SOULTRAIN

「SOULTRAIN」 n. 名詞 : 魂列車

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今日は何位になっているのでしょうか。

by pilot-fish since 2005.09.13.

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2007.04.09 Mon
 ビルボードのシングルチャートで脅威の32位から1位を獲得し、大ブレイク。Mimsの「Music Is My Savior」。



 3月にシングル「This Is Why I'm Hot」が前週32位から翌週1位と脅威のランクアップをみせ、一躍話題となったMims(読みは「ミムズ」)。ブラック系テレビ番組で取り上げられたのが大ヒットの要因だそうですが、それにしても脅威の売れっぷりです。ちなみにこのジャンプアップで首位獲得記録は、Kelly Clarkson、Rihannaに次ぐ歴代3位の記録とのこと。
 MimsはNYはマンハッタン出身の新人ラッパー。ジャマイカの血を引くからか、Junior ReidとCham参加のリミックスが存在したりしますが、サウンドは特にNYレペゼンやジャマイカ・レペゼンしている訳ではなく、流行のサウンドを取り入れた、"Hip-Hop特有の地域色"が薄い作品。いささかそのギミックが"売れ線"狙いと取れる部分もあるし、Hip-Hopが好きであれば好きである人ほど嫌いに感じるかもしれません。
 ただ、「音楽は俺の救世主(Music is my Savior)」と自らのMCネームで作ったアクロスティックからも分かるように、彼が音楽を愛して止まないのは窺えます。11歳で父を、13歳で母を亡くした彼にとって、音楽の存在は大きかったのでしょう(ちなみにDJ機材は亡き母から貰ったとのこと)。Mimsが知らずに使用したマイアミのプロダクションThe Black Outが逆にMimsのラップに聞き惚れ、アルバムもThe Black Out一派が主に手掛けています。ゲストにはBun Bを筆頭にして、LeToya、J. Holidayなど。このブログでは1月に取り上げたJ. Holidayですが、まだアルバムデビューしていないそうで、これは彼にとっても好機ですね。
 些か主体性のない、ギミックありきのラッパーな気がしますが、アルバムは流行のサウンドを押さえた作りに仕上がっています。

 大ヒットとなったシングル、「This is Why I'm Hot」。
 浮遊感漂うキーボードが中毒になりそうなスカスカでユルユルなこのサウンド。cRunkとは違うんだけれど、Youngbloozあたりにありそうな…。何も知らずに聞いたら、サウスのラッパーだと思うところです。
 ひたすらこの緩いリフが続いて、ハマるか、絶対にハマれないかの二者択一となるところですが、これが曲の中で大胆にネタを使っていて、Hip-Hopを聞いている人ならぐっと来るはず。Mobb Deepの「Shook Ones Part 2」のトラックが突然流れてきて「おぉ!?」となったり、Kanye Westの「Jesus Walk」のズンドコ節フレーズにDr. Dreの「Nuthin' But a G Thang」と、面白いつくりです。
 また、続く2ndシングルの「Like This」もとんがったキーボードが印象的なトラック。フックの「Like this~、Like This~♪」の連呼が印象的ですが、このフレーズ、完全にTerror Squadの「Le~an Back、Le~an Back♪」に聞こえるのは僕だけでしょうか(笑)。バックにはイーストコーストを感じさせるシャウトもサンプリングされています。
 アルバムを聞けばラップアルバムはそのラッパーがどこ出身なのか分かりますが、これは本当にどこかよくわからないような1枚。
 ホーン使いが大胆で、しかもめちゃめちゃ明るいテイストに仕上がっている大振りな「It's Alright」から幕開け。一転した曲調の「That's Why I'm Hot」を挟んで、J. Holidayを客演に迎えた「Girlfriends Fav MC」。これもまた明るく、J. Holidayの歌声が生きています。ソウル的なネタ使いを思わせる「Where I Belong」、重めの4ビートががつんとくる「Cop It」、LeToyaを向かえ、リフの美しいメロウなトラックの「Without You」、爽やかなアップテンポが心地良いソウル的なバックトラックの「Doctor Doctor」などなど、本当に多彩なテイストの曲が収録されています。全体的にキーボードの目立つ仕上がりですが、どれもアクセントの効いた使われ方をしていて、印象的です。
 幅広いトラックを歌っていて、1枚のアルバムとして飽きない作り。…ただ、今後もギミックに追われそうな気がします。

 今一番NYでホットな男・Mims。
 上手く時流に乗って、アルバムもヒットしそうです。


Mims オフィシャルサイト

Mims 「This is Why I'm Hot」


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2007.04.08 Sun
 Def Jam移籍後初となるアルバムをリリース。Fabolousの「From Nothin To Somethin」。



