に凄かったです…。ソウル界の至宝、などとまで言われますが、その言葉に嘘偽りはありません。
 そんな正真正銘「実力派」であるJaheim3年ぶりのニューアルバム。既に、Jadakissをフィーチャーした先行シングル「Everytime I Think About Her」がヒットしているようですね。
 アルバムには、Jadakissのクルー、Styles Pが参加。またプロデューサーにはKayGeeやScott Storchなどがクレジットされているとのこと。(てっきりまたNellyとやるんじゃないかな、と思っていたのですが…(苦笑))
 これがまた、どれもこれもシングルカットいけるんじゃないかと言うぐらい、スキルの高い、メロメロの1枚に仕上がっています。
 R&B、ソウルファンににはマスターピスとなり得るであろう1枚。

 リードシングル「Everytime I Think About Her」。
 緩めの、どこかサマーチューンっぽいテイスト。
 浮いているようなコーラスが面白く、後ろのオルガンまでもどこかサマーチック。かなり音が絞られていますが、ベースも面白い。1小節ごとに入るギター(?)の音が良いですね。
 冒頭からJadakissのラップで入りますが、正直ラップはいらないと思う(笑)。なんか、Jadakissのラップが終わってJaheimの声が入ると、途端に曲がロマンチックになりますもん(笑)。Jaheimの最初の声だけでももうノックアウトされそうな感じ。…ただ、慥かに緩いテイストだから、ラップが入った方が曲が締まるという製作側の判断があったのかもしれませんね。
 この曲でもなんといってもJaheimの声がヤバイ。そこらじゅうで鳥肌が立っちゃうぐらい、またセクシーでシルキーな声で。
 張りのある声の部分と、コーラスに徹した柔らかい声の使い分けが上手いですね…。「Hey」とか「Uuh」とか歌っているだけでも相当ヤバイです。
 …ただ個人的にはあまりこの曲は好きになれなくて(苦笑)、このアルバムからは逸れてしまうのですが、「Still Ghetto」収録曲の「Fabulous」なんかが「一生モノ」の曲ですね。
 子供や女性のコーラスを多数使用していて、それとJaheimの対比がとても活きている、傑作です。
 シンプルで控えめなピアノのメインリフがまたオシャレで、Jaheimと見事にマッチ。ゴスペル的なテイストを伺わせる1曲で、コーラスを絶妙に使っています。またかわいらしい子供のコーラスが曲をチャーミーに仕上げていて、Jaheimの声と共に盛り上る後半はとてもいいです…。最後は子供のコーラスだけで終わるのですが、そのまだ歌の上手くない、けれど無垢なその声がたまらないです。僕の自分の言葉じゃとてもこの曲の素晴らしさを表現出来ないですね…。不甲斐ないですが。
 まだアルバム発売前で試聴出来ないのが残念なのですが、今回もこんな曲が入っていたらいいな、と期待が高まります。「Masterpiece(傑作)」というタイトルの曲も収録されているということだし、本人も並々ならぬ意気込みなのかな。

 やっぱりJaheimはヤバイですね…。
 アルバムは2月14日発売ですが、Jaheimが最高のバレンタインプレゼントとなりそうです(まあJaheim男性ですが…)。
 今までの2枚のアルバムはアルバムとして息が長く聞くことが出来る作品だっただけに、今回も本当に期待です!!


Jaheim オフィシャルサイト

▽ Video 「Everytime I Think About Her」を試聴する(WMP)。

▽ Audio 「Fabulous」を試聴する(WMP)。

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2006.02.09 Thu
 第48回グラミー賞の主要部門の結果を速報でお届け。

主要4部門

Album of the Year
"How to Dismantle an Atomic Bomb" U2
 さすがはお堅いグラミー賞。
 大方の予想を裏切ってU2がAlbum of the Yearを受賞。(このアルバム、持っていますがここでも紹介しなかった通り、全然聞かなかったのですが(笑))
 そしてさらに、U2が主要2部門を制覇するというありえない展開には、やはりグラミー賞は保守的と言うか、まあこんなもんか、と例年落胆させられるのと同じ結果ですね。

Record of the Year
"Boulevard of Broken Dreams" Green Day
 昨年の雪辱を果たし、Green DayがRecord of the Year獲得。
 政治的メッセージが強いだけに、お堅いグラミー賞では昨年嫌われに嫌われたGreen Dayでしたが、今年は無事獲得。これは「獲らせてあげた」だけでも凄いのか、「去年あれだけノミネートされていたのに今更」と思うのか、そこら辺がグラミーのお堅い軍団と一般人の違いでしょう(笑)。
 しかし、これだけ凄いアルバムだったただけに、ようやく妥当に評価されて、少しはグラミーのおカタさも緩くなったのかな。

Song of the Year
"Sometimes You Can't Make It on Your Own" U2
 またしてもU2。慥かに、上にはウケそうな父親に捧げられた曲ですが、やはりこれはどうなんだろう…。いくら嫌われているとは言え、Mariahに獲らせてあげても良かったと思うんだけれどなぁ。
 こういうところには、如実にグラミーっぽさが伺えますね。

New Artist
John Legend
 John以外に今年のNew Artistはありえなかったでしょう。これは「ナットク」の結果。さすがは、アルバム発売当初から、「グラミー最有力候補」と謳われていただけはあります。
 それにしても、主要4部門はJohn以外はロックなワケで、今年はやたらとロックに偏った感のあるグラミーでしたね…。
 
 また、主要4部門以外の主な賞では、Rap AlbumでKanye West、Rock AlbumでU2、Pop Vocal AlbumでKelly Clarkson(結局MTV Video~でもKellyに奪われていたしGwen哀しすぎ)、R&B AlbumでJohn Legend
 主要部門獲得にはならなかったものの、MariahKanye、が3部門、U2が最多5部門を獲得した模様です。Kanyeは政治批判をした割に意外と獲得できていて、良かったな、と。Mariahはグラミー賞に嫌われている、と書いてきましたが、新人賞を受賞して以来、グラミー賞の受賞は実に16年ぶり。
 さらに詳しい結果はこちらの記事で。


Grammy Nominees 2006

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2006.02.08 Wed
 
R&R [CHR / Pop National Airplay]


 R&R (Radio and Records)とは、一週間に全米の全ラジオ曲で掛かった放送回数をもとにランキングを製作したチャート。専門局が作られて細分化され、ラジオが世界で最も浸透したアメリカならではの業界向け専門誌。純粋にラジオのオンエア回数で今一番アメリカのラジオで掛かる曲(=一番売れている曲)を現したチャートです。
 つまり、このチャートこそ、本当に「今、売れている曲」が分かるチャートで間違いない!



