SOULTRAIN

「SOULTRAIN」 n. 名詞 : 魂列車

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2006.08.31 Thu
 グラミー受賞のJohn Mayer待望のニューアルバム、John Mayerの「Continuum」。



 05年は名曲「Daughters」での年間最優秀楽曲賞と最優秀男性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンスでグラミーを受賞したJohn Mayer。名曲には変わりないけれど、些か「Daughters」は大人向けと言うか、グラミー受けの良さそうな曲だけに受賞した感があったけれど(笑)、こんな渋い曲が流行りましたもんね。R&Rチャートでこんなアコギ一本というようなシンプルな曲がTop20入りしたのはとても珍しかった現象と言えるかも。
 まあそんなグラミー受賞、21世紀のCreamとも評されたブルースバンドのJohn Mayer Trio名義での活動(今時Creamって言ってもかなり洋楽を聴いている人か年配の方じゃないと通じないのでは(苦笑))、Slyのトリビュートアルバムへの参加、そして個人的にはCommonの「Go!」にバックコーラスで参加していた印象が強いんだけれど(笑)、それらを経て、3年ぶりのニューアルバムをドロップ。「Heavier Things」からもうそんなに経つんですね。
 今回のアルバムにはJohn Mayer Trioで共演したSteve Jordanとの共作曲がリードシングル。また、本人が敬愛するジミヘンの「Bold as Love」など収録。John Mayerって言ったらとにかくギターが上手いことで有名ですが、今回もファンを満足させてくれることでしょう。シンガーとしても勿論すごい聴き応えがあるんだけれど、やっぱりギターに耳が行っちゃいますね(笑)。
 これも恐らく何らかのグラミー賞を取るでしょうね。もう子供から年配の方まで聞ける1枚です。

 リードシングル「Waiting on the World to Change」。
 また暖かい曲ですね。こういう本当に聴いていてホッと心が温まる曲を書けるシンガーってそうそう出会えないですよね。
 イントロから掛け声が入っていて、スタジオライヴのような模擬演技の雰囲気がこの曲のムードを盛り上げていてぐっと引き込まれます。そこにドロップするキーボード(と言うかグロッケン)がまた良いこと。
 すっごいあっさりしたテイストでフックを迎えますが、最初から最後まで、コードだけ決めてあってあとはアドリブで演奏しているようなこのテイストが秀逸。
 もうまったりと聞き惚れちゃう曲で、中盤のさり気無いギターも良いですね。こんなあっさりとした曲をリードシングルに持ってきちゃうあたりが凄いけれど、慥かにアルバムの雰囲気をとても継承している作品で、このあったかオーラはたまりません。ガツンとくる訳じゃないけれど、ついつい聴いてしまいます。
 アルバムもとても暖かい1枚に仕上がっていて、安心して聴けるアルバムに。
 「I Don't Trust Myself」のわざと音を古めにしたようなドラムにギターからして良いですね。このままぼんやりと終わっていくのかな、と思うとふとフィルインしてキレを見せたり、技巧的なのを前面に押し出さないあたりのさり気無さがすごい。3連符トラックの「Gravity」ではまた最初からギターがオシャレ。重力(Gravity)っていうタイトルですけれど、Johnにはこれぐらいゆっくりとしたものなのかも(笑)。そして「Daughters」のようにシンプルな構成の「The Heart of Life」は小品ながら圧巻。昔の映画を見ているような「Stop This Train」なんて堪らないし、タイトル通りスローダンスの似合うオシャレな「Slow Dancing in a Burning Room」、ピアノがフューチャーされてギターではないJohnの魅力がぐっとまた光る「Dreaming With a Broken Heart」(これ泣けますよ)、などなど、魅力的な1枚です。Eric Claptonも一目置いている彼のギターですが、「In Repair」なんて泣かせますね。
 すごい良い齢の重ね方、成長の仕方をしているのがよく分かる1枚で、アダルトな1枚です。まるく納まっちゃっている感はありますが、素晴らしいアルバムであることに間違いなしです。

   って、今このアルバムを掛けながらこの記事を書いているわけですが、Johnの声を聴いているとどうしても眠くなってしまう……(笑)。
 この温かさは心に沁みます。


John Mayer オフィシャルサイト

▽ Video 「Waiting on the World to Change」をフル試聴する(YouTube)。

▽ Video 「Gravity (Live)」をフル試聴する(YouTube)。

▽ Video 「Daughters」をフル試聴する(YouTube)。

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2006.08.29 Tue
 
R&R [CHR / Pop National Airplay]


 R&R (Radio and Records)とは、一週間に全米の全ラジオ曲で掛かった放送回数をもとにランキングを製作したチャート。専門局が作られて細分化され、ラジオが世界で最も浸透したアメリカならではの業界向け専門誌。純粋にラジオのオンエア回数で今一番アメリカのラジオで掛かる曲(=一番売れている曲)を現したチャートです。
 つまり、このチャートこそ、本当に「今、売れている曲」が分かるチャートで間違いない!



  今週 (先週)
  01位 (02位) ↑○ The Pussicat Dools feat. Snoop Dogg / Buttons 
  02位 (01位) ↓  Nelly Furtado / Promiscuous
  03位 (03位) ↑○ Justin Timberlake / Sexyback
  04位 (03位) ↓  Panic! At The Disco / I Write Sins Not Tragedies
  05位 (04位) ↓  Cassie / Me & U 
  06位 (07位) ↑  Cherish feat. Sean Paul of Youngbloodz / Do It to It
  07位 (06位) ↓  The Fray / Over My Head (Cable Car) 
  08位 (08位) →  Gnarls Barkley / Crazy 
  09位 (09位) →  Christina Aguilera / Ain't No Other Man
  10位 (10位) →○ Fergie / London Bridge


▽ Video The Pussycat Dolls feat. Snoop Dogg 「Buttons」をフル試聴する(YouTube)。

▽ Video Nelly Furtado 「Promiscuous」をフル試聴する(WMP)。

▽ Video Justin Timberlake 「Sexy Back」をフル試聴する(YouTube)。

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2006.08.27 Sun
 ついに待望のMuseのニューアルバムがドロップ。Museの「Black Holes And Revelations」。



 さて、ちょっとこのブログ的にMuseを取り上げるのは意外かもしれませんね。…けれど結構Museって好きなもんで…。
 発売日にスキップしてHMVにCDを買いに行ってしまった人も多いのではないでしょうか。それでまずCDを手にとって、今回もジャケットに惚れ惚れするわけですよね(笑)。いやー、ぶっちゃけた話、Museってジャケットがとにかく楽しみで、もうどれも最高ですよね。「Absolution」のジャケットは天下一品ですし。なんか久々に"ジャケ買い"なんていう言葉を思い出してしまうバンドです。
 この「Black Holes And Revelations」は、全世界で300万枚以上を売り上げた前作「Absolution」から約3年ぶりとなる、通算4作目のアルバム。アルバムのプロデュースは前作から引き続きRich Costeyが担当。また前作からさらに進化していて、サウンドも良いですね。どっぷりとハマって聴けます。
 ここまで唯一無二で貫き通せるバンドっていうのもすごいし、全てを内包しちゃうサウンドも圧巻ですね。今年のロックアルバムの中で、かなり強力な1枚。

 リードシングル「Supermassive Black Hole」。
 個人的には、これがリードシングルであることにちょっと驚きました。まあけど、ディスコっぽいようなテイストと縦に揃ったリフがガツンとくるこの曲のインパクトは相当。
 イントロからもうこのちょっと緩いテンポにハードに乗っかるギターにノックアウト。かっこいいのなんのって…言葉じゃ言い表せないですが、そしてそこに加わるScissor Sistersもびっくりの裏声ヴォーカル…(笑)。これがまた雰囲気が出ていて堪らないですね。
 フックではコーラスとの絡みがまたエロティックです。このあくの強いギターに負けないで歌いきれるあたりは本当にさすが。はまっちゃう人はとことんはまっちゃうようなテイストですね。
 特に後半に行くにしたがって曲が盛り上って、沢山のフィルインが使われたりするわけではなく、最後まで一貫したメインリフで貫き通すのですが、それでここまで曲を持たせられるのはメインリフが最強ゆえでしょう。追随を許さない感じですね。
 アルバムもまたすごいアグレッシヴで、とどまることを知らない作り。彼らが進化していることが分かりますね。
 冒頭の「Take a Bow」はアルバムタイトルの「Black Hole」からの連想で宇宙っぽいイメージ?? な幕開け。「このままどこに行っちゃうんだろう」のコード進行には瞠目!!(こりゃそれこそPharrellもびっくりですよ(苦笑)) いやー、いきなりすごい。「Starlight」では今までになくさわやかなテイストで演奏し、かと思えば焦燥感と悲壮感の入り乱れた駆け抜ける「Map of the Problematique」、イントロのドラムとギターのシンプルさが際立つ「Exo-Politics」、細かな刻みのアコギからストリングスを経てブレイクするまでの過程があまりに美しい「City Of Delusion」、ハンパじゃない壮大さで最後の1秒まで耳が離せない「Hoodoo」などなど、どれもすごい充実しています。
 「Absolution」も好きでしたけれど、それ以上かも。お腹がいっぱいになる1枚です。

 Alternativeが駄目な人にはちょっと聴けないアルバムかもしれませんが(苦笑)、聞く価値ありです。
 すっごい高尚な雰囲気で、最後まで"どっぷり"の1枚。


Muse オフィシャルサイト
  アルバム全曲をフル試聴できます(太っ腹)。

▽ Video 「Supermassive Black Hole」をフル試聴する(YouTube)。

▽ Video 「Starlight」をフル試聴する(YouTube)。

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2006.08.26 Sat
 行って参りました。UKで話題沸騰の新人、James MorrisonのShowcase Live。

