SOULTRAIN

「SOULTRAIN」 n. 名詞 : 魂列車

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今日は何位になっているのでしょうか。

by pilot-fish since 2005.09.13.

2007.04.07 Sat
 なんとも豪華でクールなコンピ! 映画「Freedom Writers」のオリジナルサウンドトラック。



 Hilary Swank主演のヒューマンドラマを描いた映画、「Freedom Writers」。ご紹介が遅れましたが、このサントラがまた豪華なことになっています。加えて、will.i.am.のプロデュースによるCommonの新曲が収録されていると言うのも豪華。移転する前の「SOULTRAIN」で「Coll Common Collected」を紹介したときにsappaさんにコメントで教えていただいたのですが、これが本当にカッコイイ曲で。個人的に、Commonが大好きなので興奮してしまいました。
 さて、アルバムにはTailb Kweli、Jeannie Ortega、2Pacwill.i.am.などの楽曲が収録。映画のストーリーからはにわかに想像できませんが、音楽はHip-Hopにまとめられているようです。しかしこれがソウルフルな楽曲で統一されていて、なんとも渋い。ソウルなHip-Hopが好きな方には垂涎の一枚でしょう。
 また、このアルバムではプロデューサ・will.i.am.としての成長振りが窺えます。BEP以外にもPCDFergieに始まり、最近ではGame、Nas、Rihannaなど、手広くプロデュース業も展開しているwill.i.am.。アルバムの後半にはMark Ishamの手による映画音楽が収録されていますが、それに1曲willも参加しているし、何より、Commonのプロデュース曲が凄いです。
 初心者にもオススメできて、なおかつHip-Hop Soulが好きな人は聞き逃せない一枚です。

 Common feat. will.i.am.による「A Dream」。
 今までのCommon楽曲の中で、一番渋い。1発で聞き惚れるパワーのある曲です。
 イントロから、サンプリングのストリングスと、オルガン系のキーボードが切なくもいい味を出しています。フックは、will.i.am.が歌っているのですが、彼がこんな歌を歌えるのか、と驚き。
 懐かしいようなサウンドを多用しながらもとてもキレがあって、Commonのラップも良いですね。Commonの声のトーンととてもマッチしたバックトラックです。
 また、フックでは、Martin Luther King Jr.(キング牧師)の演説をサンプリングするという大胆な手法を使っていて(演説サンプリングの曲を聴いたのって坂本龍一の「1919」以来笑)、黒人解放運動の有名な演説を使っているだけに"外せない"というプレッシャーもあったでしょうが、神懸かり的に美しくまとまっています。
 切々とした曲の中にCommonとwill.i.am.の力強いメッセージを感じられて、この曲には本当に胸が動かされます。この一曲のためだけにアルバムを買う価値があるでしょう。インタヴューで、この曲のことを「永遠に残る曲だ」、とCommon自身言っているけれど、その通りだと感じさせる一曲です。
 サントラというより、1つのアルバムとしても充分に楽しめて、Talibは元より、2Pacの名曲「Keep Ya Head Up」まで入っていますからね…(いつ聞いてもこの曲は良いなぁ)。前述の通り、ソウルに通じるHip-Hop楽曲でトーンが統一されていて、とてもオシャレな曲が多いです。
 また、後半にはwill.i.am.のソロ楽曲が収録されていますが、アコギの切ないメインリフが素敵な「Colors」、遊び気味でギターの揺らぎが楽しい「Bus Ride」など、BEPでは見られない彼の一面が窺えます。また、映画音楽の「Riots」のサンプリングの仕方が半端じゃなくレベルが高い。これも必聴です。

 昨年から発売延期になったままのCommonのニューアルバムが気になるところですが、こんな素晴らしい曲を聞くと、俄然期待が高まってしまいます。
 今年はBEPも5thアルバムを発売する予定だとのことで、こちらも楽しみですね。


Freedom Writers オフィシャルサイト
Common / Cool Common Collected : A Fine Collection of Remixes and Rarities
Common / Be
The Black Eyed Peas / Renegotiations : The Remixies

Common feat. will.i.am. / A Dream


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2007.04.06 Fri
 恐らく、今一番ヒットしているティーン女性ソロシンガーのRihannaが、早くも3rdアルバムをリリース。Rihannaの「Good Girl Gone Bad」。