  今週 (先週)
  01位 (01位) →○ Beyonce' feat. Slim Thug / Check On It  (9217)
  02位 (02位) →  Pussycat Dolls / Stickwitu  (7974)
  03位 (03位) →○ Chris Brown feat. Juelz Santana / Run It  (7515)
  04位 (04位) →○ Ne-Yo / So Sick  (7377)
  05位 (06位) ↑○ All-American Rejects / Dirty Little Secret  (6526)
  06位 (05位) ↓  Kelly Clarkson / Because of You  (6029)
  07位 (07位) →○ Fall Out Boy / Dance, Dance  (5823)
  08位 (10位) ↑○ Nelly / Grillz  (5411)
  09位 (11位) ↑○ Natasha Bedingfield / Unwritten  (4771)
  10位 (08位) ↓  Nickelback / Photograph  (4640)

 Beyonceが2週連続首位。
 久々にBeyonceが爆発しています。今考えると、やっぱりデスチャはパッとしてなかったんですね(苦笑)。「Crazy in Love」以来の特大ヒットとなるのでしょうか。陰に隠れがちですが、プロデューサーであるSwizzが最近良い仕事をしていますね~。最近Swizzのヒット曲が多い。
 2位はPCD。3位はChris。一体何が起こったのか、Chrisには再び赤丸が付いています(笑)。…最近、ピークを迎えた曲が再び盛り返すことが多々あるのですが、何故なんでしょうね。新曲の「Yo」も好調で、相乗効果?
 4位は「ゴリ押し」Ne-Yo。順位は上がりませんでしたが、今週も、もっとも放送回数が増えた曲です。本当にかなり注目されているようですね。さあ、アルバム発売前までに1位を取れるでしょうか。…放送回数を見ている限りでは、来週は2位を取れそうなのですが。行ってから一週間経っても未だに興奮冷めやらぬNe-YoのShowcase Liveのレポートはこちらから。
 5位はAAR。最近のロック勢の中では、結構勢いがあります。この調子でいけるかな?
 6位は粘り強いKelly Clarkson。グラミーでも悲願の受賞となり、まだ粘りそうです。新曲「Walk Away」もハンパなく好調です。
 そして「Sugar~」からコンスタントにヒットを飛ばしているFOBの「Dance Dance」が7位。リードシングルしかヒットしない傾向にあるロックに於いて、アルバムとして認められているのでしょうか、好調です。
 8位は「Over and Over」以来久々にトップ10入りを果たしたNelly。なんかD4Lのもろパクリという路線ですが、曲中にデスチャの「Soldier」を使ったり、大胆なギミックが成功しているのかな。9位は全米でも火がついた感のあるNatasha Bedingfieldの「Unwritten」、10位はこれまた粘り強いニッケルでした。

 10位以下の注目曲。今週は全体的に赤丸付きの曲が多いです。
 11位のKelly Clarksonの「Walk Away」(16→11)。来週あたり、グラミー効果でさらに順位を伸ばしそうです。12位のBEPの「Pump It」(15→12)。かなりネタ物といった曲ですが、BEPらしいサウンドだし受け入れられている模様。14位のJuelz Santanaの「There It Go (The Whistle Song)」(12→14)。順位は落ちてしまいましたが、赤丸は取れていません。15位のRay Jの「One Wish」(17→15)。粘り強く放送回数を伸ばしていますが、ここら辺が踏ん張りどころ。16位のFOBの「Sugar, We're Goin' Down」(14→16)。再び赤丸が付いたこの曲。逃したとは言え、グラミー新人賞にノミネートされた効果かな? 17位のEminem feat. Nate Doggの「Shake That」(19→17)。シングルヒットに縁が薄いEminemですが、好調です。
 そして20位台が、こんなチャート初めて見たというぐらいに混戦。全楽曲に赤丸が付いているという異常事態です(笑)。
 その中でも特に大きくランクアップしているのは、22位のGwen Stefaniの6thシングル、「Crash」(28→22)。脅威の10ランクアップを遂げた23位のMary J. Bligeの「Be Without You」(33→23)。トップ20が見えてきた25位のJames Bluntの「You're Beautiful」(29→25)。チャート的には「I'm Sprung」よりも勢いのある感じの28位のT-Pain feat. Mike Jonesの「I'm N Luv (Wit A Stripper)」(38→28)。物凄いランクアップで大爆発と言った感じの29位のRihannaの「SOS」(45→29)、などなど。Rihannaの新曲が特に凄いのですが、ニューアルバムからのリードシングルでまだ未発売なので、聞きたいリスナーが多いのかも。
 以下もPCDの「Beep」、Chrisの「Yo」、Jamieの「Unpredictable」などが好調。
 全英チャートだとシングルチャート&ダウンロードチャートで同時1位を達成したBeggieの「Nasty Girl」ですが、こちらではちょっと不調。48→47と、1ランクしかアップしていません。
 また、アメリカのゴシックに詳しい人にはたまらなくPVが面白い(笑)Pinkの新曲「Stupid Girls」が49位初登場。

 一方のR&Bチャート。
  1位はNellyの「Grillz」、2位はBeyonce feat. Slim Thugの「Check On It」、3位はNe-Yoの「So Sick」、4位はMary J. Bligeの「Be Without You」、5位はJamie Foxx feat. Ludacrisの「Unpredictable」でした。
 Ne-YoがBeyonceに抜かれてしまいましたが、赤丸は取れていません。
 先週5ランクアップした6位のT-Painが今週も6位で虎視眈々とトップ5入りを狙っています。また7位にChris Brownの「Yo」が飛び込んできました(10→7)。この曲の方がChrisの歌唱力が活きているので、1発屋とはならなさそうですね。

 毎週毎週書いていますが、Ne-Yoがやっぱり凄いです。
 去年はグラミー効果でJohn Mayerが驚異的な伸びを見せたし、今年もグラミー効果が現れるだろう来週のチャートは注目です。


Last Week Music Chart (06/02/03)

Beyonce' feat. Slim Thug 「Check On It」を試聴する(WMP)。

The Pussycat Dolls 「Stickwitu」を試聴する(WMP)。

Chris Brown feat. Juelz Santana 「Run It」を視聴する(WMP)。

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2006.02.07 Tue
 レーベル無所属にして大ヒット。ライヴと口コミだけで成功を収めているClap Your Hands Say Yeahの「Clap Your Hands Say Yeah」。