CDジャケット


 先にアルバムレビューをしておけば良かったですね。ご容赦ください。ぺこ。
 さて。UKで話題の、James BluntDaniel Powterに続くと言われる大型新人です。彼の存在は全然知らなかったのですが、ユニバーサルのホームページでShowcaseの観覧募集をしていたので何気なく応募→当選→「てゆーか誰よ、James Morrisonって!?」状態でした(笑)。「その声に抱かれたい……神が与えたハイキーヴォイス」なんて言う仰々しい煽り文句が付いていたので、てっきり「Josh GrobanやWestlife系??」と思いましたが、全然違いましたね(笑)。けど、Josh Grobanにかなり顔立ちが似ていると思うし、リードシングルのPVは「You Raise Me Up」のパクリになっています。
 うーん、色々と書きたいことがあるのですが、どういう人か説明したりするのはアルバムレビューに置いておいて、さくっとライヴ報告をしましょう。

 いまや大物(?)のNe-Yo以来のShowcaseでちょっとドキドキ。ユニバーサルっていうと渋谷でのShowcaseっていうイメージが強かったのですが(例の「矢沢ビル」ね(笑))、場所は恵比寿Liquidroomでした。
 そんなのも、今回は系統が系統だからでしょう。R&BやHip-Hopじゃないわけですし。お客さんがまた「おばさん」と言うような方から(どうやら親子で来たみたい)男2人組まで多彩でした。いつも周りはB-BoyやB-Girlばっかりで、「ひー、俺浮いてるー」とか言う状況になるのですが、今回はその場に溶け込めたかと(笑)。けど逆に、それはそれで落ち着かないんですよね(笑)。お客さんも「これがはじめてのShowcase」っぽい人が多く、あのいつものガツガツしたノリがないし(笑)。オフィシャルHPには「たった7曲+アンコールで終わらせた演出がニクイ!」なんていう書き込みがあったぐらいだし…(だからShowcaseなんですってば)。周りはそんな感じで、演奏中も誰も歌いやしないし、かなり静かなライヴでした。(トーク中にJames本人が「オーディエンスが静かだ」って言っていたぐらいです(笑)) …とは言え会場はギチギチで、かなりの超満員。200人招待予定を、オールスタンディングに変えて倍の人数招待したそう。
 時計を見ていなかったので慥かではないですが、時間10分過ぎぐらいで開演したかな? MCの人が登場して、軽く紹介した後に本人登場。ジャケットからちょっと小汚いイメージを抱いていたのですが(笑)、さすがはハリウッドに映画のスカウトをされただけあって、すっごい綺麗でした(笑)。ジーンズに白いシャツを第2ボタンまで開けて、ラフな格好。シャツのボタンは下も止めていなかったので、なんかCalvin Kleinのパンツも見えてましたけれど(笑)。
 ギター弾き語り+エレピと言うシンプルな構成。ゆえにJamesの声が映えるアレンジです。
 いきなり冒頭からリードシングルの「You Give Me Something」。内心「最初にこの曲歌っちゃって大丈夫なの??」と思いつつも、気にせずJamesは伸び伸びと歌っていました。CDでは高音もflatな感じになっていますが、実際は声が「抜け」なくてしゃがれた感じの歌い方になっていました。もっとロックっぽい曲が似合いそうな雰囲気。
 全然予習なしで挑んだのでセットリスト不明ですが(笑)、「You Give Me Something」、「Under The Influence」、「The Pieces Don't Fit Anymore」、「Wonderful World」 、「The Letter」、「The Last Goodbye」の曲順だった模様。
 2曲目はピアノの人が凄い上手くて、このリズムの取り方に乗れているJamesが凄かったですね。どうしても自分がピアノ弾きであるゆえにピアノに目が行っちゃうのですが(James見ろよ(笑))、完璧な演奏かと思って感動していると、最後の最後で音を外してました(笑)。
 そして問題は3曲目。「なんか取り出したな……」と思ったら、カポ!! それを堂々とギターにはめだすJames……。これにはちょっと唖然としました(5曲目だったかでもはめていました)。新人とは言えプロのミュージシャンなのに、カポをはめてて良いの? ギターがどれぐらい上手いかは分かりませんが、なんだかちょっとガッカリです。
 もちろん音は外さないし、歌は慥かに上手いのですが、声がかなりしゃがれて聞こえて、後半はつらかったかも。CDだと多彩に聞こえるけれど、ギターとエレピだけとという編成も加わって、かなりマンネリっぽった…(「The Letter」ではピアノの人が鍵盤ハーモニカを吹いていて面白かったですが)。あれよあれよと言う間に、ライヴ終了。
 曲と曲の間かなり日本語を話していて、愛くるしかったですね(笑)。「Hot」とか言って、かなり水を飲んでいた気が。あと、観客がちょっと拍手をするだけでテレながらも「Thank you」って答えていて、シャイな一面も窺えました。
 その後、MCの人が加わって、インタヴュー。まった、このMCの人が面白くって…(だからJamesの話を聞けよ(笑))。MCの人が「You Give~」の歌真似をしたら、アンコールでもう一回歌う話の流れに(笑)。Showcaseでこんな強気のMCの人、初めて見た(笑)。Jamesの質問の答えが長かった時なんて、「長かったね」なんて言っていたぐらいです(笑)。
 インタヴューでは、当たり障りの無い質問にJamesが答えていました。またMCの人が「ゴージャス・ハスキィ・ヴォイス」なんて"よいしょ"するから、Jamesが照れていました(笑)。「James BluntやDaniel Poterに続く、そして越える存在だと言われているけれどどう思う? どこが似ていると思う?」なんて質問に、「James Bluntとは名前が"James"で同じだから…」などと答えて会場の笑いを誘っていました(笑)。話はそれますが、今回のShowcaseで「いつもと違うな」と感じた一つに、「笑いのタイミング」もありましたね。今までだと、MCの人が日本語訳を言う前に、本人が面白いことを言った部分で笑いが起こっていたのに、今回はそれが少なかった気が…。閑話休題。でもって、日本では既に名古屋と大阪にも行ったとか(そしてマネージャーの子供のためのおもちゃ購入に付き合ったとか)、日本のオーディエンスは良いだとか、そんなことを答えておりました(やったら「basically」という単語を使っていた気が)。ハリウッドからまた映画のオファーが来ても断る、という答えには彼の音楽好きが窺えますね(ちなみにオファーの来た作品はマット・デイモンの出世作と言われる「グッド・ウィル・ハンティング」)。
 その後、お約束のアンコールで再び「You Give Me Something」。最初に歌ったときよりも声が伸びやかになっていて、後半のアドリブもお見事でした。
 そしてそして、ライヴ後には輸入版CD持参者限定でサイン会のイベントも。ユニバーサルも相当力をいれていますね(笑)。僕もさり気にサインを貰いましたが、気さくな感じでいい人でした。握手をしたあと、ウィンクまでされたら、女性ファンはノックアウトかと(笑)。一人あたりの時間が本当に短くて、「Nice to meet you」ぐらいしか言えなかったですけれどね(苦笑)。
 そんなこんななShowcaseでした。かつてなく豪華なお土産を貰い、ユニバーサルの期待具合が窺えました(笑)。内容は、クリアファイル&販促ブックレット(対訳付)&ステッカー&プロモCD&フリーダウンロードIDカードです。

 個人的なことを書くと。
 今回のレポが今までより温度が低いことからも分かるとは思いますが(笑)、James Morrisonは「△」と言った感じ。
 僕の趣味のアーティストでないのも影響しているかとは思いますが、ちょっと魅力に欠けるんですよね。
 きっと日本でも売れることでしょう。James BluntやDaniel Powterが好きな人にはツボかもしれない。入りやすいし、普段洋楽を聞かない人にはとても良いアルバムかもしれない。当たり障りなく万人が聞けるはず。
 けれど、それが素朴すぎて、そこから一歩秀でる魅力がない。……きっとその部分が、「ハスキィ・ヴェイス」として売り出されていくのでしょうが、ライヴを聞いた感じだと少々「どうかな?」と疑問を抱く。
 ……単純に自分の好みのミュージシャンじゃないだけ?(苦笑)
 これでStereophonicsみたいなロックミュージシャンだったらツボだっただろうに(笑)。悪くはないんだけれど、「良い」に届かない…。リードシングルの「You Give Me Something」は好きなんだけれどなぁ…う~ん……。
 このブログの読者なら、共感する人もいるだろうと信じて敢えて「褒め殺し」にしないで率直に書いちゃいましたが…まあ続きはアルバムレビューで書くので、今回はここら辺で。

 以上、Showcaseレポでした♪


James Morrison オフィシャルサイト

~今まで行ったShowcaseレポ~

Ne-Yo Showcase Live @ Vuenos

Chris Brown Showcase Live @ Duo Music Exchange

Amerie Showcase Live @ Velfarre




ライヴ会場
 開場直後のライヴ会場。ライヴ中の撮影は禁止だったので。

クリアファイル。
 おみやげ・その1。クリアファイル。

おみやげ。
 おみやげ・その2。とにかくデカいんだ、販促ブックレット(左上のCDと比べると分かる)。

CD
 サイン入りCD。全然読めないんですけれど(笑)。

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2006.08.24 Thu
 K-Ci&Jojoの兄貴であるK-Ciが、なんとJodeci再結成を吹っ飛ばしてソロ・アルバムをリリース。K-Ciの「My Book」。