 ミックステープで大活躍をしていたDJ Clueが、01年に自ら創設したDesert Stormレーベルの第一号としてプロデュースして世に送り出されたFabolous。ダンストラック満載の1st「Ghetto Fabolous」が大ヒットを遂げて、一躍NYラップの旗手としてThug像を明確に打ち出し、最前線を走ってきました。
 Def Jamに移籍が報じられ、その後、06年10月にNYで発砲事件が起こり自らも怪我を負ってアルバム発売延期。2月に出る予定でしたが、さらに延びて、現在は6月12日発売の方向でフィックスしてる模様。期待が高いだけに、気になりますね。
 NYラップとしても元より、イーストコーストなギャングスターの要素を兼ね備えるFabolous。今回のアルバムでは、プロデューサーにScott Storch、Timbaland、Just Blaze、Neptunes、Trackmasters、Kanye Westなどが参加。さらには客演にJay-Z、Nas、Ashanti、Twista、Young Jeezy、The Game、Cassidy、Jadakiss、Ne-Yoらが参加。イーストコースト色も強くしています。
 昨年06年にリリースされたDJ Clueの「Professional Part 3」では、「Like This」と言う曲で緩いラップをして注目を集めていましたが、今回のアルバムもかなり期待できそうです。

 リードシングル、「Make Me Better」。
 まだ正式リードシングルがはっきりとしないのですが、当初の段階ではこの曲が1stシングルと報じられていました。
 Timbalandプロデュースによる、Ne-Yoが客演で参加した1曲。Def Jamに移籍したので、Ne-Yoとはレーベルメイトです。
 これが凄い味のある名曲。イントロからバックのグルーヴの大きいストリングスをサンプリングしたようなキーボード(?)が美しく、Ne-Yoの歌うフックもキャッチー。それらとは対照的に入るThugっぽい掛け声が印象的です。コード進行が「Sexy Love」「Because of You」と同じなので、曲はNe-Yoが書いたかと思われるのですが、それをTimbalandがこんな風に味付けできるのが新鮮です。Timbalandっぽくないサウンドがいささか残念に思える部分もありますが…。
 フックの「You Make Me Better~♪」のフレーズは合唱必至で、全体としてHip-HopだれどPopなイメージがあります。直球なドラムの刻みや懲りすぎないバックトラックなど、シンプルだけれど安心して聞ける1曲。
 また、続くシングルと報じられるYoung Jeezyをフューチャーした「Diamonds」では、ギミックを多用し、サグ感溢れる仕上がり。壊れたシンセのようなバックトラックと、Snapsのリディムに男臭い掛け声。そしてHip-Hopでは珍しくパルスを崩したフィルインの仕方など、とても面白い構成です。一昨年ぐらいに流行ったSwizz系のサイレンもインパクトがありますね。Fabolousのラップもリズムに踊らされることなく中央に鎮座していて、聞き応えがあります。
 他にも、Swizz Beatsの手による「Return of the Hustle」ではカンフー映画のようなイントロで幕を開け、ホーン使いが印象的。キーのあっていないようなストリングスが面白い。また、曲の中盤で大胆にBeyonceの「Irreplaceable」のメロディーを使い、Beyonceだと爽やかなあの曲もFabolousが対照的に男臭く歌っています。いささかそんなギミックの印象が強いですが、フックでは相変らずイーストコーストを感じさせるギャングっぽいノリが心地良く、緩いベースなのに勢いのある仕上がりになっています。アルバムが楽しみです。

 メインストリートなNYのサウンドを忠実に表現し、今回もアルバムの発売が楽しみです。
 発砲事件など様々なことがありましたが、今度こそ延期にならずに発売されますように。


Fabolous オフィシャルサイト

Fabolous feat. Ne-Yo 「Make Me Better」


Fabolous feat. Young Jeezy 「Diamonds」


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2007.04.07 Sat
 なんとも豪華でクールなコンピ! 映画「Freedom Writers」のオリジナルサウンドトラック。



 Hilary Swank主演のヒューマンドラマを描いた映画、「Freedom Writers」。ご紹介が遅れましたが、このサントラがまた豪華なことになっています。加えて、will.i.am.のプロデュースによるCommonの新曲が収録されていると言うのも豪華。移転する前の「SOULTRAIN」で「Coll Common Collected」を紹介したときにsappaさんにコメントで教えていただいたのですが、これが本当にカッコイイ曲で。個人的に、Commonが大好きなので興奮してしまいました。
 さて、アルバムにはTailb Kweli、Jeannie Ortega、2Pacwill.i.am.などの楽曲が収録。映画のストーリーからはにわかに想像できませんが、音楽はHip-Hopにまとめられているようです。しかしこれがソウルフルな楽曲で統一されていて、なんとも渋い。ソウルなHip-Hopが好きな方には垂涎の一枚でしょう。
 また、このアルバムではプロデューサ・will.i.am.としての成長振りが窺えます。BEP以外にもPCDFergieに始まり、最近ではGame、Nas、Rihannaなど、手広くプロデュース業も展開しているwill.i.am.。アルバムの後半にはMark Ishamの手による映画音楽が収録されていますが、それに1曲willも参加しているし、何より、Commonのプロデュース曲が凄いです。
 初心者にもオススメできて、なおかつHip-Hop Soulが好きな人は聞き逃せない一枚です。

