SOULTRAIN

「SOULTRAIN」 n. 名詞 : 魂列車

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2006.01.15 Sun
 ソウルミュージックたるものを感じさせる、Anthony Hamiltonの「Ain't Nobody Worryin'」。



 こういうアルバムが今と言う時代に発売されて、そしてそれがちゃんと認められていることに感動せざるを得ません。
 やっぱりアメリカって懐が深いと思う。と言うか、アメリカが生んだ音楽を今でも忘れていないことが嬉しい、とでも言うのかな。
 どれだけR&BやHip-Hopが売れても、どれだけアーティストの低年齢化が進んでも、彼のようなアーティストがメジャーからしっかりとプロモーションもしてアルバムをリリース出来ている限り、ソウルというジャンルを信頼できますね。HMVのレビューにも似たようなことが書いてあり、「うんうん、そうだよね」、と1人納得してしまいました。
 さて、ノース・キャロライナ州シャーロッテのハーレムに生まれ育ったAnthony Hamilton。96年にアルバム「XTC」でデビューを飾り、99年には新レーベルSoulifeと契約。再度アルバム製作をしていましたが、Soulife閉鎖という苦境に立たされます。(実はそれ以前にも契約レーベルが潰れるという悲劇を経験している彼)
 その後、レーベルを探しつつも数多くのアーティストの作品にゲストとして参加。グラミー賞にノミネートされたNappy Rootsの「Po' Folks」をきっかけに、ついにSo So Defと契約を交わし、2004年に「Comin' from Where I'm from」でメジャーデビュー(ちなみに、あのJermaine Dupriの父親Michael Mauldinが彼のパフォーマンスを見て契約が決まったとのこと)。シングル「Charlene」などがヒットを飛ばし、その泥臭く、渋くて力強い彼の作品は一躍脚光を浴びました。
 そんな彼が満を期して放つニューアルバム。2005年に未発表に終わっていたアルバム「Soulife」を改めてリリースして高い評価を得ていたし、客演でもSyleena JohnsonやYing Yang Twins、最近ではSantanaなどとコラボレーションをしてまた期待が高まっていましたが、この作品も涙が出そうな素晴らしいソウルアルバムに仕上がっています。
 70年代のソウルを彷彿とさせるこの作品は、当時の世代から新しい世代まで幅広く聞ける1枚。John Legendをもっと渋くした感じと言うのかな。
 とにかく感動のアルバムです。

 シングル「Can't Let Go」。
 前作にも関わったMark Batsonとの共作の1曲。
 この1曲だけでも、彼がいかに素晴らしいソウルミュージシャンであるかがわかると思います。イントロのね、たった数秒のオルガンからだけでも、漂うソウルの哀愁を感じさせてくれますもん。
 オルガンをベースにした、シンプルなトラック。最近だとJaheim(最近だとNellyの「My Place」の人と言えば分かる?)と並んで特徴的だといわれるAnthonyの声ですが、これがまた凄い「聴かせ」ます。
 静かに歌い始めるAnthonyと、キーボードの追い立てるようなフレーズで極が盛り上がっていき、サビでの彼の歌は本当に素晴らしい。
 まさしくこれぞソウルと言った感じで、ちょっと言葉を砕いて書いちゃうと、「マジ目頭が熱くなりそうだ」。
 最初から最後まで心地よい緊張感が漂っていて、聴いていて飽きない。背後で抑え目に使われているコーラスや、彼に実に合ったオルガン使いが秀逸。Anthonyの声を活かす編曲となっていて、素晴らしい完成度です。またシンプルなメロディーラインが良いですね。
 今時のR&Bで耳が慣れちゃっている人には「これがリードシングル?」という地味な印象を受けるかもしれないけれど、この曲をリードシングルに持ってきたあたりに、彼の自身と音楽に対する姿勢が伺えますよね。
 アルバムも最高の1枚です。
 もうね、1曲目の「Where Did it Go Wrong」のワウギターにハモンドオルガンというところからして、素晴らしい。全編に渡ってソウルで押し通していて、トラックがどれも秀逸です。彼の歌の上手さも、勿論言うまでもありません。
 ゴスペルな雰囲気も伺わせる「Pass Me Over」や、Aliciaの「If I Ain't Got You」以来聴いたソウル炸裂3拍子3連符トラックの「Change Your World」なんて、本当に正座して聞かないといけないような素晴らしさ。続く「Never Lover Gone」の高音を歌うAnthonyになんか、鳥肌が立ってしまう。個人的にもとても好きな1曲だ。ありえないぐらいシンプルなサビのフレーズなのに、どっぷりはまってしまう。

 心が揺さぶられるというのはこういうことだと実感させられる、感動的なソウルアルバムと仕上がっています。
 Jamie FoxxやJohn LegendがHip-Hop的なテイストを取り入れたソウルR&Bで成功を収めているのを気にもせず、こうして古典的ソフルクラッシックを行くAnthonyは素晴らしい……。
 これは、「持っていないとおかしい」ぐらいの、一生の1枚です。
 国内盤も1月25日発売なので、是非チェックを。
 ちなみにこのCD、輸入版はLPを模したつくりになっていて、表も裏も黒なのですが(笑)、国内盤では実現するのでしょうか? またここら辺にも彼の音楽に対する姿勢が窺い知れて好きだなぁ…。


Anthony Hamilton オフィシャルサイト

「Can't Let Go」を試聴する(WMP)。

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