 何度も噂が持ち上がりつつも毎回ぽしゃっていたJodeciの再結成…(DJ Quikの最新アルバム「Trauma」で実現しましたが)。彼らほど再結成を望まれているグループもないかと思いますが、そんなJodeciのリードヴォーカルを務めていたK-Ciがソロアルバムをドロップ。1ヵ月近くの日本先行発売ですし、個人的にK-Ciは完全にノーマークだったので目からウロコのソロアルバムでした(笑)。
 さて、しかし今となってはJodeciと言う名よりK-Ci&Jojoとしての方が名が通っているのかな?(幼すぎて僕がリアルタイムでJodeci時代を知らないのもあるかと思いますが) 96年のJodeci活動休止後からは、弟Jojo HaileyとK-Ci&Jojoとして活動。2Pacの「How Do U Want It」参加に始まり、傑作アルバムを連発しました。もう本当に今聞いても凄いアルバムばっかりですよね…。日本でコアなファンが発生したのも頷けます(笑)。R. Kellyプロデュースのサントラ「Life」なんか、ほんとR&B好きには涙ちょちょ切れる1枚なわけで(笑)。02年以降、あまり話題を聞かなくなってしまいましたが、昨年Jodiceの再結成をして、「ついにアルバムが出るか…?」と思っていたら、それをブッ飛ばしてK-Ciのソロが出てしまいました(笑)。……いや、良いんです。どの名義のアルバムだろうと出てくれれば。笑
 今回はまたソウルフルな楽曲が濃縮された1枚! これはJodeciが好きな人もK-Ci&Jojoが好きな人も、そうでなくても男性R&Bシンガーが好きな人なら、とにかく「聞け!」の感動モノの1枚です。いや、さすが「R&Bシンガーきってのシャウター」と呼ばれるK-Ciだけあって、本当に痺れます。プロデューサーにはK-Ci&Jojo作品全てに携わっているMike Snoov、M-Docらを迎えて、今年最高の1枚と言っても過言ではない作品かも。

 リードシングル(?)、「I Aporogize」。
 ……見つけてしまいましたよ、また一生モノの1曲を。
 この曲を聴いて心動かされなかったら、「あんたの感受性のアンテナ、大丈夫?」って言いたいぐらい(笑)。とにかく良いんだ! 心の奥まで響く、超絶バラード。
 普段、あまりに仰々しすぎるバラードって「感動の押し売り」をしているみたいで好きじゃないのですが、この曲ばかりはこの壮大さがお見事にマッチしています。……もう、フックの「and I need you in my life」の部分なんて、本当に目頭が熱くなっちゃって……。ヤバイですよ、これ…。
 イントロからストリングスで綺麗に幕開け。AメロからしてK-Ciの歌声のかすれ具合がぐっと胸に迫ってきちゃいますが、ゴスペル的展開を見せるコーラスの美しいフックでK-Ciがまたシャウトをするもんだから、本当にじーんとしてしまいます。特にラストのフックの繰り返しはシャウトの嵐で、何度聞いても良いんだ! 歌詞がとっても率直で、ちょっとシャイな日本人にゃ真顔でいえないような歌詞が続いているんだけれど(笑)、それをこの男くっさいK-Ciの声で歌われると、めちゃめちゃカッコいいんだ。もう本当に凄い…。K-Ciを棄てたMary J.もこの歌を聴いたら惚れ直すと思う(笑)。
 本当にこの曲の良さはハンパじゃない。心の底からあったかい気持ちになれます……。ああ、出会えてよかった、この曲に…。
 アルバムも素晴らしい1枚で、クラブ向けのような曲もありつつも、全体的にバラードの多い、ソウル・ゴスペル色で押された感じ。
 「My Book」はよくこんなシンプルなループで5分30秒も曲を持たせられたな、と言った感じ。続く「It's All Love」はビートの効いたクラブチューン。クレジットに「A. Hamilton」の文字があるのですが、まさかこんなアゲアゲな曲をAnthony Hamiltonが手掛けたのかな?(笑) ゴスペル的なコーラスが美しい「Conversation」なんてまた素晴らしいし(特に音が絞られているもののエレキがかっこいい!)、独特のゆるゆる感がツボな「Ghetto Woman」も秀逸。海辺で夕日を見ながら聞いたらたまらないような雰囲気です。跳ねるようなキーボードとK-Ciの絡みが面白い「What Else I Can Do」は軽快でアクセントが効いているし、ラスト2曲の「You」と「Care for You」のバラードにはまたまた泣かせられてしまいます。完全にゴスペルとなっている「Care for You」はまたK-Ciの声がすっぱらしくて、鳥肌です。
 若干バラードが多すぎる気もするのですが、アルバムを通して大満足だし、彼の声が映える曲ばかりで素晴らしい仕上がりです。全曲シングルカットいけるぐらいの仕上がりだと思います。

 個人的には、今年最高のR&Bアルバムは今のところDonellだと思っていたのですが、これを聞いてちょっと気持ちが揺らいでしまいました(笑)。
 とにかく凄いパワーのある、いつでも聞ける手放せない1枚です。
 これは間違いなく「買い」!!
 こうなるとJodeciの復活アルバムに期待です。


K-Ci 日本オフィシャルサイト

アルバムを試聴する(MySpace)。
  「sampler 1」は「Conversation」、「2」は「It's All Love」、「3」はアルバム未収録曲かと。

 すいません、「I Apologize」は試聴を発見できませんでした。ぺこ。
 なんせ全米発売が1ヵ月先なもんで…。

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2006.08.22 Tue
 
R&R [CHR / Pop National Airplay]


 R&R (Radio and Records)とは、一週間に全米の全ラジオ曲で掛かった放送回数をもとにランキングを製作したチャート。専門局が作られて細分化され、ラジオが世界で最も浸透したアメリカならではの業界向け専門誌。純粋にラジオのオンエア回数で今一番アメリカのラジオで掛かる曲(=一番売れている曲)を現したチャートです。
 つまり、このチャートこそ、本当に「今、売れている曲」が分かるチャートで間違いない!



  今週 (先週)
  01位 (01位) →  Nelly Furtado / Promiscuous (8738)
  02位 (02位) →○ The Pussicat Dools feat. Snoop Dogg / Buttons (8631)
  03位 (03位) →  Panic! At The Disco / I Write Sins Not Tragedies (7666)
  04位 (04位) →  Cassie / Me & U (7322)
  05位 (07位) ↑○ Justin Timberlake / Sexyback (6556)
  06位 (05位) ↓  The Fray / Over My Head (Cable Car) (6285)
  07位 (08位) ↑○ Cherish feat. Sean Paul of Youngbloodz / Do It to It (6253)
  08位 (06位) ↓  Gnarls Barkley / Crazy (5779)
  09位 (09位) →  Christina Aguilera / Ain't No Other Man (5543)
  10位 (11位) ↑○ Fergie / London Bridge (4858)


▽ Video Nelly Furtado 「Promiscuous」をフル試聴する(WMP)。

▽ Video The Pussycat Dolls feat. Snoop Dogg 「Buttons」をフル試聴する(YouTube)。

▽ Video Panic! At The Disco 「I Write Sins Not Tragedies」をフル試聴する(YouTube)。

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2006.08.20 Sun
 これまた日本人好みど真ん中のメロディアスなロックバンド、Blue Octoberの「Foiled」。



 初めて聴いたとき、Dragon Ashかと思いましたよ(笑)。なんかけれどもうまさにそんな感じで。個人的に何度でも聞けちゃうツボなバンドを発見できて興奮。
 現在ヒット中の「Hate Me」がもう目茶目茶名曲なのですが、てっきり新人バンドかと思いきやこれが4枚目のアルバム、とのこと(なんだかRascal Flattsとまったく同じ書き出し(苦笑))。しかもなんとこのバンド、オリジナルメンバーにバイオリニストが!! …いやあ、これにはYellowcardもびっくりですね。なんでこんな特異な編成でしかもイイ感じのバンドを今まで知らなかったのか大変疑問です。…けれどHMVの雰囲気から言うと、どうやらシングルヒットを出したのは今回が始めてみたいですね。
 さて、テキサス出身の5人組バンド。ヴォーカル、ギター、ベース、ドラム、それにヴァイオリンと言う構成(YCとまったく同じですね)。しかしYCのようなPunk Rockとはサウンドが全然違って、ヒット中の「Hate Me」のようなモダンなRockもあるけれど、Alternativeのような不思議な曲もあるし、サウンドが全然定まっていない分、広がりはあるけれど安定してヒットを出せていないのかも、このバンド(笑)。ヴァイオリンがあるからと言ってアコースティックなサウンドでない曲もあるし、エレクトロニックに攻めてみたりととても面白いです。これまたすんごいセンスを感じさせます。多分1人で作曲してないような気がしますね、あまりに散り散りっていうか…(苦笑)。
 これは相当聞き応えがあるバンドで、すごい。「先端行っているなぁ」と感じさせるような曲もあります。とにかく聴いてみて、です。

 シングル「Hate Me」。
 この曲が売れたわけですが、決してこういうタイプの曲が彼らの得意とする分野でもないみたいですね。うーん、けれどこれは個人的に目茶目茶ツボ。
 なんか本当に聴けば聴くほどにDragon Ashに聞こえてくるんですけれど…(というか声がkjに聞こえるのかなぁ)。
 スクラッチが入ったりして、面白いイントロ。そこからアコギが静かに始まり、抑え気味のヴォーカルがど真ん中に入ってしまうAメロ。…この雰囲気がたまりませんね。そしてフックでは激しくなるのですが、それでも煩すぎないさわやかな盛り上り方で、すっごい突き抜けているのが爽快。こんなに聴いていて気持ち良いのは久々です。
 アコギとエレキのバランスがとてもよくとられていて、曲のバランスと雰囲気が最高!! 最後までどっぷり浸ってしまいます。後半のBlidgeは特にヴォーカルのJeremyの声が良い。そしてラストへ向けてヴァイオリンが入ってくるのですが、これまた抑え気味な使われ方で、とてもオシャレです。よく"効果的な"音の使い方が分かっている感じ。
 いや、もう、この曲の中毒ですよ(笑)。
 いろんな音が使われていて、些かガチャガチャしてるのに、どうしてこう爽快で、懐かしいような、郷愁を覚えるロックになるんでしょうね…。うーん、本当にツボで…。ロードムーヴィーのエンディングに流れてきたらお見事としか言いようがないかも。
 他の曲も多彩なサウンドに仕上がっています。オリジナルメンバーにヴァイオリニストなんていう武器がいるのに、それを全面に押していないのが絶妙ですね。アルバムを買っていないので全体がどうなっているのかが分かりませんが、HPで試聴した感じではとにかくすごいバンドですよ、これは。過去のアルバムも試聴するとすごいです、これ…。
 Deep Purpleみたいなシンプルなベースラインのパンチが効いた「X Amount Of Words」、このユルさとウィスパーヴォイスが癖になってしまう…と油断していると激しいサウンドに驚かされる「Drilled A Wire Through My Cheek」などなど、このバンドは本当に未知数ですね…。過去アルバムを漁っていくと「Breakfast after 10'」や「Independently Happy」(この曲はヤバイ!!)みたいな曲もこのバンドは歌っちゃうのか、と驚きです。