 Common feat. will.i.am.による「A Dream」。
 今までのCommon楽曲の中で、一番渋い。1発で聞き惚れるパワーのある曲です。
 イントロから、サンプリングのストリングスと、オルガン系のキーボードが切なくもいい味を出しています。フックは、will.i.am.が歌っているのですが、彼がこんな歌を歌えるのか、と驚き。
 懐かしいようなサウンドを多用しながらもとてもキレがあって、Commonのラップも良いですね。Commonの声のトーンととてもマッチしたバックトラックです。
 また、フックでは、Martin Luther King Jr.(キング牧師)の演説をサンプリングするという大胆な手法を使っていて(演説サンプリングの曲を聴いたのって坂本龍一の「1919」以来笑)、黒人解放運動の有名な演説を使っているだけに"外せない"というプレッシャーもあったでしょうが、神懸かり的に美しくまとまっています。
 切々とした曲の中にCommonとwill.i.am.の力強いメッセージを感じられて、この曲には本当に胸が動かされます。この一曲のためだけにアルバムを買う価値があるでしょう。インタヴューで、この曲のことを「永遠に残る曲だ」、とCommon自身言っているけれど、その通りだと感じさせる一曲です。
 サントラというより、1つのアルバムとしても充分に楽しめて、Talibは元より、2Pacの名曲「Keep Ya Head Up」まで入っていますからね…(いつ聞いてもこの曲は良いなぁ)。前述の通り、ソウルに通じるHip-Hop楽曲でトーンが統一されていて、とてもオシャレな曲が多いです。
 また、後半にはwill.i.am.のソロ楽曲が収録されていますが、アコギの切ないメインリフが素敵な「Colors」、遊び気味でギターの揺らぎが楽しい「Bus Ride」など、BEPでは見られない彼の一面が窺えます。また、映画音楽の「Riots」のサンプリングの仕方が半端じゃなくレベルが高い。これも必聴です。

 昨年から発売延期になったままのCommonのニューアルバムが気になるところですが、こんな素晴らしい曲を聞くと、俄然期待が高まってしまいます。
 今年はBEPも5thアルバムを発売する予定だとのことで、こちらも楽しみですね。


Freedom Writers オフィシャルサイト
Common / Cool Common Collected : A Fine Collection of Remixes and Rarities
Common / Be
The Black Eyed Peas / Renegotiations : The Remixies

Common feat. will.i.am. / A Dream


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2007.04.06 Fri
 恐らく、今一番ヒットしているティーン女性ソロシンガーのRihannaが、早くも3rdアルバムをリリース。Rihannaの「Good Girl Gone Bad」。

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 思えば、デビューアルバムの「Music of the Sun」が発売されたのが05年の夏の終わり。「Pon De Replay」が大ヒットを遂げて、期待の新人と言われていたRihannaですが、翌06年の5月にはわずか半年で2ndアルバム「A Girl Like Me」をリリース。こちらのアルバムからも「S.O.S.(Rescue Me)」や「Unfaithful」などのヒット曲が出ましたが、それからまた1年と経たずに3rdアルバムのリリースが決定。
 契約のときも、Jay-Zが1発サインしたことで「シンデレラ・ガール」などと言われましたが、その躍進振りもまさにそのもの。アイドルのティーン女性ソロシンガーではそのセールスでもリリーススピードでも群を抜いています。デビュー当時はCiaraJoJoChristina Milian、Ashlee Simpson(笑)など比較されましたが、既に頭1つ飛びぬけていますね。Def Jamのプッシュっぷりも凄く、それゆえかJay-Zとの不倫疑惑なんていう凄いゴシップも飛び出しているRihanna(笑)。さすがポストBeyonceと言われるだけはある?笑
 ついこの間2ndが出たばかり、と言う印象があるだけに、あまりのリリース速度には些か疑問。また、1stが彼女のカリブ出身と言うパーソナリティに重きを置いたラテンテイストでまとめられたアルバムだったのに、2ndではラテンはラテンでもSean Paulをフューチャーしたり"売れ線"を意識したつくりで、アルバムもがくんとポップなものに成り下がった印象。さらに今回のリードシングル「Umbrella」も露骨にセールスを意識したつくりで、レーベルに踊らされている印象を受けます。…移り変わりの激しい音楽界だけに、アイドルとして生き残りをかけるのも大変なのでしょうが…。
 そんなRihannaの今回のアルバムは、BEPのwill.i.am.や06年に再び黄金期を迎えたTimbalandをプロデューサーとして迎え、レーベルメイトのNe-Yoのペンによる作品や、Jay-Zが客演参加など、豪華なメンツがずらっと揃っています。
 このままひたすら流行を追いかけるアイドルとなるのか、歌手として磨きをかけるか、正念場と言える一枚。