 ニューヨークのブルックリンから彗星のごとく現れた5人組のロック・バンド、Clap Your Hands Say Yeah。2005年の6月に、レーベル契約なし&ディストリビューション契約なしという完全インディペンデントで制作されたこのファーストアルバム「Clap Your Hands Say Yeah」をリリース。これがまたたくまに全米で話題になり、恐らく、今インディーズで一番熱いバンドなのでは。
 Alec、Sean、Tyler、Lee、RobbieからなるこのClap Your Hands Say Yeahはバンド結成から、まだ2年も経っていないというから驚き。2年と言う歳月は、バンドとしての個性であるサウンドを熟成させるには些か身近すぎる期間に思うが、元々友人であったAlec、Tyler、Lee、にSeanとRobbieが加わったそうで、旧知の仲で相性がいいのかな?
 そしてこの一風変わったバンド名はバンドの練習の帰り道に見つけた『落書き』だそうで、「壁にこの言葉がペンキで大きく書かれてたんだ。NYではこういう楽観的な言葉をあまり目にすることがなくて、なおさら注意を引いたんだ。丁度俺たちにはバンド名が必要だったし、『ちょっと軽すぎるかな?』とも思ったんだけど、俺たちの歌にも、そういう楽観主義と悲劇が共存するということに気付いてこれに決めたんだ」とバンドの中心人物であるAlecが語っている。
 前述の通り、CYHSYは、レーベル無所属である。それが口コミだけで話題を呼び、最初はたった2千枚のプレス数だったのが、ミュージックサイトのピッチフォークでアルバムを大絶賛されたためにバンドの評判は高まり、セカンド・プレスは5千枚、サード・プレスは1万枚とアルバムの売り上げは伸びていった。現在の所の全米売り上げ枚数は分からないが、昨年9月の時点で4万枚を越えて、ビルボードのインディ・アルバム・チャートにランクイン。ライヴにはデヴィッド・ボウイが視察をしにくるほど。
 最近、こうしたインターネット輩出とも言えるバンドが成功しているが、まさしくCYHSYもそんな感じ。
 かなりの熱狂振りで、もし次にメジャーアルバムを発売することになったらそれこそ本当に大きな話題を呼ぶこと間違いないであろう注目株です。

 リードシングル「In This Home on Ice」。
 ちょっと浮遊感があるけれど疾走感溢るる冒頭から期待感の持てる仕上がり。
 個人的にはThe Killersの「Mr. Brightside」みたいな曲だと思うんだけれど、煩すぎないけれどがんがん鳴っているギターが心地よい。ドラムの刻みもしっかりしているのに、グルーヴ感とでも言うか、とても横の流れが綺麗。上品な「がちゃがちゃした感じ」で、とても良いテイストの曲だ。
 ……が。どうしてもこれは問題だと思う。
 なにがって、ヴォーカルである。
 ちょっと下手過ぎませんか(苦笑)。インディーズリリースだからレコーディングにお金を掛けられなかったのか、このヴォーカルは酷い。音も微妙に外れているのでは、と思う部分も多々あるし、何より迫力に欠ける。
 ネットで話題になり、口コミでメディアが加熱→大ヒットと言う図式はまさしくArctic Monkeysと同じなのだが、彼らは演奏技術が未熟だと感じさせられたのとは反対に、CYHSYは歌が駄目だ。
 こういうテイストの曲って大好きだけに、「ヴォーカルさえ良ければ…」と無性に哀しくなってしまう…。
 他にも「Over and Over Again」はキーボードのメロディーが可愛らしく、「In This~」に比べて低音な分ヴォーカルも安定しているのだが、それでもやはり「声が…」と個人的には思ってしまう。メンバーには3人のギタリストが居るが、そのうち2人がキーボードも担当しているという幅の広い音を体現できるバンドであるだけに、これは痛い。シンプルで小品ではあるけれど、「Over and Over Again」も悪くはない曲だけに、残念。

 ライヴをつんで、もっとヴォーカルの技術が向上してくれることを願うばかり…。
 些か彼らもメディアが先行しすぎている感は否めませんが、けれど演奏技術はばっちり。曲も良いテイストが多い。もっとバンドとして成熟すれば、メジャーでもヒットを狙えそうです。
 「この声でもイケる」というロック好きの人は是非聞いてみてください(ただ、あんまりそう言う人っていないと思うんだけれど…(苦笑))


Clap Your Hands Say Yeah オフィシャルサイト

▽ Audio 「In This Home on Ice」を試聴する(MP3)。

▽ Audio 「Is This Love?」を試聴する(MP3)。

▽ Audio 「In This Home on Ice」、「Over and Over Again」を試聴する(Myspace)。

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2006.02.06 Mon
 なんだかノリまくっているJermain Dupri率いるSo So Defの4人組ラッパー集団Dem Franchize Boyzの新作、「On Top of Our Game」。



 サウスが熱いですねー。
 2004年にUniversalからデビューしたてのDem Franchize Boyz。HMVの解説では「Dirty SouthとcRunkという当時、トレンドだったサウンドを融合させたNew cRunk / Reid Back cRunkなるスタイルのデビューシングル『White Tee's』でデビュー」などと書かれていて、ちょっと「はぁ?」と言う感じですが(笑)、どういうものかは彼らの音を聴けば分かります。聞いたあとにこの文章を見れば「ああ、Red Back cRunkね」となんとなくナットク出来るのですが、いきなりそういわれてもどんな音か想像がつきませんて(笑)。
 そんなNew cRunkのDem Franchize Boyzですが、ローカルで活躍していたところをJermaineの目に留まり、彼のラジオ番組で大プッシュされたのを契機に2005年春にJermaineの誘いを受けてSo So Defに移籍。そしてこの「On Top of Our Game」をドロップら至った次第。
 それに先駆けるようにしてレーベルコンピの「Jermaine Dupri Presents Young Fly & Flashy 1」にリードシングルである「I Think They Like Me」が収録されて、それが全米で大ヒット。全米Rap Chart1位に輝きました(R&RのR&Bチャートだと先月辺りに15位ぐらいまで上昇していたと記憶)。
 そんなノリにノっている彼らのニューアルバム。
 アルバムにはJermainを筆頭にして、Three 6 Mafia、Bun-B、Jim Jones、Trey Songzらが参加。バウンスの効きまくったサウストラックから、cRunk系統のスカスカゆるゆるのシンセ系トラックまで、フロア受けしそうな楽曲が目白押し。
 サウス好きには堪らない1枚となりそうです。

 リードシングル「I Think They Like Me (Remix)」。
 サウスの王道ともいえるバウンス系トラック。Jermainに、Da Brat、Bow Wowなどとも絡みのあるRemixで、面白いマイクリレーとなっています。
 なんだか最近、D4Lがヒットしたのを皮切りに、Nellyの「Grillz」とか、こういう系統のトラックが再び流行っていますね。
 これがまたスカスカのトラックで、特にイントロなんかドラムだけ。フックに入ると、男臭い掛け声とcRunk系統のシンプルなキーボードが入ります。ハイハットの刻みこそ16ですが、曲自体の刻みはほとんどフォービートと言って良いほどのまた緩い感じで、それとハイハットが対象的で面白いですね。
 cRunkを彷彿とさせるテイストとサウスのバウンスが融合していて、テイストはユルいのにノリノリになるような不思議な感じです(笑)。cRunk最大のヒット(?)のUSHERの「Yeah!」がベースレスだったのと同じようにこの曲もベースレスなのですが、ドラム系がこだわっているので曲がしっかりとしています。
 そしてさらに凄いのが続くシングルの「Lean Wit It, Rock Wit It」で、こっちはさらにテンポが遅い(笑)。cRunk系のふざけているようなシンセ・キーボードのリフがとても面白く、よくこれだけの「材料」で曲を作れたな、と感心してしまうほどのスカスカっぷり。そしてまたこれだけゆるいテンポ&刻みなのに、ラップでその隙間を埋めるように上手く仕上げられていますね。
 フックがまたシンプルで、合唱系。とても覚えやすくもノリやすく、現在チャートを急上昇中ですが、なるほど、アメリカでいかにも受け入れられそうな曲です。PVでみんながゆる~いダンスをしているのが面白いですね(笑)。こういう緩い曲だと、リズムを取っているだけで踊っているように見えるから楽なのかな(笑)。
 アルバムは6日に発売になったばかりで試聴できていないのですが、この2曲からも彼らの目指すサウンドが明確に現れているので、cRunkやサウスが好きな人は買って間違いないかと。