 すっごいセンスを感じさせます。サウンドもあまりに多彩で、RockやPopが好きな人ならば、かならずどれか一曲は引っ掛かるであろうバンドです。
 「Hate」ももう本当に名曲ですが、それよりもこのバンドの稀有なセンスが素晴らしいですね。
 いやー、これは本当にすごいバンドです。


Blue October オフィシャルサイト
  ここのLaunchプレイヤは全曲必聴です。

▽ Video 「Hate Me」をフル試聴する(YouTube)。
      うわ!! 今初めてPVを見て愕然…。苦笑

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2006.08.19 Sat
 なんかめちゃめちゃセンスの良いカントリーロック(!?)バンド、Rascal Flattsの4thアルバム、「Me & My Gang」。



 これ、カントリーなんですか!? すんごいカッコイイです。
 全然知りませんでしたが、Rascal Flattsは2000年にアルバムデビュー。3rdアルバム「Feels Like Today」が大ヒットし、2005年度のビルボード誌の「Artists of the Year」を始め、数々の最優秀グループ賞等を独占。その後日本でも一気に認知度が高まった3人組(>そうなの!?)とのこと。
 うーん、「カントリー」として紹介されていたのだとしたら、そりゃチェックしていなかったかもしれませんね。…けれどこのアルバムからのリードシングルを聴いた限りでは、カントリーと言うよりはアメリカンロックだし、そこにポップとカントリーを融合させたようなサウンド。…と言うか、ロックとして売り出した方が成功する気がするんですけれど…。
 現在このリードシングルの「What Hurts the Most」がチャート上昇中で、こりゃ曲がかなり耳に残る名曲なので、Top10入りとなるかもしれませんね。
 スキルやセンスがあるのも勿論なのですが、なんとメンバーのJay DeMarcusは同時期にリリースされたシカゴの最新作のプロデュースも手掛けている(!!)、とのことで話題も充分。
 こりゃ、カントリーの固定観念をぶっ潰すロックバンド(と言ってしまおう!)で、胸にぐさっとくるバンドです!!

 リードシングル「What Hurts the Most」。
 これがカントリーでしょうか?(笑) 最初、彼らがカントリーバンドだとは知らずに聴いたときは、「なんかバックにバンジョーやマンドリン系の面白い弦楽器が使われてる!!」と興奮したのですが、ここが一応カントリーの要素の部分なんでしょうね(笑)。
 もうイントロのかっこいいこと!! 1発でこれは引き込まれてしまいます。こんなヴァイオリンの使い方が出来るって言うセンスがすごい!! そして何よりメロディーの寂寥感が堪らない!! Finger Elevenの「Thousand Mile Wish」みたいな素晴らしさ。
 そこから曲が幕開けてGaryが歌うわけですが、この高い声が良いですね~。すごいしっとりとした声で、線は細いけれど曲にはぴったり。
 フックはまたGrayの声が映えるメロディーラインで、とても美しいです。またバックでバンジョー(マンドリンかもしれませんが…2つの違いが分からないんです(苦笑))が使われていて、なんか沖縄テイストな弦楽器が面白い。曲全体としても、とても様々な楽器が使われていて、編曲がお見事としか言いようがないですね…。普段だったら絶対一緒に使ったりしないような楽器を組み合わせているのに、バラバラにならずに見事に仕上がっています。特にやはり、このイントロ・間奏・後奏のギターとヴァイオリンがヤバイ!! それだけメロディーが秀逸と言う証拠でしょうか。
 もうすっごいセンスの映える1曲で、全てがとてもバランス良い。胸の奥まで染み入るメロディーラインには思わずぐっときてしまいます。慥かにそれは、「Artist of the Year」に選ばれることはあるな、と言うバンドです。
 アルバムも力作で、カントリーありのロックありの楽しいです。
 3曲目の「Backwards」なんてもうハンパなく楽しい!! お酒が飲みたくなってくる!!(笑) このリズムのことなんていうんでしたっけか…(ド忘れ)。とにかく、このバンドが本物であることがよく分かります。ピアノが美しい広がりのあるバラードである「My Wish」なんかうっとりしてしまうし、またヴァイオリンの使い方がハンパじゃない「Pieces」、ハワイアンな雰囲気さえうかがわせる「Yes I Do」などなど、とても充実した1枚に仕上がっています。
 このバンドはすごいですね。…うん。出会えてよかった。

 とても面白く、そして抜群のセンスが光る珠玉のアルバムです(これは"買い"ですよ)。
 …うーん、けれど、そう…、なんか声がBack Street Boysみたいに聞こえるんです(苦笑)。


Rascal Flatts オフィシャルサイト

▽ Video 「What Hurts the Most」をフル試聴する。
      駄目だ、泣ける、このPV…。(ラストの「I saw you」が…)

▽ Audio 「Backwards」を試聴する(MP3)。

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2006.08.17 Thu
 いかにもアメリカのロックバンド、と言う感じの新人ロックバンドが出現。Hinderの「Extreme Behavio」。



 今年はまだNickelとFOBとPATD以外にロック曲での大きなヒットは生まれていませんが(順位は低くても在位数でいうならFrayも)、それでもやはりコンスタントにロックが売れますね。Top10に届かないぐらいで落ちていってしまうんだけれど、地味に長く売れたりするような曲です。
 このバンドもそんな感じかな~という雰囲気で、チャートをじわじわ上昇中。ちょっと注目株です。
 シングルヒットに至るまでに相当時間が掛かってしまいましたが、意外とアルバムデビューは古くて、2005年9月にアルバム「Extreme Behavior」でデビュー(アメリカってとにかくライヴをしないと売れないから、1年近くドサ周りをしていたのでしょう(苦笑))。オクラホマ州出身の5人組で、なんか「いかにも」っていう感じのアメリカのロックバンド"てい"をしています(笑)。
 新人バンドだそうですが、かなり肝が据わっている感じがして、しかもこういう系のバンドが多いだけに、それらを勝ち抜いてチャートにランクインしてきただけあって、スキルも抜群です。
 雰囲気は一番Nickelに似ている気がします。また、同系統の3 Doors Down、Papa Roach、Seether、Lifehouse、Lostprophets、Staindあたりにも通じる雰囲気。ここまで列挙すると、多分もうどういうバンドが容易に想像がつきますよね(笑)。
 少しバンドとしての個性に欠けるのが気になるところですが、新人ロックバンドとしては結構な腕前です。こういう系統が好きな人には、ど真ん中に入るバンド間違いなし。

 シングル「Lips of an Angel」。
 なんかイントロからしていきなりNickelと3Doorsっぽくないですか? それこそ「Here without You」みたいな(笑)。
 アコースティックなギターから幕開けますが、ヴォーカルのAustinの声がロックバンドにしてはすごい透き通った声で、マッチしていますね。フックになるとこれが結構高音の裏声が出てきたりして、しゃがれた声との歌い分けがすごいです。
 静かなアコギからまた"お決まりどおり"のブレイクでフックへと向かっていくのですが、1番のフックはギターではなくひたすらAustinの声だけで押している感じで、聞き応えありますね。
 後半になると、ちょっとこのバンドとはマッチしていないようなギターソロが炸裂するのですが(笑)、スキルがあるのはとにかくよく分かります。あまり言われていないみたいですが、特にドラムが上手い気がします(と言うか個人的にスネアの音が好み)。
 フックの裏声はどうしても気持ち悪くて鳥肌が立ってしまいますが(笑)、ヴォーカルもかなり歌いこんでいる感じだし、ギターやベース、ドラムも良い。安定したバンドですね。
 ただ、曲にエネルギは感じても、左から右へ流れていってしまう…。Nickelとかメロディーにもう本当にひきつけられるのに、まだちょっと没個性的な感が否めませんね。
 アルバムもそつなくまとまっています。冒頭の「Get Stoned」からしてまた男臭さ炸裂。こういうバンドにしては珍しくさわやかにハードに攻める「By the Way」はすごい。これこそシングルにしたらいいと思うけれど…(多分売れませんが)。アメリカのロックバンドがお得意とするミディアムなテンポのロックである「Bliss (I Don't Wanna Know)」はコーラスとの駆け引きが絶妙、弾けているのが楽しい「Room 21」、ヘヴィな「Shoulda」などなど、こういう系統のアルバムをとても重んじている感じ。

 個人的には、一度聴いてそれで終わりになってしまいそうだけれど、これだけスキルのあるバンドがもっとメロディーで押すような曲を書いたら最強な気がします。
 まだまだデビューアルバムですし、今後に期待かも。


Hinder オフィシャルサイト

▽ Video 「Lips of an Angel」をフル試聴する(YouTube)。

▽ Video 「Get Stoned」をフル試聴する(WMP)。

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2006.08.14 Mon
 
R&R [CHR / Pop National Airplay]


 R&R (Radio and Records)とは、一週間に全米の全ラジオ曲で掛かった放送回数をもとにランキングを製作したチャート。専門局が作られて細分化され、ラジオが世界で最も浸透したアメリカならではの業界向け専門誌。純粋にラジオのオンエア回数で今一番アメリカのラジオで掛かる曲(=一番売れている曲)を現したチャートです。
 つまり、このチャートこそ、本当に「今、売れている曲」が分かるチャートで間違いない!