 リードシングル「Umbrella」。
 「こんな曲を私が歌うとはリスナーは思っていないはずだわ」、とインタヴューで答えている通り、今までのRihannaにはないキーボードの目立つ1曲。デビューシングルの「Pon De Replay」もキーボードとドラムだけの曲でしたが、あれはリズムありきの曲だったので、実際ここまで大胆にキーボードを使った曲は初めて。ちなみに、原曲を聞いたことは無いのですが、Victoria Beckhamのカヴァー(Spice Girls時代の曲かな?)。
 …ただ、それがOmarionの「Ice Box」を彷彿とさせるような、Timbaお得意のキーボードサウンド。まだクレディットが判明しないので、この曲がTimbaの手によるものなのか否かは判然としませんが、なんにしても些か「二番煎じ」的な印象が…。「Pon De Replay」のかっこよくも鮮烈すぎるデビューがそんな「期待はずれ」感を抱かせるのか…。
 とは言え、音はすごいとんがっていて、客演しているJay-Zもお見事。リフのインパクトは強烈で、こういうとんがったキーボードは歌手が音に負けてしまうことがあるけれど、Rihannaは見事に歌いきっていますね。感想で「Umbrella、ella、ella」と繰り返すところなんかはさすが。
 また、収録されるかは未定ですが、Pussycat DollsのNicoleと共演した「Winning Women」でもキーボードとパーカッションの激しいサウンドを展開。これはこの2人で歌うよりも、Nelly Furtadoが歌った方がしっくりくる気がしますが…(笑)。Sean Garrettのプロデュースですが、サウンドは完全にTimbalandで、Aメロのキーボードのリフが癖になる1曲。また、フックでさらに被さるキーボードによって浮遊感溢れる展開となっていて、ほとんどRapに近い歌い方を2人にも注目です。
 Ne-Yoのペンによる「Just Be Happy」では、そこはかとなくラテンテイストなギターサウンドの映える1曲。いまいちNe-Yoが書いたとピンと来ないのですが、「Unfaithful」にしろ、Ne-YoはRihannaで自分の新たなサウンドを試してる気がしてならない(笑)。聞いているだけで暑くなるようなテイストで、フックはエフェクトしたギターとの絡みが絶妙。こういう暖かいテイストを歌うRihannaも新鮮です。

 アルバムが売れ線狙いのゴテゴテした統一感にならないものになりそうな気がしてならないのですが、ただ、彼女の歌唱力が卓越していることは改めて実感させられます。
 これまたヒットとなりそうですね。


Rihanna オフィシャルサイト
Rihanna / The Music of the Sun
Rihanna / A Girl Like Me


Rihanna feat. Jay-Z 「Umbrella」


Rihanna 「Just Be Happy」


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2007.04.05 Thu
 1000万枚を越えるセールスを記録した前作「Mateora」から実に4年以上の歳月を経て、Linkin Parkが3rdアルバムをリリース。Linkin Parkの「Minutes to Midnight」。



 デビューアルバムの「Hybrid Theory」が全世界で1,500万枚のセールスを記録し、01年の全米アルバム年間チャート1位を獲得。グラミーも受賞し、続く03年の「Meteora」も全世界で1,00万枚越のせールスを記録。ミクスチャー、そしてロックの"顔"として名高いLinkin Parkですが、待望の3rdアルバムをリリース。
 2nd発売以降、オリジナルアルバムのリリースの話題はなかなか出ませんでしたが、ライヴアルバムの「Live In Texas」、そしてHip-Hop界の大御所であるJay-ZとMTVの企画で実現したMush-Upアルバム「Collision Course」をリリース。また、「Collision Course」からのシングル「Numb / Encore」でグラミーを受賞した回のグラミーパフォーマンスでは、かのThe BeatlesのPaul McCartneyと、Jay-Zと共に「Yesterday」をコラボレーションして話題になったりしました。また、メンバーのMC、Mike ShinodaがFort Minorとしてソロアルバム「The Rising Tied」をリリース。シングルの「Where'd You Go」はLinkin Prakとしても成しえなかったR&Rシングルチャート2位を獲得。
 そんなこんなで、既に「Meteora」から4年もの歳月が経っているとは感じさせません。それは前述のような理由は元より、Linkin Parkのサウンドのインパクトの強さも一因のように思えます。また、幾つかのミックス音源が流失したり、「Qwerty」と言う曲がネットリークされていたので、てっきり今回も「Meteora」版「Reanimation」の発売が先立つと勝手に思っていました。
 さて、そんな彼らが放つ3rdアルバムですが、アルバムジャケットがいつもと雰囲気が違い、まず「んん?」と感じさせます。これはこれで渋いけれど、Linkin独特のアートワークも期待していたような…。プロデューサーにはRick Rubinと、当然Mike Shinodaが参加(当然と言い切る理由は後述)。サウンドはどちらかと言うとギターがんがん系らしく、既に「Linkin Park至上最高傑作」と批評家達の間では話題とのことで、これには楽しみ。
 07年のロックシーンに於いて重要な一枚となることは請け合いのアルバムとなりそうです。