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 思えば、デビューアルバムの「Music of the Sun」が発売されたのが05年の夏の終わり。「Pon De Replay」が大ヒットを遂げて、期待の新人と言われていたRihannaですが、翌06年の5月にはわずか半年で2ndアルバム「A Girl Like Me」をリリース。こちらのアルバムからも「S.O.S.(Rescue Me)」や「Unfaithful」などのヒット曲が出ましたが、それからまた1年と経たずに3rdアルバムのリリースが決定。
 契約のときも、Jay-Zが1発サインしたことで「シンデレラ・ガール」などと言われましたが、その躍進振りもまさにそのもの。アイドルのティーン女性ソロシンガーではそのセールスでもリリーススピードでも群を抜いています。デビュー当時はCiaraJoJoChristina Milian、Ashlee Simpson(笑)など比較されましたが、既に頭1つ飛びぬけていますね。Def Jamのプッシュっぷりも凄く、それゆえかJay-Zとの不倫疑惑なんていう凄いゴシップも飛び出しているRihanna(笑)。さすがポストBeyonceと言われるだけはある?笑
 ついこの間2ndが出たばかり、と言う印象があるだけに、あまりのリリース速度には些か疑問。また、1stが彼女のカリブ出身と言うパーソナリティに重きを置いたラテンテイストでまとめられたアルバムだったのに、2ndではラテンはラテンでもSean Paulをフューチャーしたり"売れ線"を意識したつくりで、アルバムもがくんとポップなものに成り下がった印象。さらに今回のリードシングル「Umbrella」も露骨にセールスを意識したつくりで、レーベルに踊らされている印象を受けます。…移り変わりの激しい音楽界だけに、アイドルとして生き残りをかけるのも大変なのでしょうが…。
 そんなRihannaの今回のアルバムは、BEPのwill.i.am.や06年に再び黄金期を迎えたTimbalandをプロデューサーとして迎え、レーベルメイトのNe-Yoのペンによる作品や、Jay-Zが客演参加など、豪華なメンツがずらっと揃っています。
 このままひたすら流行を追いかけるアイドルとなるのか、歌手として磨きをかけるか、正念場と言える一枚。

 リードシングル「Umbrella」。
 「こんな曲を私が歌うとはリスナーは思っていないはずだわ」、とインタヴューで答えている通り、今までのRihannaにはないキーボードの目立つ1曲。デビューシングルの「Pon De Replay」もキーボードとドラムだけの曲でしたが、あれはリズムありきの曲だったので、実際ここまで大胆にキーボードを使った曲は初めて。ちなみに、原曲を聞いたことは無いのですが、Victoria Beckhamのカヴァー(Spice Girls時代の曲かな?)。
 …ただ、それがOmarionの「Ice Box」を彷彿とさせるような、Timbaお得意のキーボードサウンド。まだクレディットが判明しないので、この曲がTimbaの手によるものなのか否かは判然としませんが、なんにしても些か「二番煎じ」的な印象が…。「Pon De Replay」のかっこよくも鮮烈すぎるデビューがそんな「期待はずれ」感を抱かせるのか…。
 とは言え、音はすごいとんがっていて、客演しているJay-Zもお見事。リフのインパクトは強烈で、こういうとんがったキーボードは歌手が音に負けてしまうことがあるけれど、Rihannaは見事に歌いきっていますね。感想で「Umbrella、ella、ella」と繰り返すところなんかはさすが。
 また、収録されるかは未定ですが、Pussycat DollsのNicoleと共演した「Winning Women」でもキーボードとパーカッションの激しいサウンドを展開。これはこの2人で歌うよりも、Nelly Furtadoが歌った方がしっくりくる気がしますが…(笑)。Sean Garrettのプロデュースですが、サウンドは完全にTimbalandで、Aメロのキーボードのリフが癖になる1曲。また、フックでさらに被さるキーボードによって浮遊感溢れる展開となっていて、ほとんどRapに近い歌い方を2人にも注目です。
 Ne-Yoのペンによる「Just Be Happy」では、そこはかとなくラテンテイストなギターサウンドの映える1曲。いまいちNe-Yoが書いたとピンと来ないのですが、「Unfaithful」にしろ、Ne-YoはRihannaで自分の新たなサウンドを試してる気がしてならない(笑)。聞いているだけで暑くなるようなテイストで、フックはエフェクトしたギターとの絡みが絶妙。こういう暖かいテイストを歌うRihannaも新鮮です。

 アルバムが売れ線狙いのゴテゴテした統一感にならないものになりそうな気がしてならないのですが、ただ、彼女の歌唱力が卓越していることは改めて実感させられます。
 これまたヒットとなりそうですね。


Rihanna オフィシャルサイト
Rihanna / The Music of the Sun
Rihanna / A Girl Like Me


Rihanna feat. Jay-Z 「Umbrella」


Rihanna 「Just Be Happy」


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2007.04.05 Thu
 1000万枚を越えるセールスを記録した前作「Mateora」から実に4年以上の歳月を経て、Linkin Parkが3rdアルバムをリリース。Linkin Parkの「Minutes to Midnight」。