  今週 (先週)
  01位 (01位) →  Nelly Furtado / Promiscuous
  02位 (03位) ↑○ The Pussicat Dools feat. Snoop Dogg / Buttons
  03位 (02位) ↓○ Panic! At The Disco / I Write Sins Not Tragedies
  04位 (04位) →  Cassie / Me & U
  05位 (05位) →  The Fray / Over My Head (Cable Car)
  06位 (07位) ↑○ Gnarls Barkley / Crazy
  07位 (10位) ↑○ Justin Timberlake / Sexyback
  08位 (09位) ↑○ Cherish feat. Sean Paul of Youngbloodz / Do It to It
  09位 (08位) ↓  Christina Aguilera / Ain't No Other Man
  10位 (06位) ↓  Rihanna / Unfaithful


▽ Video Nelly Furtado 「Promiscuous」をフル試聴する(WMP)。

▽ Video The Pussycat Dolls feat. Snoop Dogg 「Buttons」をフル試聴する(YouTube)。

▽ Video Panic! At The Disco 「I Write Sins Not Tragedies」をフル試聴する(YouTube)。

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2006.08.13 Sun
 これほど楽しみにしたアルバムは久々です。Lyfeのセカンドアルバム、「Phoenix」。



 既にプロモ盤を聞いた時点で速報の記事を書いていますが、改めてアルバム全体を取り上げたいと思います。
 ビルボードで初登場2位を獲得、と、着実にその稀有な才能が世間に認められつつあるLyfe。このアルバムを聴くと、さらにそれに「うん!」と大きく頷くことになるのではないでしょうか。彼についてのバイオグラフィなどは、1stアルバムの「Lyfe 268-192」の記事、また2ndアルバム「The Phoenix」の速報の記事を参照にしてください。
 さて、ようやくアルバムの全容が知れたわけですが、G-UnitのYoung BuckとLyfeのレーベルJesus SwingsのアーティストDoc Blackや、レーベルメイトのThree 6 MafiaとProject Patをフィーチャーした楽曲あり、さらには2Pacの「Keep Ya Head Up」のカバーをしたりと、なんだかThug感全開のLyfe(笑)。慥かに彼の生い立ちやその容貌だで言ったら、こんなソウルフルな歌手じゃなくて、ラッパーになっていそうな感じですもんね(笑)。
 しかしアルバムはと言うと、とても多彩な音で創り上げられたとても暖かいSoul/R&Bアルバムで、前作以上にサウンドの幅が広がった壮大な作り。
 前作はとてもLyfeの原点っぽいギターメインのサウンドだったように思うけれど、今回は実験的な雰囲気をうかがわせるように多彩なサウンドを使い、様々なテイストの曲にトライしています。また歌唱力が飛びぬけて上手くなっていて、「Goodbye」のラストなんてすごい。。。
 聞き応えのある1枚です。

 シングルについては触れているので、アルバムについてさらっと。
 前回は曲の最後についていた「Lyfe's Talk」ですが、今回は「Interlude」扱いですね(笑)。また1曲ごとにあるからちょっとウザいわけですが…。それと、ジャケットがこれに変更になってよかった!! 最初、Lyfeの姿が映っていなくて不死鳥のイラストだけだったときは、まるでメタルバンドのジャケットでしたもんね(苦笑)。
 冒頭を飾る「Slow Down」は子供っぽいコーラスが面白い男臭い1曲。もうこれなんか完全にHip-Hopな感じです。続く「Goodbye」は今までになくピアノのみで歌い上げる名曲。この曲の圧倒感はハンパじゃないですね。Lyfeが歌うからこそ、その声が胸に染み入ります。とてもオシャレ。前作の「Stick Up Kid」などを彷彿とさせる「Let's Stay Together」など、彼独特の暖かさの滲み出た1曲で、朝聞いたら気持ちよく1日を過ごせそうなテイスト。一転してプロモシングルの「Biggie Nigga」では「Must Be Nice」っぽくもギターのパンチの効いたメインリフが病み付きのトラック。緩いのに隙間なく歌うLyfeが絶妙な「Ghetto Woman」を経て、リードシングルの「S.E.X.」。うーん、聞きすぎているせいか、段々ツボに入ってきちゃっています、この曲(笑)。
 そして一転してLyfeのハミングがめっさ心地良い「Down Here, Up Here」。ライヴではいつもギター一本の弾き語りという彼らしい1曲で、これまた名曲ですね。ゴスペル調のソウルがまたど真ん中に入ってしまう「The River」も名曲。また彼の表現力が冴える1曲。泣かせますねぇ~(笑)。36軍団をフューチャーって言うんだからもっとガッツイた曲かと思いきや、「Still Here」は結構オシャレなトラック。ギターのメインリフがとても楽しく弾んでいる「More Than a Girl」、ドトウのギターからオーケストラへと受け継がれる「Stingy」、あまりに直球なピアノソロがLyfeと見事にマッチしている「Radio」。そして「Keep Ya Head Up」……。
 もうこれには泣かされますね。ここで2Pacのカバーをするか!! と初めてトラックリストを見たときは驚きでした。いやー、ThugであるLyfeだからこその選曲。そしてまたLyfe版のこの曲もまた良いんだ!!(2Pacが永遠なのは言うまでもありません) Jaheimの「Fabulous」を彷彿とさせるような子供のコーラスが美しく、またLyfeの解釈が加わったこの曲も相当聞かせます。
 そしてラスト、「I'll Always Love You」。壮大過ぎない編曲がまたオシャレなラヴバラード。アルバム後半の展開はとにかく凄くて、最後に行くほどLyfeの渋いしゃがれた声が冴えまくっています。
 アルバムとしては、些かまとまりに欠ける気がするものの、とても意欲的に色々なサウンドを使っていて、このアルバムを踏み台にして3rdアルバムがどう仕上がるのかがめちゃめちゃ気になります(気が早いですか?(笑))。堅実に自分のサウンドだけで固めた1st、そして意欲的にサウンドを広げた今回、Lyfeの成長ぶりが窺えて、とても聞き応えのある1枚に仕上がっています。

 しっかし、個人的にはもうLyfeの新作を聞けただけでおなかがいっぱいと言うか、幸せです(笑)。
 Lyfeはやっぱり自分の中で"一番"だなぁ、とつくづく実感(未だに「Must Be Nice」を聴くと目頭が熱くなりますよ)。
 特に彼はその壮絶な過去を経てのシンガーだけに、リリックの説得力が物凄いですよね。
 音だけではなく、今回も歌詞にまで注目の1枚です。


■ Lyfe Jennings 「The Phonix」(国内盤) 9月13日発売
  (同時に「Lyfe 268-192」国内盤もリイシュー)

Lyfe Jennings / Lyfe 268-192

Lyfe Jennings / The Phoenix

Lyfe Jennings オフィシャルサイト

▽ Video 「S.E.X.」をフル試聴する(YouTube)。

▽ Audio 「Goodbye」をフル試聴する(YouTube)。

▽ Video 「Must Be Nice」をフル試聴する(YouTube)。

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2006.08.12 Sat
 出るか出るかといわれ続けたPharrellのソロアルバムがついにドロップ。Pharrellの「In My Mind」。



 最初にプロモCDの段階でこのアルバムをレビューした記事、去年の11月ですよ…(苦笑)。本っっ当に待たせられましたね、このアルバムは(苦笑)。
 さて、少し追加記事を書くのが遅れてしまいましたが、けれどやはりこれは書かないと駄目な1枚でしょう。なんたって、Pharrellのソロデビューアルバムですからね。
 最強プロデューサーチームのNeputunesの要にして、N*E*R*Dとしても活動するPharrell。NellyやKelisやSnoopから、BritneyにJustin、果てはテリヤキボーイズ(これはNIGO繋がりですが)までプロデュースしちゃう彼ですが、逆にここまでのヒットメーカとなると、今までソロデビューしなかったのが不思議なぐらいですね。まあ、"ラッパーとして"のPharrellにはやはりガツンとくるものがないから、二の足を踏んでいたんだろうなぁ、と思いますが。とは言え、Star Trakレーベルからソロ曲「Frontin'」を発売してヒットを飛ばしたり、時期を見てのソロデビューだったのでしょう。
 それにしても今回は発売延期に次ぐ発売延期でしたね。なんでも本人がアルバムの完成度に満足いっていなかったのと、「Hollaback Girl」でおなじみのGwenをフューチャーしたリードシングル「Can I Have Like It That」、Pharrellの裏声炸裂である「Angel」の2曲のシングルがかなり不調だったので、ご立腹だったらしい(笑)。何だかんだで延期の繰り返しで、ようやくKanyeをフューチャーした「Number One」のシングルカットで腹を据えたのか、発売になりました。アメリカじゃ発売延期はよくあることですが、アルバムがほぼ完成しているにも拘らず半年以上のプッシュバックはかなり久々です。
 アルバムにはGwen Stefani、Slim Thug、Snoop Dogg、Jay-Z、Pusha T、Kanye Westが客演、そして「Additional Vocal」と言う形でJamie Cullumとの夢の共演も達成。サウンドはもちろんとんがりまくりのつくりで、「一家に1枚」のCDです。

 既にリードシングル2曲については触れているので、それ以外を。
 サードシングル、「Number One」。
 すごいですね。今やアメリカのHip-Hop/R&Bを代表するプロデューサのPharrellとKanyeが組むという最強の組み合わせ。しかもまた曲がめちゃめちゃごっつい!! Pharrellサウンド炸裂でカッコいいんだけれど、個人的にはKanyeお得意の早回しの上でラップするPharrellも見てみたかったかも(笑)。
 イントロを1秒聴いただけで「Pharrellサウンドだ」って分かりますね(笑)。踊っているような高音のキーボードが面白いです。
 そしてイントロからAメロへの経過がいかにもなPharrell。「出た!! 変態的なコード進行!!」って言う感じで(笑)、もう聴いてい気持ち悪いの何の…(笑)。N*E*R*Dの「She Wants to Move」も「よくここまで気持ち悪い雰囲気を作れたな」、と言う感じですが、これもあの時ぐらいの衝撃を受けましたね(笑)。とにかくPharrellはデビュー当時から難解なコード進行で知られていますが、それは今でも健在。いやー、ここまで浮遊感あるコード進行を作れるのはPharrellぐらいしかいませんね。なんだかKanyeにあてつけたかのように歌いづらそうなこの曲(苦笑)。
 けれど意外とフックは普通のコードで、さっぱりとしたシャープな仕上がり。ベースを特に弄っているでもないのにとてもグルーヴ感があって、Pharrellの才能の凄さをあらためて窺えますね。
 アルバムも本当にもうとんがりまくりです。notraxにも書かれていましたが、正直Pharrellのラップにはパンチを感じないんだけれど(笑)、やっぱりプロデューサーとしての才能は抜群。
 冒頭の「Can I Have Like It That」なんかも今聴いても結構な衝撃です。T.I.のアルバムに提供しているCommonをフューチャーした「Goodlife」に似ている気がするんだけれど、ホーンをこう使えるか、と2曲目の「How Does It Feel?」で唸らせられ、3曲目ではちょっとスカスカぎみのおちゃらけたトラックがまたイイ感じ。こんな大人っぽい曲も書けるのか、と少し驚いた「You Can Do It Too」、リズムの取り方がハンパじゃないところにPharrellの裏声が絶妙な「Young Girl」、バラードまでもPharrellの手に掛かるとやはりPharrellサウンドになってしまう「Take It Off」(笑)などなど、彼のセンスが光る1枚です。
 まるで宝石箱のように、"ネタ"が詰まった1枚で、この一枚の価値は音楽業界的に大きいといえるような感じです。