 リードシングル、「What I've Done」。
 イントロを聞いただけで、Linkin Parkだとすぐに気付くピアノのリフと重めのギター、それに打ち込みのドラムと、曲調としては「Breaking the Habit」を彷彿とさせるようなつくり。(ピアノのメインリフの刻み方が似ているせいもありますが)
 前作「Meteora」からのラストシングル(と書くと語弊がある?)の「Breaking the Habit」では、ラップなしのシングルとして話題となりましたが、今回の曲もMCは一切なしです。ちなみにこの曲は、本作「Minutes to Midnight」収録曲のうち、一番最後に書かれたとのこと。
 ただ、Mike Shinodaのソロプロジェクト、Fort Minorのアルバムを聞いて、Linkin Parkサウンドは殆どMike一人の手で作られていることがわかったので、最初は「LinkinみたいなバンドにわざわざMCを入れなくても…」と思っていたけれど、今回は逆に些か残念にも感じます。Rapアルバムと言うことでFort Minorのアルバムを聞いていない方がいたら、是非視聴することをオススメ。MikeがLinkinサウンドをどれだけ一人で作っていることがわかるアルバムです。
 閑話休題。そんな「Breaking the Habit」を彷彿とさせる出だしですが、Bridgeのコード進行やDJのスクラッチなどもLinkinのお得意で、聞いていて安心するようなつくり。ただ、慥かにサウンドは変わっているな、と感じさせます。Linkinにしてはこの曲のテンポが遅め&刻みが細かくない、と言うのもあるのでしょう。
 フックはChesterのヴォーカルで一気に聞かせるパワーがありますが、いまいちピンと来ないのは僕だけ?笑 ただ、PVを見れば分かるように歌詞のメッセージ性が強いです(ただこれも「Breaking the Habit」と似ている気がするのですが…)。インタヴューでも、「バンドのサウンドが変わったこと」を提示する方法として「かつての自分達にさよならを言う」歌詞になっています。端的に言うと、自分と対峙し(face myself)、許容する(forgive what I've done)、と言う感じで、力強いメッセージが感じられます。
 まだこの曲しか聴けていませんが、今の所は可も不可もなく、と言った印象…。正直、前述のようにぴんとこなかったのも事実。既に1st~Remix~2nd~Mush-Up~Fort Minorと言う過程を経て、Linkinの持ちうるサウンドも聞きつくしてしまったような印象もあるだけに、売れるだろうけれど、実際評価の分かれ目となるアルバムでしょう。ただ、評論家達には好評らしいので、期待できます。

 07年のロックはMaroonとLinkinのセールス合戦になりそうですね(笑)。(…ただ、ひとくくりにロックと言っても、MaroonとLinkinじゃ全然サウンドが違いますが…Maroonはポップだと個人的に思うし)
 色んな意味で注目の一枚です。


Linkin Park オフィシャルサイト
Linkin Park / Meteora
Jay-Z + Linkin Park / Collision Course
Fort Minor / The Rising Tied

Linkin Park 「What I've Done」



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2007.04.04 Wed
 前作「Touch」で脱・優等生をし旋風を巻き起こしたAmerieが待望の3rdアルバムをリリース。Amerieの「Because I Love It」。



 05年の夏には、あの聞くもの全員を中毒にする「1 Thing」で一大旋風を巻き起こしたAmerie(読みは「エイメリー」)。僕も、今は無き六本木velfarreでシークレットライヴを堪能しました(そのときの記事はこちらから)。その後、今は無きデスチャのワールドツアー前座として世界各国を飛び回ったAmerie。ネクストBeyonceとも謳われる存在だっただけに、デスチャの前座はお見事でしたね。そうして着実に知名度を上げたAnerieが、ついに3rdアルバムをドロップ。ついこの前には、Beyonceとの確執が報道、そして否定などと、ゴシップな話題も飛び出しましたが、それもAmerieの知名度が着実に上昇している証と言えるでしょう。
 さて、そんなAmerieですが。02年に「All I Have」でデビューし、学業専念を理由に引退が懸念されましたが、2ndアルバムをリリース。それまで優等生的なキャラクターでしたが、2ndでは打って変わって大胆に肌を露出させる意匠が話題に。2ndアルバム「Touch」からのリードシングル「1 Thing」は本国アメリカよりも日本で火がつき、一躍知名度を上げました。また、今や大物プロデューサーのRich HarrisonはAmerieが初めて手掛けたアーティストで、キャリアの1番最初にはAmerieとあることでも話題でした。
 今回の3rdアルバムではそのRich Harrisonが不参加の模様ですが、既に昨年末にリリースされた「Take Control」が話題に。ちなみにこの曲はGnarls BarkleyのCee-Loとの共作で、話題性も充分。ただ、アメリカではかなりプロモーションに慎重な様子で(前作も日本でばかり話題になってアメリカでは些か下火でしたし)、まだ正式なリードシングルは選定中、加えてアルバムも日本とヨーロッパのみの先行発売となる模様。慥かに、Amerieのアルバムって豪華なのになかなかアメリカで売れないから(前作では丁度ノリにノっていたLil Lonの手によるcRunkテイストの楽曲まで収録されていたのに)、レーベルも慎重なのでしょう。
 今回も中毒必至なサウンドを展開。期待の一枚です。