 さて、D4Lに続けとばかりに、今年もこういうスカスカなサウンドがヒットとなるのでしょうか。


Dem Franchize Boyz オフィシャルサイト

▽ Video 「I Think They Like Me (Remix with Jermaine Dupri)」を試聴する(WMP)。

▽ Video 「Lean Wit It, Rock Wit It」を試聴する(WMP)。

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2006.02.05 Sun
 UKのミュージックシーンを揺るがす新人バンドが登場。話題騒然のArctic Monkeysのデビューアルバム、「Whatever People Say I Am, That's What I'm Not」。



 Coldplay、Franz、Scissor Sisters、James Bluntなどなど、UKは毎年必ず1組(もしくは1人)はその年を代表するような新人ロックバンドが登場して、大ヒットを遂げていますが(USはそうはいかない)、今年はこいつらになりそうですね(個人的には、今の所はEl Presidenteの方が好きですが)。
 シングル「I Bet You Look Good on the Dancefloor」は全英シングル・チャート初登場No.1を獲得し、既にイギリスでは相当加熱している模様。アルバムもかなりのセールスを記録しているようです。
 Arctic Monkeysは19歳or20歳の、Alex、Jamie、Andy、Mattから成る4人組。2003年頃にシェフィールドで結成され、インターネット上の口コミのみファンを獲得し、自主制作でリリースされたファースト・ミニ・アルバムの「Five Minutes with Arctic Monkeys」(現在入手不可能)で一気に知名度を上げた。そして今年1月に、ついにファーストフルアルバムを発売し、現在大ヒット中のホットなバンド。新人バンドの初動出荷歴代1位を記録(生産が追いついていないのだとか)。「Arctic MonkeysはOasis以来のこの国で最大のバンドになるだろう」などと言われるほど、その注目度は高い。
 またジャケットからして、ロックが好きな人には「ジャケ買い」を誘うようなテイストですよね(喫煙団体だかなんだかから抗議を受けたそうですが)。曲のタイトルの長さはFOB級か(笑)。メンバー自身も好きだというClashやJamを彷彿させる疾走感溢れるサウンドと、シンプルなリフにひとひねりある、ちょっとオルタナティヴな雰囲気も伺わせる曲の構成が見事にUKシーンを捉えたようで、本当に大ヒットです。
 今年のUKは間違いなくこいつら。

 シングル「I Bet You Look Good on the Dancefloor」。
 これが彼らのセカンドシングルで、Arctic Monkeysを一躍スターダムへと押し上げた1曲。
 まずイントロからハジけている。冒頭からメインギターのメロディーがツボに入る人には入るのではないだろうか。サイドギターのリフもシンプルながら癖になる刻みである。
 疾走感溢れるテイストで、この曲にのっかるAlexの声が曲に負けていない。特にサビでのシャウト気味の声はひきつけられるものがあり、ロックファンには堪らない声なのではないだろうか。
 アルバム全体で言ってもこの雰囲気が顕著に活きていて、「疾走感」という言葉がまさに的を射た言葉。
 冒頭の「The View from the Afternoon」から怒涛の展開で、少しテンポ遅めにしてシンプルなリフに乗る「Fake Tales of San Francisco」はまた声がいいですね。些か飽きてしまいそうなほど単調なリフなのですが、それを声で魅せて最後まで聞かせています。中盤のテンポを落とした「Riot Van」なんかも彼らの幅を感じさせるし、「From the Ritz to the Rubble」はまた痛快な1曲。フックの前のブレイクのノリが良く、曲がとても引き締まっている印象があります。曲の構成がこっていて、後半でメインリフに戻るかと思いきや別のリフが始まったり、「あれ? この曲はこのままどこに行ってしまうんだろう?」という緊張感も。ラストを飾る「A Certain Romance」も、またシンプルな曲で、アルバム全体の雰囲気を継承しているように思います。

 個人的なことを書くと、慥かにUKで受け入れられるのも分かるのですが、「そこまで評価されるほどか?」という印象も払拭出来ないのは事実。
 故意に音をごちゃごちゃしているのではなく、なんか本当にヘタなんじゃないかと思う部分も多々ありますし(まあまだ20歳ぐらいのバンドですからね)。
 ギターはまだ堪えられなくも無いのですが、このドラムは酷い。フィルイン自体は上手いのに、フィルインの入れ方が凄いヘタですね(苦笑)。サスシンバルの使い方とかも溜息が。全体的にドスドスした鈍足っぽいドラムだと思う。
 なんだか最近R&Bに本当に偏っているせいなのか、こういうサウンドがめっきり受け入れられなくなりました。…と言うか、根本的な好みの問題なのかも。ロックは好きだけれど、こういう生っぽいバンドはちょっと苦手(それでも洗礼されているSFなんか大好きだけれど)。ちなみにFranzは今の所一番嫌いなバンドです(っていうか下手すぎ)。…なんかUKロックと相性が悪いのかな(苦笑)。Coldplayも嫌いだし(2ndまでは好きだったんだけれど「X&Y」で愕然)。

 まあしかし、ロック好きに受け入れられるのも頷けます。ヴォーカルの声がいいですね(これで演奏がSterophonicsみたいなのだったらなぁって思う)。
 今年のUK最大の注目株。ロックファンにはご試聴あれ。


Arctic Monkeys オフィシャルサイト

▽ Video 「I Bet You Look Good on the Dancefloor」を試聴する(QuickTime)。

▽ Video 「Fake Tales of San Francisco」を試聴する(WMP)。

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2006.02.04 Sat
 「Da Unbreakables」から実に約2年半ぶりとなるThree 6 Mafiaの新作、「Most Known Unknown」。