 それにしても、当初は4パターンあったジャケットは何故3パターンになってしまったんだろう(苦笑)。
 それと、2枚組(R&BサイドとHip-Hopサイドの2枚)の予定だったのが1枚組になってしまったのも残念。
 あと、あれだけ「Pharrellがレゲトンに進出」騒がれたのに、結局Daddy Yankeeとのコラボ曲「Mamacita」も収録されませんでしたね。プロモ盤に入っていたので聴けましたが、これまた全然レゲトンじゃなくて面白いですよ(笑)。ただPharrellがラップで「レゲトン、レゲトン」って連発しているだけで(笑)。
 うーん、売れっ子プロデューサーだけに、ボツになった話もとにかく多いみたいですね。
 この後もPharrellは予定がかなり詰まっていますが、Snoopのニューアルバムからの「Voto」と言う曲はチェンバロを使っていてPharrellっぽくなくてメチャメチャ面白いです!!
 とにかく彼の才能はすごいですね。これからのOharrellがますます楽しみです。


Pharrell / In My Mind

Pharrell オフィシャルサイト

▽ Audio 「Can I Have Like It That?」をフル試聴する(WMP)。

▽ Audio 「Angel」をフル試聴する(WMP)。

▽ Video 「Number One」をフル試聴する(YouTube)。

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2006.08.10 Thu
 久々に名前見ました(笑)。Chingyのサードアルバムがついにドロップ。Chingyの「Hoodstar」。



 Chingyの記事って、1stの「Jackpot」はレビューしているのに、2ndの「Powerballin'」をレビューしてないんですね。…何でだろう??(苦笑)
 もうジャケットからして、なんか「いかにもChingy!!」な今回のアルバム。前作は結局「Balla Baby」しかヒットしなかったし(というかシングルカットされませんでしたよね??)、JanetやR. Kellyなどの大物も参加してにも拘らず、いささか"不発"感が個人的にはしたのですが…(それでも商業的には成功していますが)。それもやはりデビューアルバムのヒットが大きかったからでしょうか。
 1stのあと、Ludacrisの決定権が強すぎ、マネージメントも自分が望むような形ではなかったことと経済的な問題など示唆してDTPレーベルを離脱。自らのレーベルSlot-A-Lotを立ち上げてセカンドを発売。俳優デビューをしてみたり、一緒にツアーを回っていたHoustonが自殺未遂を起こして目をえぐり出したり、同郷のNellyとビーフの関係になってディスったりと、何かと話題のこと欠かさないChingyですが、そんな彼がようやくのサードアルバムをリリースです。
 今回のアルバムにはプロデューサーにJermaine Dupri、Nelly Furtadoでの復活劇が目覚しいTimbaland、Track Starz、Kwameなどが参加。また、ゲストにTyrese、Three 6 Mafia、Janet Jackson、DJ Quik、Lil Scrappyなどなど。
 サウスのヒットが相次ぐ最近のHip-Hopシーンですが、そこにまた1つ強力な爆弾となりそうです。

 リードシングル「Pulling Me Buck」。
 Tyreseをフューチャーしたこの曲ですが、「One Call Away」のときのJ/Waveにしろ、「最近ちょっと名前を聞かないな」と言う人をまた客演に持ってきますね(笑)。…僕がTyreseをあんまり聴かないだけ??
 初めて聴いたとから、ずーっと「これ聞いたことある!!」と思っていたのですが、元ネタはSWVだったんですね(苦笑)。久々にSWVのベストを持ってきて、この曲元ネタである「Rain」を聴こうとしたらついつい「Right Here」から「Weak」まで色々と聴いてしまいました(笑)。
 SWVではまたメロウで激アマなテイストだったこの曲ですが、TyreseとChingyが歌うとHip-Hop/R&Bなシャープさが際立って、慥かに甘いんだけれど、いい雰囲気に仕上がっています。ネタが強すぎないのもいいですね。
 イントロからTyreseの歌声がまた絶妙。Chingyとの相性もいい感じです。そこに例の如く、JDが「Ya'll know who dis is~」とトーク(苦笑)。もう本当にこのフレーズは腹が立つな。笑
 今までのChingyっぽくない感じで、しかもこれがリードシングル!? と些か驚きなのですが、あのChingyの詐欺師のようなねちっこい声(笑)がこのトラックと意外とマッチしていてグッ。相変らずセントルイス訛り(と言うかチン語)も健在で、さっぱり歌詞が聞き取れません(苦笑)。
 まだアルバム発売前なので全曲は聴けていませんが、アルバムも今までのChingyファンにも満足の雰囲気になっているようです。
 「Nike Aurr's & Crispy Tee's」はまた緩いサウスっぽいトラック。後ろで「Right Thurr」ってループしてます、これ??(笑) 裏拍の強い、それこそもうちょっとテンポを落としたら流行りのSnapsのようなトラックですが、そこを電子音でガチガチに固めています。再びJD参加の「Dem Jeans」は「Balla Baby」を彷彿とさせるような高音のキーボードのループがツボなミディアムなトラック。イントロがカッチョイイなぁ。…何となくですが、今までよりChingy独特の「ユルさ」が落ち着いてきた気がします。…いや、それでもなんか脱力しますけれどね(笑)。

 これまた勢いに乗って売れそうですね。
 何でだろう。Chingyのサウンドってあまり流行を取り入れていない(というか左右されていない)から、聴くと懐かしいし(笑)、安心するんですよね。
 Chingyっぽくないリードシングルの「Pulling Me Back」はHip-Hop好きにとどまらず、R&Bが好きな人にも充分楽しんで聴けるトラック。是非是非ご試聴あれ。


▼ Chingy 「Hoodstar」(国内盤) 9月13日日本先行発売 (初回スクリュー盤付2CD)

Chingy / Jackpot

Chingy オフィシャルサイト

□ Video 「Pulling Me Back」をフル試聴する(WMP)。
      さすが8頭身というか、"引き"の映像がサマになっています。

□ Audio 「Dem Jeans」を試聴する(WMP)。

□ Video 「Nike Aurr's & Crispy Tee's」をフル試聴する(WMP)。

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2006.08.07 Mon
 
R&R [CHR / Pop National Airplay]


 R&R (Radio and Records)とは、一週間に全米の全ラジオ曲で掛かった放送回数をもとにランキングを製作したチャート。専門局が作られて細分化され、ラジオが世界で最も浸透したアメリカならではの業界向け専門誌。純粋にラジオのオンエア回数で今一番アメリカのラジオで掛かる曲(=一番売れている曲)を現したチャートです。
 つまり、このチャートこそ、本当に「今、売れている曲」が分かるチャートで間違いない!



  今週 (先週)
  01位 (01位) →  Nelly Furtado / Promiscuous
  02位 (02位) →○ Panic! At The Disco / I Write Sins Not Tragedies
  03位 (06位) ↑○ The Pussicat Dools feat. Snoop Dogg / Buttons
  04位 (04位) →○ Cassie / Me & U
  05位 (05位) →○ The Fray / Over My Head (Cable Car)
  06位 (03位) ↓  Rihanna / Unfaithful
  07位 (07位) →○ Gnarls Barkley / Crazy
  08位 (08位) →○ Christina Aguilera / Ain't No Other Man
  09位 (10位) ↑○ Cherish feat. Sean Paul of Youngbloodz / Do It to It
  10位 (12位) ↑○ Justin Timberlake / Sexyback


▽ Video Nelly Furtado 「Promiscuous」をフル試聴する(WMP)。

▽ Video Panic! At The Disco 「I Write Sins Not Tragedies」をフル試聴する(YouTube)。

▽ Video The Pussycat Dolls feat. Snoop Dogg 「Buttons」をフル試聴する(YouTube)。

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2006.08.06 Sun
 また1人、チカーノ系R&Bシンガーで大型新人登場。Mario Vazquezのデビューアルバム、「Mario Vazquez」。