 プロモシングル、「Take Control」。
 前述の通り、Gnarls BarkleyのCee-Loとの共作のこの曲。
 コンガのパーカッショから幕開けてギターのリフが癖になる出だし。
 そしてブリッジでは男声との絡みがセクシーで、続くフックも「Hey!」と歌うAmerieの迫力のあること。「1 Thing」でも既にその聞かせっぷりを発揮していましたが、今回も抑え気味なバックトラックだけにAmerieが歌だけで聞かせています。あの独特の高音や野太い歌いっぷりも健在。
 インパクトにはかけるけれど、彼女の歌唱力の高さがわかる1曲。
 また、同じくプロモシングルの「Gotta Work」は、「1 Thing」ばりに中毒必至のバックのホーンが癖になる1曲。崩し気味のリズム隊に見事に乗って歌うAmerieのリズム感も凄い。この曲も「1 Thing」みたいに生ドラムをバックに引き連れて歌ったらかなりヤバそうです。
 また、正式リードシングルが有力視されている「That's What U R」は、スカスカのトラックにあわせてウィスパー気味に歌うAmerieがセクシー。今までのAmerieはどちらかと言うと凄いとんがった歌い方をする印象が強いだけに、こういう曲を歌うAmerieは意外ですね。
 まだアルバムの全容は知れませんが、個人的には「Touch」の時の方がかっこよかったような印象。慥かにAmerieの歌は上手くなっているんだけれど、Amerie特有の突っ込んだ曲調がないですね。果たして全米でヒットとなるのでしょうか。

 色んな意味で、注目の一枚。
 「1 Thing」を聞いたことない人は、絶対にチェックです!


Amerie オフィシャルサイト
Amerie オーディオ試聴(MySpace)。

Amerie 「Take Control」


Amerie 「1 Thing」


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2007.04.03 Tue
 空前の大ヒットとなった「Songs about Jane」から実に5年近くぶり、ついにMaroon5が2ndアルバムをリリース。Maroon5の「It Won't Be Soon Before Long」。



 デビューシングルの「Harder to Breathe」でホレてアルバムを買い、それから遅れること1年を経て全米で「This Love」が大ヒット。Usherに次いで04年年間第2位と言う大ヒットを記録。続くシングル「She Will Be Loved」も大ヒットとなり、グラミーを受賞。そこからさらに遅れること1年半、日本でもCMに使われたりして大ヒット。…自分がMaroonを知ってからヒットするまでにあまりにタイムラグがあり、日本で売れ始めたころには「もうさすがに聞き飽きたよ」状態で実はこのこのブログではMaroonをレビューしていませんでした(笑)。
 さて、今や"知らないものは居ない"バンド、Maroon5。前身となったKaras Flowersに始まり、一大傑作アルバムの「Songs about Jane」は前述の通り大ヒット。Maroonはサウンドがじわじわツボにはまるのは元より、そのヒットの仕方もじわじわと長期に売れるのせいで、気付けばあのアルバムから5年近くの歳月が流れました。
 しかしその間、ヴォーカルのAdamはAlicia「Unplugged」に参加したり、Ying Yang TwinsNatasha Bedingfieldのアルバム客演、果てはテニスプレイヤーのシャラポアと熱愛が報道されたり、John Mayerのライヴに女装で乱入してJohnと熱いキス(!?)をしてみたりと、何かと話題を振りまいてきました。
 そんなMaroonですが、昨年末にアルバムリリースがアナウンスされたものの延期され、ようやくの5月正式リリースが決定(ちなみにアルバムタイトルも「メデューサの涙」から変更になりました)。レーベルをなんと電撃移籍してのリリースです(だから発売が伸びたのかな?)。ちなみに国内盤も、BMGからUniversalへと変わる模様。満を期してのアルバムだけに、俄然期待が高まります。07年の年間チャート1位も射程圏内と言えるのではないでしょうか。
 今年最大最強のアルバムとなることは間違い無しの、要注目の一枚。