 メンフィスの人気グループThree 6 Mafiaのメジャー4作目。
 95年のアルバム「Mystic Stylez」をリリースしてから数えて10年目の節目に発売されたこのアルバム(昨年10月発売)。数々のラッパーがドロップしていく中、メジャーのColumbiaと契約を更新し続けるという偉業が続いています。
 サウスのHip-Hopの中心として格段の人気を誇る3-6軍団ですが、今回はDJ Paul、Juicy、Crunchy Blacの3人メンバーに(Infamousは刑務所にお勤め中)。かなりメンバーの出入りが激しいグループだっただけに(元々は名前の通り6人グループでしたが、脱退したり加入しては逮捕されたりの繰り返しで)、正直僕もメンバーの変遷については性格に把握していないのですが、今回のこの3人でも、十分に満足のいくアルバムになっています。
 アルバムには、Eightball & MJGやG-UnitのYuong Buck、同じくサウスのLil Flip、Paul Wall、Remy Maなどがゲスト参加。
 既にシングル「Stay Fly」はヒットを飛ばして耳にした人も多いかと思いますが、アルバムもかなりの仕上がりに。

 リードシングル「Stay Fly」。
 「あーあああー、ああーああーあー♪」の曲です(笑)。
 このフレーズ、耳についてこびり離れませんよね。機械音みたいにエフェクトを施したこの声が本当に頭の中でエンドレスリピートしてしまう中毒系。インパクトも抜群で、フロア直撃系のとてもヤバイ1曲。
 イントロのシャウト、そしてその後のフレーズを聞いているだけだと、てっきり「レゲエ系?」と思うスカスカ感とリズムの刻みなのですが、これがフックに突入すると、あの「あーあああー♪」フレーズで途端に雰囲気が変わります。フックではリズムの刻みが1/2となり、ビートが効いているわけではないけれど、大きなバウンスを感じさせるような不思議なつくり。普通だったら明らかに浮いて、曲を駄目にしてしまいそうな「あーあああー♪」フレーズですが、これがまたこのバックトラックと見事にマッチしています。南米系のパーカッションをベースに、2種類のキーボードが面白く遊んでいます。
 ラップもとても聴きやすいし、「あーあああー♪」が聞きたくて最後までどっぷりと聞いてしまうような感じでしょうか(笑)。本当にこのフレーズはヤバイ。
 アルバムとしても、アゲアゲのつくりに。
 レゲトンっぽい雰囲気も伺わせるダンスチューンの「Side 2 Side」なんか、シンプルながらも裏メロが秀逸。躯を自然と動かしたくなるようなテイストに。Remy Maをフューチャーした「Pussy Got Ya Hooked」は、「Whateva」路線でRemyのアグレッシヴなラップを活かしているのかと思いきや、これが意外とスロウな不思議系トラック。鐘にヴァイオリン系キーボード、そしてそこにラップという、ありえない組み合わせだけれど見事にマッチしてしまった相当ハイレベルな1曲です。雰囲気で言うと、ホラー映画の晩餐会とか、個人的にはこんな感じだと思うのですが(笑)。「Poppin' My Collar」のような、明るいフックの曲も印象的。全体的に、とても細部まで音にこだわっている、職人芸を感じさせます。

 ひとまず、「Stay Fly」には要注意ですよ。
 さすがはサウスでのし上がっただけあって、アルバムも最高の作りです。


Three 6 Mafia オフィシャルサイト

▽ Audio 「Stay Fly」を試聴する(Real)。

▽ Audio 「Pussy Got Ya Hooked」を試聴する(WMP)。

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2006.02.03 Fri
 ロマンティックなR&Bを歌い上げるDonell Jonesの4thアルバム、「Journey of a Gemini」。



 Donell、好きなので、本当はもっと全然早く取り上げるつもりだったのですが、発売延期のために記事をぽしゃっていました。本当は1年ぐらい前に発売されるはずだったこのアルバムですが、それが昨年12月発売に延期され、結局それも延期になり、3月22日発売になりそうな気配。…なんだかそれも、どうなるのか分からない状況なのですが、ええ、もう待たされるのなんて慣れていますから(苦笑)。…とにかく出してください。一応渋~いジャケットも公開され「今度こそは…」と期待しているのですが…。
 さて、Donell3年ぶりの新作。
 既にJermaine Dupriをフューチャーした「Better Start Talking」がかなりヒットしましたね。僕もラジオで結構耳にして気に入っていただけに、アルバムへも期待が高まります。
 DonellはソングライティングとプロデューサをこなすR&Bシンガー。96年のデビューアルバム「My Heart」からドラマティックで、メロウで、とても美しい曲を作ってきました。今作でもそれは健在のようで、既にオフィシャルサイトで公開されている5曲はどれもまた素晴らしい。
 よくDonellは「歌声にどこかインパクトに欠ける」と書かれたりしていますが、個人的には全然そんなことないと思う。コーラスまでこなし、とても甘く聞かせる魅力的な声だと思います。最近多いメロウで甘~い系のR&Bシンガーは、少なからず彼の影響を受けていると思いますし。「U Know What's Up」や「You Know that I Love You」を聞かないで育った最近のR&B歌手はいないことでしょう。
 もう、本当にアルバムが楽しみでなりません。

 リードシングル「Better Start Talking」。
 イントロから掴みはばっちりですね。(個人的にはJDいらんと思いますが(笑))
 とてもシンプルなリフのループなのですが、高音のピアノがオシャレで、時折ブレイクするところが面白い。ストリングスの使い方も上手くて、この曲、パーカッション系がほとんど使われておらず、そこもかなり絶妙です。(いくらバラードだとしてもドラムをほとんど使わないのって至難の業ですよ) 後半のブリッジがまたとても切なくて、その数小節だけでも相当にヤバイです。またブリッジはピアノがいいんだ。
 そしてなんと言っても、Donellの声が良いですね~。
 こういう曲は1発ノックアウトの女性も多いかと(笑)。
 コーラスでの繊細さと、メインを歌うときの甘く力強い歌い方の使い分けがとても上手くて、聴かせ方が上手い。さらっと歌っているようで、結構音符の終わりでトリルっぽい余韻を残したり、さすがはの歌いっぷり。
 夜、ボリュームを落として恋人と聞いたりしたら堪らないのではないでしょうか。
 他の曲も、もちろん最高の仕上がりです。
 「Cry」はタイトル通り、泣きの入るバラード。最初からホーンがとってもオシャレでムーディーです。低音のAメロから、コーラスを交えてサビへと移行する過程は、本当にドラマティックだと思います。「I'm Gonna Be」は、バックのリフが美しい曲。サビのコーラスの「I'm gonna be~♪」の「be」で音が上がって裏声になるところとか、ドキドキするのではないでしょうか。「Ooh Na Na」はまたとても大人っぽいオシャレな曲で、このキーボードの入り方はふとAnthony Hamiltonを思い出したしまいました。またAnthonyに負けない美しいテイストで、ドラマのようなあまりに「はまった」ムードっぷりには、感服してしまいますね…。「If You Want」はBun Bがフューチャーされていて、普通だったらとっても明るい曲になるところが、Donellが歌うとちょっとこじゃれた感じになって、こんな曲にでも大人っぽい感じがありますね。さわやかな朝とかにはもってこいなのではないでしょうか。
 そして上記の紹介した4曲(とシングル「Better Start Talking」)が今の所オフィシャルで試聴できる曲なのですが、その4曲から次のシングルを選ぼう、と言うファン投票がオフィシャルサイトで行われています(→こちら)。現在「I'm Gonna Be」が1位。僕は「If You Want」のあったかいテイストが好きでそれに1票入れたのですが、みなさんも是非投票してみてください。次のシングルよりアルバムを出して!!