 さて。ここにきてチカーノ系の歌手が続々とアルバムを出しますね。まずはNatalieのセカンド。Paula DeAndaのデビューアルバム。そしてこのMario Vazquez(読みは「マリオ・ヴァスケス」)。留めはFrankie J.の3rdアルバム。すっごい個人的な印象ですけれど、チカーノ系の歌手って秋が似合う気がするので(笑)、とても時期が良いですね。
 昨年Frankie J.の「Obsession」とNatalieの「Goin' Crazy」がヒットを飛ばしてから、一時期全然チカーノ・ラティーノ系の歌手がチャートから姿を消してしまいましたが、ここにきて今までにないぐらいヒットとなっています。そんな中でも次はこいつだ!! 的存在なのがこの新人のMario Vazquez(何て読むんでしょうね(苦笑))。
 まあ新人とは言っても、あのKelly Clarksonを排出したオーディション番組の「アメリカンアイドル」で最後の12人まで勝ち残った人物なのです。
 Marioは、NYはブロンクス出身のニューヨリカン。幼い頃から両親の影響でクラシック・ソウルやラテン・ジャズを聴きながら育ち、6歳の頃から歌うことを覚え始めたそう。成長した彼はシンガーへの夢を実現すべく、NYのラガーディア芸術学校で本格的に音楽を学び、卒業後はシティ・キッズ・レパートリー・カンパニーとディベロップメント契約を結びデモを制作。そのうちの1曲をたまたま聴いたプロデューサーのTeddy Rileyは当時彼がプロデュースをしていたMichael Jacksonの「Invincible」のレコーディングでバックコーラスとしてMarioを大抜擢。順調だと思われた彼の人生でしたが、その後行き詰まり、オフィス・ワークやフォト・スタジオで働きながら、一時はソロ・アーティストとしての夢を諦めかけるも、アメリカン・アイドルの出演を決意。2005年のアメリカン・アイドルに出場したMarioは最後の12人まで勝ち残り、圧倒的な支持を集めるも、自己の表現方法にいまひとつ納得いかなかった彼は自ら棄権することに…。そして彼は1人でClive Davisに会いに行きオーディションを受け、その24時間も経たないうちに契約を結んでしまった、とのこと(>>HMV)。
 そんな彼だから、実力は充分。と言うか、むしろ「アメリカンアイドル」には出演しないでもっとSSWっぽく売り込んでいったほうが正解な感じのする、結構正統派のR&Bシンガー。
 そしてなんと、彼のデビューシングル「Gallery」はNe-Yo作曲!!(来たっ!!(笑)) いやー、こりゃヒット間違いなしと言えるのではないでしょうか。騒がれてはいるものの、何だかんだで中ヒットのBo Biceと特大ヒットのKelly Clarkson以外に「アメリカンアイドル」出身者のヒットって見かけないから、Marioがそこに殴りこみ状態かもしれないですね。
 とにかく声良し、歌良しでヒットの予感むんむんのまた堪らない男性R&Bシンガーです。

 デビューシングル「Gallery」。
 本当にどれだけ作曲すれば気が済むのか、早くもセカンドアルバムを製作中のNe-Yoが手掛けるこの曲。
 最初にこの曲を聴いたときは全然Ne-Yo作曲だと知らなかったのですが、言われてみると慥かにNe-Yoっぽいメロディーラインですね。Javierに提供した「Dance for Me」みたいなそこはかとなくラテンっぽいコード進行に短調のメロディーラインの映える1曲。(まあカッコイイ曲だからいいけれど、デビューシングルぐらい明るい曲にしてあげれば良いのに(笑))
 イントロのハミングから甘い男性R&B好きにはたまらないのでは。かなり緩めのトラックにまたNe-Yoお得意のピアノのリフが映える。AメロでいきなりMarioは突然音が飛び上がるメロディーを歌ってみたり、もうなんかツボに入りまくり(笑)。
 フックの盛り上がり方もとてもナチュラルで、気張ってない感じがいいですね。曲だけだとかなりどん底な寂しいメロディーラインだけれど(笑)、Marioの声が力強くて、聴かせてくれるじゃないですか♪
 うーん、Ne-YoもMarioも本当に良い仕事をしているな、と言った感じの1曲。デビューシングルにしては些かインパクトに掛ける気もしますが、聴き応え十分の美メロトラックです。
 アルバム発売前なのでまだこの曲しか聴けないのですが、これはかなりアルバムにも期待できる感じ。比較的「Gallery」は単調な曲なので、アルバムでどれだけMarioが表現力を見せてくれるか楽しみですね。

 また1人、かなりイイ感じのラティーノ系のR&Bシンガーが誕生しましたね。
 「Gallery」はかなり流行りそうです。
 甘い男性R&Bシンガーが好きな人はストライクゾーンだと思いますので、是非是非聴いてみてください。


Mario Vazquez MySpace

▽ Audio 「Gallery」をフル試聴する(MySpace)。

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2006.08.05 Sat
 全英で04年アルバムチャート堂々の2位を飾ったKeaneのセカンドアルバムがついに完成。Keaneの「Under the Iron Sea」。(最初「アイロン」って読んじゃいましたけれど、「アイアン」です(笑))



 前作はRockと言うよりもPopだと感じたからカテゴリィを「Pop」扱いにしたのですが、今回はAlternativeゆえの「Other」扱いですね(笑)。またサウンドが一転。まるで違うバンドのアルバムになってしまいました。
 さて、04年の全英アルバムチャートで1位のScissors Sistersに僅か500枚差と言う僅差で敗れたものの、2位と言う堂々のデビューを飾ったKeane。ピアノとドラムとヴォーカルだけ。とてもシンプルな構成ゆえにパンチの効いたバンドで、その寂寥感のある郷愁を含有したデビューアルバムの「Hopes and Fears」はとても良いアルバムでした。
 そんな彼らが満を期して放つセカンドアルバム。…どんなのになるかな、と思っていたけれど、もうサウンドが全然ちがくて、リードシングルの「Is It Any Wonder ?」を初めて聴いたときには「ついにKeaneもギターを使うようになってしまったか」とはやとちりしたもの(実はエフェクタを通したキーボードなんですけれどね)。
 なんていうか、とてもオルタナティヴで、もう全然違うバンドなんですよね。「同じアルバムを作りたくない」ってメイキングDVDで語っていましたが、あまりの変わりようにびっくりですよ(苦笑)。うーん、正直、前作が好きだった僕には「駄目」な1枚。あのKeaneっぽい"良さ"が完全にどっか行ってしまっている気がします。
 けれど、相変らずイギリスでは初登場1位と受け入れられているみたいだし、むしろ今回のアルバムの方がイギリス受けは良さそうだな、と言う印象。このアルバムがツボな人は1stも聞けることでしょう。そして、これだけ斬新にサウンドを転換できるKeaneというバンドの将来性にも期待できますね。
 賛否両論の分かれるアルバムですが、きっと今の僕には受け入れられないだけで、いつかツボに入るときが来そうな気がします。サウンドへの凝りようはハンパじゃないですし。 
 ちなみにこのアルバム、レビューが発売からかなり遅れていますが、それも限定盤の国内盤が発売されるのを待っていたため。この限定盤は"買い"ですよ。まるで本のような特殊デザインがすごい素敵だし、DVDにはメイキングからPVからデモ音源(アルバム全曲分)まで収録されていて、かなりのボリュームです。国内盤は2500枚限定とGorillazもびっくりの少量だそうなので、気になる人は今すぐ買ったほうが良いですよ。

 リードシングル「Is It Any Wonder ?」。
 イントロから「ええ?? これ、ギター!?」と前作からのファンには度肝を抜かされる展開ですが、これはキーボードにエフェクタを通したもの。もうギターと寸分の違いも無いサウンドで、キーボードでここまでいけるか、と驚き。これにはいきなりびっくりですね。
 率直に書くと、曲は最低です(笑)。アルバムで一番の駄作をまたリードシングルに持ってきたもんだ…(苦笑)。気の抜けたフックの八分音符が最悪。ズンドコした、鈍足のカメのような曲です。
 がしかし、メロディーではなく、サウンドの聴き応えが抜群。付録DVDでデモ版も聞いたのですが、デモから正規版へとサウンドが仕上がっていくさまがすごいですね。「3人と言うのはノイズを作るのに充分な人数だよ」……と言うのは前作でTomが語った言葉ですが、それを正しく有言実行しています。基本的にはバックのサウンドはキーボードだけだからすごい。ここまでキーボードのサウンドにこだわって、重圧なサウンドを作っているバンドもそうそうないのではないでしょうか(DVDでのエフェクトを掛ける映像は必見です)。「3人しか居ないから物理的に限界がある」と語っていましたが、それを凌駕している感じがします。
 アルバムも全体としてとても面白いサウンドに仕上がっていて、前作がすごいきっちりとしてアルバムだったのに対して、今回はとことん遊んで、崩して、オルタナティヴな雰囲気。
 プロモシングルの「Atrantic」のこのアンニュイさはKeaneじゃないと表現出来ないでしょうね(あとはColdplayぐらい?(笑))。音がとても"深い"。これをアルバムの冒頭に持ってきたのはとても正解だと思います。「前作と打って変わったサウンド」と言っていますが、1stの延長のような「Nothing in My Way」という曲もあるし(と言うかこの曲が作られたのが1stアルバムのツアー中だからなのでしょうが)、オルガンの"揺らぎ"がKeaneと見事にマッチしている「Hamburg Song」、Bjorkのアルバムでも聴いているかのようなイントロが印象的な「A Bad Dream」(ちなみに曲が始まると何故か途端にスガシカオっぽく聞こえます(笑))、健在の美メロ炸裂である「Crystal Ball」などなど、魅力的な曲が詰まっています。
 前作を聴いたとき、シンプルでいいけれど、どれもコード進行が単純すぎるし、「セカンドアルバムを作るのが大変そうだな」と危惧していたのですが、個人的に期待していたのとは全然別な方向に進んでしまっただけで、Keaneというバンド的には大いに意味のある前進をしているといえるでしょう。でも、どれもたしかにいいと思うんだけれど、個人的には「No」です(笑)。…うーん、前作がやっぱり好きなのかな…。

 このアルバムでの彼らのサウンドの凝りようは必見です。(特に音楽をやっている人は)
 こうして1st~2ndでここまで斬新なサウンドの転換を見せられると、3rdがまた全然違う方向へと向かうんじゃないかとドキドキ・ハラハラ、ビルボードのシングルチャートに英国バンドとしてビートルズ以来に初登場ランクインと騒がれた某バンドなんかとは違って、バンドとしての可能性にとても期待が持てます。
 なんか自分でもこのアルバムが良いのか良くないのか全然分からないのですが、とにかく聴いてみてください(笑)。


Keane オフィシャルサイト

□ Video 「Is It Any Wonder ? (Live)」をフル試聴する(YouTube)。

□ Video 「Atlantic」をフル試聴する(YouTube)。

□ Audio 「Crystal Ball」をフル試聴する(YouTube)。

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2006.08.03 Thu
 これも「いつ出るか」状態でしたが、ついに出ましたね。Outkastの「Idlewild」。