 リードシングル「Makes Me Wonder」。
 イントロから、あれ、と思わせるような爽やかテイスト。
 そして前作ではなかったゴリゴリのキーボードが印象的。サウンドがかなり変わったことを窺えます。
 しかしAdamの特徴的な声が映えていて、美しいBメロからフックへ。ガツンと一回聞いただけではこないけれど、何度も聞くと味が出てくるMaroon独特のメロディーラインで、「Any more~♪」の部分なんか、いかにもMaroonの大合唱必至のフレーズ。
 前作よりもPopなテイストだけれど、サウンドは流行のキーボードを取り入れていたり、面白いですね。「Songs About Jane」はひたすらアコースティックなサウンドだっただけに、このリードシングルのインパクトは強いのではないでしょうか。
 また、Maroon5と言えば、moll(短調)の曲のコード進行のテクニックが映えるバンド(何かのインタヴューでコード進行を作曲してからメロディーを作ると語っていたかと思いますが)。それだけに、こういう終始爽やかな曲は新鮮です。
 Maroonのソングライティングのスキルの高さが窺える1曲です。…この意図的なのか、はかとなくダサい演奏もまたツボ。
 まだこの曲しか公開されていませんが、アルバム全体も70年代や80年代のサウンドを感じさせるテイストなのでしょうか? 楽しみですね。

 アルバム発売がなんとも待ち遠しい。
 今回も大ヒット間違い無しの、悩殺フレーズ満載のアルバムとなりそうです。


Maroon5 オフィシャルサイト



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2007.04.02 Mon
 1stから息を付く暇もなく、早くもNe-Yoが2ndアルバムをリリース。Ne-Yoの「Because of You」。



 Ne-Yoを「In My Own Words」アルバムデビュー4ヵ月前からいち早く取り上げていた当ブログとしては、あまりの火の付きように、なんだか育てた雛が巣立っていくようで切ないですが…。笑
 さてさて、今となっては"知らない奴なんていない"、(個人的に)06年最強の新人として彗星の如く現れたNe-Yo。しかし、シンガーソングライターとして既に多数のヒット曲を連発していたし、むしろ"遅すぎるソロデビュー"だったのではないでしょうか。デビューアルバム、そしてその後の客演やソングライティングの仕事っぷりから言っても、本当に驚かされます。(なんでも1日に2~3曲書くこともざらだとか)
 そんなNe-Yoが早くも2ndアルバム。アルバムタイトルが、「Pen, Pain & Paper」→「Know Me」→「Because of You」とコロコロ変わりましたが、これで決定みたいです。「Know Me」と言うタイトルが予定されていたのは、グラミー賞で新人賞にノミネートすらされなかったことに対する果たし状ともとれる感じですね。
 既にmixiのコミュニティーで音源が大量流失したり、情報も多分にあるのでその繰り返しとなるようなことは書きませんが、アルバムにはJennifer HudsonやJay-Z(客演返し?)などが参加予定。プロデューサーにはScott Storchなど。
 引き続き2007年もNe-Yo旋風はまだまだ続きそうです。と言うか、ついこの間までNe-Yoの作曲したBeyonceの「Irreplacable」が6週連続チャート1位を取っていたばかり。
 気付けば、Showcase Liveのあんな狭いハコで歌うNe-Yoを生で見られたのは、今となっては奇跡です。笑

 リードシングル、「Because of You」。
 「So Sick」の時からおなじみの、ハープをサンプリングしたようなバックトラックが暖かい1曲。イントロを聞いただけで、「あ! Ne-Yoだ!」と分かりますよね。
 ポップな曲ですが、聞いていて気持ち良い。これまたライヴでは大合唱系となる1曲。
 また、Jay-Zが参加する「Call Me Crazy」は前半ほとんどドラムだけで、Jay-Zが参加しているのにNe-Yoとのコラボだとちゃんと彼独特のあったかテイストに仕上がるから凄い。小品だけれど、とてもオシャレな1曲です。
 名曲「So Sick」の続編的作品である「Do You」は、抑え気味ながら珍しくとんがったサウンドのキーボードが使われていますが、これまたお得意の切ないラヴソング。バックのサウンドにGhostfaceとの「Back Like That」で使われたフィルイン的キーボードが使われていて、こんな繋がりも楽しいですね。
 前作よりも全体的にPOPな印象を受けますが、「Put Your Hands Up」のようなHip-Hopテイストな曲も。しかしこれはまた、BEPが「Union」で「Englishman in New York」ネタ使い(と言うかモロそのまんま)をしたのと同じぐらい、原曲のMiguelの「Getcha Hands Up」のまんま(笑)。しかしNe-Yoが歌うとまた一味違います。
 Ne-Yoはとにかく流出音源が多すぎて、どれがアルバムに収録されるのかトラックリストも錯綜していますが、他にもTrinity Stoneをフューチャーした2コードと言う驚愕編曲な爽やかポップチューン「Real Love」、Javierに楽曲提供した「Dance for Me」を彷彿とさせるラテン調テイストの「Make It Work」、ゴスペルなNe-Yoがまたまた聞かせる「Addicted」など、どれが収録されるにしろ充実したアルバムになること間違い無しの期待できる仕上がりです。本当に楽しみですね。

