SOULTRAIN

「SOULTRAIN」 n. 名詞 : 魂列車

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by pilot-fish since 2005.09.13.

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2006.08.05 Sat
 全英で04年アルバムチャート堂々の2位を飾ったKeaneのセカンドアルバムがついに完成。Keaneの「Under the Iron Sea」。(最初「アイロン」って読んじゃいましたけれど、「アイアン」です(笑))



 前作はRockと言うよりもPopだと感じたからカテゴリィを「Pop」扱いにしたのですが、今回はAlternativeゆえの「Other」扱いですね(笑)。またサウンドが一転。まるで違うバンドのアルバムになってしまいました。
 さて、04年の全英アルバムチャートで1位のScissors Sistersに僅か500枚差と言う僅差で敗れたものの、2位と言う堂々のデビューを飾ったKeane。ピアノとドラムとヴォーカルだけ。とてもシンプルな構成ゆえにパンチの効いたバンドで、その寂寥感のある郷愁を含有したデビューアルバムの「Hopes and Fears」はとても良いアルバムでした。
 そんな彼らが満を期して放つセカンドアルバム。…どんなのになるかな、と思っていたけれど、もうサウンドが全然ちがくて、リードシングルの「Is It Any Wonder ?」を初めて聴いたときには「ついにKeaneもギターを使うようになってしまったか」とはやとちりしたもの(実はエフェクタを通したキーボードなんですけれどね)。
 なんていうか、とてもオルタナティヴで、もう全然違うバンドなんですよね。「同じアルバムを作りたくない」ってメイキングDVDで語っていましたが、あまりの変わりようにびっくりですよ(苦笑)。うーん、正直、前作が好きだった僕には「駄目」な1枚。あのKeaneっぽい"良さ"が完全にどっか行ってしまっている気がします。
 けれど、相変らずイギリスでは初登場1位と受け入れられているみたいだし、むしろ今回のアルバムの方がイギリス受けは良さそうだな、と言う印象。このアルバムがツボな人は1stも聞けることでしょう。そして、これだけ斬新にサウンドを転換できるKeaneというバンドの将来性にも期待できますね。
 賛否両論の分かれるアルバムですが、きっと今の僕には受け入れられないだけで、いつかツボに入るときが来そうな気がします。サウンドへの凝りようはハンパじゃないですし。 
 ちなみにこのアルバム、レビューが発売からかなり遅れていますが、それも限定盤の国内盤が発売されるのを待っていたため。この限定盤は"買い"ですよ。まるで本のような特殊デザインがすごい素敵だし、DVDにはメイキングからPVからデモ音源(アルバム全曲分)まで収録されていて、かなりのボリュームです。国内盤は2500枚限定とGorillazもびっくりの少量だそうなので、気になる人は今すぐ買ったほうが良いですよ。

 リードシングル「Is It Any Wonder ?」。
 イントロから「ええ?? これ、ギター!?」と前作からのファンには度肝を抜かされる展開ですが、これはキーボードにエフェクタを通したもの。もうギターと寸分の違いも無いサウンドで、キーボードでここまでいけるか、と驚き。これにはいきなりびっくりですね。
 率直に書くと、曲は最低です(笑)。アルバムで一番の駄作をまたリードシングルに持ってきたもんだ…(苦笑)。気の抜けたフックの八分音符が最悪。ズンドコした、鈍足のカメのような曲です。
 がしかし、メロディーではなく、サウンドの聴き応えが抜群。付録DVDでデモ版も聞いたのですが、デモから正規版へとサウンドが仕上がっていくさまがすごいですね。「3人と言うのはノイズを作るのに充分な人数だよ」……と言うのは前作でTomが語った言葉ですが、それを正しく有言実行しています。基本的にはバックのサウンドはキーボードだけだからすごい。ここまでキーボードのサウンドにこだわって、重圧なサウンドを作っているバンドもそうそうないのではないでしょうか(DVDでのエフェクトを掛ける映像は必見です)。「3人しか居ないから物理的に限界がある」と語っていましたが、それを凌駕している感じがします。
 アルバムも全体としてとても面白いサウンドに仕上がっていて、前作がすごいきっちりとしてアルバムだったのに対して、今回はとことん遊んで、崩して、オルタナティヴな雰囲気。
 プロモシングルの「Atrantic」のこのアンニュイさはKeaneじゃないと表現出来ないでしょうね(あとはColdplayぐらい?(笑))。音がとても"深い"。これをアルバムの冒頭に持ってきたのはとても正解だと思います。「前作と打って変わったサウンド」と言っていますが、1stの延長のような「Nothing in My Way」という曲もあるし(と言うかこの曲が作られたのが1stアルバムのツアー中だからなのでしょうが)、オルガンの"揺らぎ"がKeaneと見事にマッチしている「Hamburg Song」、Bjorkのアルバムでも聴いているかのようなイントロが印象的な「A Bad Dream」(ちなみに曲が始まると何故か途端にスガシカオっぽく聞こえます(笑))、健在の美メロ炸裂である「Crystal Ball」などなど、魅力的な曲が詰まっています。
 前作を聴いたとき、シンプルでいいけれど、どれもコード進行が単純すぎるし、「セカンドアルバムを作るのが大変そうだな」と危惧していたのですが、個人的に期待していたのとは全然別な方向に進んでしまっただけで、Keaneというバンド的には大いに意味のある前進をしているといえるでしょう。でも、どれもたしかにいいと思うんだけれど、個人的には「No」です(笑)。…うーん、前作がやっぱり好きなのかな…。

 このアルバムでの彼らのサウンドの凝りようは必見です。(特に音楽をやっている人は)
 こうして1st~2ndでここまで斬新なサウンドの転換を見せられると、3rdがまた全然違う方向へと向かうんじゃないかとドキドキ・ハラハラ、ビルボードのシングルチャートに英国バンドとしてビートルズ以来に初登場ランクインと騒がれた某バンドなんかとは違って、バンドとしての可能性にとても期待が持てます。
 なんか自分でもこのアルバムが良いのか良くないのか全然分からないのですが、とにかく聴いてみてください(笑)。


Keane オフィシャルサイト

□ Video 「Is It Any Wonder ? (Live)」をフル試聴する(YouTube)。

□ Video 「Atlantic」をフル試聴する(YouTube)。

□ Audio 「Crystal Ball」をフル試聴する(YouTube)。

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