 思い返せば、03年は「Speakerboxx / The Love Below」からのシングルである「Hey Ya!」と「The Way You Move」の特大ヒットで(実際ヒットしたのは04年ですが)、アメリカではどのラジオ局を掛けても「Hey Ya!」が流れている(笑)、なんていう事態となっていたOutkast。そんな彼らが主演する映画のサントラが去年から「出る出る」と言われ続けて、延期になっていたもののようやく発売されましたね(当初は05年12月発売予定)。
 一応サントラではあるけれどオリジナルアルバム扱いでもあったり、ちょっと不思議なアルバム。内容はまた充実していて、多彩な音を聞かせてくれます。慥かに内容から言うと、サントラゆえに映画の内容(1930年代の禁酒法の時代の南部が舞台)を反映した曲が並んでいるものの、普通に一枚のアルバムとして聞き応え充分なCDです。
 さて。Outkastは頻繁に解散説が流れるグループですが、それは前作を見れば分かるはず。あのアルバムは2人のアルバムじゃなくて、それぞれがCDを1枚ずつ作って、それを2枚組みにして発売しただけですからね(笑)。うーん、けれど本人達はお互いが違うことをよく分かっていて、だからBig Boiが不動産業に手を出しても、Andre 3000は「またあいつ変なことを始めたな(笑)」みたいな悠然と構えているみたい。本当に不思議なグループですよね。けれど、互いに"違う"と言うことを分かっている上でグループを続けているのだから、解散はなさそうですね。
 そしてこのことが顕著に分かるのが、この映画、「Idlewild」。2人が主演の映画ですが、なんと、2人が一緒に出てくるシーンは数シーンしかないとのこと(!!)。ダブル主演でそんなことがありえるんですかね!? もう本当に驚きです。(そこまで徹底しなくても…)
 そんな彼らのサントラですから、今回もそれぞれがつくった曲が並んでいる感じ。Andre単体が8曲、Big Boi単体が7曲、そして2人が共演しているのが4曲です(Interludeを除く)。今回も進んで客演をするBig Boi路線と、がっちり自分路線のAndreと、その"違い"具合が面白いこと現れていて、楽しめる1枚。2人が違うからこそ、Outkastの音に広がりが出るんでしょうね。BluesからFunkっぽいのまで、ジャンルレスなパンチある1枚です。
 
 リードシングル「The Mighty "O"」。
 ラジオ「べストヒットUSA」で小林克也氏も言っていたけれど、Cab Callowayの「Minnie the Moocher」使いのこの1曲。まった古臭いけれど、ちゃんとOutkastっぽく仕上がっているんですよね。このなんか「インチキ臭い」感じ(って言うの?(笑))、ネズミ男とかが歌っていそうなテイスト(そうか?(笑))って、前作の「Roses」に通じるものを感じさせますよね。ユルい感じを上手く出していて、楽しい仕上がりです。
 セカンドシングルの「Morris Brown」も「The Mighty~」のような、このユルユルした刻みが堪らない(これはBig Boi曲)。Morris Brown大学のマーチングバンドをフューチャーしていて、これもOutkast色がちゃんと出ている。何ででしょうね、Outkastって色んな曲をやるのに、ちゃんと自分の"音"が確立されているから、聞くとすぐに分かるんですよね。…いや、凄い。
 アルバム全体もとても充実した仕上がり。1930年代が舞台の映画のサントラですから、それこそ20年代をコンセプトにしたAguirelaに対抗するかのような(笑)サウンドが目白押し。
 個人的には特にJazzyなセンスが光る「Call the Low」とと「When I Look in Your Eyes」なんて最高!! どっちもJazzはJazzでもビックバンドっぽい古さが良いですね。また、「The Mighty~」から全ての曲に受け継がれていて「Idlewild Blue」に収斂する根幹を流れるリディム感が雰囲気を盛り上げています。「Idlewild Blue」は聴いていて本当に楽しい(笑)。ギターが最高ですね。

 古臭いんだけれど新しい要素を取り入れていて、とてもOutkastらしいセンスが光る1枚です。
 これは「作れ」っていっても、並みのアーティストじゃ作れないことでしょう。
 温故知新じゃないけれど、古くからある音楽をとても上手い形で継承している、楽しい1枚。
 パーティーなんかでこのCDが掛かっていたら、さぞや楽しいことでしょうね(笑)。

 …しっかし、(説明が難しいですけれど)ジャケットの表裏と背の上下がズレているこのアートワークはどうにかならないんですかね(苦笑)。「Speakerboxxx | Love Below」と同じ表裏で上下が違うデザイン、と言うと伝わるでしょうか?


Outkast / Speakerboxxx | Love Below

Outkast オフィシャルサイト

▽ Video 「Idlewild Blue」をフル試聴する(YouTube)。

▽ Video 「Morris Brown」をフル試聴する(YouTube)。

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2006.08.01 Tue
 全世界待望!! あのEvanescenceのニューアルバム、「Open Door」。



 デビューアルバムの「Fallen」が全世界で1500万枚を越えるセールスを記録し、グラミー新人賞を受賞。日本では「Linkin Parkを歌う宇多田ヒカル」などと紹介され、ヴォーカルのAmyの迫力あるヴォーカルと重々しいサウンドが万人のハートを掴み、華々しいデビューを飾ったEvanescenceが実に3年ぶりのセカンドアルバムをリリース!
 ……いや、本当に楽しみですよね。
 今年はまだ「これだ!」っていうロックアルバムに出会えていないのですが(YCはちょっと期待はずれだったし、ソフトなのならFrayなんかツボでしたが)、Evanescenceこそその1枚かも。もう期待に胸が膨らみます。
 さて、ファンの方なら、「3年」という些かセカンドアルバム発売までに時間が掛かった理由もご存知のはず。
 元々EvanescenceはヴォーカルのAmyとギターのBenがハイスクール時代に意気投合して作ったバンドですが、前作のヒットの後、ヨーロッパツアー中にBenが突然ツアーを離脱して帰国。正式発表も無いまま、事実上脱退してしまいました。Amyも作曲こそすれど、Evanescenceのシングルヒット曲は全部Benの手によるものだし、その負担も大きかったことでしょう。しかしライヴアルバム「Anywhere But Home」のDVDでは、はっちゃけまくっているAmyの元気な姿を確認できましたし、恋人Shaunのバンド(Evaのライヴのオープニングアクトも務めた)Seetherの「Broken」ではまた素晴らしい客演を披露(ちなみにBen脱退の原因はShaunとの三角関係だともっぱらの噂)。Benの後任ギタリストにTerry Balsamoが加入し、ベーシストのWill Boydがレコーディング終了後に脱退……と相変らずメンバーがどんどん変わっているのですが、アルバムのリードシングルを聞いた限りでは、どれだけメンバーが変わろうと、"Amy Lee"と言う人物がいる限りはEvanescenceは存続可能なのだな、と実感しました。
 そんな色々と事情のあったEvaですが、Amyのあの迫力あるヴォーカルは健在。むしろパワフルになっているぐらい。サウンドも相変らず濃厚で、ファンは一安心、そしてそれ以上に興奮の1枚でしょう。アルバム発売が今から楽しみです!

 リードシングル、「Call Me When You're Sober」。
 イントロを聞いただけで、屈指の名曲「Bring Me to Life」を彷彿としてどきどきとしますね。
 ピアノだけでAmyが歌う。またコード進行がおしゃれです。そこから一転ドロップして、ギターガンガン、「そうそう、Evanescenceといったらこれだよね!」と思わず頷いてしまうサウンドです。(ギタリストが変わったせいか(?))前作よりもギターの音が刺々しくなっていて、個人的にはたまりません。
 そしてフックはAmyの声量が全開。胸のど真ん中を打ち抜かれてしまいます。サウンドは重々しいんだけれど、前作よりも少しさわやかになっているような印象。これだけ重い曲なのに、ストリングスやピアノを見事に使えてしまうのはEvanescenceだからこそ!! 唯一無二のこの音には痺れますね。特に1番と2番の間の間奏なんか「Fallen」を思い出しますね。短いフレーズですが、このピアノ使いに痺れる人も多いはず。ほんとカッコいいんだ!
 中盤から後半に掛けてはAmyワールド炸裂で、どんどん引き込まれていきます。ブリッジなんかコードが同じだけに「Frozen inside without your touch~♪」と「Bring~」のブリッジを思い出しちゃいますね(笑)。また、さらっとした終わり方も綺麗。
 ライヴで聞いたらさそがかし痛快な感じ。いやー、前作が好きだった人の期待を裏切らない曲です。些かキャッチーではないけれど、Eva好きには安心してご満悦できるかと(笑)。
 まだこの曲しか聴けていませんが、アルバムにも期待が掛かりますね。なんでも、収録曲には古い教会でレコーディングされたものや、聖歌隊との楽曲(お馴染み!)、モーツァルトの「レクイエニム ニ短調より:第8曲」をサンプリングで使用した「Lacrymosa」といった曲が収録されるとのこと。もうそうと言われたら今回も傑作となるのは当然と言った感じで、とにかく「早く聞いてみたい!」に尽きますね(笑)。

 またさらにパワーアップしたAmyの迫力を堪能できるかと思うと、楽しみでなりません。
 これは本当に(今のところ)今年一番の期待できるロックアルバムかも。
 普段はロックを聞かない人にも、是非是非オススメの1枚です!
 (Hip-Hopが好きな人は「Bring Me to Life」なんかツボのはず)

 余談、ですが。
 あのKelly Clarksonに「Because of You」などの楽曲提供をした元EvanescenceのBenですが、昨年の秋にソロデビューするという話を聞いたものの、実際に発売された気配がありません(苦笑)。一体どうしちゃったんでしょうね…? BenはBenでソングライティングのセンスが映えているから、たとえEvanescenceのBen Moodyでなくなってもちょっと聞いてみたいのですが…。


■ 「Open Door」 (国内盤) 9月27日日本先行発売予定

Evanescnece 「Fallen」

Evanescnece オフィシャルサイト

▽ Video 「Call Me When You're Sober」をフル試聴する(WMP)。
     またEvanescneceらしい豪華なPVです!見られない人はこちら(YouTube)。

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