 一体どうしてそれだけ曲を作れるのか本当に驚いてしまいますが(笑)、ファンとしては嬉しいですね。
 短期間での2ndリリースとなりましたが、Ne-Yo節は健在。
 おそらく、これが2007年のマイ・ベストアルバムとなる人も続出であろう期待できる一枚です。


▼ Ne-Yo 「Because of You」 国内盤 4月25日発売予定
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2007.04.01 Sun
 全英のみならず全米でも大ヒットとなったNatasha Bedingfieldのセカンドアルバムがドロップ。Natasha Bedingfieldの「N.b.」。



 デビューアルバムが全英1位を獲得し、「These Words」の「I love you, I love you, I Love you~♪」の悩殺(?)フレーズで旋風。遅れること1年、アメリカでデビューも果たし、セカンドシングルの「Unwritten」がR&R06年年間チャート2位という快挙を達成。週間チャートでは1回も1位を獲得することはなかったながら、年間1位がNelly Furtado、年間3位がShakiraという強豪の中で年間2位の座を勝ち取ったことは、特筆に価する快挙ですね。イギリス出身の女性ソロシンガーが全米でヒットするのもまれながら、兄の歌手・Daniel Bedingfieldとともに全英チャート1位を獲得していたりと、記録尽くめ、まさにノリにノっている女性ソロシンガーです。最初は「あのDaniel Bedingfieldの妹」と紹介されることの多かったNatashaですが、兄越えの日も近い…!?
 さて、そんなNatashaが2ndアルバムをリリース。アメリカでは「リリースが早い」との反応のようですが、実際アメリカデビューまでの間に1年の間があったので、既に前作からは2年半以上もの歳月が経っています。実際僕なんかも全英デビュー時にアルバムを買っていたので、アメリカで火が付くのが遅くて意外に感じたぐらいでした。
 そんな満を期しての2ndアルバムですが、これまたリードシングルが凄いパンチのある仕上がりに。アルバムのクレジットにはMaroon5のAdam(!!)の名前もあるとのことで、さらに楽しみ。(兄とはデュエットしないんですね…笑)
 今作も世界中でヒット間違い無しのアルバムとなっていそうです。

 リードシングル、「(I Wanna Have Your) Babies」。
 タイトルからして、"Natasha節"顕在。前作でも、そのPopなサウンドは元より、Hip-Hopなリリック使いとインパクトの大きい歌詞が特徴的でしたが、今回も凄いですね。「アナタの子供たちが欲しいの」、と、大塚寧々もびっくりのタイトル(笑)。
 イントロから、高音のピアノのループが印象的。1stよりもさらにパワーアップした歌声も聴き応えがあり、そのメリハリの利いた歌声、そして遊び心溢れる曲構成には、彼女の秘める才能の大きさが窺えます。
 そしてこの曲、ベースレス(!!)。
 …これは凄い。ドラムにピアノループ。そしてぴこぴこしたキーボードにシンセのようなのストリングスだけ。
 ピアノループを大胆に使った編曲など、完全に曲の作りはHip-Hopで、Mary J.がQueen of Hip-Hop Soulの異名を取りますが、NatashaはQueen of Hip-Hop "Pop"、と言っても過言ではないかもしれません。
 元々、1stの時からHip-Hopの要素は窺い知れたし、客演にD12のBizarreが参加したりとHip-Hopを感じさせましたが、そうした要素を取り込みつつも、メロディーの覚えやすいこんなにもPOPな曲を書けるのは凄い…。イギリスのみならず、今回もアメリカでのヒットを感じさせます。
 また、「Say It Again」では心地良いPOPを展開。Natasha独特のメロディーラインと暖かい伴奏が絶妙。「Soulmate」では一転して、切なげなギターとストリングスが美しい。そして殆どをNatashaの歌だけで聞かせていて、とても迫力のあるパワーバラードになっています。Natashaはパワフルなイメージがとても強いですが、前作収録の「Wild Horses」にしろ、バラードを歌う彼女もとても素敵です。

 アルバム発売前でまだ全曲を聴けていませんが、今回のアルバムが間違いなく「傑作」となっていることを窺い知れます。
 特にリードシングルの「Babies」は、そのサウンドが音楽シーンに於いても一石を投じる重要な曲となること間違いなし。
 今からアルバム発売が楽しみです。


Natasha Bedingfield オフィシャルサイト
Natasha Bedingfield / Unwritten
Natasha Bedingfield オーディオ試聴(MySpace)。

Natasha Bedingfield 「(I Wanna Have Your) Babies」


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