 ファンとしては、ちょっと前にはやった「U Make Me Say」が収録されるかどうかが気になるところですね(どうなんだろう)。
 もうとにかく、今度こそは、アルバムを発売してくださいね、Donell…。
 本当に楽しみでしょうがない、大人っぽい雰囲気になりそうなアルバムです。


Donell Jones オフィシャルサイト
  右のNewsからもシングル投票企画へ行けます。
  「Help Choose Donell's Next Single」という記事の一番下をクリック。

▽ Video 「Better Start Talking」を試聴する(WMP)。

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2006.02.02 Thu
 行ってきました!! Ne-YoのShowcase Live!!

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 すいません、パニクって上手く写真を取れませんでした(笑)。ズームを使おうと頭が働いていない状況で…(笑)。これでも、前から4列目ぐらいから撮った写真です。まあ他にも色々と撮ったのですが、それは別館ででもまた記事にしましょう(笑)。→こちらから。
 閑話休題。
 ヤバかったです!! Ne-YoのShowcase Live!! 今まで見たShowcase Liveの中で(と言ってもNe-Yoを含めて3回しか見ていませんが)、一番熱かった!!
 記事にしていた通り、「先着100名様入場可」と言うなんとも太っ腹Showcaseでしたが、なんとか入ることが出来ました。…一応入れない可能性も危惧して、ここではあんまり騒いでいなかったのですが……。
 場所は渋谷Vuenos。開場は20:00とのことで、僕は18:20に早々と到着(笑)。整理券を配っていたのでゲットしたのですが、それでもその時既に「64」番でした。開場1時間前には締め切りの100人に達していた模様。やはり人気ですね~。…ちなみに会場までの待ち時間、Vuenosの横で宮部みゆきの「模倣犯」を読んでいるR. Kellyの非売品キャップを被っている少年を見かけたという人、…それが僕です(笑)。←ひどく浮いていた気がします(笑)。
 20:00過ぎに会場になったのですが、ロッカールームなんかに脇目を振らないとAmerieの時に学んだので、おかげで前から4列目辺りの好位置をキープ。受付では持ち物検査が行われていましたが、フツーにデジカメを持ち込めちゃったのですが…(ポケットに入れてたら(笑))。
 会場では、Ne-YoのPVがエンドレス。…と言っても、2曲しかまだPVが製作されていないので、「さすがに飽き飽き…」と思っていたら、なんだか後ろがざわめいている。よく見ると、外人の女の子がカウンターの上に乗っかっている。
 「行儀悪いなー」と思っていたら、隣の人が言いました。
 「やべぇ、Rihannaが来てるよ!!」
 なんとその子はRihannaでした!! す、凄い…。めちゃめちゃ小顔…。そして実物は激しく可愛い…(本当にオーラからして違う)。1日に2人も有名人を見れちゃって、メチャメチャついてました!! ←どうやらShowcase開始直前まで行われていたO-EASTでの来日公演を終えてから駆けつけた模様。
 ちなみに、一緒に来ていた女の子は「Nina Skyじゃない?」との噂も聞こえたのですが、これは確認取れず。バックダンサーなのかな?
 一応Rihannaの弁護をしておくと、彼女は最後までカウンターの上に乗るなどと言う行儀悪いことをしないで、結構冷静でした(笑)。一緒に来ていた子の方がはっちゃけちゃって、Rihannaは「もう、止めなさいよ」みたいな(笑)。…まあ、最後は彼女も乗っていましたが(笑)。
 そしてそんなハプニングで既に会場のボルテージはめちゃめちゃ上がっていたのですが、時間を過ぎた頃、そこへついに、Ne-Yoが登場!!
 ステージ袖から現れるかと思いきや、普通にエレベーターを降りてきて登場。早くもファンに揉みくちゃに(笑)。まあ、小さな会場でしたからね…。それでも、2階(と言うかそこが一階なのですが)の手摺から身を乗り出して見ている人もいたり、会場は超満員。
 テレビなどに映ると、どちらかと言うと「子供っぽく」見えがちですが、彼の場合はむしろ、実物の方が子供っぽかった!! なんかChris Brownの時よりもオチャメだった!!(笑)
 女の子のバックダンサーとDJを引き連れて登場し、早速曲を熱唱!!
 ……ごめんなさい、最初の3曲、僕が所持していない曲だったので、タイトルが分かりませんでした(汗)。
 ダンサーとのコミカルな絡みもありつつNe-Yoが歌うのですが(なんかしつこい女の子をぽいと棄てるジェスチャをしたり時計を見るしぐさをしたり)、これまた本当に歌が上手い!! あの聞いたまんまの甘いテイストの声で、もう会場大興奮でした。後に色々とあってちゃんと判明するのですが、勿論カラオケじゃありません!!
 そして続く曲も彼の上手さが光る感じ。ここではバックダンサーが脇に消えて、「歌のみ」でじっくりと聞かせてくれました!! 最初黄色いダウンを着ていたのですが、それを脱いで歌っていました。会場も熱気が凄かった。(この曲の前に「ちょっと待ってね」とか言ってDJと打ち合わせもしていましたっけ←時間が無かったのかな(笑))
 続く曲は意外なテイストで、かなりHip-Hop路線。DJと共に、キーボードの効いたサウンドを聞かせてくれました。前にかがんだNe-YoとDJが駆け引きをして、また絶妙。
 そしてそして、ついに……「So Sick」!!
 もう、会場大爆発ですよ。
 輸入版のアルバムすらまだ発売していないという状況なのに、会場全員で大合唱状態。Ne-Yoもそのノリが嬉しかったらしく、アドリブにも力が入っていました。
 本当に音を外さないし、歌はとにかく上手い。曲後半では、メロディーではなく、その3度上(通じるかな(汗))のハモリを熱唱していて、そこらへんにもセンスが光っていました。
 最後は、曲が終わって伴奏が消えた後にもう一度サビを繰り返し。…これにはマジで、鳥肌物です。カラオケなんかじゃありません。
 そしてそのままの勢いで、「Stay」へ。
 これまた会場大合唱。特に「Stay with Me~♪」のフレーズはヤバかったですね。Hip-Hop的な要素のある曲だけに、彼のリズム感も伺えました。
 曲中、会場前列の人と握手もしまくっていて、ファンサービスもたっぷり。しかも、2曲目(だったかな?)では、最前列に居た観客の女の子の髪を撫でながら歌っていましたよ!!(笑)
 もう大興奮のまま、MCの方が登場し、インタヴュータイムへと移行。
 日本は初めてだったそうですが、「日本はどう?」との質問に、「今来ているけれどまた来たい」との発言が。ショッピングも出来たそうで、買いまくったそうですよ。特にスニーカーが充実していて嬉しかった、とのこと。(なんでも100足以上持っているそうです。見るとつい買ってしまうそうで)
 そして嬉しいことに、観客にも質問を受け付けていて、女の子が「好きな女性のタイプは?」との質問に「知的な人」と答えたり、「ダンスを見せて」やら「そのネックレスはどこで買ったの?」との質問にも答えていました。
 なんかその間も終始彼はご機嫌な様子で、おちゃめっぽい印象を受けました。ダウンを脱いでも暑かったようで、着ていた黒の服を脱いで観客にプレゼントしていました(笑)。最終的に、黄色いティーシャツ姿に。
 そしてこの次が凄かった。
 「じゃあ次の質問~」とばかりにマイクを向けられた女の子、言いました。
 Marioの『Let Me Love You』を歌ってください。」
 もう誰も、「それって質問じゃないだろ」とか突っ込む雰囲気じゃなくて、「このノリなら歌ってくれるかも」的な期待で歓声が。
 MCの人はさすがにちょっと焦ったようで、マイクを通さずにNe-Yoに女の子の言ったことを通訳して耳打ち。
 するとNe-Yoは一瞬おどけたような顔をして、「まいったなぁ…」と言った雰囲気でしたが……
 歌ってくれました!!
 この予想外の展開には、もう会場全員ノックアウトだったのではないでしょうか!!(振り向いてみたら、Rihanna嬢も興奮していた様子(笑))
 ふと真顔になると、あの「Let Me Love You」を歌いだすNe-Yo。観客の手拍子だけで歌っていて伴奏も何も無いのに、音を外さない!!
 サビではまた合唱が凄くて、このときほど会場が一体になったことは無かったのではないでしょうか(笑)。…いや、シングルヒットが「Let Me Love You」しか無いMarioには悪いですが、Ne-Yoが歌ったほうが全然良いです。(Marioファンの方、ごめんなさい(汗))
 さすがにこればかりは1番だけしか歌ってくれませんでしたが、それでもあの「You should let me love you~♪」のフレーズをNe-Yoの声で聴けただけでもよかった!! 本当に感動です。。。
 それで最後は、「3月1日発売だからCD買ってね~」と言ってNe-Yoさんはご退場。最後もファンと握手しまくるし、愛くるしい感じがしました。意外と身長も低かったですし。(日本人のMCと身長が変わらなかった(笑))
 …もうとにかくね、自分で曲は書けるし、これだけ歌の上手いアーティストって言うのもそうそういないと思いますよ。
 こんなこと普段は書きませんが、「CD、買いなさい(命令)」…(笑)。
 3月1日発売の国内盤初回は1980円だそうですが、はっきり言って、「安過ぎます」。それだけの価値あり。
 実力派だけあって、「本物」です。このShowcaseを見れたことは、本当に幸運だった…。後々誇ることが出来る時が来る気がする。
 Ne-Yoは本当に、最高です!!
 …例の如く興奮して、今回もまとまりの無い文章でしたが、そんな感動の、興奮の、焦点必至のShowcaseでした!!