 デビューアルバムの「Hybrid Theory」が全世界で1,500万枚のセールスを記録し、01年の全米アルバム年間チャート1位を獲得。グラミーも受賞し、続く03年の「Meteora」も全世界で1,00万枚越のせールスを記録。ミクスチャー、そしてロックの"顔"として名高いLinkin Parkですが、待望の3rdアルバムをリリース。
 2nd発売以降、オリジナルアルバムのリリースの話題はなかなか出ませんでしたが、ライヴアルバムの「Live In Texas」、そしてHip-Hop界の大御所であるJay-ZとMTVの企画で実現したMush-Upアルバム「Collision Course」をリリース。また、「Collision Course」からのシングル「Numb / Encore」でグラミーを受賞した回のグラミーパフォーマンスでは、かのThe BeatlesのPaul McCartneyと、Jay-Zと共に「Yesterday」をコラボレーションして話題になったりしました。また、メンバーのMC、Mike ShinodaがFort Minorとしてソロアルバム「The Rising Tied」をリリース。シングルの「Where'd You Go」はLinkin Prakとしても成しえなかったR&Rシングルチャート2位を獲得。
 そんなこんなで、既に「Meteora」から4年もの歳月が経っているとは感じさせません。それは前述のような理由は元より、Linkin Parkのサウンドのインパクトの強さも一因のように思えます。また、幾つかのミックス音源が流失したり、「Qwerty」と言う曲がネットリークされていたので、てっきり今回も「Meteora」版「Reanimation」の発売が先立つと勝手に思っていました。
 さて、そんな彼らが放つ3rdアルバムですが、アルバムジャケットがいつもと雰囲気が違い、まず「んん?」と感じさせます。これはこれで渋いけれど、Linkin独特のアートワークも期待していたような…。プロデューサーにはRick Rubinと、当然Mike Shinodaが参加(当然と言い切る理由は後述)。サウンドはどちらかと言うとギターがんがん系らしく、既に「Linkin Park至上最高傑作」と批評家達の間では話題とのことで、これには楽しみ。
 07年のロックシーンに於いて重要な一枚となることは請け合いのアルバムとなりそうです。

 リードシングル、「What I've Done」。
 イントロを聞いただけで、Linkin Parkだとすぐに気付くピアノのリフと重めのギター、それに打ち込みのドラムと、曲調としては「Breaking the Habit」を彷彿とさせるようなつくり。(ピアノのメインリフの刻み方が似ているせいもありますが)
 前作「Meteora」からのラストシングル(と書くと語弊がある?)の「Breaking the Habit」では、ラップなしのシングルとして話題となりましたが、今回の曲もMCは一切なしです。ちなみにこの曲は、本作「Minutes to Midnight」収録曲のうち、一番最後に書かれたとのこと。
 ただ、Mike Shinodaのソロプロジェクト、Fort Minorのアルバムを聞いて、Linkin Parkサウンドは殆どMike一人の手で作られていることがわかったので、最初は「LinkinみたいなバンドにわざわざMCを入れなくても…」と思っていたけれど、今回は逆に些か残念にも感じます。Rapアルバムと言うことでFort Minorのアルバムを聞いていない方がいたら、是非視聴することをオススメ。MikeがLinkinサウンドをどれだけ一人で作っていることがわかるアルバムです。
 閑話休題。そんな「Breaking the Habit」を彷彿とさせる出だしですが、Bridgeのコード進行やDJのスクラッチなどもLinkinのお得意で、聞いていて安心するようなつくり。ただ、慥かにサウンドは変わっているな、と感じさせます。Linkinにしてはこの曲のテンポが遅め&刻みが細かくない、と言うのもあるのでしょう。
 フックはChesterのヴォーカルで一気に聞かせるパワーがありますが、いまいちピンと来ないのは僕だけ?笑 ただ、PVを見れば分かるように歌詞のメッセージ性が強いです(ただこれも「Breaking the Habit」と似ている気がするのですが…)。インタヴューでも、「バンドのサウンドが変わったこと」を提示する方法として「かつての自分達にさよならを言う」歌詞になっています。端的に言うと、自分と対峙し(face myself)、許容する(forgive what I've done)、と言う感じで、力強いメッセージが感じられます。
 まだこの曲しか聴けていませんが、今の所は可も不可もなく、と言った印象…。正直、前述のようにぴんとこなかったのも事実。既に1st〜Remix〜2nd〜Mush-Up〜Fort Minorと言う過程を経て、Linkinの持ちうるサウンドも聞きつくしてしまったような印象もあるだけに、売れるだろうけれど、実際評価の分かれ目となるアルバムでしょう。ただ、評論家達には好評らしいので、期待できます。

 07年のロックはMaroonとLinkinのセールス合戦になりそうですね(笑)。(…ただ、ひとくくりにロックと言っても、MaroonとLinkinじゃ全然サウンドが違いますが…Maroonはポップだと個人的に思うし)
 色んな意味で注目の一枚です。


Linkin Park オフィシャルサイト
Linkin Park / Meteora
Jay-Z + Linkin Park / Collision Course
Fort Minor / The Rising Tied

Linkin Park 「What I've Done」



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