 Street Teamさんの方でも記事がアップされているので、そちらもどうぞ。
 何、僕と貰ったCDが違うの??(T_T)笑


Ne-Yo / In My Own Words



 そしてなんと、来場者全員に非売品プロモCDをプレゼントと言う嬉しいさ。
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 アルバム収録曲5曲が、それぞれ1分30秒ぐらいずつ収録されています。
 個人的には、「ちっ、全曲持っているんだよ!!」という感じでしたが(笑)、それでもやはり嬉しいですね。高音質だし。
 Ne-Yoステッカーも頂きました。

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2006.02.02 Thu
 
R&R [CHR / Pop National Airplay]


 R&R (Radio and Records)とは、一週間に全米の全ラジオ曲で掛かった放送回数をもとにランキングを製作したチャート。専門局が作られて細分化され、ラジオが世界で最も浸透したアメリカならではの業界向け専門誌。純粋にラジオのオンエア回数で今一番アメリカのラジオで掛かる曲(=一番売れている曲)を現したチャートです。
 つまり、このチャートこそ、本当に「今、売れている曲」が分かるチャートで間違いない!



  今週 (先週)
  01位 (02位) ↑○ Beyonce' feat. Slim Thug / Check On It  (8509)
  02位 (01位) ↓  Pussycat Dolls / Stickwitu  (8141)
  03位 (03位) →  Chris Brown feat. Juelz Santana / Run It  (7556)
  04位 (08位) ↑○ Ne-Yo / So Sick  (6289)
  05位 (04位) ↓  Kelly Clarkson / Because of You  (6110)
  06位 (06位) →  All-American Rejects / Dirty Little Secret  (6039)
  07位 (09位) ↑○ Fall Out Boy / Dance, Dance  (5076)
  08位 (07位) ↓  Nickelback / Photograph  (4831)
  09位 (05位) ↓  Mariah Carey / Don't Forget About Us  (4824)
  10位 (14位) ↑○ Nelly / Grillz  (4437)

 ついにBeyonce首位獲得。
 デスチャの1日限りの復活も決定しましたが、やっぱりソロの方が売れる…。
 先週も書きましたが、「Destiny Fulfilled」からのシングルは1曲も1位を獲得できなかったし(と言うか1曲もトップ3にすら入っていない)、デスチャとBeyonce通して、「Crazy in Love」以来のトップだと思われます。(ちゃんとしたデータがなくてごめんなさい) しかし首位獲得し赤丸も付いていますが、放送回数は微妙に減っている情勢。
 2位はPCD。3位はChris。どちらも落ちています。
 そして4位がNe-Yo。…もう、彼の勢いは留まることを知りませんね。今週も最も放送回数が増えた曲(=hotな曲)です。ここまでの売れっぷりは、見ていて気持ち良い(笑)。来週はまだ無理だと思いますが、ここまで来ると、首位確実と言った感じ。アルバム発売前に、首位を獲得できそうです。
 5位はKelly。6位はAAR。赤丸が取れてしまったのが残念。
 7位はFOBの新曲で、これが結構好調。ノリやすい曲だからかな。ロック曲は「トップ5の壁」というものがあると思うけれど(最近だとニッケルやGreen Dayぐらいしかこの壁を突破できていませんね)、これもここら辺が粘り所。
 8位はそのニッケル。なかなかランクダウンしません。9位はMariah。対照的にこの曲は、1000回以上も放送回数が減って、がくんとランクダウン。
 そして10位には、R&Bチャートで現在首位と好調なNellyがランクイン。

 10位以下の注目曲。
 11位のNatasha Bedingfieldの「Unwritten」(12→11)が好調。この勢いなら、トップ10入り確実でしょうか。どうやらアメリカでは「These Words」よりもこの曲の方が売れそうですね。12位のJuelz Santana「There It Go (The Whistle Song)」(15→12)。既にR&Bチャートではランクダウンしているので、ここら辺でどうなるか、と言ったところ。元々ネタ物(サンプリングしているという意味じゃなくてね)であるだけに、ちょっと厳しいかな…。15位のBlack Eyed Peasの「Pump It」(17→15)。大胆なネタ使いなので、どこまで受け入れられるのか…。16位のKelly Clarksonの「Walk Away」(19→16)。やはりKellyの人気はすごい…。大ヒットシングル「Since U Been Gone」に通じるテイストなので、まだまだ上を狙っている感じ。17位のRay Jの「One Wish」(16→17)。放送回数は伸びていますが、Kellyに押されてワンランクダウン。けれど赤丸は付いています。19位のEminem feat. Nate Doggの「Shake That」(24→19)。ベストアルバムからの2枚目のシングルです。
 そして、20位台が結構混戦。
 Gorillazの「Feel Good Inc.」が再浮上で21位(25→21)。ようやく再浮上の原因を思いついたのですが、もしかしたらグラミー効果なのかも。22位の Relient Kの「Who I Am Hates Who I've Been」(23→22)。10ランクアップの23位のCascadaの「Everytime We Touch」(33→23)。どうしてもタイトルを見るとSWVを思い出してしまう24位のStaindの「Right Here」(31→24)。25位のSaving Janeの「Girl Next Door」(32→25)。アルバムの半分の曲をシングルカットしてしまっている28位のGwen Stefaniの「Crash」(38→28)。アメリカでも売れている感じの29位のJames Bluntの「You're Beautiful」(35→29)、などなど…。
 またMary Jが好調。Chris Brownのセカンドシングル「Yo」、Rihannaのニューシングル「SOS」、Jamie Foxxのリードシングル「Unpredictable」、Biggieのニューシングル「Nasty Girl」も揃って初登場ランクイン。

 一方のR&Bチャート。
 1位はNellyの「Grillz」、2位はNe-Yoの「So Sick」、3位はBeyonce feat. Slim Thugの「Check On It」、4位はMary J. Bligeの「Be Without You」、5位はJamie Foxx feat. Ludacrisの「Unpredictable」でした。
 Ne-Yoの首位がこちらでは早くも見えていますね。先週も書きましたが、Beyonceがやはりこちらだと出遅れ。Jamieが5ランクアップと好調です。6位につけているT-Painのセカンドシングルも5ランクアップ。

 爆発しているNe-Yoは、もう「いつ首位を取れるのか」という状態ですね。
 来週も注目です。


Beyonce' feat. Slim Thug 「Check On It」を試聴する(WMP)。

The Pussycat Dolls 「Stickwitu」を試聴する(WMP)。

Chris Brown feat. Juelz Santana 「Run It」を視聴する(WMP)。

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2006.02.01 Wed
 若干17歳のデビュー作。Jay-Zのお墨付きの新星、Teairra Mariの「Roc-a-fella Presents : Teairra Mari」



 Roc-A-Fella(名門Hip-HopレーベルでKanyeやYoung Gunzなどが在籍)が手がける初のR&Bシンガーということで昨年の夏に話題を呼んだTeairra Mariのデビューアルバム。(その割にプロモーションが地味だった感は否めないのですが…)
 「ネクストAshanti」とのお呼びも高く(個人的にはBeyonceのが似ている気がしますが)、Jay-Zからは「The Princess of Roc.」の称号を与えられ、そのだけでも十分に凄い感じ。しかも若干17歳。あのAaliyahの母校であるアートスクールに通うかたわら地元のプロデューサーたちとスタジオに入り、デモを作り続けていたと言う彼女。2003年に地元レーベルからEPを発売し、それがLA. Reidの手に渡って契約が決定したというところも凄い。そうして、Roc-A-Fella初の女性R&Bアーティストとして華々しくデビューを飾ったのである。
 プロデューサーにはデスチャやUsher、Ciaraなどを手がける気鋭のSean GarrettやRodney Jerkinsらなどを起用し、さすがは実力派とあって、伸びやかな歌声を聴くことが出来ます。
 これからがますます楽しみな1人。

 リードシングル「Make Her Feel Good」。
 Eric B & Rakimの「My Melody」使いの1曲。
 ビートの聞いたトラックで、このトラックなら全然Hip-Hopにもなりそうな辺りがRoc-A-Fellaっぽいと言うか(笑)、やはりHip-Hopレーベルからのアルバムなのだな、と言う感じ。アルバム全体にもそれは言えることかな。
 ウーハーの効いた爆音でクラブとかで聴きたいようなトラックで、スカスカな1曲。ベースレス(!!)で、ドラムと高音グロッケンサンプリング系キーボードだけの、ここまでスカスカにされると気持ちいいというか(笑)、歌に対してかなりの「自信」を感じさせる作り。普通、ここまでスカスカだと相当自信がないと歌えないだろうし、ベースレスの曲となればそれはなおさらです。例えばこの曲をカラオケで歌おうと思っても、まずキーが取れない人が大半なのではないでしょうか。
 そしてこの曲を支えるのは、もちろんTeairraの声。低音から高音まで幅広く歌っていて、17歳とはにわかに信じがたい表現力。Aメロでのコーラスなんかとてもセクシーだし、対照的にフックでは力強く歌い上げていて、それでも「余裕」を感じさせるあたりが凄い。
 アルバム全体でもこの雰囲気は活きていて、続くセカンドシングルの「No Daddy」もビートが効いたHip-Hop系トラック。クラブ受けしそうなテイストで、この曲を17歳が歌うのはちょっと背伸びしすぎでは、と思う気もするのですけれどね(笑)。けれどちゃんと歌いきっています。
 「Stay in Ya Lane」は「Pinpin' All Over the World」的な雰囲気を感じさせるバウンスの大きな浮遊感あるトラック、「Act Right」では他の曲に比べてメロディーが前面に押し出されているテイストで彼女の歌唱力も伺えるし、「La La」はオルゴールループが彼女の声と絶妙にマッチ(Pretty Rickyもびっくり?)。「Phone Booth」のスロウなテイストもまた、彼女の伸びやかさが伺えて良い感じである。

 個人的には、Ashantiよりちょっと歌がうまいかな、という印象。けれどその割に全然ヒットしていないのが気がかりです(苦笑)。
 notraxでは「MashondaのBlackoutあたりと一緒にフロアでもヒットしそう」と書かれていましたが……実際どうだったのでしょうか(苦笑)。少なくとも、ラジオではほとんど耳にしませんでしたが…。
 それから最後に一つ。このジャケットは「狙いすぎ」でオバハン臭い!!(笑)
 他の写真を見た限りでは、もっと可愛いですよ。
 彼女のこれからに期待です!!


Teairra Mari レーベルオフィシャルサイト

▽ Audio 「Make Her Feel Good」を試聴する(WMP)。

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